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この異世界に不幸があるわけない!
異世界
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なんだここは…??
映画のように急に場面が切り替わり、ヨーロッパのようなレンガ造りの建物が広がる街中にポツンと俺は佇んでいた。
「これから何すればいんだ?」
道…聞きたいけど!!極度の人見知りの俺にはハードル高い。
つか、日本語が通じるのかも分かんねえし。
それに、すれ違う人たちのあの肌の露出が多い衣服はなんなんだ?
裸に近い格好だっているし、目のやり場に困るだろ。
途方に暮れながらとぼとぼ歩き続けこのまま野たれ死ぬのならあの少女の言う通り塵になった方が良いんじゃないかなんて考えながら俺はあてもなく歩き続けた。
「ああ…腹減った」
近くの木陰に座り込みお腹に手を当てる。
…そういえば、こんなに歩いたの久しぶりだな。
衣装は何故か高校の制服だし、一ヶ月ぶりに着てなんでこんなにも懐かしいんだろ?
やっぱり死んだから?
「ああ…やめやめ、とりあえず役場みたいな所でも行くか」
人が多そうなところを求めて再び俺は重たい足を動かした。
「あの…」
とりあえず、役場みたいな人がたくさん集まる建物に入るとそこはどちらかと飲食店のようで受付に行くとものすごい美人のお姉さんがにこやかに笑った。
「ご用件はなんでしょう?」
あ、日本語通じて良かった。
「近くに宿泊施設などはあるでしょうか?」
美人のお姉さんは小さな地図を取り出しこの場所から一番近い宿泊施設を丁寧に教えてくれた。
お姉さんにお礼を言って店を後にすると記憶を頼りに進むと確かに宿泊施設はあった。
あったけれど…。
これは…
「ラブホ…を紹介しろと言った覚えはいんだけど」
いままさに男女が頬を高揚させるところを見ると無性に腹がたつ。
嫉妬してるわけではない。決して。
ラブホには泊まる気にはなれず来た道を引き返そうと振り返ったらすぐ近くに整った顔がにっこり笑っていた。
それはもう、とんでもないくらいの美少女。
「あなたのさっきの話の聞いたのだけれど、泊まるところがないのね!?」
さらに距離を縮める美少女に冷や汗。
近い近い近い!!!!
「…あ…はい…」
「やったー!!グッドタイミング!!これで、怒られずに済む!!」
美少女は、銀髪の髪と銀色の瞳をキラキラさせ俺の手を握ってきた。
久しぶりの異性との接触に心臓が激しく音を立てる。
いやいや、落ち着け俺。こんな可愛い子が凡庸な俺に話しかけるなんて何か裏があるだろう。
金をむしり取ったり、取ったり……。
ん?つか、俺…いま金持ってなくね?
この制服着てるだけで軽装備だし。一応、ポケットを探っても見当たらない。
「決まったらこっちへ来てくれる?案内するね!」
「はい」
曇りなき笑顔で微笑まれたら断る俺ではない。
それも相手が可愛い子なら誰もがそうだろう。
美少女は、街中を歩く人々と同じく露出が高い服装に身を包んでいた。
それに比べ俺ときたら、通っていた高校の制服。
「ついたよ!!ここがあなたが今日泊まるところ」
美少女がドヤ顔で腰に手を当てながら俺は馬鹿でかい建物を見上げる。
…え?なにここ。
宿泊施設というより…学校じゃね。
「あの…ここはもしかして」
「なにって学校よ?ここの寮に泊めてあげるのよ」
「へぇ…いや、部外者が泊まれるもんなんですか?」
美少女は、顔を引きつらせながら頷いた。
怪しいぞ。おい、絶対なんかあるだろ。
「まぁ、入りなさいよ。大丈夫よ大丈夫!!」
俺に言ってるのか、自分に言い聞かせてるのか恐らく後者だろうが俺は野宿だけは避けたい為、この美少女に甘えることにした。
映画のように急に場面が切り替わり、ヨーロッパのようなレンガ造りの建物が広がる街中にポツンと俺は佇んでいた。
「これから何すればいんだ?」
道…聞きたいけど!!極度の人見知りの俺にはハードル高い。
つか、日本語が通じるのかも分かんねえし。
それに、すれ違う人たちのあの肌の露出が多い衣服はなんなんだ?
裸に近い格好だっているし、目のやり場に困るだろ。
途方に暮れながらとぼとぼ歩き続けこのまま野たれ死ぬのならあの少女の言う通り塵になった方が良いんじゃないかなんて考えながら俺はあてもなく歩き続けた。
「ああ…腹減った」
近くの木陰に座り込みお腹に手を当てる。
…そういえば、こんなに歩いたの久しぶりだな。
衣装は何故か高校の制服だし、一ヶ月ぶりに着てなんでこんなにも懐かしいんだろ?
やっぱり死んだから?
「ああ…やめやめ、とりあえず役場みたいな所でも行くか」
人が多そうなところを求めて再び俺は重たい足を動かした。
「あの…」
とりあえず、役場みたいな人がたくさん集まる建物に入るとそこはどちらかと飲食店のようで受付に行くとものすごい美人のお姉さんがにこやかに笑った。
「ご用件はなんでしょう?」
あ、日本語通じて良かった。
「近くに宿泊施設などはあるでしょうか?」
美人のお姉さんは小さな地図を取り出しこの場所から一番近い宿泊施設を丁寧に教えてくれた。
お姉さんにお礼を言って店を後にすると記憶を頼りに進むと確かに宿泊施設はあった。
あったけれど…。
これは…
「ラブホ…を紹介しろと言った覚えはいんだけど」
いままさに男女が頬を高揚させるところを見ると無性に腹がたつ。
嫉妬してるわけではない。決して。
ラブホには泊まる気にはなれず来た道を引き返そうと振り返ったらすぐ近くに整った顔がにっこり笑っていた。
それはもう、とんでもないくらいの美少女。
「あなたのさっきの話の聞いたのだけれど、泊まるところがないのね!?」
さらに距離を縮める美少女に冷や汗。
近い近い近い!!!!
「…あ…はい…」
「やったー!!グッドタイミング!!これで、怒られずに済む!!」
美少女は、銀髪の髪と銀色の瞳をキラキラさせ俺の手を握ってきた。
久しぶりの異性との接触に心臓が激しく音を立てる。
いやいや、落ち着け俺。こんな可愛い子が凡庸な俺に話しかけるなんて何か裏があるだろう。
金をむしり取ったり、取ったり……。
ん?つか、俺…いま金持ってなくね?
この制服着てるだけで軽装備だし。一応、ポケットを探っても見当たらない。
「決まったらこっちへ来てくれる?案内するね!」
「はい」
曇りなき笑顔で微笑まれたら断る俺ではない。
それも相手が可愛い子なら誰もがそうだろう。
美少女は、街中を歩く人々と同じく露出が高い服装に身を包んでいた。
それに比べ俺ときたら、通っていた高校の制服。
「ついたよ!!ここがあなたが今日泊まるところ」
美少女がドヤ顔で腰に手を当てながら俺は馬鹿でかい建物を見上げる。
…え?なにここ。
宿泊施設というより…学校じゃね。
「あの…ここはもしかして」
「なにって学校よ?ここの寮に泊めてあげるのよ」
「へぇ…いや、部外者が泊まれるもんなんですか?」
美少女は、顔を引きつらせながら頷いた。
怪しいぞ。おい、絶対なんかあるだろ。
「まぁ、入りなさいよ。大丈夫よ大丈夫!!」
俺に言ってるのか、自分に言い聞かせてるのか恐らく後者だろうが俺は野宿だけは避けたい為、この美少女に甘えることにした。
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