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222 *ささくれた心を癒して 3
しおりを挟む*R18。背後注意*
「---っ!!」
ノアは待ち望んだ衝撃に歓喜した。
一気に突き立てられて一瞬でイってしまったけれど。
声も出なかったけれど。
「---ぐっ・・・ノア、クソ、善すぎて、締まって・・・キツい」
アークも一気に募る射精感をやり過ごそうと堪える。
ノアは暫く意識がトンだようだったが、トロンとした銀の瞳をアークに向けるとへらりと笑った。
「・・・・・・あーく、もっとぉ」
「---っああ、好きなだけくれてやる」
そういって笑って、アークは腰を動かす。
ノアの良いところを把握しているから、的確にソコを突くとあっと言う間にノアがイッた。
先ほどイッたばかりで敏感になっているのが分かる。
「・・・・・・っあっ---んぅ、イッた、イッてる! まって、まっ・・・・・・気持ち良すぎ・・・」
「でもまだまだ足りないよな? 発情期、始まったばかりだぜ?」
「・・・そ、っだけどぉ・・・! いや、やっ・・・何時もより感じるの・・・こわいぃ・・・」
「大丈夫、発情期だからだ。たまにイキすぎて気絶してるだろ? アレみたいなもんだ」
「・・・・・・」
霞がかってぽやぽやの頭でも何となく分かる。
それって安心できないヤツだよね?!
良く俺が記憶トンじゃってるヤツだよね?!
・・・・・・でも同時に気持ちいいのも知ってる。
普段ならともかく、発情期のノアには理性はほとんど残っていない。
天秤にかけるでもなく、気持ちいい方が勝つ。
「---じゃあそういうわけで、遠慮なく」
ノアの心が顔に出ていたのか、アークが最終宣告にも似た発言をしたのを皮切りに、本格的な発情期に入った。
結局初日は抜かずの何発か分からないほど交わり、次の朝、日が昇る頃にアークが浄化魔法で綺麗にしたあと夜まで眠り、ノアが目を覚ましてぽやぽやしながら食事を軽く摂った。
そして再びノアが欲情して、アークがまだ柔らかい後孔に萎えない剛直を突き入れて奥を突くと嬌声をあげてあっと言う間にイってしまった。
「---あっあっ、あーく、奥、おく・・・! いい、気持ちいい、もっと・・・突いてぇ」
「っ奥な? 止めてと言っても止めないぜ?」
「---いい、も、好きにしてぇ!」
「---っ煽るな、よ。俺も、引き摺られて抑えが効かない!」
「も、いっ・・・よぉ・・・! おくにいっぱいいっぱいいっぱい・・・・・・ちょうだっ!!」
言い終わらないうちにしっかり煽られたアークが腰をガツガツ動かして、ノアは仰け反った。
ビクビクと跳ねているのをアークが大きな掌で腰を押さえて、更に突き動かす。
「っ悪い、たぶん抱き潰す。発情期終わったら文句はいくらでも聞くからっ!!」
「ぅあっ---あっ、はっ・・・あっいい、ん、いいよぅ・・・気持ちいいからぁ---!」
「もっともっと、気持ち良くなろうな!」
「あーく、すきぃ・・・、ぎゅってしてぇ・・・」
「ああっ、ノア、愛してる!」
そんな風にお互いを確かめ合いながら愛し合って三日目、ノアの発情が落ち着いてきて、久々に風呂に入った。
インベントリから出した料理で軽く食事を摂ると、久しぶりに何もせずに抱き締めて眠った。
四日目と五日目は何度かゆったり性交をして気持ちを確かめ合った。
そのお陰か、発情期前からやや情緒不安定だったが、それも落ち着いたようだった。
そうして六日目に、久しぶりにアークの部屋から二人は出て来た。
アークは相変わらずつやっつやで、元気だった。
ノアは心なしかスッキリした顔をしていたが、腰が立たないようで、アークに抱き上げられてしどけなく寄りかかっていた。
ウラノス達は事後のノアの色香にややあてられて、顔を赤くして言葉を濁すと、珍しく捌けていった。
使用人達も、アークの専属侍従のルフトと執事長のアヴィール以外は持ち場に散って行った。
この二人は根性で堪えた。
---ノア様、色気が半端ない。
あとアルカンシエル様、そんなに威嚇しないで下さい。
邸中の使用人達が卒倒しちゃいます。
こんな感じでノアの発情期は何とか無事に終わったのだった。
※遅くなりました。
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