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9 *幸せな時間 1
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*R18。背後注意。本日二度目の更新です。こちらを先に読んだ方は一つ前からお読み下さいませ*
レイヴンは今更ながら自分の気持ちに気付いて愕然としたが、相手は自分を餌扱いする精霊だ。
元々の求めているモノが違うのだ。
だから同じだけの気持ちを返せ、とは言わない。
・・・・・・が、せめて性交を少しでも愛のある行為と思ってくれれば・・・と願わずにはいられなかった。
---うん、せめて大切に抱こう。
単なる性欲処理でもなく、ご飯の為でもなく。俺の方だけでも気持ちを込めて・・・。
そう決めたら、後はもう、行動で示すのみ。
「・・・・・・ブランシュ」
『なぁに?』
「コレからは、お前の飢えを満たすためだけでなく、何時でも抱くが、良いか?」
ブランシュは、何時になく真剣な表情のレイヴンにキョトンと瞬いて、どうしてそう言うのか少し考えた。
・・・・・・考えたが、よく分からなかった。
だから精一杯の笑顔で応えた。
『もちろん、良いよぅ。ブランシュだけの旦那様だもの』
そうしてギュッと抱き付いた。
「---そうか」
同じようにブランシュを抱きしめ返したレイヴンがどんな顔をしていたのか、ブランシュの首筋に顔を埋めてしまったのでブランシュには分からなかったが、声からは呆れたような様子が、身体からは微かに笑いを堪えるような震えが伝わってきた。
『・・・・・・もう、コレからはずっと、レイヴンだけ、ですよ?』
レイヴンの耳元に何となくそう呟いたブランシュは、自分の胸に何か温かいモノが灯った気がして、微かに微笑んだ。
---幸せ。
ブランシュの心に、知らないはずの、でも知っているような声が聞こえた気がして・・・。
『・・・・・・しあわせ・・・』
何となく、ほろっと零れた言葉に、抱き締めていたレイヴンの腕が強くなった気がした。
『---ッレイヴン・・・、そこ・・・も、弄らないでぇ・・・』
感じすぎていやいやするブランシュを口付けながら宥め、ソレでも容赦なくブランシュの後孔に入った三本の指で前立腺をグリグリと擦り、押し上げるレイヴン。
さっきまで優しく大切に抱こうと思っていた癖に、今やってることは真逆の行為だ。
---だって、さっきブランシュはなんて言った?
『ブランシュだけの旦那様』
『コレからはずっと、レイヴンだけ』
『しあわせ』
そんなことを言われて、理性が保つヤツがいるか?!
「可愛いブランシュ。俺の手で、気持ちいいトコロをたくさん見つけような。ソレでもっともっと、気持ち良くなって俺無しじゃいられない身体になって・・・俺でしか満足できなくなれ」
ブランシュの慎ましい花茎はレイヴンの後ろ髪を縛っていた組紐で根元を括られ、達しても射精出来なくなっている状態で。
そこに胎のナカから執拗に前立腺をグリグリ刺激され、ブランシュはすでにナカで達することを覚え込まされていて、ぎゅうぎゅうとレイヴンの指を締め付け続けているのだ。
『気持ちいいよう・・・きもちい・・・でもっ・・・お腹空いたよう・・・。れーぶん・・・・・・ほしい、よう』
レイヴンが指で幾らナカを刺激しようと、ただ気持ちいいだけで、ちっともお腹は膨れない。
それどころか、快楽も過ぎると苦痛になることも覚えたブランシュは、何度目か分からない指でのナカイキに、とうとう泣きが入った。
『きもちい・・・けどお・・・・・・くるしーよおっ・・・れーぶんの、おいしーの・・・おなかに、いっぱい、ちょーらいよぉ・・・ひっ、ふうぅ・・・!』
綺麗な翠の瞳からぽろぽろ涙が溢れて、さすがにレイヴンもやり過ぎたと慌ててブランシュの頬を撫ぜた。
「---っすまん、苛めすぎた。そうだよな、腹減ってるよな?」
『ううぅ・・・、空いてるけどお・・・、れ・・・・・・ぶんの熱くて、おっきいので・・・おなか、いっぱいにして、ほしいの。ゆびじゃなくてぇ、れーぶんの、コレがいーの・・・おねがい・・・』
べそべそしながら一生懸命舌っ足らずで話すブランシュに愛おしさが募る。
レイヴンはちょっと冷静になった頭で、大切に、大切にと繰り返し思いながら、ブランシュをギュッと抱き締めると、パクパクと咥え込むのを待っている後孔に自身のイチモツをあてがい、グッと挿入した。
ブランシュはレイヴンの背に爪を立てて衝動を堪える。
スキルのおかげかグッと開ききって柔軟に呑み込む後孔だが、やはりレイヴンのモノはかなり大きいのだろう。
痛みは無さそうだが・・・。
「---まだ二回目だからな・・・。キツいか?」
『---ううん・・・。気持ち、よすぎて・・・イッちゃうっ、から・・・!』
どうやら良すぎて堪えているらしかった。
「・・・っふ、堪えてないで、イッちまえっ!」
『---ゃああ---っ?!』
思わず笑ったレイヴンが一気に奥まで突き立てたせいで、ブランシュの努力も虚しく、速攻でナカイキしてしまったのだった。
※もう少し、R18続きます。
ちっとも大事にしてないじゃんって思った方。
レイヴンは好きな子に意地悪しちゃうタイプです(嘘wブランシュに煽られた結果です)。
レイヴンは今更ながら自分の気持ちに気付いて愕然としたが、相手は自分を餌扱いする精霊だ。
元々の求めているモノが違うのだ。
だから同じだけの気持ちを返せ、とは言わない。
・・・・・・が、せめて性交を少しでも愛のある行為と思ってくれれば・・・と願わずにはいられなかった。
---うん、せめて大切に抱こう。
単なる性欲処理でもなく、ご飯の為でもなく。俺の方だけでも気持ちを込めて・・・。
そう決めたら、後はもう、行動で示すのみ。
「・・・・・・ブランシュ」
『なぁに?』
「コレからは、お前の飢えを満たすためだけでなく、何時でも抱くが、良いか?」
ブランシュは、何時になく真剣な表情のレイヴンにキョトンと瞬いて、どうしてそう言うのか少し考えた。
・・・・・・考えたが、よく分からなかった。
だから精一杯の笑顔で応えた。
『もちろん、良いよぅ。ブランシュだけの旦那様だもの』
そうしてギュッと抱き付いた。
「---そうか」
同じようにブランシュを抱きしめ返したレイヴンがどんな顔をしていたのか、ブランシュの首筋に顔を埋めてしまったのでブランシュには分からなかったが、声からは呆れたような様子が、身体からは微かに笑いを堪えるような震えが伝わってきた。
『・・・・・・もう、コレからはずっと、レイヴンだけ、ですよ?』
レイヴンの耳元に何となくそう呟いたブランシュは、自分の胸に何か温かいモノが灯った気がして、微かに微笑んだ。
---幸せ。
ブランシュの心に、知らないはずの、でも知っているような声が聞こえた気がして・・・。
『・・・・・・しあわせ・・・』
何となく、ほろっと零れた言葉に、抱き締めていたレイヴンの腕が強くなった気がした。
『---ッレイヴン・・・、そこ・・・も、弄らないでぇ・・・』
感じすぎていやいやするブランシュを口付けながら宥め、ソレでも容赦なくブランシュの後孔に入った三本の指で前立腺をグリグリと擦り、押し上げるレイヴン。
さっきまで優しく大切に抱こうと思っていた癖に、今やってることは真逆の行為だ。
---だって、さっきブランシュはなんて言った?
『ブランシュだけの旦那様』
『コレからはずっと、レイヴンだけ』
『しあわせ』
そんなことを言われて、理性が保つヤツがいるか?!
「可愛いブランシュ。俺の手で、気持ちいいトコロをたくさん見つけような。ソレでもっともっと、気持ち良くなって俺無しじゃいられない身体になって・・・俺でしか満足できなくなれ」
ブランシュの慎ましい花茎はレイヴンの後ろ髪を縛っていた組紐で根元を括られ、達しても射精出来なくなっている状態で。
そこに胎のナカから執拗に前立腺をグリグリ刺激され、ブランシュはすでにナカで達することを覚え込まされていて、ぎゅうぎゅうとレイヴンの指を締め付け続けているのだ。
『気持ちいいよう・・・きもちい・・・でもっ・・・お腹空いたよう・・・。れーぶん・・・・・・ほしい、よう』
レイヴンが指で幾らナカを刺激しようと、ただ気持ちいいだけで、ちっともお腹は膨れない。
それどころか、快楽も過ぎると苦痛になることも覚えたブランシュは、何度目か分からない指でのナカイキに、とうとう泣きが入った。
『きもちい・・・けどお・・・・・・くるしーよおっ・・・れーぶんの、おいしーの・・・おなかに、いっぱい、ちょーらいよぉ・・・ひっ、ふうぅ・・・!』
綺麗な翠の瞳からぽろぽろ涙が溢れて、さすがにレイヴンもやり過ぎたと慌ててブランシュの頬を撫ぜた。
「---っすまん、苛めすぎた。そうだよな、腹減ってるよな?」
『ううぅ・・・、空いてるけどお・・・、れ・・・・・・ぶんの熱くて、おっきいので・・・おなか、いっぱいにして、ほしいの。ゆびじゃなくてぇ、れーぶんの、コレがいーの・・・おねがい・・・』
べそべそしながら一生懸命舌っ足らずで話すブランシュに愛おしさが募る。
レイヴンはちょっと冷静になった頭で、大切に、大切にと繰り返し思いながら、ブランシュをギュッと抱き締めると、パクパクと咥え込むのを待っている後孔に自身のイチモツをあてがい、グッと挿入した。
ブランシュはレイヴンの背に爪を立てて衝動を堪える。
スキルのおかげかグッと開ききって柔軟に呑み込む後孔だが、やはりレイヴンのモノはかなり大きいのだろう。
痛みは無さそうだが・・・。
「---まだ二回目だからな・・・。キツいか?」
『---ううん・・・。気持ち、よすぎて・・・イッちゃうっ、から・・・!』
どうやら良すぎて堪えているらしかった。
「・・・っふ、堪えてないで、イッちまえっ!」
『---ゃああ---っ?!』
思わず笑ったレイヴンが一気に奥まで突き立てたせいで、ブランシュの努力も虚しく、速攻でナカイキしてしまったのだった。
※もう少し、R18続きます。
ちっとも大事にしてないじゃんって思った方。
レイヴンは好きな子に意地悪しちゃうタイプです(嘘wブランシュに煽られた結果です)。
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