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22 ユラの本当の出自とか年齢とか(sideナハト)
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『僕を捨てた人達の象徴であり、僕を縛り付ける呪紋だと思ってる』
そう言ったユラの瞳は、表情は、虚無感で溢れていた。
俺達は息を呑むしか出来なかった。
己を肯定するはずの身分証のタグが『呪い』だなんて・・・・・・。
俺達はユラをこんな風にしたヤツらを八つ裂きにしてやりたいと心底思った。だからユラには酷だと分かっているが、聞き出せるだけ情報を得ようとした。
まず最初に俺から聞いてみた。
「ユラ、君はココに来る前はどんな場所に住んでいたんだ?」
「国の中でも一二を争うような大富豪の家だよ。そこの別邸に他の暗部の仲間と暮らしてた」
ヤツらはここではない国の公爵家か侯爵家辺りか? そして別邸に仲間と暮らしてたと。
それならば衣食住はちゃんとしていたのだろうか。
しかし疑問が一つ。
隠蔽されていたとはいえユラはウィステリアの王族だったはずだ。一体どのようにしてその邸に奴隷として住むことになったのか。
捨てられたと言っていたが、アレはどういう意味での言葉だったのか。
「そこに家族はいたんですか?」
エアリアルが思い切って聞いてみた。するとユラは一瞬、寂しげな表情を浮かべた。
「───今となっては家族と言えたのか疑問だけど、母親は僕にそっくりな顔だったから、実の親、なんだと思う。けど父親は───」
「もしかして、本当の親ではなかった?」
エアリアルが眉を下げて聞いている。
「たぶん。どこも似てなかったし、とても実子に接する態度じゃなかった。ちなみにその人、暗部での僕の直属の上司で大富豪の当主ね」
淡々とそう話すユラに俺達は驚いた。
「・・・・・・え?」
「六歳頃にね、暗部の教官とその父親と思われた人の会話を偶然聞いたんだ。僕は母親に似てるだけの邪魔な悪魔だって言ってた」
「は?」
「大人になったらハニトラさせるんだって。まあ、やったことないけど」
そう言ってユラは最後に自嘲した。
イヤ待て。その話からいくと、例え父親と血の繋がりはなくとも、その大富豪の夫妻の子供だということだよな?
───その家族に、物心つく前から奴隷として暗殺の技術を叩き込まれていたと?
「・・・・・・母親はどうしてたの?」
今度はダオラが躊躇いながらそう聞いた。
父親がアレでも母親は守ったり庇ってくれたりしてくれなかったのか? だって母親は確実に実母なんだろう?
「母は夢見がちな、ぽやんとした感じで特になにも・・・・・・今思えば、アレは心が壊れてたのかも。僕とは一度も視線があったことはなかったなぁ」
そもそも接点がほとんどなかったから自分の息子だという認識もなかったんじゃない? とこれも笑って言った。無理矢理作った愛想笑い。
「表に出るのはどうしても出席しないといけない公式の場だけ。それも警護を兼ねて出るから、当主夫妻とは会話もないし?」
───当主夫妻。両親と呼ばない、全てを諦めたような声音でそう話すユラは、どこかへ消えてしまいそうなほど儚かった。
「あ、五歳年下の双子の弟妹がいてね。この前、彼らのちょうど一五歳の誕生日パーティーの席で弟を後継者にって公表してね。僕はやっぱり要らない子供だったなって───」
「───は?」
「え?」
「・・・・・・今なんて?」
オイコラ、今聞き捨てならない言葉が聞こえたが!?
「双子の弟妹のところ? それとも弟が後継者ってところ?」
そう言いキョトンとするユラに俺達は一斉に食いついた。
「違っ・・・・・・ユラお前、弟妹が五歳年下って───」
「ユラ君、今、弟妹の一五歳の誕生日って言った!?」
「えっ、ちょっと待って。それって、計算上ユラ君が二〇歳ってことであってる!?」
最後にダオラが確認のためにハッキリと聞いたからユラは勢いに押されながらも頷いた。
「う、うん・・・・・・? 僕は少し前に二〇歳になったばかり。だからさっき冒険者の本登録できるよねって言おうとしたんだよ」
タイミング逃がしちゃったけど、と困惑した顔でそうユラが言ったのを、俺達は唖然としたあと同時に叫んでいた。
「はああああぁ───っ!?」
「───っ煩ーい!」
思わずといった風に耳を押さえるユラ。長い耳に戸惑っていて可愛い、じゃなくて!
「ユユユユラ君は、とっくに成人済みってこと!?」
エアリアルの動揺っぷりが凄まじい。
対するユラは耳を押さえながらキョトンとしている。
「え、うん」
「じゃ、じゃあアレやコレもオッケーなわけ!?」
俺が思わずそう言うと、ユラはまたキョトンとした。
「アレやコレ? って、何?」
本当に分かっていないのか、首を傾げられた。
「え、まさか未経験? イヤ見た目未成年だから今までは疑ってなかったけど、ハニトラは知ってるのに?」
ダオラもついツッコんで聞いている。
それを聞いて合点がいったのか、ああ、という顔をしてからユラが目を泳がせて、意を決したように応えた。
「あー、その・・・・・・僕、女が相手だと、勃たないんだよね。だからそっち方面は役立たずで。だからって男とどうこうっていうのもないし───」
「じゃあ童貞処女!?」
「───っ大声で言うな! 悪いか童貞処女で!!」
俺が喜色満面で叫ぶと開き直って大声で叫ぶユラ。ブーメランだぞ。
でもそうか。
はからずもユラの年齢が知れて、成人済みって分かった。
「それなら遠慮はいらないな」
「───何の!? 何を遠慮してたの!?」
「さっきの告白を忘れたのか? 俺の伴侶になってくれと言ったこと」
俺がそう言ったらユラは忘れていたのか、また目を泳がせた。そのあとすぐに俺の言いたいことに気付いて、珍しくオロオロして言葉に詰まっていた。
「・・・・・・えーと、要するに? ・・・・・・え、つまり? そういうこと??」
「そういうことだ! 今すぐ婚姻して思う存分愛させてくれ!」
「え、無理」
そうハッキリと欲望のままに言ったら、ユラからすかさず待ったが入った。
「何故!?」
「・・・・・・僕は愛されたことがない人間、イヤ今はハイエルフみたいだけど。だから、愛とか恋とかよく分からなくて」
「・・・・・・ああ」
「急すぎるから。生活基盤も何も出来てないのに、お付き合いとかもなくいきなり婚姻とかちょっと無理だから!」
せめてもう少し猶予が欲しい、と言われて、本気で拒否られてはいないことにホッとするのだった。
そんな中、エアリアルとダオラはいまだに色々と困惑中だったらしい。
そう言ったユラの瞳は、表情は、虚無感で溢れていた。
俺達は息を呑むしか出来なかった。
己を肯定するはずの身分証のタグが『呪い』だなんて・・・・・・。
俺達はユラをこんな風にしたヤツらを八つ裂きにしてやりたいと心底思った。だからユラには酷だと分かっているが、聞き出せるだけ情報を得ようとした。
まず最初に俺から聞いてみた。
「ユラ、君はココに来る前はどんな場所に住んでいたんだ?」
「国の中でも一二を争うような大富豪の家だよ。そこの別邸に他の暗部の仲間と暮らしてた」
ヤツらはここではない国の公爵家か侯爵家辺りか? そして別邸に仲間と暮らしてたと。
それならば衣食住はちゃんとしていたのだろうか。
しかし疑問が一つ。
隠蔽されていたとはいえユラはウィステリアの王族だったはずだ。一体どのようにしてその邸に奴隷として住むことになったのか。
捨てられたと言っていたが、アレはどういう意味での言葉だったのか。
「そこに家族はいたんですか?」
エアリアルが思い切って聞いてみた。するとユラは一瞬、寂しげな表情を浮かべた。
「───今となっては家族と言えたのか疑問だけど、母親は僕にそっくりな顔だったから、実の親、なんだと思う。けど父親は───」
「もしかして、本当の親ではなかった?」
エアリアルが眉を下げて聞いている。
「たぶん。どこも似てなかったし、とても実子に接する態度じゃなかった。ちなみにその人、暗部での僕の直属の上司で大富豪の当主ね」
淡々とそう話すユラに俺達は驚いた。
「・・・・・・え?」
「六歳頃にね、暗部の教官とその父親と思われた人の会話を偶然聞いたんだ。僕は母親に似てるだけの邪魔な悪魔だって言ってた」
「は?」
「大人になったらハニトラさせるんだって。まあ、やったことないけど」
そう言ってユラは最後に自嘲した。
イヤ待て。その話からいくと、例え父親と血の繋がりはなくとも、その大富豪の夫妻の子供だということだよな?
───その家族に、物心つく前から奴隷として暗殺の技術を叩き込まれていたと?
「・・・・・・母親はどうしてたの?」
今度はダオラが躊躇いながらそう聞いた。
父親がアレでも母親は守ったり庇ってくれたりしてくれなかったのか? だって母親は確実に実母なんだろう?
「母は夢見がちな、ぽやんとした感じで特になにも・・・・・・今思えば、アレは心が壊れてたのかも。僕とは一度も視線があったことはなかったなぁ」
そもそも接点がほとんどなかったから自分の息子だという認識もなかったんじゃない? とこれも笑って言った。無理矢理作った愛想笑い。
「表に出るのはどうしても出席しないといけない公式の場だけ。それも警護を兼ねて出るから、当主夫妻とは会話もないし?」
───当主夫妻。両親と呼ばない、全てを諦めたような声音でそう話すユラは、どこかへ消えてしまいそうなほど儚かった。
「あ、五歳年下の双子の弟妹がいてね。この前、彼らのちょうど一五歳の誕生日パーティーの席で弟を後継者にって公表してね。僕はやっぱり要らない子供だったなって───」
「───は?」
「え?」
「・・・・・・今なんて?」
オイコラ、今聞き捨てならない言葉が聞こえたが!?
「双子の弟妹のところ? それとも弟が後継者ってところ?」
そう言いキョトンとするユラに俺達は一斉に食いついた。
「違っ・・・・・・ユラお前、弟妹が五歳年下って───」
「ユラ君、今、弟妹の一五歳の誕生日って言った!?」
「えっ、ちょっと待って。それって、計算上ユラ君が二〇歳ってことであってる!?」
最後にダオラが確認のためにハッキリと聞いたからユラは勢いに押されながらも頷いた。
「う、うん・・・・・・? 僕は少し前に二〇歳になったばかり。だからさっき冒険者の本登録できるよねって言おうとしたんだよ」
タイミング逃がしちゃったけど、と困惑した顔でそうユラが言ったのを、俺達は唖然としたあと同時に叫んでいた。
「はああああぁ───っ!?」
「───っ煩ーい!」
思わずといった風に耳を押さえるユラ。長い耳に戸惑っていて可愛い、じゃなくて!
「ユユユユラ君は、とっくに成人済みってこと!?」
エアリアルの動揺っぷりが凄まじい。
対するユラは耳を押さえながらキョトンとしている。
「え、うん」
「じゃ、じゃあアレやコレもオッケーなわけ!?」
俺が思わずそう言うと、ユラはまたキョトンとした。
「アレやコレ? って、何?」
本当に分かっていないのか、首を傾げられた。
「え、まさか未経験? イヤ見た目未成年だから今までは疑ってなかったけど、ハニトラは知ってるのに?」
ダオラもついツッコんで聞いている。
それを聞いて合点がいったのか、ああ、という顔をしてからユラが目を泳がせて、意を決したように応えた。
「あー、その・・・・・・僕、女が相手だと、勃たないんだよね。だからそっち方面は役立たずで。だからって男とどうこうっていうのもないし───」
「じゃあ童貞処女!?」
「───っ大声で言うな! 悪いか童貞処女で!!」
俺が喜色満面で叫ぶと開き直って大声で叫ぶユラ。ブーメランだぞ。
でもそうか。
はからずもユラの年齢が知れて、成人済みって分かった。
「それなら遠慮はいらないな」
「───何の!? 何を遠慮してたの!?」
「さっきの告白を忘れたのか? 俺の伴侶になってくれと言ったこと」
俺がそう言ったらユラは忘れていたのか、また目を泳がせた。そのあとすぐに俺の言いたいことに気付いて、珍しくオロオロして言葉に詰まっていた。
「・・・・・・えーと、要するに? ・・・・・・え、つまり? そういうこと??」
「そういうことだ! 今すぐ婚姻して思う存分愛させてくれ!」
「え、無理」
そうハッキリと欲望のままに言ったら、ユラからすかさず待ったが入った。
「何故!?」
「・・・・・・僕は愛されたことがない人間、イヤ今はハイエルフみたいだけど。だから、愛とか恋とかよく分からなくて」
「・・・・・・ああ」
「急すぎるから。生活基盤も何も出来てないのに、お付き合いとかもなくいきなり婚姻とかちょっと無理だから!」
せめてもう少し猶予が欲しい、と言われて、本気で拒否られてはいないことにホッとするのだった。
そんな中、エアリアルとダオラはいまだに色々と困惑中だったらしい。
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