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316 微*帰宅したその夜は・・・
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*最後、微R18。背後注意。王城から大公家に戻ってきた午後です*
王城でお昼御飯を食べてから、特に緊急の用事は無いとのことで、義父様達と一緒に久しぶりにヴァルハラ大公家に帰ってきた。
・・・もう帰ってきたって思うくらい、自分の家なんだって気付いて嬉しくなった。
「「「お帰りなさいませ!」」」
「ただいま」
「ウラノスお帰り---!!」
「「お帰りなさい!!」」
大公家の使用人達も義母様も義兄様達も、皆が出迎えてくれる。
騒がしくて賑やかな俺達の家族。
「ただいま!」
「ただいま帰りました」
アークと一緒に挨拶をしてから皆にギューッと抱き締められて。
「「「無事で良かったよー!!」」」
「---うん。心配かけました。ありがとう」
ノアも皆をギューッと抱きしめ返した。
「ねえねえ、私にハグは---?!」
そう言ってしょげているウラノスに笑って、アンジェリクが仕方ないなあと抱き付くのだった。
「ほらほら、皆も中に入って休んで」
「お茶は飲む?」
「俺達は自室で休むから要らない」
アンジェリクや兄達がそう言うので、アークは早くノアと二人きりになりたくて断った。
せっかくヴァンに個室を作ったのだからと、思う存分いちゃいちゃする気満々のアークがサクッと断ったのでウラノス達も察したようだ。
苦笑して二人を見送っていた。
ヴァンも二人を見送った。
「あれ、ヴァンはどうするの?」
『ああ、我はノアに自分の家を作って貰ったのでな、庭先に出しても良いか?』
「へえ、家をねえ・・・」
「---イヌ小屋・・・」
『煩い』
「へ? イヌ小屋?」
「そうノアは言ってた」
そう言ってさっきの騒動を思い出したのか、笑いを堪えていたウラノスをヴァンがゲシっと蹴飛ばした。
「---まあ、小屋じゃあないと思うけどね」
そう言うウラノスを疑問に思いつつもヴァンに中庭に出して貰うとやはり皆も崩れ落ちた。
どう見ても外見はお洒落な一軒家(但しテントサイズ)。
中は空間拡張で相当の広さと見た。
「「「コレ、イヌ小屋じゃないだろう!」」」
いや、そもそもフェンリルは幻獣でイヌではない。
色々と名称と中身が伴わない事態にやっぱりノアちゃんだと笑うのだった。
アークの部屋に入ると何時もの魔法を展開する。
「アーク、何か食べる?」
「ノアを食べる」
「え、うあ・・・うん・・・・・・それは良いんだけど、お風呂入りたい・・・ダメ?」
アークにド直球で言われて赤面したノアは、そう言ってアークを窺った。
魔人国から王城、錬金してからのヴァルハラ大公家と、色々と汗もかいたし、さっぱりしたい。
・・・・・・例えこの後、べちゃべちゃドロドロになろうとも・・・。
「もちろん俺も一緒だからな」
「それはもちろん・・・」
だが、幾ら最近は一緒に入っているといっても、慣れるモノじゃない。
裸同士、番い同士、思いが一緒なら当然こうなる流れで・・・。
「あ・・・ん、アーク・・・胸、もう・・・やあ」
「や、じゃないだろ? こんなに硬く尖らせて、体は嫌がってないぜ」
そう言ってアークはノアのぷっくりした乳首を石鹸でぬめる指で押し潰す。
グリッと押されるが滑って元に戻り、また押されて刺激される。
次は指で摘ままれるがやはり滑ってもどかしい。
しまいにはノアが焦れてしまって、自分から胸を突き出した。
「アーク、滑っちゃう・・・もっと、ちゃんと・・・触って、ぐりぐりしてぇ・・・!」
「---っじゃあ、洗い流すからな」
「うん、うん・・・・・・早く、触って、弄ってっ」
「ああ、エロくて可愛いな、ノア。ベッドに行こうか」
「ん、早く・・・・・・アークを、中に挿れて・・・奥・・・疼くの・・・アーク・・・」
熱に浮かされるようにアークを求め始めたノアからは、発情のフェロモンが立ち上ってきていた。
「---っ発情期、か。・・・まあ、今回は色々あって精神的にも不安定だったしなあ・・・」
「アーク・・・アーク・・・好き、大好き」
「うんうん、俺も愛してるよ。・・・ヴァンに念話しとくからちょっと待て」
そう宥めて口付けをしながらヴァンに念話を飛ばす。
『ヴァン、悪い。ノアが発情した』
『おう。ココのヤツらに言っておく。終わったらまた連絡寄越せ。・・・良いタイミングだったな。ノアに錬成して貰って良かったぜ』
『予感でもあったのかな?』
『さあな。今回は長くなりそうだし、ギギ達と遊んでるとしよう』
『ほどほどにな』
『ソッチこそ』
ヴァンと話していて気が削がれたようで口付けが止まったアークをノアがぽかぽかと叩く。
「ーっアーク、余所見しちゃ、ダメ」
「悪い。じゃあ、遠慮なく」
そう獰猛に笑ってアークは噛み付くような口付けをした。
王城でお昼御飯を食べてから、特に緊急の用事は無いとのことで、義父様達と一緒に久しぶりにヴァルハラ大公家に帰ってきた。
・・・もう帰ってきたって思うくらい、自分の家なんだって気付いて嬉しくなった。
「「「お帰りなさいませ!」」」
「ただいま」
「ウラノスお帰り---!!」
「「お帰りなさい!!」」
大公家の使用人達も義母様も義兄様達も、皆が出迎えてくれる。
騒がしくて賑やかな俺達の家族。
「ただいま!」
「ただいま帰りました」
アークと一緒に挨拶をしてから皆にギューッと抱き締められて。
「「「無事で良かったよー!!」」」
「---うん。心配かけました。ありがとう」
ノアも皆をギューッと抱きしめ返した。
「ねえねえ、私にハグは---?!」
そう言ってしょげているウラノスに笑って、アンジェリクが仕方ないなあと抱き付くのだった。
「ほらほら、皆も中に入って休んで」
「お茶は飲む?」
「俺達は自室で休むから要らない」
アンジェリクや兄達がそう言うので、アークは早くノアと二人きりになりたくて断った。
せっかくヴァンに個室を作ったのだからと、思う存分いちゃいちゃする気満々のアークがサクッと断ったのでウラノス達も察したようだ。
苦笑して二人を見送っていた。
ヴァンも二人を見送った。
「あれ、ヴァンはどうするの?」
『ああ、我はノアに自分の家を作って貰ったのでな、庭先に出しても良いか?』
「へえ、家をねえ・・・」
「---イヌ小屋・・・」
『煩い』
「へ? イヌ小屋?」
「そうノアは言ってた」
そう言ってさっきの騒動を思い出したのか、笑いを堪えていたウラノスをヴァンがゲシっと蹴飛ばした。
「---まあ、小屋じゃあないと思うけどね」
そう言うウラノスを疑問に思いつつもヴァンに中庭に出して貰うとやはり皆も崩れ落ちた。
どう見ても外見はお洒落な一軒家(但しテントサイズ)。
中は空間拡張で相当の広さと見た。
「「「コレ、イヌ小屋じゃないだろう!」」」
いや、そもそもフェンリルは幻獣でイヌではない。
色々と名称と中身が伴わない事態にやっぱりノアちゃんだと笑うのだった。
アークの部屋に入ると何時もの魔法を展開する。
「アーク、何か食べる?」
「ノアを食べる」
「え、うあ・・・うん・・・・・・それは良いんだけど、お風呂入りたい・・・ダメ?」
アークにド直球で言われて赤面したノアは、そう言ってアークを窺った。
魔人国から王城、錬金してからのヴァルハラ大公家と、色々と汗もかいたし、さっぱりしたい。
・・・・・・例えこの後、べちゃべちゃドロドロになろうとも・・・。
「もちろん俺も一緒だからな」
「それはもちろん・・・」
だが、幾ら最近は一緒に入っているといっても、慣れるモノじゃない。
裸同士、番い同士、思いが一緒なら当然こうなる流れで・・・。
「あ・・・ん、アーク・・・胸、もう・・・やあ」
「や、じゃないだろ? こんなに硬く尖らせて、体は嫌がってないぜ」
そう言ってアークはノアのぷっくりした乳首を石鹸でぬめる指で押し潰す。
グリッと押されるが滑って元に戻り、また押されて刺激される。
次は指で摘ままれるがやはり滑ってもどかしい。
しまいにはノアが焦れてしまって、自分から胸を突き出した。
「アーク、滑っちゃう・・・もっと、ちゃんと・・・触って、ぐりぐりしてぇ・・・!」
「---っじゃあ、洗い流すからな」
「うん、うん・・・・・・早く、触って、弄ってっ」
「ああ、エロくて可愛いな、ノア。ベッドに行こうか」
「ん、早く・・・・・・アークを、中に挿れて・・・奥・・・疼くの・・・アーク・・・」
熱に浮かされるようにアークを求め始めたノアからは、発情のフェロモンが立ち上ってきていた。
「---っ発情期、か。・・・まあ、今回は色々あって精神的にも不安定だったしなあ・・・」
「アーク・・・アーク・・・好き、大好き」
「うんうん、俺も愛してるよ。・・・ヴァンに念話しとくからちょっと待て」
そう宥めて口付けをしながらヴァンに念話を飛ばす。
『ヴァン、悪い。ノアが発情した』
『おう。ココのヤツらに言っておく。終わったらまた連絡寄越せ。・・・良いタイミングだったな。ノアに錬成して貰って良かったぜ』
『予感でもあったのかな?』
『さあな。今回は長くなりそうだし、ギギ達と遊んでるとしよう』
『ほどほどにな』
『ソッチこそ』
ヴァンと話していて気が削がれたようで口付けが止まったアークをノアがぽかぽかと叩く。
「ーっアーク、余所見しちゃ、ダメ」
「悪い。じゃあ、遠慮なく」
そう獰猛に笑ってアークは噛み付くような口付けをした。
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