2 / 43
1 *誘われた→据え膳食わぬは男の恥・・・からの
しおりを挟む
*途中からR18あります。背後注意*
その日、たまたま俺は、本っ当に偶然、普段誰も寄り付かない、駆け出し冒険者にでさえ旨味が無いと言われている寂れて荒れたとある森へと足を踏み入れた。
それは本当に気紛れだった。
少し前に災害級と言われるサラマンダーの討伐の為にSランク冒険者に召集がかけられ、丸一日かけて他の冒険者達と何とか倒し、暫くゆっくり過ごそうかと依頼も受けずにのんびりぶらぶらと歩いていただけだったんだ。
───ソレなのに、どうしてこうなった?
獣道なんてモノも無い。
下草が藪になっていて足の踏み場も無い中を、何も考えずにガサガサと、ナイフで邪魔な草や枝を払いながら適当に歩いていた。
周りの気配をサーチしても、いるのは無害な小動物や虫ばかり。
魔物の気配は全く無い。
薬草みたいな貴重なモノも無い。
───こりゃあ、確かに冒険者には何の得も無い森だな。
そう頭で考えながら、もう引き返すか、と踵を返そうとしたとき───。
『───ねえねえ、お兄さんお兄さん』
不意に微かな気配を感じて振り向いた先には、蒼白い顔をした儚げ美人がぼうっと立っていた。
「───は?」
迷い人?
いやしかしさっきまで全く気配は感じなかった。
そもそもこんな森のけっこうな奥に人がいるか?
見た感じ、顔色が悪いだけで身に纏っているものは汚れも破れたところも無い・・・・・・。
───て事は、魔物の類い・・・・・・。
どうする?
討伐するか?
・・・・・・いやしかし・・・・・・。
───コイツ、見るからに生気が無くて蒼白い顔でいまにも死にそうなほどガリガリなんだが・・・・・・。
そう、その儚げ美人はこの冒険者より頭一つは小さい、真っ白のストレートの長い髪に薄い翠色の瞳で薄桃色の小さい唇に折れそうな細い腰。
そんじょそこらの女が霞むような容姿だった。
───ただし、胸はちっぱいだったが・・・・・・。
ん?
「───まさか、男か?」
『そうです。雄なんですぅ』
「ぁ、しまった。話しかけちまった」
スルーして立ち去ろうとしていたのに。
仕方ない。今からでも去ろう。
そう思って踵を返すと、『ぁ、』なんてか細い声の後にべしょっガサッと潰れる音がして思わず振り返ってしまい・・・・・・。
「・・・・・・」
『・・・・・・』
つんのめったらしく、藪に上半身をツッコんだ推定魔物が情けない姿で身動きが取れずに突っ伏している・・・・・・。
しかもよく見ると、足元は地面に埋まっている。
「・・・・・・お前、魔性植物だったのか」
『ふぁい、たぶんそうれす・・・・・・うう、気付いたらここに生まれてもう幾星霜、誰も来ないまま、一人寂しくて・・・・・・ついでに一度も栄養摂って無くて・・・・・・』
死にかけてますぅ・・・・・・なんて悲壮感丸出しでべそべそ泣く魔性植物につい魔が差した。
思わず抱き起こすと、その魔性植物は縋ってきてこう言った。
『お願いです、コワモテお兄さん・・・・・・一度で良いから、私に栄養下さいぃ・・・・・・』
「───え、栄養って何だ?」
魔性植物の種類によって栄養となるモノは異なる。
そういえば、と記憶を掘り起こす。
身体を喰うタイプは討伐対象で、どんな理由だろうと即刻排除する決まりなんだが。
まさかソッチ系じゃ無いだろうな?
『人の精液ですぅ・・・・・・。口からでも良いんですけど、下の口からナカに出して貰った方が効率的に吸収出来るので、是非、逞しいお兄さんの立派なモノを・・・・・・私の処女を貰って欲しいです!』
「・・・・・・しょじょ」
───マジか、コイツこんなところに生まれたせいで一度もヤった事無いのか。
───まあ、よく考えれば、こんな森にこの後も人が来る可能性はほとんど無いだろう。
コイツも無害そうだし。
一度くらい良いか。
どうせもう会うことも無いだろう。
「───分かった。じゃあお前の初めてを俺が貰ってやる」
『───!! ぁ、ありがとうございますぅ』
ぱあっと笑った顔に思わずドキッとして、見られないようにソイツを隣に立ってる木の方に向かせて手を付かせると、戸惑うように振り向いた。
『? あの・・・・・・』
「・・・・・・お前、足動かせないんだろ? なら後ろからヤルしか無いだろうが」
『あっ、そうでした。なにぶん経験が無いもので・・・・・・あの、お任せします。たぶん多少無茶しても挿入いると思うので・・・』
「・・・・・・具合を見て決めるから。服、捲るぞ」
『はいぃ・・・・・・あの、下は何も履いてませんから』
「・・・・・・分かった」
無自覚に煽ってくる魔性植物に内心でチッと舌打ちして返事をすると、更に無自覚発言。
溜息を堪えて服を捲ると、現れたのは染み一つ無いキメ細やかな真っ白い肌と折れそうなほど細い腰、なのにモチッとしてそうなまろい美尻で・・・・・・。
「・・・・・・」
思わずスンッとした。
いやこれ、魔性植物。
しっかりしろ、俺!!
今まで数え切れないほど男も女も抱いてきたが、こんなの初めてだ。
だがコイツは魔物!!
意を決して後ろの蕾に指を這わすと、すでに蜜が零れている。
『───あっ』
ビクリと震える細い腰を掴んで、人差し指をゆっくり挿入する。
『・・・・・・あっ、指・・・・・・入ってるぅ・・・・・・』
「・・・・・・難なく飲み込んでいるな。本当に初めてなのか?」
『あっ、初めてっ・・・・・・たぶん、私のご飯が・・・・・・精液だからぁ・・・・・・そういう身体に、なってるん、だとっ・・・・・・ひいっ!?』
ソイツの話を聞きながら指を増やして奥へと進む。
柔らかい。
コレなら少し慣らせば俺のが入るな。
そう思いながらナカを探っていくと、シコリを見つけた。
「・・・・・・へえ、人と同じようにあるんだ」
そう言ってニヤリと笑った。
『え? 何です? ・・・・・・ぅあっ!?』
「ココ、ナカで感じるところ。気持ちいいらしいぜ。俺はする方だからどれくらいイイのか良くわからねえがな」
『───イッ、ビリビリ・・・・・・っああ、コレ、コレが・・・・・・キモチイイ事?』
「良かったな、初めて知れて。でももっとキモチイイ事しような」
『あっあっ、もっと・・・・・・? キモチイイ事? お腹いっぱいになれて、キモチイイの・・・・・・?』
「そうだ。ココには誰もいないから、思う存分、啼け!」
そう言って俺は、たいして慣らさずとも柔らかく綻んでいるコイツの蕾に自分の凶暴なブツを一息にブチ込んでやった。
『───!! きゃあぁ───!!』
「っイイ声だ。そら、動くぞ。しっかり木にしがみ付け!」
『あっ、やああっ!! 奥、当たってる! ゴリゴリ凄いっ・・・・・・にゃあ、さっきのトコ・・・・・・イイ!! キモチイイ!!』
「───っどこもかしこも、うねって縋り付いてきて、ヤベえなお前っ!」
さすが魔性植物、感度も凄えし貪欲に搾り取ろうとしてくる。
だが俺も矜持がある。
速攻で抜かれる訳にはいかねえ!
「クソッ、何だこの尻は! 名器だろう、コレ!」
『あっお兄さ・・・・・・、もっと、キモチイイ、たくさん・・・ちょうだい』
「っああ、一度なんて無理だ! 好きなだけくれてやる・・・・・・!!」
そう言ってガツガツ犯して、コイツがイくと同時に俺も中出しした。
ソコでも搾り取るようにうねってきて、俺のブツは再びムクムクと大きくなって・・・・・・。
『ああ・・・・・・最高。おいひい・・・・・・初めて・・・・・・もっと・・・』
虚ろな瞳で煽情的な蕩け顔を見せてくるコイツに、俺はその後、再戦どころか抜かずのウン回戦を行い、お互いにスッキリしたのは日も傾いた夕方。
お互いの体液でドロドロぐちゃぐちゃのコイツに洗浄魔法をかけて綺麗にしてやると、すっかりお腹が膨れたのか、血色が戻って肌艶が更に良くなって、ほくほく顔をしていた。
『ありがとうございます、お兄さん』
そう満面の笑みで言うコイツはさっきまでの妖艶に乱れまくったヤツとは別の生き物のように儚げ美人だった。
凄えな、魔性植物。
「まあ、俺も良かったからおあいこだ。暗くなってきたし、もう帰る。じゃあ・・・」
『ぁ、待ってお兄さん!! ───ヨイショ』
「・・・・・・は?」
もう会うことも無いだろう、と言いかけたら、慌てて待てをされて立ち止まると・・・・・・。
『私も一緒に連れてって下さいな』
「・・・・・・お前、足・・・・・・」
思わず足元を見ると、根っこのように地面に埋まっていた足の部分がズボッと抜けて、普通に二足歩行して立ってる。
『お兄さんにたくさん栄養貰ったから、自力で動けます! でもお腹が空いたらまた地面に埋まっちゃうので、定期的に精液下さいね』
「───そういう問題じゃねえだろ」
『だってぇ、お兄さんと従魔契約しちゃったんですもん。責任取って下さいね?』
「・・・・・・あ”!?」
色々と有り得ないのに、更に、何だって?!
「何時、俺が、お前と、従魔契約、したんだよ?!」
『ええ? ・・・・・・ソレは最初に・・・・・・「好きなだけくれてやる」って言った時?』
「・・・はああっ!? ソレだけで?!」
『だってぇ、ソレって、何時でも好きなときに好きなだけくれてやるって事かと・・・・・・』
ソレで思わず俺と従魔契約したと?
『・・・・・・ごめんなさい?』
「───はあ・・・・・・もう良い。で? お前の名前は?」
『───!! えっとね、タマミズキと言います! でもあの、植物の名前なので、お兄さんに呼び名を付けて欲しいです』
「・・・・・・じゃあ、『ブランシュ』・・・・・・髪も肌も白いから」
『───ブランシュ、ブランシュ・・・・・・嬉しいです。ありがとうございます。・・・・・・ところでお兄さんの名前は?』
はにかみながら繰り返し呟いた後にそう聞かれて、そう言えば言ってなかったなと気付く。
どうせもう会うことも無いと思っていたの、にまさかこんなことになるとはな。
「・・・・・・俺の名前は『レイヴン』。髪も目も真っ黒だからな。ちなみに種族は鴉の獣人だ。普段は羽根は仕舞ってるから、見た目じゃ分からんだろう」
『・・・という事は、翔べるんですか!?』
「ああ。目立つからあまり普段は翔ばないが。今日は遅くなったから翔んで帰ろうか」
『うわあ・・・・・・ココから初めて外の世界に、翔んで・・・・・・!? わくわくしますね!』
そう言ってブランシュからキラキラした目を向けられて面映ゆいレイヴン。
「じゃあ帰るか」
『はい!』
レイヴンはブランシュを横抱きにして羽根を出すと、一目散に街へと向かっていった。
こうして成り行きで従魔を連れ帰ったレイヴンが冒険者ギルドで皆から弄られることになるのはすぐ後のこと。
そして実はブランシュが魔性植物ではなく、森の精霊ドライアドだと判明するのも割とすぐのことで・・・・・・。
仲睦まじく寄り添う姿に、強面年下旦那と儚げ天然年上美人嫁だと皆が生温かい目で見守るのだった。
※誘い受けを書きたかった。
急に降りてきた。ブランシュがヨッコイショと足を引き抜いてレイヴンがギョッとするシーンが。
そこから肉付けしました。
二時間弱で書いたのでヘンなところあったらすみません。設定ガバガバです。
ドライアドのご飯が精液でいいんかい?!とツッコんだ貴方、コレはご都合主義的な話なので放って置いて下さいませ。
強面くん、アレで年下?と思った方、ドライアドからしたら年下なんです。貫禄は30歳くらいの人に見えますが、27歳です。(あまり変わらないって?)
イメージイラストが頭にあるので、描けたら載せたいと思ってます。
その日、たまたま俺は、本っ当に偶然、普段誰も寄り付かない、駆け出し冒険者にでさえ旨味が無いと言われている寂れて荒れたとある森へと足を踏み入れた。
それは本当に気紛れだった。
少し前に災害級と言われるサラマンダーの討伐の為にSランク冒険者に召集がかけられ、丸一日かけて他の冒険者達と何とか倒し、暫くゆっくり過ごそうかと依頼も受けずにのんびりぶらぶらと歩いていただけだったんだ。
───ソレなのに、どうしてこうなった?
獣道なんてモノも無い。
下草が藪になっていて足の踏み場も無い中を、何も考えずにガサガサと、ナイフで邪魔な草や枝を払いながら適当に歩いていた。
周りの気配をサーチしても、いるのは無害な小動物や虫ばかり。
魔物の気配は全く無い。
薬草みたいな貴重なモノも無い。
───こりゃあ、確かに冒険者には何の得も無い森だな。
そう頭で考えながら、もう引き返すか、と踵を返そうとしたとき───。
『───ねえねえ、お兄さんお兄さん』
不意に微かな気配を感じて振り向いた先には、蒼白い顔をした儚げ美人がぼうっと立っていた。
「───は?」
迷い人?
いやしかしさっきまで全く気配は感じなかった。
そもそもこんな森のけっこうな奥に人がいるか?
見た感じ、顔色が悪いだけで身に纏っているものは汚れも破れたところも無い・・・・・・。
───て事は、魔物の類い・・・・・・。
どうする?
討伐するか?
・・・・・・いやしかし・・・・・・。
───コイツ、見るからに生気が無くて蒼白い顔でいまにも死にそうなほどガリガリなんだが・・・・・・。
そう、その儚げ美人はこの冒険者より頭一つは小さい、真っ白のストレートの長い髪に薄い翠色の瞳で薄桃色の小さい唇に折れそうな細い腰。
そんじょそこらの女が霞むような容姿だった。
───ただし、胸はちっぱいだったが・・・・・・。
ん?
「───まさか、男か?」
『そうです。雄なんですぅ』
「ぁ、しまった。話しかけちまった」
スルーして立ち去ろうとしていたのに。
仕方ない。今からでも去ろう。
そう思って踵を返すと、『ぁ、』なんてか細い声の後にべしょっガサッと潰れる音がして思わず振り返ってしまい・・・・・・。
「・・・・・・」
『・・・・・・』
つんのめったらしく、藪に上半身をツッコんだ推定魔物が情けない姿で身動きが取れずに突っ伏している・・・・・・。
しかもよく見ると、足元は地面に埋まっている。
「・・・・・・お前、魔性植物だったのか」
『ふぁい、たぶんそうれす・・・・・・うう、気付いたらここに生まれてもう幾星霜、誰も来ないまま、一人寂しくて・・・・・・ついでに一度も栄養摂って無くて・・・・・・』
死にかけてますぅ・・・・・・なんて悲壮感丸出しでべそべそ泣く魔性植物につい魔が差した。
思わず抱き起こすと、その魔性植物は縋ってきてこう言った。
『お願いです、コワモテお兄さん・・・・・・一度で良いから、私に栄養下さいぃ・・・・・・』
「───え、栄養って何だ?」
魔性植物の種類によって栄養となるモノは異なる。
そういえば、と記憶を掘り起こす。
身体を喰うタイプは討伐対象で、どんな理由だろうと即刻排除する決まりなんだが。
まさかソッチ系じゃ無いだろうな?
『人の精液ですぅ・・・・・・。口からでも良いんですけど、下の口からナカに出して貰った方が効率的に吸収出来るので、是非、逞しいお兄さんの立派なモノを・・・・・・私の処女を貰って欲しいです!』
「・・・・・・しょじょ」
───マジか、コイツこんなところに生まれたせいで一度もヤった事無いのか。
───まあ、よく考えれば、こんな森にこの後も人が来る可能性はほとんど無いだろう。
コイツも無害そうだし。
一度くらい良いか。
どうせもう会うことも無いだろう。
「───分かった。じゃあお前の初めてを俺が貰ってやる」
『───!! ぁ、ありがとうございますぅ』
ぱあっと笑った顔に思わずドキッとして、見られないようにソイツを隣に立ってる木の方に向かせて手を付かせると、戸惑うように振り向いた。
『? あの・・・・・・』
「・・・・・・お前、足動かせないんだろ? なら後ろからヤルしか無いだろうが」
『あっ、そうでした。なにぶん経験が無いもので・・・・・・あの、お任せします。たぶん多少無茶しても挿入いると思うので・・・』
「・・・・・・具合を見て決めるから。服、捲るぞ」
『はいぃ・・・・・・あの、下は何も履いてませんから』
「・・・・・・分かった」
無自覚に煽ってくる魔性植物に内心でチッと舌打ちして返事をすると、更に無自覚発言。
溜息を堪えて服を捲ると、現れたのは染み一つ無いキメ細やかな真っ白い肌と折れそうなほど細い腰、なのにモチッとしてそうなまろい美尻で・・・・・・。
「・・・・・・」
思わずスンッとした。
いやこれ、魔性植物。
しっかりしろ、俺!!
今まで数え切れないほど男も女も抱いてきたが、こんなの初めてだ。
だがコイツは魔物!!
意を決して後ろの蕾に指を這わすと、すでに蜜が零れている。
『───あっ』
ビクリと震える細い腰を掴んで、人差し指をゆっくり挿入する。
『・・・・・・あっ、指・・・・・・入ってるぅ・・・・・・』
「・・・・・・難なく飲み込んでいるな。本当に初めてなのか?」
『あっ、初めてっ・・・・・・たぶん、私のご飯が・・・・・・精液だからぁ・・・・・・そういう身体に、なってるん、だとっ・・・・・・ひいっ!?』
ソイツの話を聞きながら指を増やして奥へと進む。
柔らかい。
コレなら少し慣らせば俺のが入るな。
そう思いながらナカを探っていくと、シコリを見つけた。
「・・・・・・へえ、人と同じようにあるんだ」
そう言ってニヤリと笑った。
『え? 何です? ・・・・・・ぅあっ!?』
「ココ、ナカで感じるところ。気持ちいいらしいぜ。俺はする方だからどれくらいイイのか良くわからねえがな」
『───イッ、ビリビリ・・・・・・っああ、コレ、コレが・・・・・・キモチイイ事?』
「良かったな、初めて知れて。でももっとキモチイイ事しような」
『あっあっ、もっと・・・・・・? キモチイイ事? お腹いっぱいになれて、キモチイイの・・・・・・?』
「そうだ。ココには誰もいないから、思う存分、啼け!」
そう言って俺は、たいして慣らさずとも柔らかく綻んでいるコイツの蕾に自分の凶暴なブツを一息にブチ込んでやった。
『───!! きゃあぁ───!!』
「っイイ声だ。そら、動くぞ。しっかり木にしがみ付け!」
『あっ、やああっ!! 奥、当たってる! ゴリゴリ凄いっ・・・・・・にゃあ、さっきのトコ・・・・・・イイ!! キモチイイ!!』
「───っどこもかしこも、うねって縋り付いてきて、ヤベえなお前っ!」
さすが魔性植物、感度も凄えし貪欲に搾り取ろうとしてくる。
だが俺も矜持がある。
速攻で抜かれる訳にはいかねえ!
「クソッ、何だこの尻は! 名器だろう、コレ!」
『あっお兄さ・・・・・・、もっと、キモチイイ、たくさん・・・ちょうだい』
「っああ、一度なんて無理だ! 好きなだけくれてやる・・・・・・!!」
そう言ってガツガツ犯して、コイツがイくと同時に俺も中出しした。
ソコでも搾り取るようにうねってきて、俺のブツは再びムクムクと大きくなって・・・・・・。
『ああ・・・・・・最高。おいひい・・・・・・初めて・・・・・・もっと・・・』
虚ろな瞳で煽情的な蕩け顔を見せてくるコイツに、俺はその後、再戦どころか抜かずのウン回戦を行い、お互いにスッキリしたのは日も傾いた夕方。
お互いの体液でドロドロぐちゃぐちゃのコイツに洗浄魔法をかけて綺麗にしてやると、すっかりお腹が膨れたのか、血色が戻って肌艶が更に良くなって、ほくほく顔をしていた。
『ありがとうございます、お兄さん』
そう満面の笑みで言うコイツはさっきまでの妖艶に乱れまくったヤツとは別の生き物のように儚げ美人だった。
凄えな、魔性植物。
「まあ、俺も良かったからおあいこだ。暗くなってきたし、もう帰る。じゃあ・・・」
『ぁ、待ってお兄さん!! ───ヨイショ』
「・・・・・・は?」
もう会うことも無いだろう、と言いかけたら、慌てて待てをされて立ち止まると・・・・・・。
『私も一緒に連れてって下さいな』
「・・・・・・お前、足・・・・・・」
思わず足元を見ると、根っこのように地面に埋まっていた足の部分がズボッと抜けて、普通に二足歩行して立ってる。
『お兄さんにたくさん栄養貰ったから、自力で動けます! でもお腹が空いたらまた地面に埋まっちゃうので、定期的に精液下さいね』
「───そういう問題じゃねえだろ」
『だってぇ、お兄さんと従魔契約しちゃったんですもん。責任取って下さいね?』
「・・・・・・あ”!?」
色々と有り得ないのに、更に、何だって?!
「何時、俺が、お前と、従魔契約、したんだよ?!」
『ええ? ・・・・・・ソレは最初に・・・・・・「好きなだけくれてやる」って言った時?』
「・・・はああっ!? ソレだけで?!」
『だってぇ、ソレって、何時でも好きなときに好きなだけくれてやるって事かと・・・・・・』
ソレで思わず俺と従魔契約したと?
『・・・・・・ごめんなさい?』
「───はあ・・・・・・もう良い。で? お前の名前は?」
『───!! えっとね、タマミズキと言います! でもあの、植物の名前なので、お兄さんに呼び名を付けて欲しいです』
「・・・・・・じゃあ、『ブランシュ』・・・・・・髪も肌も白いから」
『───ブランシュ、ブランシュ・・・・・・嬉しいです。ありがとうございます。・・・・・・ところでお兄さんの名前は?』
はにかみながら繰り返し呟いた後にそう聞かれて、そう言えば言ってなかったなと気付く。
どうせもう会うことも無いと思っていたの、にまさかこんなことになるとはな。
「・・・・・・俺の名前は『レイヴン』。髪も目も真っ黒だからな。ちなみに種族は鴉の獣人だ。普段は羽根は仕舞ってるから、見た目じゃ分からんだろう」
『・・・という事は、翔べるんですか!?』
「ああ。目立つからあまり普段は翔ばないが。今日は遅くなったから翔んで帰ろうか」
『うわあ・・・・・・ココから初めて外の世界に、翔んで・・・・・・!? わくわくしますね!』
そう言ってブランシュからキラキラした目を向けられて面映ゆいレイヴン。
「じゃあ帰るか」
『はい!』
レイヴンはブランシュを横抱きにして羽根を出すと、一目散に街へと向かっていった。
こうして成り行きで従魔を連れ帰ったレイヴンが冒険者ギルドで皆から弄られることになるのはすぐ後のこと。
そして実はブランシュが魔性植物ではなく、森の精霊ドライアドだと判明するのも割とすぐのことで・・・・・・。
仲睦まじく寄り添う姿に、強面年下旦那と儚げ天然年上美人嫁だと皆が生温かい目で見守るのだった。
※誘い受けを書きたかった。
急に降りてきた。ブランシュがヨッコイショと足を引き抜いてレイヴンがギョッとするシーンが。
そこから肉付けしました。
二時間弱で書いたのでヘンなところあったらすみません。設定ガバガバです。
ドライアドのご飯が精液でいいんかい?!とツッコんだ貴方、コレはご都合主義的な話なので放って置いて下さいませ。
強面くん、アレで年下?と思った方、ドライアドからしたら年下なんです。貫禄は30歳くらいの人に見えますが、27歳です。(あまり変わらないって?)
イメージイラストが頭にあるので、描けたら載せたいと思ってます。
78
お気に入りに追加
463
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

美形×平凡の子供の話
めちゅう
BL
美形公爵アーノルドとその妻で平凡顔のエーリンの間に生まれた双子はエリック、エラと名付けられた。エリックはアーノルドに似た美形、エラはエーリンに似た平凡顔。平凡なエラに幸せはあるのか?
──────────────────
お読みくださりありがとうございます。
お楽しみいただけましたら幸いです。
新しい聖女が見付かったそうなので、天啓に従います!
月白ヤトヒコ
ファンタジー
空腹で眠くて怠い中、王室からの呼び出しを受ける聖女アルム。
そして告げられたのは、新しい聖女の出現。そして、暇を出すから還俗せよとの解雇通告。
新しい聖女は公爵令嬢。そんなお嬢様に、聖女が務まるのかと思った瞬間、アルムは眩い閃光に包まれ――――
自身が使い潰された挙げ句、処刑される未来を視た。
天啓です! と、アルムは――――
表紙と挿し絵はキャラメーカーで作成。

冷遇妻に家を売り払われていた男の裁判
七辻ゆゆ
ファンタジー
婚姻後すぐに妻を放置した男が二年ぶりに帰ると、家はなくなっていた。
「では開廷いたします」
家には10億の価値があったと主張し、妻に離縁と損害賠償を求める男。妻の口からは二年の事実が語られていく。

【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。

聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる