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~プロローグ~ もとの世界からセカイノハザマへ
セカイノハザマアゲイン(読みづらい)
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目の前が見えるようになってきた…
しかし、見えたのは先ほどの教室だった。
あれ~?。異世界に送られるんじゃないの?
よく見たら教卓横に座っていた教員もまだ残されていた。
神様が手招きをしている。気がつくと体が動くようになっていた。どうやら教卓前の席に座るように指示しているようだ。
指示を拒否したところで何もいいことは無いと思った俺はおとなしく席に座る。教員もおとなしく指示に従い席に座るようだ。
「はい、お2人には残っていただいていますが、それには理由があるんです。」
神様はそう言った。なるほどね、一応理由のある居残りだったわけだ。
「まず、そちらの女先生。貴女はこれからあの子供たちの指導に邪魔な存在となるはず。
だから、召喚先の城から追い出されると思いますよ。」
「え?」
おや、声が出るようになったようだぞ。
「簡単に説明するとね、むこうの世界はだいたい18歳位まで能力が上がりやすいんだよ。
だから、彼らは呼ばれてから暫くは訓練なんかをさせられるはずなんだ。
けど、先生はさんじゅ…ゲフッ、ゲフン。 18歳以上だから能力の上昇は見込めない。だから早めに見放されることが予想されるね。」
「…それは、むこうで生きる後ろ楯は無いと言うことでよろしいのでしょうか?。」
おー…。意外にしっかりと考えてるんだな。
「ちなみに、そちらのオッチャンも同じ扱いだと思うよ。」
ですよねー。
「なので、お2人はもう少し能力を上げておいてあげますよ。
ついでに若返りで20歳位まで若返らせておきますよ。やったね!」
思わず俺は手を挙げていた。
「はい、オッチャン。何か質問?」
「あ、はい。何だかめっちゃ優遇されてるんですけど、何か理由があるんですか?。」
「あー、それね。実はお2人はねー
ただ、巻き込まれただけなんだよね。」
あー、やっぱりか。 俺は先ほどの学生たちへの説明をしている時点でなんとなくそんな気がしていたんだよな。
「あの世界の神様としてはさ、勝手に呼び出されて、すぐ城から追い出されるなんてさ…。
何だかいくら神としてもさ、何だか申し訳なくてさ。
追い出されたら自由だから、新しい世界を満喫してもらえるといいなあと思って死なないように力を与えてる訳だよ。」
おぉ、神様からお情けをいただいた訳だな。これはありがたいと思うと同時に、もう異世界で生きていく気持ちになっている自分が多少笑えた。
「それでは、良い新しい人生を。」
また、世界は白く染まっていった…
しかし、見えたのは先ほどの教室だった。
あれ~?。異世界に送られるんじゃないの?
よく見たら教卓横に座っていた教員もまだ残されていた。
神様が手招きをしている。気がつくと体が動くようになっていた。どうやら教卓前の席に座るように指示しているようだ。
指示を拒否したところで何もいいことは無いと思った俺はおとなしく席に座る。教員もおとなしく指示に従い席に座るようだ。
「はい、お2人には残っていただいていますが、それには理由があるんです。」
神様はそう言った。なるほどね、一応理由のある居残りだったわけだ。
「まず、そちらの女先生。貴女はこれからあの子供たちの指導に邪魔な存在となるはず。
だから、召喚先の城から追い出されると思いますよ。」
「え?」
おや、声が出るようになったようだぞ。
「簡単に説明するとね、むこうの世界はだいたい18歳位まで能力が上がりやすいんだよ。
だから、彼らは呼ばれてから暫くは訓練なんかをさせられるはずなんだ。
けど、先生はさんじゅ…ゲフッ、ゲフン。 18歳以上だから能力の上昇は見込めない。だから早めに見放されることが予想されるね。」
「…それは、むこうで生きる後ろ楯は無いと言うことでよろしいのでしょうか?。」
おー…。意外にしっかりと考えてるんだな。
「ちなみに、そちらのオッチャンも同じ扱いだと思うよ。」
ですよねー。
「なので、お2人はもう少し能力を上げておいてあげますよ。
ついでに若返りで20歳位まで若返らせておきますよ。やったね!」
思わず俺は手を挙げていた。
「はい、オッチャン。何か質問?」
「あ、はい。何だかめっちゃ優遇されてるんですけど、何か理由があるんですか?。」
「あー、それね。実はお2人はねー
ただ、巻き込まれただけなんだよね。」
あー、やっぱりか。 俺は先ほどの学生たちへの説明をしている時点でなんとなくそんな気がしていたんだよな。
「あの世界の神様としてはさ、勝手に呼び出されて、すぐ城から追い出されるなんてさ…。
何だかいくら神としてもさ、何だか申し訳なくてさ。
追い出されたら自由だから、新しい世界を満喫してもらえるといいなあと思って死なないように力を与えてる訳だよ。」
おぉ、神様からお情けをいただいた訳だな。これはありがたいと思うと同時に、もう異世界で生きていく気持ちになっている自分が多少笑えた。
「それでは、良い新しい人生を。」
また、世界は白く染まっていった…
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