平凡な私が絶世の美女らしい 〜異世界不細工(イケメン)救済記〜

宮本 宗

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16 サイカとカイル

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気まずい。非常に気まずい。
私がカイル様のこれまた人外のようなとんでもなく整った素顔を見てからカイル様は一言も喋らなくなってしまった。
喋らないのはまだいい。頷きもしなくなったのだ。
私を床に下ろしたカイル様はフードで再び顔を隠し、そしてソファーに座り込む。その後は一言も話さないし話しかけても頷きもしない。

どうする。どうするサイカ。
折角の爬虫類系イケメンを逃してしまうかもしれない。
クールでミステリアスなイメージが定着している爬虫類男子。
クールかどうかは置いておいて…まさにミステリアス。カイル様が今何を考えているのか全く見当もつかない。読めないのだ。
マティアス様は王道、まさに王子様(実際皇帝だったけど)な正統派イケメンでヴァレリア様はスラリとした中性的なイケメン(但しセックスの時は野獣)ときてここにクール&ミステリアスな爬虫類系イケメンが来てくれたのに!
なのに一つの失敗でマティアス様やヴァレリア様にも劣らない貴重なイケメンのカイル様を逃してしまうかも知れないこの状況…。

気まずい。取り繕うにも無言の返事が返ってくるばかりで気まずい。
今まで、これ程誰かと気まずい空気になった事があっただろうか。日本にいた頃だってなかったように思う。
何をすれば正解かも分からない。気を紛らわす為に飲んでいるお茶ももう何杯目か分からない。
時計を見ればカイル様がこの部屋に来てもうすぐ五時間は経とうとしている。マジか…いつの間にそんなに時間が…?と私がカイル様の素顔を見てから三時間も経っている事に驚いた。
沈黙のまま時間は無情にも過ぎていくけど、カイル様は帰るような素振りも見せない。
ただただソファーに座って、じっと…そう、じっとしているだけ。


「…あ、あの…カイル様…本当に、申し訳ありません…。」

「……。」

「決して故意ではなくて…本当に…咄嗟に掴んでしまって、」

「……。」

「…私の行動が、カイル様を傷付けてしまったのなら、ごめんなさい…。」

これももう何度目かのやりとりである。
そう。本当にわざとではなかったし故意にローブを脱がそうとしたわけでもなかった。
落ちる!と思ったら体が咄嗟に何かを掴もうと動いただけなのだが…そんな事は言い訳にしかならないだろう。
マティアス様然りヴァレリア様然り、そしてカイル様然り。
皆私から見れば本当に美しい、超絶格好いい人たちなのだが、彼らは総じてその容姿を周りから嫌悪されてきた人間だ。
自分の姿を見せたくない、見られたくないという思いは周りの人たちより遥かに強いだろうに、今回私は決してわざとではないにしろ本人の同意なく素顔をまじまじと見てしまったのだ。
きっと怒って…いや、怒ってはいないにしろよくは思っていないだろう。

「…カイル様…」

「……。」


三人目のお客。折角来てくれたのに。カイル様も超絶イケメンだったのに…。横顔が超綺麗だった…と後悔してもしきれない。時間が巻き戻ればどれだけいいか…。
しかしこうなってしまっては仕方がない。この異世界も私がいた世界と同じく魔法なんてそんな夢に溢れたものがあるわけでもなかったし、どれだけ望んでも時間は巻き戻ったりしないし起こってしまった事は仕方がないのだ。きっとカイル様は何の心の準備もしていない状態で素顔を私に見られてしまいすごく、それはもうすごく傷付いてしまったのだろう。
少し前までは会話が成立して感動していたのに、今は逆戻りだ。
折角の…折角の爬虫類系超絶イケメンだったのに…!くっそう!!切れ長の金の瞳超カッコよかった!!

もう五時間…こりゃ無理だ。そろそろ諦めるしかない。
心底残念な気持ちで私はカイル様に話しかける。
きっと返事はないだろうけれど、ちゃんと最後まで、真摯な態度でお客様に接しなければ。それが礼儀であるし、この月光館…オーナーの方針だ。


「…カイル様、本日の代金…返金してもらえるように…オーナーに伝えますね…。
大丈夫です。オーナーは理解のある方なので…私がカイル様に粗相をしてしまったのだと伝えたら、きっと全額を返金してくれますから。」

ピクリとカイル様が反応したような気がするがきっと気のせいだろう。
グッバイ、カイル様。カイル様も超絶イケメンで、本当に会えてよかった。
あのキリリとしたふつくしい御尊顔を見られただけよしとしようじゃないか私…と自分で自分を慰める。

「折角、私を買って下さったのに…カイル様の貴重な時間を頂いたのに…、私が粗相をしたばかりに…カイル様に不快な思いをさせてしまって…本当に、本当に申し訳ありませんでした…。」

仕事で培った対クレーム用スキルをここで発揮する。
心底申し訳ない、こちらが全面的に悪かったという姿勢を見せることで相手の怒りを少し抑え、最終的には仕方ないな、次から気を付けてねと何となくいい終わり方にするスキルである。
但し相手にもよるが此方に百パーセント非がある場合はそのまま怒られ続ける事が多い。しかし今回のは不慮の事故とも言えるわけで…と少々打算的な事を考えているけれどカイル様との逢瀬が終わってしまうのは本当に残念で仕方ないし、悲しい。
けれど不快な気持ちのままで帰ってほしくはないし、正直に言えばカイル様の中で落ちた(落ちる程の好意があったのかは不明だが)私の印象を少しでも回復させたかったというのもある。

ううう。まだ始まってもいないのに終わってしまった…とカイル様が支払ったお金を返金してもらう為、オーナーの部屋に行こうとドアノブに手を掛けた私。
少しだけドアが開いたその瞬間、バン!!と大きな音を立ててドアが閉まった。

「……あれ?」

引いても空かないドア。んーーー!と一生懸命引くがびくともしない。
まるで何かに押さえ付けられているみたいな…と考えて自分の上から影が差し掛かっているのに気付いた。
私の上でドアを押さえているのはカイル様で、ドアノブを掴んで引こうとしているのは私。
カイル様ほど体格のいい男の力に私の力が敵うはずもない。
どれだけ渾身の力で引こうとも、だ。

「…カイル様…?きゃ!?」

カイル様は私を再び片手で抱き抱え、ソファーへ向かい私を下ろすと自分も座った。

「え、えと、カイル様…?」

「………。」

「…ええと、」

「………。」

「………。」

「………ない。」

「…え?」

「…怒ってない、から。」

「……あ、はい…。」


“怒ってないから”確かにカイル様は“怒ってないから”と喋った。
何かもうそれだけでじんと嬉しくなる。

「ありがとうございます、カイル様。」

こくんと頷くカイル様をそわそわしながら見れば、カイル様はゆっくりとローブを脱ぎ、私に素顔どころかその全身を晒した。

「…あ…」

服を着ているから実際どうなのか分からないけれど、カイル様はかなり引き締まった体をしているのではないかと思う。
厚い胸板に広い肩。捲っているシャツから見える腕の筋が男らしさを際立たせている。
ボディービルダーのような、顔と体のバランスが悪く感じるマッチョはちょっと抵抗感があるけれど、カイル様の体のバランスは大変美しい。
正直に言えばもう抱かれたい。

「…最&高…」

「…?」

勇気を出してローブを脱いでくれたカイル様に心からありがとうと伝えたい。
そしてカイル様さえよければ抱いてほしい。いや、その前にその逞しい体…腕でもいいので触らせてもらいたい。自分の欲望に忠実になれサイカ。駄目で元元。お願いしてみるんだ、と心の声に従う。


「…あの、カイル様。」

「……?」

「カイル様の腕、触ってみてもいいですか…?」

「………?」

「こんなに逞しい腕を見たのは初めてで…力を入れてないのに見えている筋とか、触ってみたいです…。
……駄目、でしょうか…?」

「………。」


カイル様はまたたーーーーーっぷりの間を作った後、構わないと頷いてくれた。その間約五分程度。よく待ったな私と自分を褒める。
本人からのお許しが出たので私は遠慮なくカイル様の筋ばった腕を触りまくる。もうこれでもかという程。

「…わ…、凄く固い…!」

「……。」

「やっぱり、私の腕と全然違いますね…。無駄な脂肪がないというか…それに凄く太くて…手も、…ほら、こんなに大きさが違います。」

「……。」

「厚みがあるのにすごく綺麗な指…掌も、凄く固いんですね…。」

触ってふと気付いた。
カイル様の掌、丁度指の付け根付近が特に固い。ぼこ、としていて、まるで過去、そこに豆があったような、そんな感じだ。
全体的に固い掌だけど、指の付け根と中心が特に固い。例えばそう、何かを握り続けていた…いや、現在進行形で何か固いものを、力を込めて握っている環境にいる…とか。
これはまさか。まさかカイル様の職業は騎士ではなかろうか。
その可能性に思い当たるともう心の中が大フィーバー。
何でだろうか。貴族と聞いても“へえ~”としか思わないのに王や王子、騎士というワードにはとても心踊る。ああ、そうか漫画と小説の読みすぎか。

「これは…豆の痕ですか?」

こくり。

「…そうですか。…こんなになるまで…きっと凄く努力されたんでしょうね。」

「…………それしか、ないから。…剣の腕しか、取り柄がないから…。…だから、騎士になった。」

「え!?」


思わず吃驚してカイル様を見てしまった。
だって、まさか彼がこんなに長い会話をするとは思ってなかったので。
真顔でじっと私を見るカイル様に大袈裟に反応してしまったなと反省。
何か話してくれるのかなと私は聞く姿勢をとり、表情が全く動いてないカイル様に向き合った。

「………こんなだから…騎士になった。剣しかないから。…出来ること。」

「カイル様…。」

「他に、役に立たないから…。…家は、弟がいる…腹違い、だけど。……だから、大丈夫。跡継ぎの心配も、ない。」

何の話かよく分からないけれどカイル様がすごく喋っている…そのことに感動。

「家、長男の俺がいると…気を使わせる。騎士は、騎士寮がある。望めば、入れる。
家を継ぐ…俺には無理だ。だから、騎士になろうと思った。」

「……な…るほど…?」

「…うん。」

どうしよう。ちょっと時間が欲しい。カイル様の話を纏める時間が。
まずカイル様のお家事情的なものは分からないがカイル様は多分何処かの家の長男で、跡継ぎ?でもあると。
でも容姿の問題なのか性格的な問題かは分からないけど…恐らく性格的な問題で家を継ぐのは無理だと思ったカイル様はそうだ、騎士になろう!な感覚で騎士になった…ということでOK?
腹違いの弟が家を継ぐから騎士になっても問題ない、でOK?
でも元々家を継ぐはず?だった長男のカイル様が家にいたら家族や弟に気を使わせてしまうから、家を出て寮で生活をしている…でいいのか?

「……さっき、」

「…さっき?」

「…驚いた、だけだから。……男と…仲間と、話すのは、平気…女性と、話す事…ない、から。…緊張、してる…すごく。
でも、…俺の態度は、失礼だった…だから、最初から、やり直させて。」

「?」

カイル様は立ち上がり、胸に手を当て礼をする。

「…俺は、カイル・ディアストロと申します。…どうぞ、宜しく。」

「こちらこそ…宜しくお願いしますね。」

そこで私は初めてカイル様の微笑んだ顔を見た。
何か可愛い。爬虫類系イケメンなのに子犬に見える。
少し上っぽいのに母性が擽られる可愛さだ。


「…サイカ…。」

「はい、何でしょう?」

「…サイカ、俺が…気持ち悪くないのは、本当?…この部屋に来る前、オーナーが、言ってた…サイカは、大丈夫です、って。嫌な顔を…したりはしないって…。」

「私、周りと美的感覚が違うみたいなんですよね。
カイル様のこと、格好いいなって思ってます。」

「………。」

「信じられないかも知れませんが、それでも嘘じゃありません。
私はカイル様とこうやって話すのも楽しいですし、触れられるのも全然嫌じゃないです。」

「……そ、う…。…仕事から、…帝都に戻ったら、弟が会いに来た…。」

「?」

「……弟…俺を心配してる。…色々…話をして…それで、サイカの話、聞いた。」

「…私の?」

「…月光館に………見目の悪い男を…専門に相手する、娼婦がいるって…。
かなり…高い、けど…金は…あるから。…金が…あるなら、行くだけ…行ってみれば、って。……半信半疑…。」

「弟さんに聞いて、今日、来て下さったんですね…。」

「…そう。……弟…顔が、広い…。俺とは違う、から…。
……驚いた。…娼館…前に来た事がある。…普通なら、ローブ、着てても、…どこも、門前払いするのに…今日は、されなかった…。…それで……、」

「ゆっくりでいいですから。…ちゃんと、カイル様の言葉を待ちますからね。」

「……ふう…、…うん…。
……それで、……普通に、娼館に入れて…初めて。……ここに来たら…もっと、驚いた…。」

「本当だったでしょう?」

「…ああ…うん、…それも…驚いたけど…。
……もっと驚いたのは……サイカ、…すごく、綺麗だから…。
サイカみたいなひと…会ったことも…見たことも…ない。」

私も女の人で標準的な体型と二重の人は見たことない。同じだよカイル様、と心の中で呟く。

「…専門の相手してくれる娼婦って聞いて……そんなの、醜女かと…思ってたのに…。金額が高いのも…そういう、専門だから…かと…。」

「…な、なるほど…」

そうか。そういう風に思っている人もいるのか。とカイル様に言われて初めて気付く。
そりゃそうだ。最低でも大金貨一枚。それに私のような標準体型で二重の容姿は皆見たことがないというくらい…私以外にいるのかいないのか分からない存在。
大金貨一枚の値段がまさか、私が絶世の美女だからという理由だとは当然誰も思わないだろう。
寧ろカイル様のような考えを持っている人の方が普通かも知れない。

「……まさか、こんな、…サイカみたいな、綺麗なひとが…相手なんて、予想もしてなかったから……綺麗で、こんな、…優しいひととか、……緊張も、混乱も、して……態度、おかしくなった…ごめん…。」

「カイル様…。大丈夫です。私、全然気にしてないですし。
それに…今日カイル様に会えて、本当に嬉しいんですよ?」

「…う……そういうの、ずるい…ただでさえ…サイカ、綺麗…可愛い、のに…。会って、思った…。…サイカなら……大金貨一枚でも…安い、かも…。」


目尻を赤くさせたカイル様は、じりじりと私へ距離を縮めていく。
座った状態でも頭二個分は私より高いカイル様の影で少し暗くなって、自分がすごく小さく感じる。

「…サイカ。」

「は、はい。」

「……本当に、俺が相手でも……平気…?」

「平気です。」

「…触られるの、…嫌って、思わない…?」

「思いません。」

「……サイカを抱いても…いい…?」

「はい……喜んで。…私を可愛がって下さい…カイル様。」

「……ん。分かった…。」


頑張る、と言って私へキスをするカイル様。
いよいよ…いよいよカイル様とセックス…。ここまでが長かったなと感慨深くなりながら、私はカイル様に抱えられ静かにベッドへ運ばれていった。
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