クジを引いたら幼馴染と異世界に来て能力身につけた

アンチ能力編

アンチ能力

「希良梨。正直な話だが、俺たちのようなエレメントではあいつは殺せないぞ? 」

　ジレンは悔しそうな表情で希良梨を見つめる。希良梨はジレンの悔しそうな顔を見て首を縦に振った。

「分かってるよ。ディオスに勝てる人は少ししかいないから 」

「どういうことだ 」

「ディオスを倒せるのはアンチ能力を持つ人だけ 」

「アンチ能力だと 」

「全ての能力を無効する力を持つ人 」

「希良梨お前....知っているのか? 」

「うん 」

「なんで....」

　希良梨は全てを知っているのような口ぶりだった。ジレンは昇がディオスになったとことで希良梨も何かが変わったのを感じ取っていたのだ。

「ジレン。アンチ能力者の所に行こう 」

「我輩もいくぞ 」

　瓦礫の中からグレンザーが現れる。希良梨、ジレン、グレンザーはアンチ能力者を探す為に出発した