孤独になった俺は女教師とその妹と暮らすことになった

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有栖川先生と宿題

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紗奈蘭さんが和室から出てキッチンで洗い物を始める。今和室には俺と有栖川先生だけだった。
「さあ、始めよっか。」
先生は畳の上に置いてあった日本史の宿題を机の上に置く。
俺が途中まで進めていたページにはペンを挟んでいた。先生はペンを掴みページを開いた。

「なるほどね戦国時代でつまずいたんだね?」

「はい。戦国時代は偉人も多いし戦も多いし城も多いしで色々覚えられません。俺は戦国時代が好苦手です 」

「えー先生は戦国時代好きだけどなー。特にお城は最高だよ。姫路城とか先生大好きっ。」
先生はお城の魅力を語り出した。宿題から逸れているような気もしたが楽しそうに語る先生が可愛いので黙って聞いていた。

「そうだっ!今度休日に姫路城行こっか!星月くんにもお城の魅力を知ってほしいからねー。」

「あっ...はぁ...」
俺は弱い返事をした。

「とりあえず今は宿題だねっ!先生が教えてあげるからね。」
先生は俺の横にぐっと来る。一気に距離は近くなる。俺の身体に大きなおっぱいが触れそうなぐらい近い。

(これじゃ集中できねぇぇぇ。)

「どうしたの?星月くん。顔色が変だよ?」

俺はチラッと先生の胸に目線を動かした。
先生は俺の目線を見て顔を下にして胸を見る。
「星月くんのエッチ...宿題増やすよ?」

「そ、それだけは勘弁してください!」
宿題が増えるのは中々きつい俺は何度か謝った。
先生は怒っているわけではなかったのですぐ許してくれた。

「まぁ年頃の男の子だから仕方ないけど。星月くん私ぐらいの年齢の人でも胸気になるの?」

私ぐらいの年齢と言われても俺は有栖川先生の年齢は知らない。見た目だけでも20代前半というのは分かるが...
「失礼ですけど先生何歳ですか?」

「わ、私は23歳だよ。」
うん。十分若いではないか。

「先生は全然若いじゃないですかっ!」

「でも、星月くんの同世代の女の子には勝てないよ。あの子らはまだ成長できるし...」

俺たちはまた話が逸れていた。
有栖川先生と胸の勉強をするんじゃなくて日本史の勉強をしないといけない。
「先生...宿題しましょう。」

「なんか私が話逸らしたみたいになってるけど元々は星月くんが胸ばっかり見てたからだよっ!」

「その件はすいません。」

俺は有栖川先生に教えてもらいながら日本史の宿題を進めていた。
既に勉強を始めて1時間半は経っていた。
全く分からなかった戦国時代が少し理解し始めていた。

「お姉ちゃん...お風呂沸いたけど入る?」
紗奈蘭さんが襖を開けて言った。
洗い物の後も邪魔しないように別の部屋で居てくれたのだ。気の利く素晴らしい人だ。

有栖川先生は時計を見る。
「あっ、もうこんな時間っ! 星月くんも理解してきたみたいだから1人でも大丈夫だよね?」

時間は21時を過ぎていた。
「先生お風呂入ってください。もう俺は1人で解けそうですから。ありがとうございました。」
俺の勉強に先生をずっと付き合わせるのも悪い話だ。それに明日も学校だ。
先生になるべく身体を休ませて欲しかった。

「そっか良かった~。じゃあお風呂頂くねー。」
先生は立ち上がり和室から出て行く。
俺は1人になった。
再び日本史の宿題に集中する。大分進んだこともあり後数問で終わりというところだ。

「お姉ちゃんおっぱい大きいっ!」

「ちょっと紗奈蘭っ。触るの禁止。」
紗奈蘭さんは普段の声は小さめなのだが胸に関連する話は人が変わったように声が大きい

「こんな爆弾級のおっぱい男も即堕ちモノだね。」

「私はおっぱいで男の人を墜としたりしないよっ」

2人があまりにも大きい声を出すので俺は完全に集中力を失った。
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