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第一話 引きこもり少女の日常
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単刀直入に言おう。私、「秋雨 実」は重度の引きこもりだ。
家からは一歩も出ず、一日中ゲームかネット、読書で時間をつぶしている。
もちろん学校には行っていない。
……というより、この年だと義務教育の期間は過ぎてるので、世間一般ではニート扱いだろう。
朝、私は床から起き上がるとすぐにパソコンの画面に向き合う。もはやパソコンに「おはよう」と言っている感じだ。
床で寝ているのは、単純に布団まで向かうのが面倒なだけだ。おかげて老人並みに腰が痛い。
私のゲームの腕前は、少なくとも、ゲームを少しでもやったことがある人は私のことを知らない人はいないぐらいの腕前だ。
課金、課金、課金の繰り返しでゲーム内のお金を大量に購入。起きている時間のほとんどはゲームに費やす。
ゲーム以外のことをするのは、メンテナンスの時以外だろう。それでもパソコンからは目を離さないが。私が今年パソコンから目を離した時なんて、トイレと睡眠を除くと、片手で数えられる数しかない。
ゲームの中に居れば、私は存在意義を示せる。逆に言えば、私は、ゲーム内でしか存在意義を示すことのできない人間なのだ。
こんな私を、愚かな人間などと思う人もいるだろう。そう思いたければ思っていると言い。
別に私は一人でも生きていける。金なら自分で稼いだ。まだ、一生生きていける分には遠いけど、これから稼いでいくから問題ない。
私が学校に行かなくなった時、数週間はクラスの人たちが家に来た。だがその後は一切来なくなった。こんな私に愛想をつかしたのだろう。
ただ一人の少女を除いては。
「実ちゃーん、遊びに行こうよ!」
「いや、今、ネトゲのイベント攻略中。それに、攻略が終わったら、残り六つのゲームをやらないといけないから」
さっきからうるさいこの女の名前は、「神楽 日奈」。
先月ぐらいから家に来ている。
そして毎日私の部屋に入り浸っている。
「まーたゲームばっかやってるの?」
「ゲームやっている方が楽しいし。現実なんてくだらないよ」
「そんななんじゃ将来困るよ?」
「将来の金なら気にするな。今、順調に稼いでいるところだ。今度、株にも手を出してみようと思っているところだ」
「株はやめときなよ」
「トレーダーも立派な職業なんだからな。今の「ニート」というランクが、「ネオニート」にランクアップするんだぞ」
「ニートには変わりないじゃん」
……確かに。
「にしても、実ちゃんはそろそろ学校に行く気になった?」
「学校に行くも何も、もうこの年なんだから「さぁ!学校に行こう!」とか言っていける状況じゃないんだぞ」
それに、学校に行かなくても大丈夫な分の知識はあるつもりだ。
「別に、実ちゃんの頭が悪いってわけじゃないけどさ。流石に高校ぐらいは入っておいた方がいいんじゃないの?」
「あのな。学校に行っている時間帯で、一体いくら稼げると思っているんだ?」
まぁ、その人の能力によって変わるけどな。
少なくとも、私は今月、既に三百万稼いだ。
もちろん悪いことはしていないよ。普通に、会員制のブログ開設したり、個人で塾開設したりしただけだよ。
「塾も、これから全国に展開していくよ」
「その子たちも、よく中卒の少女が経営している塾に入ろうとしたね。その子たちの親の顔が見てみたいよ」
「既に他の塾よりもたくさんの功績を出しているぞ」
「例えば?」
「とある学年最下位レベルの生徒の成績を、学年主席にしたこととか」
「どういうこと⁉」
「ちなみに今の総理大臣、私の塾で私が担当で勉強を教えた生徒だぞ。確かあの時は大学生だったな」
「すごすぎる……」
「というわけで私は今も、これからも学校には行きません。アンダスタン?」
分かってなくても帰れ。
「いや分からないよ⁉ と、とにかく! 今日こそは学校に行く気にさせろって実ちゃんの両親から釘を刺されてるんだよ~!」
そう言いながら、日奈は私の羽織っているパーカーの背中の部分を引っ張る。
「……あのクズ親がか?」
「うん」
「どうせ世間体のためだろ。バカバカしい」
今日までの食費とか生活費、税金とか誰が納めてきてやったと思ってるんだよ。全部私だろうが。
私が居なかったら、アイツら今頃死んでたぞ。そうじゃなくても今頃路上生活だっただろうな。
親の面倒見るのもいい加減にうんざりしてくる。
「はぁ……仕方ない。行けばいいんだろ行けば」
「ホント⁉」
「あぁ。確かに高卒までは持っておいた方がいいからな」
一応、睡眠時間を削れば収入も変わらないだろうしな。今でも睡眠時間かなり少ない方だけど。
それに、あの親の顔を見なくて済む。
「それじゃ行こう!すぐに行こう!」
「行動が早ぇなオイ」
「待て待て。行くとは言ったが今すぐとは言っていない。まず行く高校を決めなければいけないからな」
「あぁ、それなら気にしないで。私がちゃんと決めてあるから」
「どこだ?」
「『天地学園』だよ」
「……は?」
「もう一回言う?」
「いや、分かってるけど。何であそこなんだよ」
天地学園。日本……いや、世界最高峰といわれる学校。
学力・運動神経・人間性、その他全てを兼ね備えたもののみが入学を許される学校である。
「実ちゃん、頭いいんだから入れるでしょ。人間性はダメだけど」
「あばら骨と、頭蓋骨、どっちがいい?」
私は上段廻し蹴りの構えを取る。
「落ち着きなよ。ちなみに私も通ってるんだよ」
「お前がか⁉」
確かコイツ、覚えてる限りだと、中学生の時学年どころか学校最下位レベルの成績だったぞ。テストの点数ももはや、笑えないぐらいだったな。」
「もしかしてそこってあんまり頭良くないのか?」
「いや、いろいろあって入学できた」
……いろいろの部分がものすごく気になるが、何か怖いので問わないでおこう。
「まぁいいか。で、あそこって試験とかあるのか?」
「当たり前だよ……一応、いつでも入学試験はやってるけど。面接はどうだろうね」
「ふーん。とにかく行ってみるか。試験の日程は?」
「三日後だよ」
「よし! それまでゲームするぞ!」
「うんうん。頑張ってね……って違う! 学校は⁉」
「別に、頑張らなくても入れるじゃん。塾の創立者の頭脳舐めないでよ」
「ぐぬぬ……ぐうの音も出ない……」
「今言ったじゃん」
全く……私に何時間パソコンから目を離せって言うんだい? 私の目はもう、パソコンなしじゃ生きていけないんだよ!
「ねぇ、実ちゃん……」
「何だ? 勝手に人のコントローラー持って」
日奈は無駄にたくさんあるゲームのコントローラーのうちの一つを持って、こっちを見つめている
「私もやりたい」
日奈は仲間になりたそうにこっちを見ている!
「……別にいいけど」
「うん!」
ほんと、表情コロコロ変わるな。コ〇コ〇コミックかよ。
……うん、ごめん。全然面白くないよね。今の発言は忘れて。
「じゃあやるか。お前同じチームな」
「うん。……まず、歩き方を教えて。あと射撃の方法も」
「そこからか」
これは、二人の少女が繰り広げる、ただの日常のお話である。
「あーっ!そこ敵いるって!」
「え? どこどこ!?」
結局、開幕落ちしたのは、また別の話。
家からは一歩も出ず、一日中ゲームかネット、読書で時間をつぶしている。
もちろん学校には行っていない。
……というより、この年だと義務教育の期間は過ぎてるので、世間一般ではニート扱いだろう。
朝、私は床から起き上がるとすぐにパソコンの画面に向き合う。もはやパソコンに「おはよう」と言っている感じだ。
床で寝ているのは、単純に布団まで向かうのが面倒なだけだ。おかげて老人並みに腰が痛い。
私のゲームの腕前は、少なくとも、ゲームを少しでもやったことがある人は私のことを知らない人はいないぐらいの腕前だ。
課金、課金、課金の繰り返しでゲーム内のお金を大量に購入。起きている時間のほとんどはゲームに費やす。
ゲーム以外のことをするのは、メンテナンスの時以外だろう。それでもパソコンからは目を離さないが。私が今年パソコンから目を離した時なんて、トイレと睡眠を除くと、片手で数えられる数しかない。
ゲームの中に居れば、私は存在意義を示せる。逆に言えば、私は、ゲーム内でしか存在意義を示すことのできない人間なのだ。
こんな私を、愚かな人間などと思う人もいるだろう。そう思いたければ思っていると言い。
別に私は一人でも生きていける。金なら自分で稼いだ。まだ、一生生きていける分には遠いけど、これから稼いでいくから問題ない。
私が学校に行かなくなった時、数週間はクラスの人たちが家に来た。だがその後は一切来なくなった。こんな私に愛想をつかしたのだろう。
ただ一人の少女を除いては。
「実ちゃーん、遊びに行こうよ!」
「いや、今、ネトゲのイベント攻略中。それに、攻略が終わったら、残り六つのゲームをやらないといけないから」
さっきからうるさいこの女の名前は、「神楽 日奈」。
先月ぐらいから家に来ている。
そして毎日私の部屋に入り浸っている。
「まーたゲームばっかやってるの?」
「ゲームやっている方が楽しいし。現実なんてくだらないよ」
「そんななんじゃ将来困るよ?」
「将来の金なら気にするな。今、順調に稼いでいるところだ。今度、株にも手を出してみようと思っているところだ」
「株はやめときなよ」
「トレーダーも立派な職業なんだからな。今の「ニート」というランクが、「ネオニート」にランクアップするんだぞ」
「ニートには変わりないじゃん」
……確かに。
「にしても、実ちゃんはそろそろ学校に行く気になった?」
「学校に行くも何も、もうこの年なんだから「さぁ!学校に行こう!」とか言っていける状況じゃないんだぞ」
それに、学校に行かなくても大丈夫な分の知識はあるつもりだ。
「別に、実ちゃんの頭が悪いってわけじゃないけどさ。流石に高校ぐらいは入っておいた方がいいんじゃないの?」
「あのな。学校に行っている時間帯で、一体いくら稼げると思っているんだ?」
まぁ、その人の能力によって変わるけどな。
少なくとも、私は今月、既に三百万稼いだ。
もちろん悪いことはしていないよ。普通に、会員制のブログ開設したり、個人で塾開設したりしただけだよ。
「塾も、これから全国に展開していくよ」
「その子たちも、よく中卒の少女が経営している塾に入ろうとしたね。その子たちの親の顔が見てみたいよ」
「既に他の塾よりもたくさんの功績を出しているぞ」
「例えば?」
「とある学年最下位レベルの生徒の成績を、学年主席にしたこととか」
「どういうこと⁉」
「ちなみに今の総理大臣、私の塾で私が担当で勉強を教えた生徒だぞ。確かあの時は大学生だったな」
「すごすぎる……」
「というわけで私は今も、これからも学校には行きません。アンダスタン?」
分かってなくても帰れ。
「いや分からないよ⁉ と、とにかく! 今日こそは学校に行く気にさせろって実ちゃんの両親から釘を刺されてるんだよ~!」
そう言いながら、日奈は私の羽織っているパーカーの背中の部分を引っ張る。
「……あのクズ親がか?」
「うん」
「どうせ世間体のためだろ。バカバカしい」
今日までの食費とか生活費、税金とか誰が納めてきてやったと思ってるんだよ。全部私だろうが。
私が居なかったら、アイツら今頃死んでたぞ。そうじゃなくても今頃路上生活だっただろうな。
親の面倒見るのもいい加減にうんざりしてくる。
「はぁ……仕方ない。行けばいいんだろ行けば」
「ホント⁉」
「あぁ。確かに高卒までは持っておいた方がいいからな」
一応、睡眠時間を削れば収入も変わらないだろうしな。今でも睡眠時間かなり少ない方だけど。
それに、あの親の顔を見なくて済む。
「それじゃ行こう!すぐに行こう!」
「行動が早ぇなオイ」
「待て待て。行くとは言ったが今すぐとは言っていない。まず行く高校を決めなければいけないからな」
「あぁ、それなら気にしないで。私がちゃんと決めてあるから」
「どこだ?」
「『天地学園』だよ」
「……は?」
「もう一回言う?」
「いや、分かってるけど。何であそこなんだよ」
天地学園。日本……いや、世界最高峰といわれる学校。
学力・運動神経・人間性、その他全てを兼ね備えたもののみが入学を許される学校である。
「実ちゃん、頭いいんだから入れるでしょ。人間性はダメだけど」
「あばら骨と、頭蓋骨、どっちがいい?」
私は上段廻し蹴りの構えを取る。
「落ち着きなよ。ちなみに私も通ってるんだよ」
「お前がか⁉」
確かコイツ、覚えてる限りだと、中学生の時学年どころか学校最下位レベルの成績だったぞ。テストの点数ももはや、笑えないぐらいだったな。」
「もしかしてそこってあんまり頭良くないのか?」
「いや、いろいろあって入学できた」
……いろいろの部分がものすごく気になるが、何か怖いので問わないでおこう。
「まぁいいか。で、あそこって試験とかあるのか?」
「当たり前だよ……一応、いつでも入学試験はやってるけど。面接はどうだろうね」
「ふーん。とにかく行ってみるか。試験の日程は?」
「三日後だよ」
「よし! それまでゲームするぞ!」
「うんうん。頑張ってね……って違う! 学校は⁉」
「別に、頑張らなくても入れるじゃん。塾の創立者の頭脳舐めないでよ」
「ぐぬぬ……ぐうの音も出ない……」
「今言ったじゃん」
全く……私に何時間パソコンから目を離せって言うんだい? 私の目はもう、パソコンなしじゃ生きていけないんだよ!
「ねぇ、実ちゃん……」
「何だ? 勝手に人のコントローラー持って」
日奈は無駄にたくさんあるゲームのコントローラーのうちの一つを持って、こっちを見つめている
「私もやりたい」
日奈は仲間になりたそうにこっちを見ている!
「……別にいいけど」
「うん!」
ほんと、表情コロコロ変わるな。コ〇コ〇コミックかよ。
……うん、ごめん。全然面白くないよね。今の発言は忘れて。
「じゃあやるか。お前同じチームな」
「うん。……まず、歩き方を教えて。あと射撃の方法も」
「そこからか」
これは、二人の少女が繰り広げる、ただの日常のお話である。
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