巻き込まれて気づけば異世界 ～その配達員器用貧乏にて～

～スタート～ セカイノハザマから異世界へ

異世界で始まる説明回～能力編～

 「それでは、早々ですまないが能力の確認をしてもらう。

詳しいことは、このハヤシュから伝える。」


王様がそう言うとローブ姿の人が前に進み出た。


「え～、私 今紹介にございましたハヤシュと申します。宮廷鑑定士をしております。

突然ではございますが、これから皆様の能力を此方で鑑定させていただきます。

まずは皆様、自分で自分の能力を確認してしてください。

この世界は全ての人が≪自能力確認≫と言う、自分の能力を確認する技能がございます。

この能力を使用していただくと、

生命力、精神力、力、魔力、体力、器用、速さ、精神、運

という身体能力がＳからＦで、≪技能≫と呼ばれているものがＣからＳで表されます。」


ふ～ん、この世界もアルファベットってあるんだなぁ。


「このＳからＦなんですが、能力の大体の値や技能の習熟を示すものになっております。

Ｆは一般的子供位ほどの力

Ｅは大人と子供の間くらいの力

Ｄは一般の大人くらいの力

Ｃは訓練した大人くらいの力、下級技能

Ｂは一般的冒険者くらい力、中級技能

Ａは上級冒険者のくらい力、上級技能

Ｓは最上級冒険者くらいの力、最上位技能


といった風に分けられております。

簡単に言ってしまえば、Ｆが弱く、Sが強いという感じです。



≪自能力確認≫や私の持つ技能≪他者能力鑑定≫によりこれを視る事ができるのです。 」
  

あー、なるほど。よくあるお話になってきましたね。



「その他には、職業と得意属性、称号という項目があるはずです。

職業と得意属性は皆様まだ、空白でしょう。これから自分に合った職を目指していただきたいと思います。



「重要なのはこちらの称号の方ですね。皆様には

≪異世界より呼ばれし者≫

と、いうものがついているはずです。


この称号のおかげで皆様の能力ランクは普通の人より高くなっているはずです。


それでは皆様≪自能力確認≫をしてみてください。」




説明乙。 それじゃ、やな予感しかしないけどやってみますか。