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~スタート~ セカイノハザマから異世界へ
「ここは、ファストゲイルのしろだ。」
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声のした方を見ると、俺たちが立つ所より1段高い場所からこちらを見ている人がいる。
明らかに偉そう。だって何かピカピカしたマントに、王冠なんかかぶってるもんよ。 「ルネッサ…」とか言いそうなヒゲもはやしちゃってさ。
その横にはフード付ローブって言うのかな?顔が見えない人が両脇に立っていた。
学生たちはそれどころではない。先ほど神様から「異世界に呼ばれちゃったよ。」なんて、説明されても納得するわけないもんな。
慌てふためく人
悲鳴をあげて倒れる人
泣き崩れる人
意外と冷静に周りを見渡す人
ニヤニヤとしている奴(こんなんは奴扱いでいいと思った。)
もう、てんやわんやですな。さて、この状況をあの偉そうな人はどうするのでしょうかね?
「静まれいっ!!!。」
はい、一喝でした。
しかしこの一喝、妙に力強く騒ぎたてていた学生たちはあっという間におとなしくなった。
〈鑑定解析発動 今のは≪王族の権威≫です。〉
はい、お偉いさんの技能でしたー。
ってか俺の技能勝手に発動したーっ!
俺は何事も無かったかのように振る舞いながら、お偉いさんの方を見る。
「我輩はこの国≪ファストゲイル≫の王、ゲイルと言う。
この度、そなたらを呼び寄せるよう指示したものだ。」
うむ、超偉そう。
「そなたらには大変申し訳ないとは思うが、この国を守って貰いたいが為に召喚させてもらった。」
王様がそう言うと、また、何名かの女子が泣き始めた。
そりゃそうだ、まだ親のもとで守られながら暮らしてきたものを無理矢理引っ張ってきちゃってんだもの。
「もちろんそなたたちの生活は、我々がしっかりと整える。この度呼び寄せた30名の者たちは望む生活環境を約束しよう。」
はい、来ました。30名だってよ。俺は目だけを動かしながら人数を数える。
うむ、32人いるな。神様ンが言った通り、俺とあの教員は巻き込まれてんだな。
「王様、全部で32人いるようです…。」
お、むこうの人たちも気がついたようだ。
「今から能力確認をするんだ。誰が違うのかはすぐわかるだろう。」
明らかに偉そう。だって何かピカピカしたマントに、王冠なんかかぶってるもんよ。 「ルネッサ…」とか言いそうなヒゲもはやしちゃってさ。
その横にはフード付ローブって言うのかな?顔が見えない人が両脇に立っていた。
学生たちはそれどころではない。先ほど神様から「異世界に呼ばれちゃったよ。」なんて、説明されても納得するわけないもんな。
慌てふためく人
悲鳴をあげて倒れる人
泣き崩れる人
意外と冷静に周りを見渡す人
ニヤニヤとしている奴(こんなんは奴扱いでいいと思った。)
もう、てんやわんやですな。さて、この状況をあの偉そうな人はどうするのでしょうかね?
「静まれいっ!!!。」
はい、一喝でした。
しかしこの一喝、妙に力強く騒ぎたてていた学生たちはあっという間におとなしくなった。
〈鑑定解析発動 今のは≪王族の権威≫です。〉
はい、お偉いさんの技能でしたー。
ってか俺の技能勝手に発動したーっ!
俺は何事も無かったかのように振る舞いながら、お偉いさんの方を見る。
「我輩はこの国≪ファストゲイル≫の王、ゲイルと言う。
この度、そなたらを呼び寄せるよう指示したものだ。」
うむ、超偉そう。
「そなたらには大変申し訳ないとは思うが、この国を守って貰いたいが為に召喚させてもらった。」
王様がそう言うと、また、何名かの女子が泣き始めた。
そりゃそうだ、まだ親のもとで守られながら暮らしてきたものを無理矢理引っ張ってきちゃってんだもの。
「もちろんそなたたちの生活は、我々がしっかりと整える。この度呼び寄せた30名の者たちは望む生活環境を約束しよう。」
はい、来ました。30名だってよ。俺は目だけを動かしながら人数を数える。
うむ、32人いるな。神様ンが言った通り、俺とあの教員は巻き込まれてんだな。
「王様、全部で32人いるようです…。」
お、むこうの人たちも気がついたようだ。
「今から能力確認をするんだ。誰が違うのかはすぐわかるだろう。」
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