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5 *どうしてこうなった? 4(加筆してます)
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*ガッツリR18。背後注意。加筆してます*
それからのアビスは容赦なかった。
まるっきり初心者の俺の身体を余すところなく触れて舐めて、感じるところ、つまり性感帯を探っては開発していった。
「あ、ダメ……そんなとこっ」
「気持ちいいの?」
「やだ、触んなって」
「そう言われると触りたくなるんだよね」
うつ伏せにされてお腹の下にクッションを置いて俺の腰を高くした体勢で、いつ出したのか潤滑油みたいなとろりとした液体を俺の後孔に塗り込めている。
アビスに散々啼かされてイカされた身体はすでに力が入らずにアビスにされるがまま。
男が使う場所は知識としては知っていた。
やっぱりソコしかないよな!
そんなとき、力は入らないがちょっと賢者タイムになった俺はふと気付いた。
そういやここは洞窟だが出入り口から俺達の声、というか主に俺の可愛くない喘ぎ声が外に漏れてるんじゃ?
いくら雨音が響いていると言ってもそれはマズい。それに雨宿りに誰か来る可能性も無きにしもあらず。
俺はサーッと血の気が引いた。アビスにアンアン言わされてる場合じゃない。
そんな俺の様子に、俺が言いたいことに気付いたアビスが俺の耳元で囁いた。
「何を考えてるのか想像つくけど心配いらないよ。俺が認識阻害と防音と結界の魔法を使ったから、この洞窟のことは誰も気付かない」
「──え?」
「だから安心して好きなだけ乱れて声も聞かせて」
──は?
安心できる要素がどこにあるんだよ!
でも俺が心の中でそう悪態を吐く余裕があったのはここまでだった。
あれからどれくらい経ったのか、俺の後孔は柔軟にアビスの指を飲み込み、中でバラバラにうごめくその指を違和感なく咥え込む頃には感じる場所、つまり知識としては知っていた前立腺をグリグリ苛められてすっかり中イキを覚えさせられていた。
「や、アビス……やだっ──何でぇ?」
「理由が必要? 俺がノヴァを好きだから、じゃあダメ?」
「──っ俺のどこに、そん、な、要素があっ……!」
考えるも平々凡々な俺には全く分からない。
「ソレは──だから」
「っえ? 何──」
よく聞こえなくて聞き返そうとしたらアビスが俺の中の指をグリグリ動かすから嬌声が漏れた。
「──っ、あっ……もう、止め──っ」
「──うん、俺にはどこもかしこも可愛らしくて好きだよ、ノヴァ。そろそろいいかな。じゃあ……ノヴァの処女を、貰うね」
止めろって、そういう意味じゃないって。この行為自体止めてくれってことで、これ以上どうにかされたらもう、俺の身体が保たないからぁ──!
なのにアビスの硬い陰茎がぐぐっと押しつけられて、散々解されたソコはあんなに太いのに難なくソレを飲み込んで、ぐぽっと中に入り込んだ。
「っひ、ぁアビス、苦し」
「う、ん。ノヴァ……息を吐いて、ゆっくり……そう、いい子だ」
「──っは、は」
苦しさから逃れたくて言われるがままに息を吐いた瞬間、あろうことかアビスはあんなに太いのを未完通の胎内に一気に突き入れた。
「──っ!?」
うわ、馬鹿ヤロウ、何してんだ!?
そんな罵声は音にならずに、俺は衝撃で目の奥がチカチカ光って意識がちょっとトんだと思う。
アビスにぺちぺちと軽く頬を叩かれて焦点が合ったときには、ちょっと焦ったようなアビスの顔があったから。
「……は、ぁ」
「大丈夫、ノヴァ?」
一応心配そうな声だから気遣いはあるんだろうが、いかんせん最初は強姦に近いからな。
「……そう、見えるか? この駄犬」
「──は、はは。そんなこと言えるなら大丈夫だね。……よかった」
もうすでに和姦だろうが言いたいことは言っておかないとな。
「おま、俺は初心者っつったろ。もう、少し……ゆっくり……」
「ああ。ごめん、気が急いてしまって。うん、気を付ける。というか、もう嫌がらないんだね」
「……あー、別に、忌避感とか嫌悪感とかないなぁ。アビスなら別にいいや。今更、どうと言うことはないし」
後生大事にとっていた訳じゃないし。そういう相手も機会もなかっだけで。
「そっか」
そう呟いてめちゃくちゃホッとするアビスに、コイツでも不安な気持ちになってたのかと意外に思う。
そんな風に少し余裕があったのはここまで。胎の中のアビスのアレがグッと質量を増した気がして思わず薄い腹を擦ると、ボコッとした手触りがあハッキリあってビクッとした。
──アレが、俺の中に、入って──。
「っノヴァ、煽ってる?」
「へ?」
そう呟くアビスを見上げたら、瞳に情欲を浮かべて舌舐めずりをしている。
俺は本能的な恐れを抱いて身じろぎ──出来ずに腰をガッツリ掴まれて奥をグリグリ攻められ、思わず嬌声が漏れた。
「あっ! うそ、奥グリグリやだ。ああっ」
初めてなのに、中が気持ちいい。俺、もしかしてそういう才能あった!?
混乱しながらも与えられる気持ちよさに思考が蕩けていく。
「ふ、気持ちよさげだね。よかった、痛くなさそうで。このまま抱いていれば奥も入りそう」
「ああっ、ダメ、止めて。もう、気持ちいいのやだ、苦しい」
「大丈夫、そんなこと思う暇もないほど抱いてあげるから」
「ひ、死ぬ。死んじゃう、むりっ」
アビスの声と動きに冗談でなく奥まで犯されると、この期に及んで俺は抵抗する。
が、体力や力でアビスに敵うわけもなく。
夕方になる頃までアビスに貪られた俺は気絶するように疲れ果てて寝落ちするのだった。
さすがに意識のない状態での行為はなかった……と思いたい。
※漏れてた文があったので公開後に少し加筆しました。
それからのアビスは容赦なかった。
まるっきり初心者の俺の身体を余すところなく触れて舐めて、感じるところ、つまり性感帯を探っては開発していった。
「あ、ダメ……そんなとこっ」
「気持ちいいの?」
「やだ、触んなって」
「そう言われると触りたくなるんだよね」
うつ伏せにされてお腹の下にクッションを置いて俺の腰を高くした体勢で、いつ出したのか潤滑油みたいなとろりとした液体を俺の後孔に塗り込めている。
アビスに散々啼かされてイカされた身体はすでに力が入らずにアビスにされるがまま。
男が使う場所は知識としては知っていた。
やっぱりソコしかないよな!
そんなとき、力は入らないがちょっと賢者タイムになった俺はふと気付いた。
そういやここは洞窟だが出入り口から俺達の声、というか主に俺の可愛くない喘ぎ声が外に漏れてるんじゃ?
いくら雨音が響いていると言ってもそれはマズい。それに雨宿りに誰か来る可能性も無きにしもあらず。
俺はサーッと血の気が引いた。アビスにアンアン言わされてる場合じゃない。
そんな俺の様子に、俺が言いたいことに気付いたアビスが俺の耳元で囁いた。
「何を考えてるのか想像つくけど心配いらないよ。俺が認識阻害と防音と結界の魔法を使ったから、この洞窟のことは誰も気付かない」
「──え?」
「だから安心して好きなだけ乱れて声も聞かせて」
──は?
安心できる要素がどこにあるんだよ!
でも俺が心の中でそう悪態を吐く余裕があったのはここまでだった。
あれからどれくらい経ったのか、俺の後孔は柔軟にアビスの指を飲み込み、中でバラバラにうごめくその指を違和感なく咥え込む頃には感じる場所、つまり知識としては知っていた前立腺をグリグリ苛められてすっかり中イキを覚えさせられていた。
「や、アビス……やだっ──何でぇ?」
「理由が必要? 俺がノヴァを好きだから、じゃあダメ?」
「──っ俺のどこに、そん、な、要素があっ……!」
考えるも平々凡々な俺には全く分からない。
「ソレは──だから」
「っえ? 何──」
よく聞こえなくて聞き返そうとしたらアビスが俺の中の指をグリグリ動かすから嬌声が漏れた。
「──っ、あっ……もう、止め──っ」
「──うん、俺にはどこもかしこも可愛らしくて好きだよ、ノヴァ。そろそろいいかな。じゃあ……ノヴァの処女を、貰うね」
止めろって、そういう意味じゃないって。この行為自体止めてくれってことで、これ以上どうにかされたらもう、俺の身体が保たないからぁ──!
なのにアビスの硬い陰茎がぐぐっと押しつけられて、散々解されたソコはあんなに太いのに難なくソレを飲み込んで、ぐぽっと中に入り込んだ。
「っひ、ぁアビス、苦し」
「う、ん。ノヴァ……息を吐いて、ゆっくり……そう、いい子だ」
「──っは、は」
苦しさから逃れたくて言われるがままに息を吐いた瞬間、あろうことかアビスはあんなに太いのを未完通の胎内に一気に突き入れた。
「──っ!?」
うわ、馬鹿ヤロウ、何してんだ!?
そんな罵声は音にならずに、俺は衝撃で目の奥がチカチカ光って意識がちょっとトんだと思う。
アビスにぺちぺちと軽く頬を叩かれて焦点が合ったときには、ちょっと焦ったようなアビスの顔があったから。
「……は、ぁ」
「大丈夫、ノヴァ?」
一応心配そうな声だから気遣いはあるんだろうが、いかんせん最初は強姦に近いからな。
「……そう、見えるか? この駄犬」
「──は、はは。そんなこと言えるなら大丈夫だね。……よかった」
もうすでに和姦だろうが言いたいことは言っておかないとな。
「おま、俺は初心者っつったろ。もう、少し……ゆっくり……」
「ああ。ごめん、気が急いてしまって。うん、気を付ける。というか、もう嫌がらないんだね」
「……あー、別に、忌避感とか嫌悪感とかないなぁ。アビスなら別にいいや。今更、どうと言うことはないし」
後生大事にとっていた訳じゃないし。そういう相手も機会もなかっだけで。
「そっか」
そう呟いてめちゃくちゃホッとするアビスに、コイツでも不安な気持ちになってたのかと意外に思う。
そんな風に少し余裕があったのはここまで。胎の中のアビスのアレがグッと質量を増した気がして思わず薄い腹を擦ると、ボコッとした手触りがあハッキリあってビクッとした。
──アレが、俺の中に、入って──。
「っノヴァ、煽ってる?」
「へ?」
そう呟くアビスを見上げたら、瞳に情欲を浮かべて舌舐めずりをしている。
俺は本能的な恐れを抱いて身じろぎ──出来ずに腰をガッツリ掴まれて奥をグリグリ攻められ、思わず嬌声が漏れた。
「あっ! うそ、奥グリグリやだ。ああっ」
初めてなのに、中が気持ちいい。俺、もしかしてそういう才能あった!?
混乱しながらも与えられる気持ちよさに思考が蕩けていく。
「ふ、気持ちよさげだね。よかった、痛くなさそうで。このまま抱いていれば奥も入りそう」
「ああっ、ダメ、止めて。もう、気持ちいいのやだ、苦しい」
「大丈夫、そんなこと思う暇もないほど抱いてあげるから」
「ひ、死ぬ。死んじゃう、むりっ」
アビスの声と動きに冗談でなく奥まで犯されると、この期に及んで俺は抵抗する。
が、体力や力でアビスに敵うわけもなく。
夕方になる頃までアビスに貪られた俺は気絶するように疲れ果てて寝落ちするのだった。
さすがに意識のない状態での行為はなかった……と思いたい。
※漏れてた文があったので公開後に少し加筆しました。
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