俺が住むアパートの管理人さんとエッチな関係に

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千鶴さんの消しゴム

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 翌日の朝、千鶴さんの部屋に俺は来た。昨日須藤さんが帰った後から千鶴さんの機嫌は悪くなった。その機嫌が元に戻ったか非常に気になっていた。インターホンを押すと、千鶴さんが出てくれた。

「誉くん 」

 やはり、今日も少し元気がないというか、落ち込んでいるというか、普段の千鶴さんとは全く違う。暗い千鶴さんを見ていると伝染するような気がした。

「千鶴さん、教えてください。理由を 」

「何の理由かな? 」

「普段と違う理由です 」

 千鶴さんは俺を部屋に入れ扉を閉めると、俺に詰め寄る。千鶴さんとの近い距離にドキドキしていた。これから何かが始まるのではないかと予期していた。

「誉くんが私から離れる気がして 」

「俺が? 」

「うん。私から離れてミッチーの所に行ったらどうしようかなって 」

 千鶴さんは俺の服を強く掴みじっと目を見つめる。俺は千鶴さんの目の力に金縛りにあったように硬直していた。

「千鶴さん、俺は千鶴さんの事....好きですよ。離れる気なんてありませんから 」

「誉くん 」

 俺と千鶴さんは目を瞑るとキスを交わした。舌を入れて結び合うように絡んだ。舌と舌が離れずに粘膜も絡めている。

「千鶴さん....ちゅっ....ちゅる 」

「誉くん..ちゅる....ちゅっ..ちゅっ 」

 俺と千鶴さんはキスをしながら強く抱きしめ合った。想いが通じ合っている気がしていた。心も温かくなっていた。

「千鶴さん、俺千鶴さんの事が好きです 」

「誉くん、私も好きだよ 」

 お互いに好意を打ち解けた俺たちは笑い合った。何かがおかしい訳でなかったが、自然と笑みが溢れてしまうのだ。

「誉くんの心の中、私で一杯にするから 」

 千鶴さんはほんのりと赤くなった頬を見せてニヤッと笑った。千鶴さんを見て苦しいぐらいドキドキするのは初めてだった。

「千鶴さん、俺ヤリたいです 」

「いいよー....ふふっ 」

 俺と千鶴さんは寝室に移動すると、この間の続きを行った。お互いの顔に触れて確かめ合う。頬を触り目を見つめる。俺たちの想いが一つである事を再確認するように。

「誉くん 」

「千鶴さん 」

 何度名前を呼び合っても物足りない。名前を呼び合うだけでは満足できない。俺たちは更なる刺激と快楽を求め、全裸で抱き合い互いの体温を感じた。

「誉くん、私たちってお似合いかな? 」

「俺たちはベストマッチだと思います 」

 俺は千鶴さんと手を結び、キスを交わした。そして、我慢出来ないぐらい硬くなった肉棒を千鶴さんの膣に挿れていく。

「あっ........ふっ..あんっ! 」

「千鶴さんのナカ....凄くあったかくて、いやらしい気持ちになります 」

「誉くんっ....あんっ!! それっ....だめぇっ 」

 俺は千鶴さんの綺麗な顔を見つめながら激しく腰を揺らしていく。千鶴さんは頬を真っ赤にして気持ち良さそうな表情で喘いでいた。

「千鶴さんっ!! 」

「誉くんっ!! 」

 俺と千鶴さんは身体だけではなく心も繋がっていた。この繋がりは誰にも切る事が出来ない固い物になり絆のような物が出来上がっている気がした。

「千鶴さん。もっと動きますよ 」

「うんっ 」

 俺が腰を動かす度に千鶴さんは部屋中に鳴り響かせるような大きく甘い声を挙げた。初めて聞いた千鶴さんの心の底からの叫びに俺は嬉しくなった。

「千鶴さん。俺嬉しいです 」

「誉くん私も嬉しい。嬉しいの 」

 千鶴さんは目に涙を浮かべていた。悲しい意味ではなく嬉しい意味での千鶴さんの涙に俺も心が熱くなっていた。

「私ね、消したいの。誉くんの頭の中からミッチーの事綺麗さっぱりと消したいの 」

「消しますよ。千鶴さんが消して欲しいなら、俺はいつでも頭の中を消しゴムで消します 」

 俺と千鶴さんは夕食を取る事も忘れて一晩中セックスに明け暮れた。須藤さんの存在を頭の中から消すように必死になってセックスを行った。

「誉くんミッチーの事忘れた? 」

「はい。俺には千鶴さんしか見えませんし、見るつもりもありませんよ 」

 千鶴さんは喜びの笑みを俺に見せた。やはり明るい感じの雰囲気が千鶴さんにぴったりだと思う。
 今回の件で千鶴さんが俺を想う気持ちがよく分かったし、俺の頭の中は誰でも染める事の出来ない千鶴さん一色になっている事にも気付いた。
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