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指環の加護 1
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今となっては唯一の母の形見。
大切なそれを、神様が加護をつけて僕達の唯一にしてくれた。
---嬉しい。
指環はどうやら、僕とヒューズ以外には外せないようで、試しにとヒューズの指環をダグラスさんが触ろうとしただけでパチッと弾かれていた。
痛くなかったか聞いたら、静電気みたいだったと言っていたけど、もっと痛そうだったよ。
なんとなくだけど、僕達に危険が起きないように護ってくれている気がする。
悪意はもちろん、物理的に危害が加えられそうになったときも盾のようなモノで弾かれたり。
そういえば、僕は稀人だけど、ヒューズ達みたいに魔法は使えなかった。
魔力はあるらしいんだけど、体から放出出来ないんだって。
今までの稀人もほとんどがそうらしい。
うん。だってそもそも魔法がない世界だったものね。
ただ、地球でも神話の頃に魔法が使えたり、精霊的なものと交信する人がいたようで、ごく稀に使える稀人もいたらしい。
僕が少し残念に思っているとヒューズが慰めてくれた。
「魔法だって結構制限があって、バンバン使えるわけじゃないんだよ。だから気にするな」
「でも体に溜まってるのに、出せないなんて辛いしもったいない・・・」
「---言い方が・・・卑猥・・・・・・」
「そういうお前の頭が卑猥だ!」
スパンッという音がしてヒューズの頭がつんのめった。
大丈夫?
そしてダグラスさん、いつもご苦労様です。
「指環の事だけど、神殿でアルカエラ神に聞いてみたらいいんじゃない? 愛し子のルカになら応えてくれると思うんだけど」
「! そうだね。そうしよう! ヒューズの都合の良いときにでも行こうね?」
「っかわい・・・ゴホン。ああ、そうだな。予定を調整して神殿に先触れを出しておこう。セバス、頼むよ」
「畏まりました」
出来るセバスがささっと準備を整えてくれて、早速明日の朝イチで神殿に行くことになった。
夜はいつものように、い、営みをして・・・幸せな朝を迎えて。
・・・・・・あれ?
そういえば、何か違和感が・・・?
「どうした、ルカ?」
「ん? うん。・・・何でもない、大丈夫」
少しの違和感はヒューズに返事をしているうちに忘れてしまった。
ヒューズとダグラスさんとセバスも一緒に再びの神殿。
やっぱりというか、今回も神官長のスワロス殿が対応してくれた。
「ようこそ。先日振りですかな?」
「立て続けにすみません、神官長。お世話になります」
「何、他ならぬ愛し子様の頼みですから」
・・・・・・愛し子の頼みって、一体どんな言い方したの、セバス。
思わず心の中で呟いてしまったが、顔には出なかったはず。
和やかに挨拶を交わして神様の像の前へ行ってヒューズ達と祈りを捧げた。
『アルカエラ神様、先日はありがとう御座いました。あの、僕達の指環の事でお聞きしたい事があります。応えて頂けますでしょうか?』
ルカがそう祈った瞬間・・・。
〈はいはーい! もちろんだよ-!〉
あの時聞こえたアルカエラ神の声が神殿内に響き渡った。
大切なそれを、神様が加護をつけて僕達の唯一にしてくれた。
---嬉しい。
指環はどうやら、僕とヒューズ以外には外せないようで、試しにとヒューズの指環をダグラスさんが触ろうとしただけでパチッと弾かれていた。
痛くなかったか聞いたら、静電気みたいだったと言っていたけど、もっと痛そうだったよ。
なんとなくだけど、僕達に危険が起きないように護ってくれている気がする。
悪意はもちろん、物理的に危害が加えられそうになったときも盾のようなモノで弾かれたり。
そういえば、僕は稀人だけど、ヒューズ達みたいに魔法は使えなかった。
魔力はあるらしいんだけど、体から放出出来ないんだって。
今までの稀人もほとんどがそうらしい。
うん。だってそもそも魔法がない世界だったものね。
ただ、地球でも神話の頃に魔法が使えたり、精霊的なものと交信する人がいたようで、ごく稀に使える稀人もいたらしい。
僕が少し残念に思っているとヒューズが慰めてくれた。
「魔法だって結構制限があって、バンバン使えるわけじゃないんだよ。だから気にするな」
「でも体に溜まってるのに、出せないなんて辛いしもったいない・・・」
「---言い方が・・・卑猥・・・・・・」
「そういうお前の頭が卑猥だ!」
スパンッという音がしてヒューズの頭がつんのめった。
大丈夫?
そしてダグラスさん、いつもご苦労様です。
「指環の事だけど、神殿でアルカエラ神に聞いてみたらいいんじゃない? 愛し子のルカになら応えてくれると思うんだけど」
「! そうだね。そうしよう! ヒューズの都合の良いときにでも行こうね?」
「っかわい・・・ゴホン。ああ、そうだな。予定を調整して神殿に先触れを出しておこう。セバス、頼むよ」
「畏まりました」
出来るセバスがささっと準備を整えてくれて、早速明日の朝イチで神殿に行くことになった。
夜はいつものように、い、営みをして・・・幸せな朝を迎えて。
・・・・・・あれ?
そういえば、何か違和感が・・・?
「どうした、ルカ?」
「ん? うん。・・・何でもない、大丈夫」
少しの違和感はヒューズに返事をしているうちに忘れてしまった。
ヒューズとダグラスさんとセバスも一緒に再びの神殿。
やっぱりというか、今回も神官長のスワロス殿が対応してくれた。
「ようこそ。先日振りですかな?」
「立て続けにすみません、神官長。お世話になります」
「何、他ならぬ愛し子様の頼みですから」
・・・・・・愛し子の頼みって、一体どんな言い方したの、セバス。
思わず心の中で呟いてしまったが、顔には出なかったはず。
和やかに挨拶を交わして神様の像の前へ行ってヒューズ達と祈りを捧げた。
『アルカエラ神様、先日はありがとう御座いました。あの、僕達の指環の事でお聞きしたい事があります。応えて頂けますでしょうか?』
ルカがそう祈った瞬間・・・。
〈はいはーい! もちろんだよ-!〉
あの時聞こえたアルカエラ神の声が神殿内に響き渡った。
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