荒れ地に咲く一輪の花

エウラ

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15 *絶倫に手加減は意味なし

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*R18。背後注意。前回のえちです。前半ヨウガ、後半ルーカス視点*




お風呂に入ったあと、さあ寝ようというときにルーカスが俺をバックハグしながら耳元で囁いた。

「ヨウガ、愛したい。・・・・・・いいか?」

その声にゾクッと甘い痺れが走った俺はつい口にしていた。

「・・・・・・加減してくれるなら」

その言葉に即答したルーカス。

「もちろん」

こうして俺はルーカスに口付けされながらベッドに押し倒され、懸命にそれに応えてトロンとしているうちにパジャマを脱がされていた。

相変わらず手際いいな、なんて余裕があったのはこの時まで。

まだ出会ってそんなに経っていないのに、すっかり開発調教された俺の身体はあっという間に快感を拾ってどんどん息が上がっていく。

「・・・・・・ぁ、そこ、いっぺんには、ダメだってぇ・・・・・・!」
「だって気持ちいいだろう? 可愛らしい乳首も、小ぶりな陰茎も、あんなに俺のデカい陰茎も呑み込む健気で慎ましい秘孔もほら」

俺が欲しくてヒクヒクしてる、なんて結構卑猥な言葉を言いながら攻めるルーカスに、俺ってMじゃないはずとぼんやりした思考で考えるも、結局あんあん言わされて感じてるんだからよく分からない。

「・・・・・・考え事か? 余裕があるようだから加減はなしでいいのかな?」
「───っや、もう、何回もなんてムリぃ!」

連日、腰が抜けて起きられないほど攻めたてられたら死んじゃう!

「大丈夫、気持ちいいだけだから、安心して好きなだけ啼いてていいから」
「───っちがっ・・・・・・! そう、じゃない!」

気持ちよすぎて死んじゃうって言ってんの!

だけど心の中でだけしか叫べず、俺の口はあっという間にあんあん言うだけになった。

考え事なんて出来ないほど、快楽地獄に陥っていった。

◇◇◇

風呂上がり、俺が求めると『加減してくれるなら』といって身体を許してくれたヨウガを気持ちよくさせるべく、今まで開発した性感帯をこれでもかと攻め立てる。

同時にいくつもの場所を刺激してやると、いやいやしながらも感じ入ってくれるからつい虐めたくなる。
卑猥な言葉でも後孔が締まるため、本人は自覚がないのだろうがいくらか虐められたい性質なのかもしれない。

俺の指をすでに四本も呑み込んでぐぽぐぽ言っている健気な秘孔。
抽挿し何度もナカイキさせていると、さすがに可愛い陰茎から潮しか出なくなり、ヨウガの目も虚ろになっていた。

「やり過ぎたか」

いやしかし、加減するって言ったしな。

この場合の加減とは、俺の陰茎をツッコんでからイかせる加減だから、その前にたくさん指でイかせてやらないと可哀想だろう?
(この時点で認識がズレていることに気付かない)

「そろそろ本番にいくぞ。ヨウガ、しっかりしろ」

ヨウガを抱き起こして頬を軽くぺちぺち叩くと、視線が俺に戻った。

「ヨウガ、挿れるぞ」
「う? ぇへ・・・・・・るーかす?」

にへらとだらしない顔で笑うヨウガもカワイイ。
俺はヨウガに返事を期待しなかったので、細い腰を掴んで持ち上げると、俺の硬くそそり立った陰茎目がけてヨウガの腰を打ち付けた。

「───っ!!!」
「───ック、締まる!」

一気に串刺したせいで結腸までぶち抜いた。そのせいか、ヨウガはイキっぱなしになってぎゅうぎゅう締め付けてくる。

「・・・・・・っは、は・・・・・・っ」
「ヨウガ・・・・・・息をしろ。聞こえてるか?」
「・・・・・・ぁ、は・・・・・・ぅあ」

また焦点が合わなくなり、はっはっと荒い息をするヨウガの様子を見つつ、俺は下からヨウガを穿った。

「・・・・・・!」
「は、気持ちいいか。動くたびに締め付けてきて、カワイイなあ」
「・・・・・・るー・・・・・・も、む、り」
「悪いな、俺がイクまで付き合ってくれ」
「───っかげん、するって・・・・・・いった」
「だから加減したろう? まだ一回目だよ?」
「・・・・・・っち、が・・・・・・そ・・・・・・」

何やら呟いているが、一回目だから。
出すまでやるからな。それで今夜は止めるから、安心して。

結局それから一度では収まらず、三回やってしまったが、いつもよりは少ないから許して。
な? 手加減したよ?


翌日、手加減の食い違いに気付くが、全力でスルーした。
俺達の性活のためにね。





※ヨウガの手加減とルーカスの手加減は根本的なところが違ってたというお話でした。





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