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第三章 辺境編
うちに帰ろう
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*背後注意 後半R18あり*
あの後、リリーに連絡をとって、俺の装備が揃ったことを伝えた。
ついでにフェイとウィステリアも着いてくって言ったら、ギルマス(ラクス義父さん)から聞いてたくせに興奮が凄かった。
リリーはすでに支度を整えていたらしく、話し合いの結果、明日の朝、日の出前に転移魔法でフォレスター家に帰る事になった。
それで、朝早いので、これからタウンハウスに来て、泊まっていくそうだ。
何で日の出前かって言うと、ようは俺の転移魔法が目立たないように、人が起き出す前にやっちゃえって感じ?
ああでも、隠蔽EXが仕事をしてくれそうなんだけど。
一応クラビスに自己申告。
「そうだね。でもまぁ、万が一はあるからね。念の為」
クラビスさんや、それは『フラグ』と言うんだよ。
ヤメテ!
・・・予想に反して、何も起こらなかった。
あれか、『強運者』が勝ったんだな!
よかったよかった!
予定通りに転移魔法陣の部屋に集合して、父さんとクレイン兄ちゃん、ガラシア義姉さん、レイブンとお別れの挨拶。
いや、どうせタブレット(伝達魔導具)ですぐに離せるけどさ。
転移魔法はナイショなので、使用人さん達とは前もってお別れしておいた。
「フォレスター領の事、よろしくな」
「ギルドの依頼も心配だが、怪我しないようにな」
「アルカスお兄様、また長期休暇あの時にでも会いましょう。お体に気を付けて」
「ありがとう。楽しかったよ。またね、皆も元気でね!」
そう言って『転移』した。
一瞬ののち、フォレスター領の本邸の転移魔法陣の部屋だった。
ほっとする。
一応心配だったんだよね。この人数でピンポイントに跳べるのかって。
後、やっぱり隠蔽EXが仕事をしたようで、着いた瞬間は周りは誰も気付かなかったみたいで部屋から出た所でバッタリあって驚かれた。
「いつお戻りに?!」
って執事さんビックリしてた。
ゴメンね。
とりあえず、各々部屋に戻り、リリーは用意された客間に向かった。
まだ明け方だからね。少し休むといいよ。
数日ぶりだけど、帰ってきたって気がする。
ああ、俺、やっぱりここが好きだなあ。
うちって感じがする。
「ふふっ」
「どうしたの、アルカス?」
「なんかねえ、ここが俺のうちって感じがしてね、帰る家があって待っててくれる人がいて、ただいまが言えるって幸せだなって」
少し前まで、こんなことになるなんて思ってもみなかった。
「ただいま、おかえりが言える人もいる。大好きな人もいる。こんなに幸せでいいのかなって不安になるくらい・・・」
「今までの分を取り戻してるんだからこれくらいなんともないさ。不安なら、気にならなくなるくらい愛してあげようか?」
・・・それって、アレデスヨネ?
え?
まだ明け方だからオッケー?
嘘でしょ?
そしてなし崩し的に裸にされて、すっかりクラビスの形を覚えた俺の優秀なお尻はあっさりクラビスのクラビスを呑み込み、簡単に喘がされる。
「あっ、そこばっか、ダメって」
「イイ、だろう? きゅうきゅう締め付けてる」
「ぅあ、イイ、ヨすぎて・・・あんっつらいぃ」
後背位でガツガツ突かれると深い所まで届くからヤバいんだって!
ぐちゅぐちゅした音が引っ切りなしに聞こえ、腕で体を支えられない。
クラビスに掴まれた腰は高く持ち上げられてされるがまま。
「だめ、も・・・イク、イッちゃう、んあぁっ!」
「クッ、俺も・・・っ」
クラビスも俺の中に白濁を注いでイッたようだ。
・・・アレ、珍しく俺、落ちてない?
大概1回目から落ちて、意識戻ったら2ラウンド的な感じなのに。
・・・レベルアップしたから?!
「くらびす・・・俺、起きてる」
「っそうだね。レベルが上がって体力がついたかな?」
「・・・やっぱり? これで少しはクラビスの相手、頑張れそう・・・?」
「そんなこと言っていいの? 嬉しいけど、2、3日籠もってても俺は平気だけど?」
「・・・タンマ。ムリ! 精神的にムリー!」
残念、なんて、ちっとも思ってない声音で俺の中から出ると、サクッと事後処理をして着替えさせ、シーツも交換して俺を抱きしめると横になった。
「まぁ、今日はこれからギルドにも行かないとだし。これで許してあげるよ」
「何が?! ねえ何を許すの?!」
「ふふふ」
笑いに誤魔化され、クラビスの温もりに包まれて、事後の気怠さもあって逆らわずに二度寝と決め込んだのだった。
あの後、リリーに連絡をとって、俺の装備が揃ったことを伝えた。
ついでにフェイとウィステリアも着いてくって言ったら、ギルマス(ラクス義父さん)から聞いてたくせに興奮が凄かった。
リリーはすでに支度を整えていたらしく、話し合いの結果、明日の朝、日の出前に転移魔法でフォレスター家に帰る事になった。
それで、朝早いので、これからタウンハウスに来て、泊まっていくそうだ。
何で日の出前かって言うと、ようは俺の転移魔法が目立たないように、人が起き出す前にやっちゃえって感じ?
ああでも、隠蔽EXが仕事をしてくれそうなんだけど。
一応クラビスに自己申告。
「そうだね。でもまぁ、万が一はあるからね。念の為」
クラビスさんや、それは『フラグ』と言うんだよ。
ヤメテ!
・・・予想に反して、何も起こらなかった。
あれか、『強運者』が勝ったんだな!
よかったよかった!
予定通りに転移魔法陣の部屋に集合して、父さんとクレイン兄ちゃん、ガラシア義姉さん、レイブンとお別れの挨拶。
いや、どうせタブレット(伝達魔導具)ですぐに離せるけどさ。
転移魔法はナイショなので、使用人さん達とは前もってお別れしておいた。
「フォレスター領の事、よろしくな」
「ギルドの依頼も心配だが、怪我しないようにな」
「アルカスお兄様、また長期休暇あの時にでも会いましょう。お体に気を付けて」
「ありがとう。楽しかったよ。またね、皆も元気でね!」
そう言って『転移』した。
一瞬ののち、フォレスター領の本邸の転移魔法陣の部屋だった。
ほっとする。
一応心配だったんだよね。この人数でピンポイントに跳べるのかって。
後、やっぱり隠蔽EXが仕事をしたようで、着いた瞬間は周りは誰も気付かなかったみたいで部屋から出た所でバッタリあって驚かれた。
「いつお戻りに?!」
って執事さんビックリしてた。
ゴメンね。
とりあえず、各々部屋に戻り、リリーは用意された客間に向かった。
まだ明け方だからね。少し休むといいよ。
数日ぶりだけど、帰ってきたって気がする。
ああ、俺、やっぱりここが好きだなあ。
うちって感じがする。
「ふふっ」
「どうしたの、アルカス?」
「なんかねえ、ここが俺のうちって感じがしてね、帰る家があって待っててくれる人がいて、ただいまが言えるって幸せだなって」
少し前まで、こんなことになるなんて思ってもみなかった。
「ただいま、おかえりが言える人もいる。大好きな人もいる。こんなに幸せでいいのかなって不安になるくらい・・・」
「今までの分を取り戻してるんだからこれくらいなんともないさ。不安なら、気にならなくなるくらい愛してあげようか?」
・・・それって、アレデスヨネ?
え?
まだ明け方だからオッケー?
嘘でしょ?
そしてなし崩し的に裸にされて、すっかりクラビスの形を覚えた俺の優秀なお尻はあっさりクラビスのクラビスを呑み込み、簡単に喘がされる。
「あっ、そこばっか、ダメって」
「イイ、だろう? きゅうきゅう締め付けてる」
「ぅあ、イイ、ヨすぎて・・・あんっつらいぃ」
後背位でガツガツ突かれると深い所まで届くからヤバいんだって!
ぐちゅぐちゅした音が引っ切りなしに聞こえ、腕で体を支えられない。
クラビスに掴まれた腰は高く持ち上げられてされるがまま。
「だめ、も・・・イク、イッちゃう、んあぁっ!」
「クッ、俺も・・・っ」
クラビスも俺の中に白濁を注いでイッたようだ。
・・・アレ、珍しく俺、落ちてない?
大概1回目から落ちて、意識戻ったら2ラウンド的な感じなのに。
・・・レベルアップしたから?!
「くらびす・・・俺、起きてる」
「っそうだね。レベルが上がって体力がついたかな?」
「・・・やっぱり? これで少しはクラビスの相手、頑張れそう・・・?」
「そんなこと言っていいの? 嬉しいけど、2、3日籠もってても俺は平気だけど?」
「・・・タンマ。ムリ! 精神的にムリー!」
残念、なんて、ちっとも思ってない声音で俺の中から出ると、サクッと事後処理をして着替えさせ、シーツも交換して俺を抱きしめると横になった。
「まぁ、今日はこれからギルドにも行かないとだし。これで許してあげるよ」
「何が?! ねえ何を許すの?!」
「ふふふ」
笑いに誤魔化され、クラビスの温もりに包まれて、事後の気怠さもあって逆らわずに二度寝と決め込んだのだった。
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