平凡な私が絶世の美女らしい 〜異世界不細工(イケメン)救済記〜

宮本 宗

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41 クライス家

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「サイカ様、おはようございます。」

「おはようございますサイカ様……はう、今日も眩しい…」

「…レジーヌ。」

「はっ!…申し訳ありません!」

「あ、おはようございます。リリアナさ…リリアナ、レジーヌ。」

「わたくしどもに丁寧な言葉は使わなくていいのですよ。
サイカ様は旦那様のお客様なのですから。」

「つい…癖なんです…あ…癖なの。
ほ、奉公先でもこうだったので、」

「まあ。お辛かったでしょうね…。」

「いえ、そんな事…周りの皆は、とても優しかったです。」

「…はぁん……なんて健気な…」

「レジーヌ。」

「はっ!」


私がディーノ様の屋敷に来て二日が経った。
初日に挨拶した時は…ずらりと並んだ使用人たちにこれでもかという程めちゃくちゃ凝視された。
二十人はいるであろう使用人たち…男性にも女性にも恐いくらい凝視されてた。
私の勘違いだったけど、どこの馬の骨が来やがった?並みに凝視されてたので私のチキンハートはびびりまくっていたのだ。

「サ、サイカと申します。
今日から暫く、お、お世話になります…」

マティアス様に抱えられたままで注がれ続ける視線の中、緊張しながら挨拶してもにこりとも返って来ず…私は心で泣いた。

「…お前たち。怯えさせてどうする。」

『!!』

ディーノ様がそう言うとにっこにこの笑顔…その落差よ…。
私の世話係になったのは勤続十年のベテラン、リリアナさん(四十代前半くらい)と勤続三年のレジーヌさん(ぴちぴちしてて元気いっぱい。多分結構若い)の二人。
そして二人も当然のようにぽっちゃり一重さんだ。
二人というか、漏れなく使用人全員がそうだった。
だけど皆、話してみれば気さくでいい人たちばかり。


「サイカ様は旦那様の容姿に抵抗がないのですね。安心しました。」

「陛下に抱っこされてましたしね!私は両親が旦那様に仕えていたから子供の頃から見慣れてますし大丈夫ですけど!
免疫のない子は大変ですよ~!もう青ざめちゃって!」

「レジーヌ。陛下にも旦那様にも失礼よ。
お二人は、容姿こそ周りから嫌悪されているかも知れないけれど、とても素晴らしいお方。
この屋敷の使用人たちは陛下も旦那様も、心から尊敬しているんです。
ですからサイカ様も、抵抗がないと知って嬉しく思っております。」

「まあでも、旦那様って恐い顔ですしね。」

「レジーヌ。」

「はっ!すみません!!つい口が…つい…!!」

「ふふ…」

「はう…美しい…!!私、サイカ様のお世話が出来て幸せ…!!」


リリアナさんは厳しそう。レジーヌさんは…愉快な性格をしている。
正直で、恐いもの知らずでもあるのかぽんぽんと思った事を言う。
でも、それが許される、憎めない子だ。そういう子って何処でも必ず一人はいるものだ。


「この黒髪…艶々で櫛もすっと通る…凄い…」

「気持ちは分かるけど腕を動かしなさい。
早くしないと朝食に遅れてしまうわ。」

「はーい!」

月光館でも私の付き人だったロザンナに身支度をして貰っていたけど、出来る事は自分でもしていた。
高級娼婦としての在り方を学んでいたお陰だろう。没落した貴族令嬢…という設定を、まだ守れている気がする。なんとか。

売られてからの三ヶ月間、頑張って良かった。
高級娼婦は貴族を相手する事もあるからと、失礼のない様に貴族令嬢並みの教養が求められる。
まあ、今までの私が果たして…教養のある行動や言動をしていたかと言われれば自信はない。
だってありのままな私だったし。マティアス様やヴァレリア様、カイル様、リュカ様も特に何か、もっとこうしろとか、失礼だとか言われた事はなかった。言ってしまえば甘えてもいたし、その実感は勿論ある。


「今日もお美しいですよ、サイカ様。
…レジーヌ、旦那様を呼んで頂戴。」

「はい!」

レジーヌさんが部屋を出て行くと、リリアナさんはほう、と溜め息を吐く。

「…本当に、美しいですわ…レジーヌの手前、こんな事は言えませんが。
同性なのに、見とれてしまう美しさです…。」

「…はは…有難うございます…あ、また……ありがとう。」

「ふふ。いいえ、本当の事ですから。」


それからすぐ、ディーノ様が来てくれて私を抱える。
痛みはあるけれど歩けないわけではないし、そんな事はしなくてもいいと初日に断ったのだけど…マティアス様にもディーノ様にも拒否された。
痛む足を我慢して歩けば、治りが遅くなる可能性もあると。
大袈裟だなぁと思いながらも、心配をして言ってくれているので分かりましたと返事はしたものの……中々に恥ずかしいものだ。お姫様抱っこで運ばれるというのは。
娼館の、自分の部屋の中ならいい。相手と私しかいないその空間でなら。
だけど…


「…どうした。」

「い、いえ。」

使用人たちの温かい視線を感じる中で運ばれているこの状況。恥ずかしくないわけがない。
無だ。無になるのだサイカ。私は荷物だ。そう、ディーノ様は荷物を運んでいるだけだ。
そう自分に思い込ませようとするも難しい。
どうしたって視線を感じてしまう。


「苦手なものがあるなら言いなさい。一応、食べやすいものを用意はしたが…食べきれなければ残しても構わないから、食べれるだけ食べなさい。」

「…大丈夫です、好き嫌いはありませんから。
御気遣いを有難う御座います、ディーノ様。それから、用意してくれた皆さんも。」

「…礼など言わなくていい。当たり前の事だ。」

「ええ…でも、気持ちの問題なのです…。
何をするにも手間が発生する。その手間を、かけてくれている事に感謝したい。
……頂きますとご馳走さまは、生きている事へ、今日も誰かに生かされているという感謝の言葉だから…。」

「…ふ。……そうだな。では、頂こうか。」

「はい。…頂きます!」

「頂きます。」


宿でマティアス様にも聞かれたが、この屋敷での食事の際も、ディーノ様に“頂きますとは何だ?”と聞かれたので説明。
よい心掛けだと二人に褒められたが…照れ臭い。日本では当たり前の言葉だったので、そんな大それた言葉だとも思ってなかった。
だけど、この世界では食にありつける事も当たり前じゃない。
住む所、食べるもの、飲むものにも困っている人たちが当たり前にいるのだ。…とはオーナーからの言葉。
だから尚更、頂きますとご馳走さまの言葉を、その意味を実感する。


「昨晩は眠れたか?」

「?はい、大丈夫でした!」

「…そうか。ならばいい。」

目を細めて少しだけ口許を緩ませるディーノ様。どうにもお父さん感が半端ない。油断するとお父さんと言ってしまいそうになる。
私の父とは全く似ていないけども。ディーノ様の方が圧倒的に色々勝っている。

正直に言うと、少しだけ嫌な夢を見た。何の夢かは…言わずとも分かるだろう。
でも暫くすると…嫌な夢は途中から変わっていたのだ。
大きな木に私はもたれ掛かり、自然の匂いを感じながら眠る、そんな夢だった。
夢で匂いを感じるのはおかしい事だが、ベッドには夢で嗅いだ匂いが残っていたから、多分それが原因だろう。


「お代わりもあるから沢山食べなさい。
サイカは心配になる程細い。…まあ、食べた所で体型は変わらないだろうが。
沢山食べ、よく休んで、そして目一杯笑いなさい。ここにいる間は、何があっても守ってやろう。だから安心して過ごすといい。」


お、お父さん…!ディーノ様をお父さんと呼びたい…!
もうお父さんだよ。お父さん以外の呼び方が見つからない…!
…ああ、だけど。ディーノ様を見ていると家族を思い出す。
私の父はちょっと情けない父で、母は逆にしっかり者だった。
普段から母にはよく叱られたけど、父には殆どない。情けない部分はあるけど、いつも優しい父だった。
でも、私が悪い事をすれば父は必ず叱った。
その時ばかりは逆に母が優しくなるのだ。

大切にされてきた。
大人になって、家を出るまで大切に育ててもらった。
家を出ても、よく電話が掛かってきた。
元気でいるか、困っている事はないか。たまには帰って来なさい。
家族皆で、美味しいものを食べに行こう。
そんな内容の電話に私が応えた言葉は、今は仕事が忙しいから少し無理そうだけど、都合がついたら帰るね。だった。

それが、両親と交わした最後の言葉だった。
帰れるのであれば帰りたいと思う。…まあ…自分の家に大量にあるR‐18禁のブツたちを見られていればかなり恥ずかしいし気まずいけど。
…だけど、ただいまと両親の胸に飛び込む事が出来れば…どれだけ幸せな事だろうか。
いつでも会える状況がそうでなくなり、会えなくなる。
そうなって初めて、どれだけ大切だったかを思い知るのだ。


「…サイカ…?」


死んだと思った。実際向こうでは死んでいるのかも知れない。
凄く痛かった。苦しかった。上手く呼吸が出来なくて、暗くて。恐怖しかなかった。
だけど私は、何故か生きている。この見知らぬ異世界で、今日も誰かに助けられながら生きている。
なら後悔だけはしたくない。帰りたいと、不安だと嘆くより、この世界での生を思いっきり楽しむのだ。
帰れず、ずっとこの世界で生きていくにしろ、私は一生忘れない。
笑いながら一緒に食べた食事の美味しさも、怒られた後に泣いて、許された後に撫でられた温かい手も、心踊った祝いの日も、思い出となった何もかもを。
生涯忘れない。例え落ち込む事があったとしても、もう嫌だ帰りたいと嘆かない。この世界での人生を思いっきり楽しむ。
そうであればきっと、私の両親は喜んでくれる。
辛い事もあるけど楽しんでるよーと、そうやって私が自分の人生を生きていればそうかそうかと喜んでくれる両親だ。


「…美味しいです。今日も、食事がこんなに美味しい。
誰かと一緒に食べる食事は、一人で食べるより美味しいですから。」

「……そうか。」


長いテーブルの向こう側。対峙するように座っていたディーノ様が立ち上がり、ゆっくりと私へ近付いて、頬をひと撫でした。


「…泣きたい時は、我慢せずに泣きなさい。
そんな顔をしてまで、誤魔化さなくともいい。」

「……、」


ぼろぼろと。後から後から流れる涙。
これは決して悲しい涙じゃない。両親を思う気持ちが溢れた、温かい涙だ。

ディーノ様は両膝をついて私を抱き締める。
抱き締め、頭や背中を撫でる。
よしよしと、その言葉はないけれど、子供をあやすように私を撫でる。

彩歌という名前には、文字通りの意味が込められている。
自分の人生を、彩り豊かなものに。そして謳歌してほしい。
名前に込められた両親の思いの通りに、私は人生を楽しむ。
それが、今の私に出来る最大の親孝行だからだ。


「…おとう、さ、…おか、さ、」

ぎゅっとしがみついたディーノ様の背中は、大きくて。
父の存在のように大きくて。

「大丈夫だ。溜めこまず、泣きなさい。」


ずっとずっと覚えているから。
私は自分の人生を楽しむから。
だからどうか、悲しんでいるのなら、もう悲しまないでほしい。
伝える手段はないけれど、私は生きてるから。
見知らぬ異世界で、今日も楽しく生きているから。


「…ぐす、…ずっと、だいすき、だから。
ずっとずっと、……おか、さ、おとう、さ…ぐす、だいすき、」

「ああ。…分かった。分かった、サイカ。」


私はディーノ様をお父さんと呼び続けた。
大きな背中が、その存在が、父と重なった。
頼りなくて優しくて、ディーノ様のように体は大きくない父だったけれど、大きな存在だった。
子供の頃におぶってもらった父の背中は広くて。
私を諌める父の存在は大きくて。
母と私をずっと守ってくれていた父は偉大だった。

失って気付くのだ。何もかも。
失って初めて、振り返るのだ。その存在を省みるのだ。




「…ごめんなさい、ディーノさま、」

「…いいや。何も謝る必要はない。サイカがどれだけ、御母堂ごぼどう御尊父ごそんぷを慕っているか…痛いほど伝わった。
娘にこれ程思われているのだ。お二人もさぞ嬉しかろう。」

「…そう、で、しょうか、私、おや、ふこう、もの、で、」

「そんな事はない。
きっと素晴らしい御両親に違いない。騎士たちへもそうだがうちの使用人たちへの労りの言葉や食事の言葉もそうだ。感謝を素直に伝えられるのは誰にでも当たり前に出来ることではない。大人になると、素直になれない者が多いのだから。
サイカのそういった部分は、御両親がそういう風に子育てされた賜物だろう。敬わずにはいられないな。…サイカも、御両親を誇りに思いなさい。」

「…はい、」

「もう、大丈夫だな?」

「はい。」

「では朝食を続けよう。冷めてしまっているだろうから…温め直すか。
俺は気にしないが、サイカは温かい方がいいだろう。」

「い、いえ!大丈夫です。このまま、頂きます。」


二十五にもなって恥ずかしい。
ダイニングに並んでいる使用人たちの目と鼻も赤くなって…リリアナさんもそうだけどレジーヌさんの顔が凄い事になっている。
手に持っているハンカチがべちゃべちゃに湿っているのも分かるし…えぐえぐと目から鼻から…垂れ流し状態ではないか。
…あ、レジーヌさんがリリアナさんに小突かれた。

気恥ずかしさを感じながらも朝食を終えた……のはいい。
だが一体…どうした事だろうか。


「サイカ、馬を見せてやろう。子馬もいるぞ。」

「子馬…!」

「どれ、抱えてやろう。足が治れば馬に乗ってみるか?」

「いいんですか…?」

「構わない。…そうだな。サイカ用に馬を買うか。」

「え?」


何が起こっているのかちょっと理解出来ない。


「サイカ。退屈はしていないか?本を持ってきたのだが…どの本が好みか分からなくてな。」

「これ、小説ですか?」

「そうだ。ロマンス小説に…冒険ものもある。これなんかは俺のお勧めだ。マティアスも子供の頃に読んでいてな。
まあ、歴史書なんだが。この国のことも書かれてある。」

「じゃあ、それを読んでみます。この国の歴史も知りたいですし。」

「そうか。では行こうか。」

「?」


書斎?に連れて行かれ、ソファーの上に腰を下ろしたディーノ様のがっしりとした太股の上に乗せられる私。


「??」

「好きなだけ読んでいるといい。
俺は書類を確認しているが…読んで疑問に思った事があればいつでも声を掛けてくれ。」

「…あ、はい…。…???」


あれ?これは……一体どういう状況?
何だか凄く甘やかされている気がする…そんな状況に、私の頭は大混乱だった。
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