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死彗星
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「死彗星のヘイローねぇ。」
鏡を通してみた俺の頭上にはキラキラと黒に輝く、おおよそ天使の輪のイメージとはかけ離れた姿形のヘイローが存在した。
「かなり派手だな。確か…『権能封印』。」
そう俺が呟くと、ヘイローは光の粒子となって消えた。タナトスに聞いたところによると、ヘイローが消えている間はヘイローに付随するスキルや能力強化が消えるらしい。
俺の死彗星のヘイローに付随する権能は『ルーイン』、『アンリミテッドブレイク』、『インスタントデス』、『ディザスター』、『RIP』、『デットハート』の6つで他にもスキルを獲得している。
ヘイローに付随のスキルは『狂気』、『死彗星』、『大虐殺』、『凶星』、『命の輝き』の5つで、どれもクセの強いハイリスクハイリターンなものばかりだ。
ちなみに、攻撃系スキルのほとんどが広範囲を殲滅する技で、強化系スキルの全てが死にかけか、理性を失って闘うことになるスキルだった。防御系スキル?そんなもんあるわけねぇ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名称:『ルーイン』
種別:権能
能力:指定したありとあらゆる事象等に破滅をもたらすことができる。
名称: 『アンリミテッドブレイク』
種別:権能
能力:指定したありとあらゆる事象等を際限なく破壊することができる。
名称: 『インスタントデス』
種別:権能
能力:指定したマテリアルを即死させることができる。
名称: 『ディザスター』
種別:権能
能力:ありとあらゆる行動に伴う魔力消費量などが激減する。厄災として恐れられればられるほど効果は高まる。災害魔法解禁。
名称: 『RIP』
種別:権能
能力:指定したエレメントを即死させることができる。
名称: 『デットハート』
種別:権能
能力:死に瀕したとき大幅に能力が向上する。また、@#へと変化する。
名/@:『終@』
種@:#&
/#力:しゅ@/&を&たらす。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名称: 『狂気』
種別:スキル
効果:発動者の狂気に応じて能力を向上する。
名称:『死彗星』
種別:スキル
効果:死を纏い、攻撃に彗星のような追加攻撃が出現する。また、専用武技『死彗星』が使用可能になる。発動に1割HPを消費。
名称:『大虐殺』
種別:スキル
効果:指定範囲の指定した自分よりステータス合計値が1000以上下回っている存在の命を問答無用で刈り取る。(即死無効や確率で無効化された場合を除く)目標1につきHP10消費。
名称:『凶星』
種別:スキル
効果:『凶星』発動中は凶星魔法が解禁される。専用武技『凶星』が使用可能になる。発動中毎秒10ダメージ
名称:『命の輝き』
種別:スキル
効果:自らの命または他人の命を燃やし、自らを強化する。また、『生きる』という意思がある限り、このスキルを限定的な能力で発動が可能。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ぶふっ」
吹いた。お茶を飲みながらスキルの能力を確認していたのだが、あまりのでたらめすぎる効果に驚きすぎた。
他にもヘイロー自体の能力として、魔法発動の補助などの効果があるらしいのだが、よく分かんない。なんせ、無詠唱やフル詠唱でヘイローを着脱しながら魔法を撃ち比べたのだが、そこまで変化が見られなかったのだ。首を傾げているとタナトスが呆れたように言ってきた。
〈ホースを通して水を流しているところに、パイプで水を流して足せば変化は分かりやすいですが、大河が流れているところにパイプで水を足したところで変化は微々たるものです〉
「なるほどわからん」
〈つまりはマスターの魔法が、というより魔法技能が高すぎて恩恵が感じにくいだけです。発動が1フレームよりも短い時間だけ速くなってはいます。〉
「そーなのかー」
結果。よく分かんなかった。
〈ヘイローの『格』が最上位なのに効果を感じられないとはマスターは規格外ですね〉
なんか聞き捨てならない言葉が聞こえた。
「タナトス、ヘイローの『格』ってなに?」
〈ヘイローの格とはですね……〉
タナトスから聞いた話を要約すると、
1、ヘイローには種類と格がある
2、ヘイローが2次元のものはノーマル、3次元のものが上位、上位の中でも宇宙や星に関する要素が入っているものが最上位になる。また、その上に超越級が存在する。
3、ヘイローのモチーフにより能力は決定するが、同じモチーフでも個人差があり、持ち主の経験によって成長・変化するため一概にランク付けはできない。
4、格によってヘイローの効果も上昇する。また、オプションパーツが作れるようになる。
「ふーむ、オプションパーツってどんなのが作れるの?」
〈基本的には羽や服、武具ですね。ぶっちゃけると魂装と何ら変わりありません。それに、オプションパーツはヘイローの基本スペックが下がるのでおすすめしません。〉
「説明聞いてる感じ、オプションパーツは固定値強化で、ヘイロー本体は割合強化って感じか。」
〈その通りです。割合強化にも上限はありますが、マスターの魂装の方が強いですし、問題ないかと〉
そこまで聞いてふと思った。
「なあ、オプションパーツって指定した物が作れるんだよな?」
〈ええ、想像力さえあればどのようなものでも可能かと。〉
それを聞いて俺はニヤッと笑う。
〈?〉
タナトスは困惑しているようだが、俺にはある計画が思いついた。それには、白華の手伝いが必要であるが、問題なくいけるだろう。
「くっくっく。タナトス、オプションパーツでお前用の身体を作る。」
〈………は?〉
鏡を通してみた俺の頭上にはキラキラと黒に輝く、おおよそ天使の輪のイメージとはかけ離れた姿形のヘイローが存在した。
「かなり派手だな。確か…『権能封印』。」
そう俺が呟くと、ヘイローは光の粒子となって消えた。タナトスに聞いたところによると、ヘイローが消えている間はヘイローに付随するスキルや能力強化が消えるらしい。
俺の死彗星のヘイローに付随する権能は『ルーイン』、『アンリミテッドブレイク』、『インスタントデス』、『ディザスター』、『RIP』、『デットハート』の6つで他にもスキルを獲得している。
ヘイローに付随のスキルは『狂気』、『死彗星』、『大虐殺』、『凶星』、『命の輝き』の5つで、どれもクセの強いハイリスクハイリターンなものばかりだ。
ちなみに、攻撃系スキルのほとんどが広範囲を殲滅する技で、強化系スキルの全てが死にかけか、理性を失って闘うことになるスキルだった。防御系スキル?そんなもんあるわけねぇ。
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名称:『ルーイン』
種別:権能
能力:指定したありとあらゆる事象等に破滅をもたらすことができる。
名称: 『アンリミテッドブレイク』
種別:権能
能力:指定したありとあらゆる事象等を際限なく破壊することができる。
名称: 『インスタントデス』
種別:権能
能力:指定したマテリアルを即死させることができる。
名称: 『ディザスター』
種別:権能
能力:ありとあらゆる行動に伴う魔力消費量などが激減する。厄災として恐れられればられるほど効果は高まる。災害魔法解禁。
名称: 『RIP』
種別:権能
能力:指定したエレメントを即死させることができる。
名称: 『デットハート』
種別:権能
能力:死に瀕したとき大幅に能力が向上する。また、@#へと変化する。
名/@:『終@』
種@:#&
/#力:しゅ@/&を&たらす。
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名称: 『狂気』
種別:スキル
効果:発動者の狂気に応じて能力を向上する。
名称:『死彗星』
種別:スキル
効果:死を纏い、攻撃に彗星のような追加攻撃が出現する。また、専用武技『死彗星』が使用可能になる。発動に1割HPを消費。
名称:『大虐殺』
種別:スキル
効果:指定範囲の指定した自分よりステータス合計値が1000以上下回っている存在の命を問答無用で刈り取る。(即死無効や確率で無効化された場合を除く)目標1につきHP10消費。
名称:『凶星』
種別:スキル
効果:『凶星』発動中は凶星魔法が解禁される。専用武技『凶星』が使用可能になる。発動中毎秒10ダメージ
名称:『命の輝き』
種別:スキル
効果:自らの命または他人の命を燃やし、自らを強化する。また、『生きる』という意思がある限り、このスキルを限定的な能力で発動が可能。
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「ぶふっ」
吹いた。お茶を飲みながらスキルの能力を確認していたのだが、あまりのでたらめすぎる効果に驚きすぎた。
他にもヘイロー自体の能力として、魔法発動の補助などの効果があるらしいのだが、よく分かんない。なんせ、無詠唱やフル詠唱でヘイローを着脱しながら魔法を撃ち比べたのだが、そこまで変化が見られなかったのだ。首を傾げているとタナトスが呆れたように言ってきた。
〈ホースを通して水を流しているところに、パイプで水を流して足せば変化は分かりやすいですが、大河が流れているところにパイプで水を足したところで変化は微々たるものです〉
「なるほどわからん」
〈つまりはマスターの魔法が、というより魔法技能が高すぎて恩恵が感じにくいだけです。発動が1フレームよりも短い時間だけ速くなってはいます。〉
「そーなのかー」
結果。よく分かんなかった。
〈ヘイローの『格』が最上位なのに効果を感じられないとはマスターは規格外ですね〉
なんか聞き捨てならない言葉が聞こえた。
「タナトス、ヘイローの『格』ってなに?」
〈ヘイローの格とはですね……〉
タナトスから聞いた話を要約すると、
1、ヘイローには種類と格がある
2、ヘイローが2次元のものはノーマル、3次元のものが上位、上位の中でも宇宙や星に関する要素が入っているものが最上位になる。また、その上に超越級が存在する。
3、ヘイローのモチーフにより能力は決定するが、同じモチーフでも個人差があり、持ち主の経験によって成長・変化するため一概にランク付けはできない。
4、格によってヘイローの効果も上昇する。また、オプションパーツが作れるようになる。
「ふーむ、オプションパーツってどんなのが作れるの?」
〈基本的には羽や服、武具ですね。ぶっちゃけると魂装と何ら変わりありません。それに、オプションパーツはヘイローの基本スペックが下がるのでおすすめしません。〉
「説明聞いてる感じ、オプションパーツは固定値強化で、ヘイロー本体は割合強化って感じか。」
〈その通りです。割合強化にも上限はありますが、マスターの魂装の方が強いですし、問題ないかと〉
そこまで聞いてふと思った。
「なあ、オプションパーツって指定した物が作れるんだよな?」
〈ええ、想像力さえあればどのようなものでも可能かと。〉
それを聞いて俺はニヤッと笑う。
〈?〉
タナトスは困惑しているようだが、俺にはある計画が思いついた。それには、白華の手伝いが必要であるが、問題なくいけるだろう。
「くっくっく。タナトス、オプションパーツでお前用の身体を作る。」
〈………は?〉
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