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46 *話し合いは肉体言語ですよね? 2
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*R18。背後注意*
ベッドの上で俺を潰さないようにのし掛かったロルフが嬉しそうに笑う。
「───盗られる心配なんてしなくていいのに。嫉妬してくれるのか?」
「・・・・・・そりゃあね。だって国に帰れば王子でしょ? 冒険者やってる今でさえ周りが放って置かないくらいなのに・・・・・・」
絶対に御貴族様のキレイな御令息がわんさかと寄ってくるだろう。そんなの、ほとんど貴族だった記憶がないイチ冒険者が入る隙なんかないよな。
「そんなこと・・・・・・。俺の方が何時セッカを盗られるかと怯えているのに。でもこれでやっとお前を俺の唯一に出来ると思うと、抑えが効かなくなりそうだ」
そう言って俺の額から目蓋、鼻先に口吻をしていくロルフ。何の心配だよ。俺なんかに言い寄るヤツなんかいないって。
「・・・・・・信じてないな? それともめちゃくちゃ鈍いのか・・・・・・。ああ、そういえばアルファに擬態してたっけ。それのせいか」
「いやいや、それもあるかもだけど、俺なんかにまさか、そんな・・・・・・」
「まあ、もういいよ。コレから正式に番うんだし」
俺が軽く流していると、ギラついた目でそう言って噛み付くように口吻をして、肉厚の舌で口腔を嬲ってきた。
性急に官能を高めてくるロルフに煽られるように俺も舌を絡めていく。
その間に服を剥ぎ取られて、すでに硬くなってきた胸の頂をキュッと摘ままれた。
「んっ!」
「・・・・・・ふっ。散々愛し合ったあとだから感度がいいな」
「───っ煩い! あっ・・・・・・!」
摘まんだままの乳首を今度は捻って、そしてくりくりと撫で回す。敏感になっている乳首はそれだけで下半身に熱を齎した。
「気持ちいいんだろ?」
「っあっ・・・・・・いい」
「素直でいい子だ」
そう言われて兆しはじめた俺の陰茎を下から撫で上げるロルフ。すぐに硬くなるソレに、内心で苦笑する。
───俺もすっかりロルフに躾けられてるな。
ロルフの手で、口で、どこをどう触れられたら気持ちいいか、あっと言う間に開発されて。
俺、もう自慰でイケなくなってる。ロルフの仕草を真似て想像しても足りなくて・・・・・・。
「・・・・・・ルゥ、ナカも、触ってぇ・・・・・・」
「っああ。俺も早く入りたい」
そうお強請りすると、ロルフも余裕がないのか香油を纏わせた指を最初から二本後孔に突き立てた。森の隠れ家で散々受け入れたそこは未だに柔らかく泥濘んでいて、あっさりとロルフの指を呑み込んでいく。
「あっ・・・・・・そこ、待って!」
指がナカのシコリをすぐに見つけてコリコリ刺激したから腰が跳ねる。
「まだぷっくりとしてるな。きゅうきゅう締め付けて・・・・・・コレならすぐに入るな」
「あっあっ、我慢できないから・・・・・・もう、入れてぇ!」
もう早く繫がりたい俺は、ビクビク震えながらロルフに懇願した。ソレを聞いたロルフが獰猛に笑って指を引き抜くとすぐさま滾った剛直を俺のヒクつく後孔にあてがい、一気に貫いた。
「っお望みの、俺の、味はどうだ! ・・・・・・って、イッたのか?」
「・・・・・・っ! かはっ・・・・・・あっ、ルゥ」
「悪い。待てないから、動くぜ」
「───っ! あっ」
さっきの一突きでイッた俺のナカを抉るように動き出すロルフに待ったをかけたいが、声が嬌声しか出ない。
そういえば抑えが効かなくなりそうだなんて言ってたか?
そんなことを考える余裕は、このあとすぐになくなった。
煽った自覚は多少あったが、狼獣人ってしつこくて体力お化けなんだな。今までは手加減されてたのかも、なんて後悔先に立たず。
「セッカ、セッカ! 好きだ。愛してる。もうずっと一緒だ!」
「はっ、あ・・・・・・あん」
イキっぱなしになってもガツガツと奥を抉り、横向きで突かれたり騎乗位にされたり。
そして意識が朦朧とする中、うつ伏せの後背位で首輪を外すように言われて無意識に解除すると、うなじをべろっと舐められてゾクゾクした。
「セッカ、咬んでいいんだよな?」
「・・・・・・ん、いいよう。ルゥの・・・・・・番いにしてぇ」
「ありがとう。一生愛する。大切にするよ」
そう言ったあとにグッとうなじを咬むルゥを感じて、次にぷつっと皮膚に牙が食い込む感触と身体のナカが造り変えられるような感覚がして、俺は絶頂した。
そして胎内にロルフの熱い精液が溢れんばかりに注がれるのを感じながら俺は意識を手放したのだった。
───気を失ったのは数分くらいの時間だったようだが、意識が戻った俺を後ろから抱き締めて首筋にすりすりするロルフを見て思わず笑ってしまった。
「・・・・・・なんだよ。別にいいだろう?」
「・・・・・・う、ん。いや・・・・・・あんなに激しくヤってたヤツが急にただの大型犬になってたから、可愛くて」
「・・・・・・かわいくない・・・・・・」
肩を震わせて笑いを堪える俺にムスッとした声でそう呟くロルフ。
でもこれで、やっと少し安心できるなとお互いホッと息を吐くのだった。
※やっと番えました。やったね!
むしろ森で再会したときに何故咬まなかった。
ロルフはヘタレだもんね。
ベッドの上で俺を潰さないようにのし掛かったロルフが嬉しそうに笑う。
「───盗られる心配なんてしなくていいのに。嫉妬してくれるのか?」
「・・・・・・そりゃあね。だって国に帰れば王子でしょ? 冒険者やってる今でさえ周りが放って置かないくらいなのに・・・・・・」
絶対に御貴族様のキレイな御令息がわんさかと寄ってくるだろう。そんなの、ほとんど貴族だった記憶がないイチ冒険者が入る隙なんかないよな。
「そんなこと・・・・・・。俺の方が何時セッカを盗られるかと怯えているのに。でもこれでやっとお前を俺の唯一に出来ると思うと、抑えが効かなくなりそうだ」
そう言って俺の額から目蓋、鼻先に口吻をしていくロルフ。何の心配だよ。俺なんかに言い寄るヤツなんかいないって。
「・・・・・・信じてないな? それともめちゃくちゃ鈍いのか・・・・・・。ああ、そういえばアルファに擬態してたっけ。それのせいか」
「いやいや、それもあるかもだけど、俺なんかにまさか、そんな・・・・・・」
「まあ、もういいよ。コレから正式に番うんだし」
俺が軽く流していると、ギラついた目でそう言って噛み付くように口吻をして、肉厚の舌で口腔を嬲ってきた。
性急に官能を高めてくるロルフに煽られるように俺も舌を絡めていく。
その間に服を剥ぎ取られて、すでに硬くなってきた胸の頂をキュッと摘ままれた。
「んっ!」
「・・・・・・ふっ。散々愛し合ったあとだから感度がいいな」
「───っ煩い! あっ・・・・・・!」
摘まんだままの乳首を今度は捻って、そしてくりくりと撫で回す。敏感になっている乳首はそれだけで下半身に熱を齎した。
「気持ちいいんだろ?」
「っあっ・・・・・・いい」
「素直でいい子だ」
そう言われて兆しはじめた俺の陰茎を下から撫で上げるロルフ。すぐに硬くなるソレに、内心で苦笑する。
───俺もすっかりロルフに躾けられてるな。
ロルフの手で、口で、どこをどう触れられたら気持ちいいか、あっと言う間に開発されて。
俺、もう自慰でイケなくなってる。ロルフの仕草を真似て想像しても足りなくて・・・・・・。
「・・・・・・ルゥ、ナカも、触ってぇ・・・・・・」
「っああ。俺も早く入りたい」
そうお強請りすると、ロルフも余裕がないのか香油を纏わせた指を最初から二本後孔に突き立てた。森の隠れ家で散々受け入れたそこは未だに柔らかく泥濘んでいて、あっさりとロルフの指を呑み込んでいく。
「あっ・・・・・・そこ、待って!」
指がナカのシコリをすぐに見つけてコリコリ刺激したから腰が跳ねる。
「まだぷっくりとしてるな。きゅうきゅう締め付けて・・・・・・コレならすぐに入るな」
「あっあっ、我慢できないから・・・・・・もう、入れてぇ!」
もう早く繫がりたい俺は、ビクビク震えながらロルフに懇願した。ソレを聞いたロルフが獰猛に笑って指を引き抜くとすぐさま滾った剛直を俺のヒクつく後孔にあてがい、一気に貫いた。
「っお望みの、俺の、味はどうだ! ・・・・・・って、イッたのか?」
「・・・・・・っ! かはっ・・・・・・あっ、ルゥ」
「悪い。待てないから、動くぜ」
「───っ! あっ」
さっきの一突きでイッた俺のナカを抉るように動き出すロルフに待ったをかけたいが、声が嬌声しか出ない。
そういえば抑えが効かなくなりそうだなんて言ってたか?
そんなことを考える余裕は、このあとすぐになくなった。
煽った自覚は多少あったが、狼獣人ってしつこくて体力お化けなんだな。今までは手加減されてたのかも、なんて後悔先に立たず。
「セッカ、セッカ! 好きだ。愛してる。もうずっと一緒だ!」
「はっ、あ・・・・・・あん」
イキっぱなしになってもガツガツと奥を抉り、横向きで突かれたり騎乗位にされたり。
そして意識が朦朧とする中、うつ伏せの後背位で首輪を外すように言われて無意識に解除すると、うなじをべろっと舐められてゾクゾクした。
「セッカ、咬んでいいんだよな?」
「・・・・・・ん、いいよう。ルゥの・・・・・・番いにしてぇ」
「ありがとう。一生愛する。大切にするよ」
そう言ったあとにグッとうなじを咬むルゥを感じて、次にぷつっと皮膚に牙が食い込む感触と身体のナカが造り変えられるような感覚がして、俺は絶頂した。
そして胎内にロルフの熱い精液が溢れんばかりに注がれるのを感じながら俺は意識を手放したのだった。
───気を失ったのは数分くらいの時間だったようだが、意識が戻った俺を後ろから抱き締めて首筋にすりすりするロルフを見て思わず笑ってしまった。
「・・・・・・なんだよ。別にいいだろう?」
「・・・・・・う、ん。いや・・・・・・あんなに激しくヤってたヤツが急にただの大型犬になってたから、可愛くて」
「・・・・・・かわいくない・・・・・・」
肩を震わせて笑いを堪える俺にムスッとした声でそう呟くロルフ。
でもこれで、やっと少し安心できるなとお互いホッと息を吐くのだった。
※やっと番えました。やったね!
むしろ森で再会したときに何故咬まなかった。
ロルフはヘタレだもんね。
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