平凡な私が絶世の美女らしい 〜異世界不細工(イケメン)救済記〜

宮本 宗

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94 マティアス視点

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くるくると動き回る。
汗を流し、流れた汗を拭い、顔が土で汚れて、笑っている。
ああ。何と美しい女だろうか。
生の輝きに満ちた尊い存在。
その輝きは周りへと伝染していくように強く、強く光を放っている。


「…クライス侯爵令嬢は素晴らしい方で御座いますね…。」

「そうだろう?」

「はいっ。令嬢のような方を、私は他に知りません。
まあ…私のような金のない貴族が他の貴族と出会える機会もそうありはしませんが…。それでも、令嬢のような方は見た事が御座いません。」

「カサード男爵がそうであるように…俺も、サイカのような人間を他に知らん。
サイカは美しいだけでなく、優しく、思いやりに長けた女性だ。」

「はい。クライス侯爵令嬢のお陰で、村の者たちの表情が明るくなった気がしております。
いえ、災害が起きてからなかった笑顔が見られるように…。」

「俺の愛しい婚約者はそういう、“人に寄り添う優しさ”を持っている。人の痛みや苦しみを己のように想像し、同じ思いを共有出来る稀有な女なんだ。
労る事は誰にも出来よう。だが、自分に何が出来るかを考え、行動出来る者は少ない。まして…それが貴族であれば。」

「…その通りで御座います。自分より下の人間に対しては傲慢…そういう貴族が多いのも、存じております。
災害が起きて、陛下はこうしてディアゴ村の為に心を痛めて下さいました。
…隣の村にも、土砂撤去の協力をお願いしたのですが…。」

「断られたか。」

「…はい。隣の村…ガジデ村の領主、シーザー男爵にはこう言われました。“ディアゴ村のような小さな村に割く金や人員はない”と。…分かってはおりましたが…。」

「下らん男だ。」


ディアゴ村のような特産のない小さな村は税を納めれば余分な金が残らない。
金のない村は毎日を生きるのに必死で、領主であるカサード男爵の屋敷でさえ劣化が目立つ。修繕する費用すら惜しいから、若しくは修繕の資金すらないから直せない。
貴族は見栄を張る生き物だ。見栄さえ張れない金のない小さな村、その領主は貴族であっても周りの貴族から見下されている。


「…この村で金になる物といえば木材のみ。
ですが…その木材は伐採するにも加工するにも手間も金もかかりますから…沢山は出来ません。
小さな土地ですから小麦を作るのさえこれ以上場所を拡張出来ませんし…。」

「……ふむ。」

ディアゴ村の資金源を増やすには木材だけでなく、他に何かを見つけなければならない。
まずは土砂を何とかしなくてはならないが。

「カサード男爵、そう悲観するな。」

「?」

「そなたのような男は俺にとっても貴重だ。
悪いようにはせん。」

「陛下…?」

貴族は見栄を張り、下を見下す。
対象が平民であれば尚。
しかしこのディアゴ村の領主はそうでない。
自分の領民に心砕ける貴族は国にとって貴重だ。領民の事を考えられる領主、貴族はそれだけいい仕事をしてくれる。
己に何が出来るかを考え、民を守ってくれるのだから。
小さな領地の領主であろうと関係ない。

「先に休ませてもらうぞ。」

「は、はい!お休みなさいませ、陛下。ありがとうございました…!」


用意された部屋に戻る前にサイカのいる部屋へ。
サイカに用意された部屋に入ると月明かりに照らされたベッドの中心で安らかな寝息を立てているサイカが。
眠っているサイカの隣に腰を下ろし、艶やかな黒髪を掬う。

「……。」

サイカの故郷。日本という国は一体、どんな国なのだろうか。
土嚢というものを提案したサイカ。
あの後も土嚢がどういうものか、言葉で、紙やペンを使って絵で伝えたサイカ。
驚くべきは災害に対してのその豊富な知識だった。
否、災害に対してだけではなかった。災害により起こりうる病についてもだ。
サイカが異世界から来たと知らない者たちはさぞ驚いた事だろう。

「…よくやった、サイカ。」

恐らくは。ディアゴ村でのサイカの働きは瞬く間に噂になる。
サイカの予想外の行動や提案が小さな村を越え多くの者へ。
サイカをリュカらの妻にもする為と考えていた策は予想よりも早く達成出来そうだ。

「…本当に…そなたには驚かされる。
たったの数日の間にそなたはもう、“女神”や“御使い”と言われているのだぞ…?」

ディアゴ村の者たちからも、兵士や護衛の騎士たちからも。
けれどそう思うのも当然の事。
サイカはとびきり美しい。神に愛された美しい容姿と、美しい、優しい心を持っているのだから。
サイカが子供らを労る姿は誰の目にも聖母の様に映った事だろう。
天を覆い尽くす分厚い雲から一筋の光が射し込み、サイカを照らしていたあの瞬間。
その光景は神々しく。サイカがまさしく、神に愛された存在であると周りにそう思わせただろう。
俺とてそう思った。世にも美しい姿は一枚の絵画のようで…ぞくりと身震いがした。
お伽噺に出てくる女神のように。それはそれは美しい姿だった。


「…そなたがそなただから…俺は手離せない。
何があろうと、サイカ。俺はそなたを手離さない。
他の何を犠牲にしても。」

用意された自室には戻らず、その日はサイカと共に眠った。
愛しい女の匂いに包まれ、疲れが消えていく。
愛しい女の体を包めば、その温かさに安堵する。
その愛らしい寝顔を見れば…負の感情の何もかもが、吹き飛ぶ。

「…ああ……幸せなことだ…。」

今の幸せを噛み締める程、もう出会う前には戻れないと実感する。
一番恐ろしいのはもう、誰かに悪意を向けられる事ではない。
サイカを失う方が俺は恐ろしい。
サイカのいる幸せを失う事の方が、今の俺は一番恐ろしい。

「…サイカ……俺から離れてくれるなよ…。」

ぞわりと背筋を這った恐怖を打ち消すようにサイカを抱き締め眠りについた。
その翌日。俺はカサード男爵と共に土砂で埋まった居住区にいた。勿論サイカも一緒だ。

「お姉ちゃん!」

「ウィル君、おはよう。」

「おはようございます!」

「あれ…ウィラン君は?」

「おばさんが見てくれてるんだ。お姉ちゃんのお手伝いをしてきなさいって!」

「本当?それは嬉しいわ!」

不安と、そして酷く疲れていた表情をしていたこの子供は目覚めるなりサイカを探していた。
村を見回っていたサイカを探して屋敷を飛び出し、サイカを見つけた瞬間は泣きそうな顔でサイカに抱きついた。
平民である子が貴族である…それも、俺の婚約者でありクライス侯爵の令嬢であるサイカに抱きつく行為は無礼極まりない行為である。本来ならば。
しかし親を失い健気に弟を守ってきたこの子を、先の見えない酷い不安、恐れや痛み、悲しみをあの日まで必死に耐えていたこの子を誰が責められようか。
一筋の光をサイカに見い出したこの子はサイカにとてもなついた。


「土、のけるの?」

「そう、皆でね。」

「お姉ちゃんも?」

「勿論よ。」

その言葉にぎょっとしたのは俺だけではなかった。
何を言っているのかとその言葉を疑うように皆が目を見開く。

「でもお姉ちゃん、…女の子でしょ?
女の子は危ないから、手伝わなくていいんだよってあのおじさんたちが言ってたよ?」

「危ないのは皆同じでしょう?
それにね。お姉ちゃんも出来る事をしたいの。」

「?」

「皆、自分に出来る事をしているのだから。
ウィル君がウィラン君のお世話をしていたように。
お姉ちゃんもお姉ちゃんに出来る事をしたいの。だからお手伝い。」

「じゃあ僕も。僕にできること、したい!」

「だからマティアス、私も手伝います。手伝いをさせて。お願いよ。」

「…サイカ……はは、全く。そなたの“お願い”に俺が弱いのは知っているだろう?
そんな風に可愛くおねだりされてしまえば断れるはずもない。
だが…無理はするな。これが条件だ。いいな?」

「ええ、約束ね!」

行きましょう、とサイカが子供の手を取る。
全く。サイカは規格外な女だなとつくづくそう思う。
貴族令嬢が土砂の片付けを手伝うなど聞いた事もない。

「…陛下、サイカ嬢に土砂の片付けなど…本当に宜しいのですか…?」

「ああ、好きにさせてやれ。ダミアン、そなたは俺ではなくサイカの側に行け。」

「畏まりました。」

心配そうに俺に訪ねた騎士団長のダミアンも表情が和らいでいる。
シャベルを手に取ったサイカはよく動いた。くるくると忙しなく。
令嬢らしからぬ玉の汗を流し、拭い、そして拭った所が土で汚れてもサイカは笑う。
サイカの側にいる幼い子の疲れを案じながら、汚れた顔を見合わしては笑っている。
そんなサイカの姿を見て動いたのは村の者たちだった。
誰かはサイカを手伝い、誰かは重い土砂を運ぶ。
誰かはサイカや同じく土砂を片付けている者たちへ水や軽食を運び、誰かは清潔な布を手渡す。
サイカが動くたび、皆の視線がサイカに集まり、サイカは笑顔で礼を言う。

「…本当に、何て方でしょうか…。」

「ははは!」

サイカにつられ、皆がそれぞれ出来る事をしていた。
女も子供も、男も、老いも若いもそこには無く。
ただ一人一人が自分に出来る事をしようと動いていたのだ。

「あああサイカ嬢!そんな重い物は俺が!!」

「いえ俺が!!俺がやりますから!!」

「大丈夫です!このくらいなら………あ、あれ?思った以上に……お、重い…!?」

「ですから!ここは我々にお任せを!!」

「そうです!手や腰を痛めますから!!」


この国で王族、そしてリュカの次に権力のある家柄。ディーノの義娘であるサイカは本来であればこんな事をしなくてもいい立場だ。
人を動かす事が出来る立場でありながら、自らが動いている。
汚れながら重たく地面にこびりついた土砂を掬い、労働者の様に汗を流している。
そんな令嬢は他にいないだろう。
作業の休憩中もサイカは皆と笑い合った。令嬢らしからぬ地べたに座るという行動。
同じ物を食べ、同じ水を飲み、労りながら多くの者たちの話に耳を傾ける。
サイカが皆を気遣い労る分、村の者たちや村で作業をしていた兵士たちはサイカを気遣い、労った。
“人を大切にする者は人から大切にされる”
そう、いつかの時にディーノが話していたが…その通りだったわけだ。

サイカは誰よりも忙しく動いた。
くるくると動き周り、その身が汚れようと動いた。
土砂から数人の遺体が見つかって、その家族や友人、知人らと同じように涙を流した。
子供たちの両親が土の中から見つかって、サイカは子供を抱き締めながら一緒に泣き、村の者たちと一緒に死者を埋葬した。

「……見つかって、良かった。とても、苦しかったでしょうね…。どうか安らかに…。」

失われた幾つもの命を惜しみ、涙を流しながら悼む姿は誰の目から見ても尊い姿に映った。
皆が自然と手を合わせ亡くなった者を天へと送り出していた。
たった四日の間にサイカは兵士や騎士、ディアゴ村の者たちの心を掴んでいた。
サイカが村の中を歩けばあちこちから声が掛かる。

「陛下、サイカ様!おはようございます!」

「陛下、サイカ様、ありがとうございます。」

「サイカ様、この子に祝福を…。この先も逞しく生きていけるように…どうか、抱いてやってくれませんか…。」

サイカは一人一人の声に耳を傾ける。
村の者と過ごし、そして土砂の片付けも手伝う。

「サイカ、疲れてはいないか?」

「大丈夫です。まだ見つかっていない方を少しでも早く見つけてあげたいもの。きっと帰りたがっているはずだから。今も、冷たい土の中で待ってるはずだから。」


そんなサイカの優しさ、そして貴族令嬢らしからぬ行動は多くの人の心を動かした。
その翌日も村の者や兵士、騎士たちは己の出来る事を尽くす。
それは翌日だけでなく、俺やサイカがいた間も、そして村を去った後も続く事になる。

サイカの生きる輝きに、その美しさに惹かれそして皆へと伝っていく。
それはディーノの言った通り、人を大切にするサイカだからこそ成せた事だった。


「陛下、そしてクライス侯爵令嬢…本当にありがとうございました…。村の者たちも数日前までの沈んだ様子とは見違えるようになって…!」

「俺は何もしておらん。皆の心を動かしたのはサイカ。サイカの優しさや気遣いが皆に伝わったからだろう。」

「いいえ。クライス侯爵令嬢も勿論で御座いますが…陛下自らがこの村に訪れて下さった事、そして土砂の片付けまで手伝って下さった事がまた…私も村の者たちも驚き、嬉しく思いました。」

「そうか。」

「はい。この御恩は決して忘れません。
ディアゴ村の者は皆、陛下とクライス侯爵令嬢に変わらぬ…いいえ!今以上の忠誠を捧げます…!」

「はは、そうか。嬉しいものだな…。
カサード男爵とディアゴ村の皆の忠誠、有り難く受け取ろう。」

そうして六日という短い日をディアゴ村で過ごした俺とサイカは村の者たちに見送られ帝都へと出発したのだった。


「…サイカの提案した土嚢は他の町村でも活用出来るだろう。
……サイカ。サイカの故郷は…どんな所だったんだ?」

帝都へと帰路に着く馬車の中で、何気なくサイカの故郷の事を聞いた。

「…一言で言えば……災害が多い国…ですかね。」

「災害…」

「日本は島国なんです。古い歴史の中で独自の文化を持った、海に囲まれた島国。
海に囲まれているから津波もある。地震や台風、噴火や積雪。
地震や台風は頻繁に起こっていました。…大雨での浸水や土砂崩れなんかも…。」

「…それで、土嚢というものを…。」

「はい。日本には沢山便利な物があるけれど…でも、その便利な物がどんな状況でも使えるとは限らない。日本では災害に備える必要があって、身を守る準備が必要だったんです。土嚢も、その一つ。」

「…そうだったか…多くの災害が…。大変な国なのだな、そなたの故郷は。」

「でも、悪い事ばかりじゃないんです。」


サイカの話を聞いて、恐らく、サイカの故郷はこの国よりも…否、この世界よりも随分文明の発展した国なのではないか。そう感じた。

「日本は四季が美しい国。
日本の四季がどれ程美しいか…マティアスにも見せてあげたい。
有名な枕草子という古典…ええと、本があるんですけど。心に浮かんだ、見聞きしたものをそのまま書いたものなんです。私…枕草子が好きだった。」

「そなたの好きな本か…それは是非とも聞かせてくれ。」

「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
この文章の意味はね、春は夜明けがいい。段々と白くなっていく山際の空が、少し明るくなって、紫がかった雲が、細くたなびいているのがいい。そういう意味なの。」

「…何とも趣き深い…。」

目を瞑り思い出すように言葉に出していくサイカ。
春、夏、秋、冬それぞれの季節の良い所を文章にしたという本の内容を俺に聞かせてくれた。
作者はサイカの時代よりも千年程前の人物だと言う。
日本という国は建国して2600年も時が経っているという話にも驚いた。
レスト帝国が建国して1500年。最も古い歴史を持つ国でも1800年程度で、しかしその国は十年前に戦争で滅んでしまった。
どんな国も、存続していくのは難しい。
戦争や病、様々な理由で多くの国が滅んでいく中、2600年という歴史を持ちながら今も存続し続けているというのはとても凄い事なのだから。


「それ以前にも日本はあったのだけど、日本という国になったのは2680年前の話。
初代天皇…神武天皇という方が即位した日が日本建国の日。
そう、学んだの。歴史を学ぶのは好きだったからよく覚えてるんです。日本神話を読むのも好きで…」

何気ない会話の中に、驚きと真実がある。
故郷の事を嬉しそうに話すサイカは、やはり子供の頃から教育を受けていたのだと分かった。
それも、相当質の高い教育を受けている。

「……また一つ、注意しておかねばならない事が増えたな…。」

「?」

「何でもない。それで?続きを聞かせてくれ。」

「あ、うん。それで、日本神話には沢山神様が出てくるんですけど、」


美しいだけの女ではない。優しいだけの女でも。
絶世の美女であり心優しい娘であり、そして…質の高い教育を受けていたが故の、高い知性もサイカは持ち合わせていたのだ。
サイカの身に起こりうる可能性を今一度考え直さなくてはならない。
今でも幾つもある可能性、危険性が更に増えた瞬間だった。

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