クジを引いたら幼馴染と異世界に来て能力身につけた

ディオス編

昇VSアンノウン

「みんなが俺に力をくれたんだ。俺は間違っていた。一人暴走して、仲間に殺してもらおうって必死に足掻いていた。でも、それは違ったんだ 」

　昇は蔓をアンノウンに伸ばしていく。アンノウンは杖を取り出して蔓を斬る。

「意味がわからない。あのまま球体になったお前が世界を取り込み、楽園が完成していたのだぞ? 」

「ああ、そうだな。その計画を破る事にした 」

「出現 」

　昇はアンノウンに右手を見せると出現と言葉を発した。アンノウンは昇の前から姿を消した。

「あ、あれは昇の能力 」

　グレンザーは昇とアンノウンの戦いを見ながら言った。昇はアンノウンを消したが油断はしていなかった。

「来るか 」

　消えたアンノウンは再び姿を表した。昇はアンノウンの様子を見て警戒心を高めていた。

「ディオスがぁぁぁぁっ、図になるなぁだ! 」

　アンノウンは杖を振り回して言葉を発する。

「テーブル 」

　アンノウンは虹色のテーブルを作り出して昇をテーブル内に捉える。昇は冷や汗を垂らしていた。

「これでゲーツの始まりだぁディオス! 」

　テーブルに捉えられた昇はテーブルごと爆発させられたのだった。