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87 ミッションコンプリート!
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*後半R15のヌルいえちあり。一応背後注意*
「さて、とりあえずこれで最後だ。チェックシートに俺がサインをしよう」
「ああ、うん。お願いします」
最後の場所にシュルツが綺麗な筆跡でサインを入れ終えると、僕に返してくれた。
それをいそいそとリュックにしまう。
「いつまでも見ていたい景色だけど、そろそろ戻った方がいいよね? 来るのにけっこう時間かかってるでしょ?」
僕は抱っこで楽ちんだったけど、長い時間歩いたよね。
「んー、まぁそれなりには。じゃあ、邸に帰るか」
「うん。でもどうやって? また迷路に戻るの?」
戻っても僕には全く道が分からないけどね。
「いや、転移で戻るよ。だが邸の中に急に現れると驚かれるから、邸の外の近い場所までだな」
「あ、確かに。うん、それなら早いね。じゃあよろしくお願いします!」
そう言ってシュルツにぎゅっとしがみ付く僕。
もし置いていかれたら僕は泣く。
「ふっ、心配しなくても離さないから大丈夫だ」
「うん、でも僕が心配なの。ずっと一緒がいいの」
「・・・・・・うん。帰ったらうんと甘やかしてやるから。ここのチェックのご褒美だ」
「───ん」
僕はこのときまで、その甘やかしのご褒美が健全なモノだと信じて疑わなかったんだけど。
邸に戻って探検をやり切ったとほくほくな僕は、夕御飯のあとシュルツとお風呂に入った。
「離れたくないんだろう?」
「・・・・・・うん」
「離さないからって言ったしな」
「・・・・・・うん」
僕は真っ赤になって、うんしか言えない。
大きな猫足のバスタブにシュルツに後ろから抱きしめられる形でお湯に浸かっている。
入浴はコレが初めてなわけじゃないんだけど、めちゃくちゃ恥ずかしい。シュルツの実家だから余計に!
それにシュルツの足の上に座らされて、お尻に、シュルツのアレが、硬くて熱いアレがあたっているのが分かるんだよ。
───興奮している。シュルツも僕も。
それが分かっているのか、シュルツの手がさわさわと不埒な動きで僕の胸やアソコを触るから───。
「っシュルツ・・・・・・、こ、ここじゃ、やっ。逆上せちゃう」
「ああ、そうだな。じゃあ、続きはベッドで」
えっと、そういうつもりで言ったんじゃないんだけど!?
僕としては恥ずかしいから公爵家で致すのは止めようって意味だったんだけど!
でもすでにもう致してる時点で意味のない抵抗だったみたいだ。
結局ベッドでじっくり焦らされながら愛撫され、僕の方から懇願して致して貰い、空が白む頃まで、わけが分からなくなるまで愛されて抱き潰された。
当然僕の起床は昼過ぎで───。
「もうっ! だから言ったでしょ!」
「スマン」
結局、そのせいでろくにゆっくり出来ずに(いやある意味ゆっくり?)四日目も過ぎていき、明日の滞在最終日を迎えるのだった。
「明日は夕御飯食べてから帰ろうな」
「うん。帰る前にもう一度皆に挨拶してこうね」
「そうだな。まぁ、父達は忙しいから早々に休みは取れないが、俺達がココに来るのはいつだっていいし」
「そっか。いつでも来れるんだもんね。ミアとも会えるよね?」
そう言ってニコニコしてたらシュルツが口元を手で押さえた。
・・・・・・最近分かったけど、アレって照れたり悶えてるときによくやる仕草だ。
こういうときはヘンにツッコまない方がいいよね。
「・・・・・・うん。また一緒に、来ような」
シュルツの言葉に頷いて、今日こそは普通に寝るぞ、と意気込んだ。
※おおう、久々過ぎて読み返しながら書いた。こっちはR15だった。危ない・・・・・・。(ナニがとは言わないが)
「さて、とりあえずこれで最後だ。チェックシートに俺がサインをしよう」
「ああ、うん。お願いします」
最後の場所にシュルツが綺麗な筆跡でサインを入れ終えると、僕に返してくれた。
それをいそいそとリュックにしまう。
「いつまでも見ていたい景色だけど、そろそろ戻った方がいいよね? 来るのにけっこう時間かかってるでしょ?」
僕は抱っこで楽ちんだったけど、長い時間歩いたよね。
「んー、まぁそれなりには。じゃあ、邸に帰るか」
「うん。でもどうやって? また迷路に戻るの?」
戻っても僕には全く道が分からないけどね。
「いや、転移で戻るよ。だが邸の中に急に現れると驚かれるから、邸の外の近い場所までだな」
「あ、確かに。うん、それなら早いね。じゃあよろしくお願いします!」
そう言ってシュルツにぎゅっとしがみ付く僕。
もし置いていかれたら僕は泣く。
「ふっ、心配しなくても離さないから大丈夫だ」
「うん、でも僕が心配なの。ずっと一緒がいいの」
「・・・・・・うん。帰ったらうんと甘やかしてやるから。ここのチェックのご褒美だ」
「───ん」
僕はこのときまで、その甘やかしのご褒美が健全なモノだと信じて疑わなかったんだけど。
邸に戻って探検をやり切ったとほくほくな僕は、夕御飯のあとシュルツとお風呂に入った。
「離れたくないんだろう?」
「・・・・・・うん」
「離さないからって言ったしな」
「・・・・・・うん」
僕は真っ赤になって、うんしか言えない。
大きな猫足のバスタブにシュルツに後ろから抱きしめられる形でお湯に浸かっている。
入浴はコレが初めてなわけじゃないんだけど、めちゃくちゃ恥ずかしい。シュルツの実家だから余計に!
それにシュルツの足の上に座らされて、お尻に、シュルツのアレが、硬くて熱いアレがあたっているのが分かるんだよ。
───興奮している。シュルツも僕も。
それが分かっているのか、シュルツの手がさわさわと不埒な動きで僕の胸やアソコを触るから───。
「っシュルツ・・・・・・、こ、ここじゃ、やっ。逆上せちゃう」
「ああ、そうだな。じゃあ、続きはベッドで」
えっと、そういうつもりで言ったんじゃないんだけど!?
僕としては恥ずかしいから公爵家で致すのは止めようって意味だったんだけど!
でもすでにもう致してる時点で意味のない抵抗だったみたいだ。
結局ベッドでじっくり焦らされながら愛撫され、僕の方から懇願して致して貰い、空が白む頃まで、わけが分からなくなるまで愛されて抱き潰された。
当然僕の起床は昼過ぎで───。
「もうっ! だから言ったでしょ!」
「スマン」
結局、そのせいでろくにゆっくり出来ずに(いやある意味ゆっくり?)四日目も過ぎていき、明日の滞在最終日を迎えるのだった。
「明日は夕御飯食べてから帰ろうな」
「うん。帰る前にもう一度皆に挨拶してこうね」
「そうだな。まぁ、父達は忙しいから早々に休みは取れないが、俺達がココに来るのはいつだっていいし」
「そっか。いつでも来れるんだもんね。ミアとも会えるよね?」
そう言ってニコニコしてたらシュルツが口元を手で押さえた。
・・・・・・最近分かったけど、アレって照れたり悶えてるときによくやる仕草だ。
こういうときはヘンにツッコまない方がいいよね。
「・・・・・・うん。また一緒に、来ような」
シュルツの言葉に頷いて、今日こそは普通に寝るぞ、と意気込んだ。
※おおう、久々過ぎて読み返しながら書いた。こっちはR15だった。危ない・・・・・・。(ナニがとは言わないが)
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