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突然の開放に火照った身体で呆然としていると、ルーカスがソファの裏から何かを取った。
青い透明なボトルを見て、ハッと逃げようとする。が、すぐに足を掴まれソファに引き戻された。
「どこ逃げようっていうんだ?」
「ご主人様、それ……」
屋敷に来たあの日の夜、ルーカスに使われたそれと同じものだった。
「この前みたいに良くしてやろうって言ってんだよ。たっぷり可愛がって満足させてやるのも、主人の役目だろ」
片腕で両膝の裏を持ち上げられ、晒された後孔にトロリとした液体が降ってくる。
そしてまた、両脚が大きく広げられた。煌々とした明かりの下で、恥ずかしい秘部に視線を注がれる。
身を捩りたくても許されず、精一杯顔を背けることしかできなかった。
「メス犬みたいに自分で濡らしてるみたいだな」
「……っ」
潤滑ゼリーを垂らされた後孔を、押すように揉まれる。
痛くはないが、以前の痛みを思い出し腰を上げてしまうとルーカスがニヤリと笑う。
「早くここに欲しいのか?」
「え……ひっ」
ぐっとナカに指が押し込まれた。潤滑ゼリーで刺激はないが、まだ浅くしか入れられてないのに圧迫感を感じる。
「抜いてっ、ください」
そんな言葉が届くはずもなく、ルーカスの指はずぶりと奥へと進んでくる。内壁が擦られ、息が荒くなる。
「は、あ……や、やだ」
「この前ヤったのに、まだキツイな。毎日ヤってやらないと、慣れないか」
小刻みに指を動かされ、徐々にナカを慣らされていく。痺れるような感覚が、後ろから前へと伝わった。
「う……ぁはっ」
「そのまま息吐いてろ。もう一本挿れるぞ」
「やだ、や……うあっ」
ぐっと強い圧迫感に息が詰まった。入り込んできた2本の指をバラバラに動かされると、足先が引きつって指先が丸まった。
おもしろそうにルーカスがくつくつと笑う声が聞こえる。
「感度がいいな、お前は。後ろしかいじってないのに」
「あ……や、だめ……ご主人様、やぁ」
「嫌? ねだってるように聞こえるぞ」
空いた片手で胸を鷲掴みにされ、痛いほどの力で揉まれる。
乳首を弄られているときとはまた違う感覚、そして後ろと同時に与えられる刺激に頭がついていかない。
「う……ふ、ああっ」
「気持ちよさそうに喘ぐじゃねえか」
「ひ……やっ」
胸から手が離れ、後孔に再びゼリーが垂らされた。液体をナカに押し込むように、ルーカスの指が上下される。
そのままの勢いで、更に指が増えた。
「ああっ、うぁ……ダメ、それ」
「これくらい入らないと、俺のを挿れてやれないからな」
「掻きまわ、さないで……」
ぐちゃぐちゃとナカを掻き回され、脳が痺れる。嫌なはずなのに中心は昂ぶり、赤黒くなったそこがシェルからも見えた。
無意識に両膝を擦り合わせてしまうと、ルーカスにそこを握られた。
「ひ……っ」
「まだ後ろだけでイくのは無理か。出したいんだろ? イかせてやるよ」
「あ、や……ダメ、ご主人様っ……ああっ」
極まっていた中心は、二、三度擦られただけであっけなく果ててしまった。飛び散った白濁が腹の上に飛び散る。ぐったりとソファに沈み込んだ。
これが主人から求められることだとわかっていても、やはり何度やっても慣れるものではない。
もとより性欲など薄いシェルには、強制的に抱かれる、ましてや男になどということは想像の範囲を超えていた。
青い透明なボトルを見て、ハッと逃げようとする。が、すぐに足を掴まれソファに引き戻された。
「どこ逃げようっていうんだ?」
「ご主人様、それ……」
屋敷に来たあの日の夜、ルーカスに使われたそれと同じものだった。
「この前みたいに良くしてやろうって言ってんだよ。たっぷり可愛がって満足させてやるのも、主人の役目だろ」
片腕で両膝の裏を持ち上げられ、晒された後孔にトロリとした液体が降ってくる。
そしてまた、両脚が大きく広げられた。煌々とした明かりの下で、恥ずかしい秘部に視線を注がれる。
身を捩りたくても許されず、精一杯顔を背けることしかできなかった。
「メス犬みたいに自分で濡らしてるみたいだな」
「……っ」
潤滑ゼリーを垂らされた後孔を、押すように揉まれる。
痛くはないが、以前の痛みを思い出し腰を上げてしまうとルーカスがニヤリと笑う。
「早くここに欲しいのか?」
「え……ひっ」
ぐっとナカに指が押し込まれた。潤滑ゼリーで刺激はないが、まだ浅くしか入れられてないのに圧迫感を感じる。
「抜いてっ、ください」
そんな言葉が届くはずもなく、ルーカスの指はずぶりと奥へと進んでくる。内壁が擦られ、息が荒くなる。
「は、あ……や、やだ」
「この前ヤったのに、まだキツイな。毎日ヤってやらないと、慣れないか」
小刻みに指を動かされ、徐々にナカを慣らされていく。痺れるような感覚が、後ろから前へと伝わった。
「う……ぁはっ」
「そのまま息吐いてろ。もう一本挿れるぞ」
「やだ、や……うあっ」
ぐっと強い圧迫感に息が詰まった。入り込んできた2本の指をバラバラに動かされると、足先が引きつって指先が丸まった。
おもしろそうにルーカスがくつくつと笑う声が聞こえる。
「感度がいいな、お前は。後ろしかいじってないのに」
「あ……や、だめ……ご主人様、やぁ」
「嫌? ねだってるように聞こえるぞ」
空いた片手で胸を鷲掴みにされ、痛いほどの力で揉まれる。
乳首を弄られているときとはまた違う感覚、そして後ろと同時に与えられる刺激に頭がついていかない。
「う……ふ、ああっ」
「気持ちよさそうに喘ぐじゃねえか」
「ひ……やっ」
胸から手が離れ、後孔に再びゼリーが垂らされた。液体をナカに押し込むように、ルーカスの指が上下される。
そのままの勢いで、更に指が増えた。
「ああっ、うぁ……ダメ、それ」
「これくらい入らないと、俺のを挿れてやれないからな」
「掻きまわ、さないで……」
ぐちゃぐちゃとナカを掻き回され、脳が痺れる。嫌なはずなのに中心は昂ぶり、赤黒くなったそこがシェルからも見えた。
無意識に両膝を擦り合わせてしまうと、ルーカスにそこを握られた。
「ひ……っ」
「まだ後ろだけでイくのは無理か。出したいんだろ? イかせてやるよ」
「あ、や……ダメ、ご主人様っ……ああっ」
極まっていた中心は、二、三度擦られただけであっけなく果ててしまった。飛び散った白濁が腹の上に飛び散る。ぐったりとソファに沈み込んだ。
これが主人から求められることだとわかっていても、やはり何度やっても慣れるものではない。
もとより性欲など薄いシェルには、強制的に抱かれる、ましてや男になどということは想像の範囲を超えていた。
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