24 / 76
23 僕の本当の出自? 2
しおりを挟む
なにやら絶賛困惑中のエアリアルとダオラが、埒がアカンと僕にストレートに聞いてきた。
「あのさ、ユラ君。もしかしてお母さんがハイエルフだった?」
「お父さんは血が繋がっていないっぽいんだよね? じゃあ、本当の父親のこととか何か聞いてたり手がかりとか・・・・・・?」
そう言われても、地球上にそんなファンタジーな生き物はいない・・・・・・ん?
「そういえば、母親は妖精とか精霊がいると言われてる土地の出身だったかな?」
イギリスってそういう伝承がたくさんあるって聞いたことがある。もしかしたらあり得る、のかも?
事実、僕が異世界転移とか転生とかしてるくらいだし。
・・・・・・もしかして僕とは逆のパターンで、母親も地球に転移してきた異世界のハイエルフだったということも、無きにしも非ず?
「確かに母親は精霊と言われても不思議じゃないくらい儚くて夢見がちな綺麗な人だったけど、見た目は普通だったよ」
「それはたぶん、ユラ君のタグと同じモノを持ってて姿を変えていたんじゃないかな」
「うーん、僕は本当に接することがなかったからそれが事実かどうかは分からないしなぁ」
でも今更どうでもいい。調べようもないし。
「実の父親かもしれない人は全く分からないけど。あ、でも一度だけ耳にしたことがある。母親には恋人か夫がいたらしいって、当主の幹部の一人が漏らしてた」
もしかしたらその人が僕の父親かもしれない。
「でも多分だけど、僕みたいな暗部が大勢いるんだし、いたとしてももう生きていないと思うよ。あの人が元とはいえ恋人らしい男の存在を許すはずがないから」
いたら絶対にバレないように殺っちゃってるよね。
「・・・・・・ユラ君・・・・・・」
「こんなに小さいのに、なんて荒んだ生活を送っているの・・・・・・お兄さん、ウルッとしちゃう」
エアリアルがなんともいえない顔で僕の名を呟き、ダオラが綺麗なサファイアブルーの瞳をうるうるとさせてそう言った。
エアリアルはともかくガタイのいい男の泣き顔なのに綺麗だなダオラ。イケメンはどんなときもイケメンなんだね。
ん? ナハト? ナハトは確かにイケメンだけど、アレは残念なイケメンだ。いやそんなことより───。
「小さいけど僕は二〇歳! もうタグ返して貰っていいかな!? それでもって僕はタダのユラ! もうそれでいいでしょ? この話はおしまい!」
手を伸ばしてエアリアルからタグを返して貰い、さっさと首にかけて服の内側にしまう。
「それで冒険者登録して貰えるの?」
「・・・・・・いいでしょう。実力は十分なので。本来、最初はFランクという駆け出し冒険者ランクなんですがギルマス権限でCランクからの登録にします」
「え、いいの?」
それってズルくない?
「力のある者を最低ランクで遊ばせておく方がよろしくないので、これは割とよくあることなんです」
「だから気にしなくていいんですよー」
エアリアルとダオラにそう言われて、それもそうかと納得する。
「じゃあ、パパッとやっちゃいましょうか」
さっきまでのちょっと重い空気を変えるようにエアリアルが手をパンッと合わせ、そう言って冒険者ギルドタグを作る手続きを始めた。
何やら掌サイズの水晶玉の乗った地球儀っぽい形の魔導具を持ち出して僕の前に差し出す。
「この魔導具に手をかざして下さい。───はい、これはユラ君の魔力を元に作られたタグなので他人には使えません」
言われた通り右手をかざすと、水晶玉の天辺からナハトが持っているモノと同じ形のタグが音もなくスーッと現れてきてビックリした。
何、この謎機構!?
ATMの機械からカードが出て来る感じって言えば分かる?
エアリアルがそれを手に取りサッと見て異常がないかの確認をしてから僕に渡す。
僕は受け取ってマジマジと見回した。前にナハトが見せてくれたモノと形は同じ。僕のドッグタグとそっくりだけど、片側に名前と冒険者ランクしか書かれていない。
「それは任意で表記の情報を選べるんです。大体は名前と冒険者ランクのみですね」
「むやみやたらに他人に見せるな。弱味にもなる」
「もう片方には受けた依頼や達成度などが表記されますが、本人かギルドで魔導具でのチェック以外に他人には見えません」
「へえ、プライバシー保護やセキュリティが凄いんだね」
更にざっくりとタグの説明をしてくれるエアリアルとナハト。
どうやらランクによってタグの材質が違うらしい。
Sはオリハルコン、Aは金、Bは魔導銀で僕のランクのCは普通の銀、Dが銅、Eは鉄、Fにいたっては石だそうだ。
紛失したら再発行にけっこうな額のお金が必要になるから失くさないように、と言われた。
「詳しくはナハトから聞いて下さい」
「腐ってもSランク冒険者だからねぇ」
・・・・・・いや、腐ってもって・・・・・・。
まあ、確かにこの短時間でナハトが残念イケメンだっていうことがよく分かったけど。
ナハトは二人と気安い間柄なのか、酷い言われようにムッとしながらもさほど気にもせずに僕にタグの機能を教えてくれた。
「これで大抵の店の支払いとかも出来るぞ。まあ露店や屋台は現金がほとんどだがな。ギルドの銀行にお金を預けておくだけで引き落とされるから。タグと同時に口座も作られてるから便利だよ」
「・・・・・・問題は僕が一銭も持っていないことだね」
そう、悲しいかな、僕は今、無一文なんだ。
何故、僕を無一文で異世界転生させたんだ!
・・・・・・まあ、向こうでも必要経費以外に貰う報酬という名の小遣いは大した金額じゃなかったけどね。だから貯金額はほぼゼロ。
今思うと、よく何も感じなかったよね。薄々分かってたけど、他の暗部の仲間と違って僕の報酬は最低限だったと思う。
・・・・・・五十嵐家の身内だからただ働きみたいな位置づけだったんだろうな。
最低限の衣食住はあったし、これまで報酬に文句を言ったことはないし、家族のために報酬を貰うなんて、という気持ちもあったし。
でもここは異世界。生きていくためにはお金が必要!
ナハトみたいにガンガン稼いでやるぞ!
そう意気込む僕に、ナハトはボソッと言った。
「一生俺のヒモでいいのに。依存してくれていいのに。ずっと養ってあげるのに」
「・・・・・・言い方・・・・・・」
「甲斐性はあるんでしょうが、言ってることがちょっとぉ・・・・・・」
エアリアルとダオラが引いた顔をしていたが、ナハトは本心で言っているようだった。
くそう・・・・・・!
絶対にお金持ちになってやるからな! 福利厚生なんて絶対になさそうなこの世界、やっぱり頼れるのは金だろう! 老後に備えないとな!
まずは先行投資をして貰って服を揃えてマイナスからのスタートだけど!
僕は守銭奴になる!
※今イチ出自がハッキリしませんが、こっちはこのまま進みます。もやっとするでしょうがご了承下さい。
あとで元の世界の閑話とかで書く予定です。
ナハト達とは勘違いが絶妙?に噛み合って双方納得みたいな感じです。(皆、補完したり深読み、常識のズレで合っているようで合ってない)
あと自分が人外だったことに衝撃を受けたユラは、それまでエアリアル達に丁寧な言葉を使ってたけど、すっかり頭から抜けてこの辺りからタメ口になってます。
大人だってバレたのもある。
「あのさ、ユラ君。もしかしてお母さんがハイエルフだった?」
「お父さんは血が繋がっていないっぽいんだよね? じゃあ、本当の父親のこととか何か聞いてたり手がかりとか・・・・・・?」
そう言われても、地球上にそんなファンタジーな生き物はいない・・・・・・ん?
「そういえば、母親は妖精とか精霊がいると言われてる土地の出身だったかな?」
イギリスってそういう伝承がたくさんあるって聞いたことがある。もしかしたらあり得る、のかも?
事実、僕が異世界転移とか転生とかしてるくらいだし。
・・・・・・もしかして僕とは逆のパターンで、母親も地球に転移してきた異世界のハイエルフだったということも、無きにしも非ず?
「確かに母親は精霊と言われても不思議じゃないくらい儚くて夢見がちな綺麗な人だったけど、見た目は普通だったよ」
「それはたぶん、ユラ君のタグと同じモノを持ってて姿を変えていたんじゃないかな」
「うーん、僕は本当に接することがなかったからそれが事実かどうかは分からないしなぁ」
でも今更どうでもいい。調べようもないし。
「実の父親かもしれない人は全く分からないけど。あ、でも一度だけ耳にしたことがある。母親には恋人か夫がいたらしいって、当主の幹部の一人が漏らしてた」
もしかしたらその人が僕の父親かもしれない。
「でも多分だけど、僕みたいな暗部が大勢いるんだし、いたとしてももう生きていないと思うよ。あの人が元とはいえ恋人らしい男の存在を許すはずがないから」
いたら絶対にバレないように殺っちゃってるよね。
「・・・・・・ユラ君・・・・・・」
「こんなに小さいのに、なんて荒んだ生活を送っているの・・・・・・お兄さん、ウルッとしちゃう」
エアリアルがなんともいえない顔で僕の名を呟き、ダオラが綺麗なサファイアブルーの瞳をうるうるとさせてそう言った。
エアリアルはともかくガタイのいい男の泣き顔なのに綺麗だなダオラ。イケメンはどんなときもイケメンなんだね。
ん? ナハト? ナハトは確かにイケメンだけど、アレは残念なイケメンだ。いやそんなことより───。
「小さいけど僕は二〇歳! もうタグ返して貰っていいかな!? それでもって僕はタダのユラ! もうそれでいいでしょ? この話はおしまい!」
手を伸ばしてエアリアルからタグを返して貰い、さっさと首にかけて服の内側にしまう。
「それで冒険者登録して貰えるの?」
「・・・・・・いいでしょう。実力は十分なので。本来、最初はFランクという駆け出し冒険者ランクなんですがギルマス権限でCランクからの登録にします」
「え、いいの?」
それってズルくない?
「力のある者を最低ランクで遊ばせておく方がよろしくないので、これは割とよくあることなんです」
「だから気にしなくていいんですよー」
エアリアルとダオラにそう言われて、それもそうかと納得する。
「じゃあ、パパッとやっちゃいましょうか」
さっきまでのちょっと重い空気を変えるようにエアリアルが手をパンッと合わせ、そう言って冒険者ギルドタグを作る手続きを始めた。
何やら掌サイズの水晶玉の乗った地球儀っぽい形の魔導具を持ち出して僕の前に差し出す。
「この魔導具に手をかざして下さい。───はい、これはユラ君の魔力を元に作られたタグなので他人には使えません」
言われた通り右手をかざすと、水晶玉の天辺からナハトが持っているモノと同じ形のタグが音もなくスーッと現れてきてビックリした。
何、この謎機構!?
ATMの機械からカードが出て来る感じって言えば分かる?
エアリアルがそれを手に取りサッと見て異常がないかの確認をしてから僕に渡す。
僕は受け取ってマジマジと見回した。前にナハトが見せてくれたモノと形は同じ。僕のドッグタグとそっくりだけど、片側に名前と冒険者ランクしか書かれていない。
「それは任意で表記の情報を選べるんです。大体は名前と冒険者ランクのみですね」
「むやみやたらに他人に見せるな。弱味にもなる」
「もう片方には受けた依頼や達成度などが表記されますが、本人かギルドで魔導具でのチェック以外に他人には見えません」
「へえ、プライバシー保護やセキュリティが凄いんだね」
更にざっくりとタグの説明をしてくれるエアリアルとナハト。
どうやらランクによってタグの材質が違うらしい。
Sはオリハルコン、Aは金、Bは魔導銀で僕のランクのCは普通の銀、Dが銅、Eは鉄、Fにいたっては石だそうだ。
紛失したら再発行にけっこうな額のお金が必要になるから失くさないように、と言われた。
「詳しくはナハトから聞いて下さい」
「腐ってもSランク冒険者だからねぇ」
・・・・・・いや、腐ってもって・・・・・・。
まあ、確かにこの短時間でナハトが残念イケメンだっていうことがよく分かったけど。
ナハトは二人と気安い間柄なのか、酷い言われようにムッとしながらもさほど気にもせずに僕にタグの機能を教えてくれた。
「これで大抵の店の支払いとかも出来るぞ。まあ露店や屋台は現金がほとんどだがな。ギルドの銀行にお金を預けておくだけで引き落とされるから。タグと同時に口座も作られてるから便利だよ」
「・・・・・・問題は僕が一銭も持っていないことだね」
そう、悲しいかな、僕は今、無一文なんだ。
何故、僕を無一文で異世界転生させたんだ!
・・・・・・まあ、向こうでも必要経費以外に貰う報酬という名の小遣いは大した金額じゃなかったけどね。だから貯金額はほぼゼロ。
今思うと、よく何も感じなかったよね。薄々分かってたけど、他の暗部の仲間と違って僕の報酬は最低限だったと思う。
・・・・・・五十嵐家の身内だからただ働きみたいな位置づけだったんだろうな。
最低限の衣食住はあったし、これまで報酬に文句を言ったことはないし、家族のために報酬を貰うなんて、という気持ちもあったし。
でもここは異世界。生きていくためにはお金が必要!
ナハトみたいにガンガン稼いでやるぞ!
そう意気込む僕に、ナハトはボソッと言った。
「一生俺のヒモでいいのに。依存してくれていいのに。ずっと養ってあげるのに」
「・・・・・・言い方・・・・・・」
「甲斐性はあるんでしょうが、言ってることがちょっとぉ・・・・・・」
エアリアルとダオラが引いた顔をしていたが、ナハトは本心で言っているようだった。
くそう・・・・・・!
絶対にお金持ちになってやるからな! 福利厚生なんて絶対になさそうなこの世界、やっぱり頼れるのは金だろう! 老後に備えないとな!
まずは先行投資をして貰って服を揃えてマイナスからのスタートだけど!
僕は守銭奴になる!
※今イチ出自がハッキリしませんが、こっちはこのまま進みます。もやっとするでしょうがご了承下さい。
あとで元の世界の閑話とかで書く予定です。
ナハト達とは勘違いが絶妙?に噛み合って双方納得みたいな感じです。(皆、補完したり深読み、常識のズレで合っているようで合ってない)
あと自分が人外だったことに衝撃を受けたユラは、それまでエアリアル達に丁寧な言葉を使ってたけど、すっかり頭から抜けてこの辺りからタメ口になってます。
大人だってバレたのもある。
716
お気に入りに追加
1,119
あなたにおすすめの小説

【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
侯爵様の愛人ですが、その息子にも愛されてます
muku
BL
魔術師フィアリスは、地底の迷宮から湧き続ける魔物を倒す使命を担っているリトスロード侯爵家に雇われている。
仕事は魔物の駆除と、侯爵家三男エヴァンの家庭教師。
成人したエヴァンから突然恋心を告げられたフィアリスは、大いに戸惑うことになる。
何故ならフィアリスは、エヴァンの父とただならぬ関係にあったのだった。
汚れた自分には愛される価値がないと思いこむ美しい魔術師の青年と、そんな師を一心に愛し続ける弟子の物語。

飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

【書籍化進行中】ヒヨコの刷り込みなんて言わないで。魅了の俺と不器用なおっさん
tamura-k
BL
気づいたら知らない森の中に居た緑川颯太(みどりかわそうた)は、通りかかった30代前半のイケオジ冒険者のダグラスに運よく拾ってもらった。
何もわからない颯太に、ダグラスは一緒に町に行くことを提案した。
小遣い稼ぎに薬草を摘みながら町を目指して歩いていたが、どうやら颯太にはとんでもないスキルがあるらしいと判明。
ええ?魅了??なにそれ、俺、どうしたらいいんだよ?
一回りも違う気の良いイケオジ・ダグラスと年下・ツンデレなりそこない系のソウタ。
それはヒヨコの刷り込みと同じってバカにすんな!
俺の幸せは俺が決めるもんだろう?
年の差がお好きな方へ。
※はRぽい描写あり
************
書籍化の声をかけていただきまして、現在進行中です。
決まりましたら改めてお知らせいたします。
また、発売予定の一カ月前にはアルファポリス様の規約により、こちらは全て削除いたします。
(ムーンノベルの方ではそのままです)

婚約破棄を傍観していた令息は、部外者なのにキーパーソンでした
Cleyera
BL
貴族学院の交流の場である大広間で、一人の女子生徒を囲む四人の男子生徒たち
その中に第一王子が含まれていることが周囲を不安にさせ、王子の婚約者である令嬢は「その娼婦を側に置くことをおやめ下さい!」と訴える……ところを見ていた傍観者の話
:注意:
作者は素人です
傍観者視点の話
人(?)×人
安心安全の全年齢!だよ(´∀`*)
バッドエンドの異世界に悪役転生した僕は、全力でハッピーエンドを目指します!
あ
BL
16才の初川終(はつかわ しゅう)は先天性の心臓の病気だった。一縷の望みで、成功率が低い手術に挑む終だったが……。
僕は気付くと両親の泣いている風景を空から眺めていた。それから、遠くで光り輝くなにかにすごい力で引き寄せられて。
目覚めれば、そこは子どもの頃に毎日読んでいた大好きなファンタジー小説の世界だったんだ。でも、僕は呪いの悪役の10才の公爵三男エディに転生しちゃったみたい!
しかも、この世界ってバッドエンドじゃなかったっけ?
バッドエンドをハッピーエンドにする為に、僕は頑張る!
でも、本の世界と少しずつ変わってきた異世界は……ひみつが多くて?
嫌われ悪役の子どもが、愛されに変わる物語。ほのぼの日常が多いです。
◎体格差、年の差カップル
※てんぱる様の表紙をお借りしました。

○○に求婚されたおっさん、逃げる・・
相沢京
BL
小さな町でギルドに所属していた30過ぎのおっさんのオレに王都のギルマスから招集命令が下される。
といっても、何か罪を犯したからとかではなくてオレに会いたい人がいるらしい。そいつは事情があって王都から出れないとか、特に何の用事もなかったオレは承諾して王都へと向かうのだった。
しかし、そこに待ち受けていたのは―――・・
天涯孤独になった少年は、元兵士の優しいオジサンと幸せに生きる
ir(いる)
BL
ファンタジー。最愛の父を亡くした後、恋人(不倫相手)と再婚したい母に騙されて捨てられた12歳の少年。30歳の元兵士の男性との出会いで傷付いた心を癒してもらい、恋(主人公からの片思い)をする物語。
※序盤は主人公が悲しむシーンが多いです。
※主人公と相手が出会うまで、少しかかります(28話)
※BL的展開になるまでに、結構かかる予定です。主人公が恋心を自覚するようでしないのは51話くらい?
※女性は普通に登場しますが、他に明確な相手がいたり、恋愛目線で主人公たちを見ていない人ばかりです。
※同性愛者もいますが、異性愛が主流の世界です。なので主人公は、男なのに男を好きになる自分はおかしいのでは?と悩みます。
※主人公のお相手は、保護者として主人公を温かく見守り、支えたいと思っています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる