18 / 20
18 *魔力譲渡(sideルーカス)
しおりを挟む
*R18。背後注意*
天啓を受けて神の愛し子であるヨウガの元に赴き、伴侶となってはや半月。
長いようで短いこの期間、神殿からの連絡はパタリとなかった。
それは俺達に配慮したこともあるだろうが、ある程度他の聖騎士達で対処できる魔物くらいしか現れていなかったからというのもあったのだろう。
しかしここに来て通信が入った。
ヨウガに促されて渋々出てみれば、案の定、手に負えない類いの魔物の出現による討伐要請だった。
気持ちは痛いほど分かる。分かるがしかし、そのためにはヨウガをここに待機させて行くしかないと渋る俺に、あろうことか自分もついて行くと言うヨウガ。
唖然としたが、ヨウガも俺と離れたくないという。
二つ返事とはいかなかったが、それならば、と神殿側に再度連絡をしてその旨を伝えると、司祭殿は断るどころか大喜びした。
それもそうか。
ヨウガは天啓があるほどの神の寵愛深い愛し子だ。
司祭達も本当のところは一目会いたいと思っていたに違いない。
これ幸いとさっさと段取りをつけると明日の朝、神殿まで転移することになった。
そう言うとヨウガは俺の魔力の心配をしたので、安心させるように閨での魔力譲渡の話をすれば、本人は無意識だったようだ。
流れで更なる魔力譲渡を強請れば、焦りながらも嫌がる様子はない(と、俺は受け取った)。
「ヨウガ、俺のために……いいだろう?」
「ぅ、ええと……うん、ルーカスがそれで危険が減るなら……?」
「ああ、嬉しいよ、ヨウガ」
そう言って早速ヨウガを裸に剥いてベッドで愛する。
「───あ、ルーカス待ってぇ」
「ああ、散々抱いたからまだ柔らかいな。コレなら少し解せば入る」
うつ伏せたヨウガの腰を上げさせて後孔に指を一本挿入すればすんなり飲み込む。
一度抜いて、今度は三本まとめて押し込むとコレもすんなり入った。
「う、ああっ」
指をぐちゅぐちゅと注挿すればあっという間に解けていく後孔にヨウガもすぐに感じ入った。
「ふっ、腰が揺れているよ」
「あん、だってぇ……」
すぐに気持ちよくなっちゃう、なんて涙目で見つめられれば自制は効かなくなる。
「じゃあ、もっと気持ちよくなろうな。それで俺にたくさん魔力を分けて?」
そう言って指を抜くと一気に穿つ。
「───っああん! 奥、気持ちい……」
どうやらコレだけでイッたらしいヨウガ。無意識に魔力が流れてくる。
コレが自覚してやってたらどれくらい流れてくるのか。そもそも自力で調整出来るのか?
なんにしてもコレはただの副産物。
コレを目当てに抱いている訳じゃない。ヨウガを愛しているから抱きたいんだ。
「ふふ、俺も気持ちいいよ。もっともっと気持ちよくなろうな」
「や、死んじゃう……気持ちよすぎて、死んじゃうからぁ」
だから手加減してぇ、なんてヨウガの声は聞こえないふりでその日は昼前から夜遅くまで抱き続けた。
───結果、翌朝はヨウガは起きられず。
俺が全部世話を焼いて抱き上げる頃にぼーっと目覚めて、酷く淫靡な色気を醸したまま転移することになる。
俺?
俺はもちろん艶っつやで魔力マシマシ、いつもより元気だが、何か?
*たぶんまた一度更新止まります。
気長にお待ちいただけたら嬉しいです。
天啓を受けて神の愛し子であるヨウガの元に赴き、伴侶となってはや半月。
長いようで短いこの期間、神殿からの連絡はパタリとなかった。
それは俺達に配慮したこともあるだろうが、ある程度他の聖騎士達で対処できる魔物くらいしか現れていなかったからというのもあったのだろう。
しかしここに来て通信が入った。
ヨウガに促されて渋々出てみれば、案の定、手に負えない類いの魔物の出現による討伐要請だった。
気持ちは痛いほど分かる。分かるがしかし、そのためにはヨウガをここに待機させて行くしかないと渋る俺に、あろうことか自分もついて行くと言うヨウガ。
唖然としたが、ヨウガも俺と離れたくないという。
二つ返事とはいかなかったが、それならば、と神殿側に再度連絡をしてその旨を伝えると、司祭殿は断るどころか大喜びした。
それもそうか。
ヨウガは天啓があるほどの神の寵愛深い愛し子だ。
司祭達も本当のところは一目会いたいと思っていたに違いない。
これ幸いとさっさと段取りをつけると明日の朝、神殿まで転移することになった。
そう言うとヨウガは俺の魔力の心配をしたので、安心させるように閨での魔力譲渡の話をすれば、本人は無意識だったようだ。
流れで更なる魔力譲渡を強請れば、焦りながらも嫌がる様子はない(と、俺は受け取った)。
「ヨウガ、俺のために……いいだろう?」
「ぅ、ええと……うん、ルーカスがそれで危険が減るなら……?」
「ああ、嬉しいよ、ヨウガ」
そう言って早速ヨウガを裸に剥いてベッドで愛する。
「───あ、ルーカス待ってぇ」
「ああ、散々抱いたからまだ柔らかいな。コレなら少し解せば入る」
うつ伏せたヨウガの腰を上げさせて後孔に指を一本挿入すればすんなり飲み込む。
一度抜いて、今度は三本まとめて押し込むとコレもすんなり入った。
「う、ああっ」
指をぐちゅぐちゅと注挿すればあっという間に解けていく後孔にヨウガもすぐに感じ入った。
「ふっ、腰が揺れているよ」
「あん、だってぇ……」
すぐに気持ちよくなっちゃう、なんて涙目で見つめられれば自制は効かなくなる。
「じゃあ、もっと気持ちよくなろうな。それで俺にたくさん魔力を分けて?」
そう言って指を抜くと一気に穿つ。
「───っああん! 奥、気持ちい……」
どうやらコレだけでイッたらしいヨウガ。無意識に魔力が流れてくる。
コレが自覚してやってたらどれくらい流れてくるのか。そもそも自力で調整出来るのか?
なんにしてもコレはただの副産物。
コレを目当てに抱いている訳じゃない。ヨウガを愛しているから抱きたいんだ。
「ふふ、俺も気持ちいいよ。もっともっと気持ちよくなろうな」
「や、死んじゃう……気持ちよすぎて、死んじゃうからぁ」
だから手加減してぇ、なんてヨウガの声は聞こえないふりでその日は昼前から夜遅くまで抱き続けた。
───結果、翌朝はヨウガは起きられず。
俺が全部世話を焼いて抱き上げる頃にぼーっと目覚めて、酷く淫靡な色気を醸したまま転移することになる。
俺?
俺はもちろん艶っつやで魔力マシマシ、いつもより元気だが、何か?
*たぶんまた一度更新止まります。
気長にお待ちいただけたら嬉しいです。
315
お気に入りに追加
523
あなたにおすすめの小説
(完結)貴方から解放してくださいー私はもう疲れました(全4話)
青空一夏
恋愛
私はローワン伯爵家の一人娘クララ。私には大好きな男性がいるの。それはイーサン・ドミニク。侯爵家の子息である彼と私は相思相愛だと信じていた。
だって、私のお誕生日には私の瞳色のジャボ(今のネクタイのようなもの)をして参加してくれて、別れ際にキスまでしてくれたから。
けれど、翌日「僕の手紙を君の親友ダーシィに渡してくれないか?」と、唐突に言われた。意味がわからない。愛されていると信じていたからだ。
「なぜですか?」
「うん、実のところ私が本当に愛しているのはダーシィなんだ」
イーサン様は私の心をかき乱す。なぜ、私はこれほどにふりまわすの?
これは大好きな男性に心をかき乱された女性が悩んで・・・・・・結果、幸せになったお話しです。(元さやではない)
因果応報的ざまぁ。主人公がなにかを仕掛けるわけではありません。中世ヨーロッパ風世界で、現代的表現や機器がでてくるかもしれない異世界のお話しです。ご都合主義です。タグ修正、追加の可能性あり。
悪役令息の七日間
リラックス@ピロー
BL
唐突に前世を思い出した俺、ユリシーズ=アディンソンは自分がスマホ配信アプリ"王宮の花〜神子は7色のバラに抱かれる〜"に登場する悪役だと気付く。しかし思い出すのが遅過ぎて、断罪イベントまで7日間しか残っていない。
気づいた時にはもう遅い、それでも足掻く悪役令息の話。【お知らせ:2024年1月18日書籍発売!】

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

【完】悪役令嬢の復讐(改)全6話
325号室の住人
BL
初出 2021/10/08
2022/11/02 改稿、再投稿
わたくしマデリーンは18歳の誕生日の今日、2歳年上の第2王子から婚姻式をブッチされました。
「お前は国外追放だ!!」
と、花嫁衣装のまま国境の森に追放。
良いですわ。そちらがその気なら………
悪役令嬢が国外追放に決まった時、友人達はプランBで、動き出した。
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜+おまけSS
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
アルファポリス恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
連載希望のコメントをいただきましたので、
連載に向け準備中です。
*他サイトでも公開中
なろう日間総合ランキング2位に入りました!

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
乙女ゲームが俺のせいでバグだらけになった件について
はかまる
BL
異世界転生配属係の神様に間違えて何の関係もない乙女ゲームの悪役令状ポジションに転生させられた元男子高校生が、世界がバグだらけになった世界で頑張る話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる