平凡な私が絶世の美女らしい 〜異世界不細工(イケメン)救済記〜

宮本 宗

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49 サイカと四人の男たち&お義父様⑤

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「クライス侯爵領は本当に美しいところですね…」

「え、ええ…!」

「サイカ、少し待っていて下さい。今…布を敷きますから…こちらに腰を下ろしましょう。」

「は、はいっ!」


太陽の光を反射して輝いている青々とした海の水面。
ザザーンと寄せては引いていく波。
私は今日、ヴァレリア様と海デートをしている。


「…さ、この布の上にどうぞ。…私も、隣に座っても?」

「あ、ありがとうございます、ヴァレリア様。隣…どうぞ…!」

「ええ。では…失礼しますね。」


朝起きるとヴァレリア様は既にお屋敷に来ていて、ディーノ様と一緒に客間にいた。
一緒に朝食を食べ終わるとにっこりと笑うヴァレリア様がこんな事を言い出したのだ。

『サイカ。海へ行きませんか?昼食を持って、海でピクニックしましょう。
勿論、クライス候の許可は取ってあります。』

『行ってきなさい。俺は少し仕事をしなくてはならないが…ヴァレリア殿は信頼出来る男と判断した。彼にサイカを任せる。…楽しんで来なさい。』


ディーノ様のお許しも出て、私はヴァレリア様の馬車で海へ行く事に。
海はそう遠くもなく、馬車で一時間程度の距離にあった。
…まあ、そんな事はいい。問題は……何かめちゃくちゃ緊張していることだ。


「…こうして波の音を聞いていると…心が穏やかになりますね…」

「そ、そうですね…」


うおおお……どうしよう…緊張する…すごく緊張してる…!
マティアス様にカイル様、リュカ様、そしてヴァレリア様に恋をしていると気付いてから…実際にその本人に会うと何だかものすごく恥ずかしい…そしてすごく緊張…。
先程から心臓が煩い。落ち着かない…!


「…帝都の近くに海はありませんからね。中々、訪れる機会もないのですが…いいものですね…。ぼうっと、いつまでも見ていられます…。」

「…え、ええ…。不思議ですよね…青々とした水面に…波の音。
…引き込まれるように見入ってしまいますものね…。」

「本当に。…でも、サイカにも、見入ってしまいます。いつも。」

「っ、」

「今日の貴女は日の光を受けて…とても美しい。いいえ、昼夜どちらも美しいですが…昼夜でそのイメージが変わる。…今の貴女は…美しい、がとても大きい。全身が輝いて見えますよ。」

「…あ、あう、…あ、ありがとう、ございます、」

「…ふふ。真っ赤になって。…何て愛らしいのでしょうね…。」

「…ヴァ、ヴァレリア様、」


ヴァレリア様の色気が…色気が凄い…。慈愛のこもった目で微笑むの…すごい色っぽい…。美女だ…私の隣に美女がいる…。
海もそうだけど…ヴァレリア様にも見入ってしまう…。

「どうしましたサイカ。…今日は何だか…様子がおかしいですよ…?もしかして…具合でも?」

「は、い、いえ、だ、大丈夫、です、元気です…!」

「そうですか?…辛くなったらすぐに言って下さいね。
大切な貴女が無理をするのは…嫌ですから。貴方が無理をすると…私も辛い。」


ひえええ!!もう私が辛い!どきどきしすぎて辛い!!
格好いい。美しい。すごく格好よくて、…いや、いつも格好いいけれど、いつもよりうんと格好よく見えてどうしたらいいか分からない。
きゅううんと胸が締め付けられて、この気持ちをどう発散したらいいか分からない。


「……ねぇサイカ、先程から…顔、真っ赤ですよ?」

「…そ、そ、あ、…あ、暑いん、ですかね…!?」

「…それは大変です…私の膝を枕にして下さい。」

「ひえ!?だ、大丈夫です、全然、大丈夫です…!」

「……ふ、…ふふ、…あはははは…!」

「!?」

「…ま、全く、貴女って人は…本当、可愛いんですから…!
そんな可愛い反応されると…自惚れますよ?」


ヴァレリア様は私の体を持ち上げ、自分の膝の上に座らせる。
細い体からは想像も出来ない強い力だ。
ヴァレリア様の膝の上に移動したことで、ぐんと距離が縮まる。
顔と顔がすぐ側にあって、くっつきそうな程。

「…ひょえ…」

「…ね、サイカ。…一体どうしたんです?会わない間に…またそんなに可愛くなって…私をどうしたいんです?」

「そ、そ、そんな、」

「…これ以上貴女の虜にさせて…どうするんです。
…朝も昼も夜も…私はずっと貴女のことを考える…毎日毎日。
今までだって、会いたくて顔を見たくて…抱きたくて…堪らない日々を過ごしてるんです。
…必死に我慢しているのですよ…?」

切なそうに顔を歪め、ゆっくり…ゆっくりとヴァレリア様の顔が近付き…唇が重なる。

「んっ………ふぁ…」

「…ちゅ。……そんな顔を、態度をされると…喜んでしまう。
サイカの心が…うんと近付いたみたいで…貴女の気持ちが…そう、まるで……まるで、私と同じものだと感じる…」

「…あ………、」

「……そう、思っても…?自惚れでないと…そう、思ってもいいのですか…?
私たちは娼婦と客という関係でなく……もっと、もっと近い関係だと…。」


どんどん、顔に熱が集中していくのが分かる。
恥ずかしいけれど、ここできちんと肯定しておかなければならない。
好きだと、ヴァレリア様に恋をしているのだと。


「……は、い、…」

「!!」

「……好き、なん、です。」

「……ああ………ああ!サイカ…サイカ、もう一度…もう一度今の言葉を私に…!夢ではないと…実感させて下さい…!!」

「…す、好きです、…大好き……ヴァレリア様の、こと。
私、…ヴァレリア様に、…恋を…して、います…。」

恥ずかしさの余りじわじわと涙が滲んでくる。
好きだと伝える事が、これ程勇気のいる事だと初めて知った。


「……嬉しい……生きていて、よかった…。
私の人生に…これ程喜ばしい日が来ようとは…いいえ。サイカに会ってから、ずっと、私の人生は…喜びに満ち溢れています…!
サイカ。私も貴女が好きです…!貴女を愛しています…!
例え、私だけでなくともいい…貴女が私に“恋”をしてくれた…!それだけで…こんなにも嬉しい…!!」

ヴァレリア様は感激したようにちゅ、ちゅと私の顔に何度もキスを落とす。
すりすりと頬擦りし、目尻に、眉間に、鼻先に、頬に、額に、唇に。
感じている喜びが伝わるようなキスを。


「今日から私たちは…新たな関係になったのですね…!
サイカは私の恋人に、私はサイカの恋人に…!
ああ、何て喜ばしい日だ…!私のサイカ。私の女神。私の幸い…!!
貴女という宝を手に入れ…私の人生はまた色付く…!」

「ヴァレリア様……んっ、」

「…はぁ、……んっ…………サイカを幸せにします…必ず。」

「……はぁ、…ん、ちゅ、……ちゅ。」


嬉しいと伝わってくる。
ヴァレリア様の喜びが、言葉や表情、そして繰り返すキスでダイレクトに伝わってきて、私も嬉しくなる。


「…大好き…ヴァレリア様…」

「ーーーーっ、……私も、私も…サイカ、貴女が大好きです…!!」


人のいない海辺で。私たちは思いを確かめ合うように甘く過ごした。
気持ちを伝え合い、触れ合って、キスを繰り返した。
頭は恋の熱に犯されバカになっていた。


「ヴァレリア様、」

「駄目ですサイカ…もう、私たちは恋人同士なのですから…私の事はヴァレリアと…ヴァレと呼びなさい。」

「ヴァレ…」

「そう…。いい子ですねサイカ…。」

ヴァレリア様の膝に後ろを向いて座る私のお腹にはヴァレリア様の腕が回っている。
ごり、と。お尻の部分に固いモノを感じて、余計に恥ずかしくなった。
ぐりぐりと押し付けられ、興奮した様子の息遣いが耳元、すぐ近くで聞こえてくる。

「…ああ……辛い…。でも、クライス候との約束です…。
信頼され続けるには…ここで無体を働くわけにいきません…。」

「…あっ……」

「…ここに、……サイカの華奢で薄いお腹に…私の子種を出すのは…また、今度ですね…」

きゅんと疼く子宮。
私も、ヴァレリア様を受け入れたい。ヴァレリア様とセックスがしたいけれど、ここは海辺。
誰が来るかも分からない場所で愛し合う事は…やっぱり抵抗感がある。
気をそらすように立ち上がり、私たちは素足になって海辺を散歩する事にした。健全に。


「サイカ、手を。転んでしまうと大変です。」

「はい…!」

波打ち際をゆっくり歩き、ずっと向こうまで広がる海を堪能する。
美しい地平線。どこまでも続いている海を見ていると、どんな悩みも小さなものに感じた。

“お前の幸せを他人が決めた定義で見つけるのではなく、お前の心に従って見つけなさい”

この広く美しい海のように、穏やかに、そしておおらかに人生の選択をしていきたい。
誰に決められたものでなく、狭い、世間の常識の中で縮まって生きるのではなく。
この広く大きな海のように、広い視野を持って生きたい。
ヴァレリア様の手を握ると、同じく強い力で握り返されて。
互いの顔を見合わせ笑った。


「サイカ。この先はどうするつもりですか?
娼館が移転すれば…また、娼婦に?」

「…そのつもりです。…私の話を、聞いてくれますか?」

「勿論。」


私はヴァレリア様にまだ暫くは娼婦の仕事を続ける意思を伝えた。
オーナーや皆に恩を返したいと思っている事。
皆を家族のように思っていて、移転やら何やらで随分お金を使ってしまっただろうし暫くは大変な日が続くと思うので、支えたいし助けたいという気持ちも。

「…そうですか…。やはり少し…もやもやとする気持ちはありますが…でも、私は待ちますよ。サイカが自分の意思で月光館から巣立つその日まで、待ちます。
…それに、私も協力しますから。…これまで通り、貴女に会いに。
私の恋人に会いに行きます。」

「ヴァレリア様…ありがとうございます…。」

「サイカ。」

「あ…ごめんなさい、ヴァレ。」

「いいえ。……その時は…沢山愛し合いましょうね…?
今日我慢した分も、愛させて下さい…。」

引いていた熱がまた顔に集中した。
それから私たちは屋敷に戻り、一緒に夕食をとることに。
ディーノ様とヴァレリア様は気が合うのか、色んな話をしていて楽しそうだった。


「…ヴァレリア殿が御父上の跡を継ぐ日が楽しみだ。
今まではその才が埋もれていたのだな。これから…また一皮も二皮も剥けて…よい男にだるだろう。」

「いいえ。私などまだまだ、父には敵いませんよ。
父は素晴らしい方です。まだ、教えて頂きたい事が山ほどあります。


「うむ。向上心のある人間は成長する。
幾つになっても、そういう姿勢でありたいものだ。」

いつもより長めの夕食が終わり、ディーノ様と一緒にヴァレリア様をお見送り。

「サイカ。明日も休みを貰っていますので…私はこのまま町の宿に泊まります。」

「ヴァレリア殿、客室に泊まってもらっても構わないのだぞ?」

「有り難い申し出ではありますが…それは止めておきましょう…。
せっかくクライス候に信頼されているのです。その信頼を無にしたくはありませんから。
サイカ、明日もまた会いに来ますからね。いい夢を見て下さい。」

「はい!明日もお会い出来るのが楽しみです…!」


明日もまた、ヴァレリア様と会えるんだ。楽しみだなーとわくわくしながら眠りについたその翌日……。





「…大集合だな。」

「…ええと、知っている方も多いですが…改めて自己紹介とか、した方がいいでしょうか…?」

「……カイル・ディアストロ。騎士団、副団長。陛下の護衛も、してる。
…今日は休みで、サイカに…会いに来た。サイカとデート、したいと思って。…今日は…町とか、行きたかった…。…サイカと。…欲しいものあったら、買ってあげる。沢山。…そのつもりで、来た…。」

「…自由か、この男。」

「…マティアス。カイル殿はやはり…少しばかり自由な子だと思うのだが…まさかいつもこうか?」

「……ああ。大体そうだが…今日は酷いな。」


翌日。ディーノ様のお屋敷に大集合した四人の男たち…。
客間のソファーに座る私の隣にはディーノ様とマティアス様が座り、対面してヴァレリア様、カイル様、リュカ様が座っているという……不思議な光景。
ヴァレリア様の言う通り自己紹介でもした方がいいのだろうか。
というか…皆お互いに面識があるのだろうか…。マティアス様は全員と面識があるのは知っているけれど。
…どうしよう。少し…気まずい。うん。ここは自己紹介だ。


「…ええと…サイカです。訳あって今は…ディーノ様のお屋敷でお世話になっています…はい。宜しくお願いします…。」

「ぶふ…!おい、お前、…わざとか?なあ。わざとだよな?」

「ふふ、はい。知っていますよ。」

「…俺は…カイルです。今日は…サイカとデートしに…来た。…いっぱい宜しく、サイカ…。」

「お前は自由だな!さっき自己紹介していただろう!?」

「…こほん!…サイカ、名乗らなくともサイカの事は皆知っている。…まあそんな所も勿論可愛いが。…気を遣ったのだな?お前は何をしても愛らしい。うむ。」

「…それは同意するが……やはり何があった、ディーノ。
何だその緩みきった顔は。サイカにデロデロではないか。厳つい顔が緩むと…尚恐いぞ。」

「…お前はまた生意気な…。…まあ、色々あったんだ。察しろ。」


ヴァレリア様だけのはずが…まさかまさかの大集合…。
そしてこう…一挙に集まると…またもの凄く緊張する。色々な意味で。


「…合わせたわけでもないのに…偶然とは恐ろしい。…なあ、サイカ。」

「…は、はい、…そう、ですね…。」

「…マティアス。サイカを怯えさせるんじゃない。」

「い、いえ、…大丈夫です、ただ、…緊張、して…」

「ならば俺に寄り掛かれ。楽にしろサイカ。」

「…ひえ…」


一体。今日私はどうなるんだろうか。
心臓はばっくばくだった。


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