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~ギルド~ 新しい世界でも働かなきゃ!

よろしくお願いします。

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 「それじゃ、簡単に説明させてもらおうかね。

あの行き遅れの紹介だからねぇ…、一泊朝夜の食事付きで2000ってとこでどうだい?。」

アレナさんはそう言った。正直この世界の標準的な宿代、食事代なんぞわかっちゃいない。ここは申し出を素直に受けておこう。

俺は何か聞いてはいけない事も聞こえた気がするが、それも気のせいということにして「よろしくお願いします。」と言った。俺はなにも聞いてない。

簡単に宿の説明を聞きながら部屋に向かう。食堂、トイレ、浴場等は全て共同で1階にあるらしい。

2階は客室とアレナさん家族の住居。客室は10部屋で、そのうち8部屋は使われていてちょうど2部屋空いていたらしい。

泊まらせてもらう部屋に向かっている途中、あやめさんが「アヤナさんとはどんなご関係で…?。」と聞いていたが、関わったらまずいと思ったので知らないふりをした。俺はなにも聞いてない。




もう夕飯時ということで、俺たちは食堂に通された。いいにおいの立ち込める食堂の厨房には


なんかデッカイ男が料理してました。俺が178センチ、トゲハゲが185センチ位だから…あれは2メートル近いな、デカイ。厨房すごい狭そう。

「あれ、うちの旦那。」

とアレナさんは言った。

マジか、アレナさんの見た目はあれ(旦那)とは正反対。150センチ無さそうな背の高さ。ロリ好き垂涎な見かけだ。この世界も色々とあるんだろうなぁ…。俺は、

「旦那さんは熊かなんかの獣人なんですか?。」

と話をふってみたところ、返ってきた返事は思ったものより大分違ったものだった。

「あれは一応、人族だよ、でかいけど。

獣人なのは私のほうだね。」

へっ?と呆けた顔でアレナさんを見る。

「獣人と関わったこと無いのかい?。私ら獣人は、耳と尾が出てたりするんだけど、大人になると自由に隠したりすることが出来るんだよ。」

そう言いながらアレナさんは耳と尾を出した。これは…ケモスキーには重要な案件だな。俺はどうでもいいけど。

そう思いながら耳を触らせてもらっているあやめさんを見ていた。別に羨ましくなんてないよ?。




夕飯は酢豚と中華粥だった。旨かったよ、やるな旦那さんよ。あてがわれた部屋に戻った俺は少し窓を開けタバコを吸っていた。

すると、トントンとノックの音。こんな時間に誰だろね?
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