迷い子の月下美人

エウラ

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221 *ささくれた心を癒して 2

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*R18。背後注意*




発情期巣篭もり一日目。

口付けをしながらベッドに倒れ込んで、ノアはアークの背中に手を回す。
アークはノアの後頭部に右手を添えて、角度を変えながらノアの口腔を舐め回す。

くちゅ、ぐちゅぐちゅ舐められ、じゅうっと吸う音が響く。
これだけでノアの体はビクビクと跳ねて、アークの肌や背中のシーツの擦れにも敏感に反応してしまう。

「発情期だからか、反応がいつにも増してイイな、ノア」
「あ、アーク、やあ・・・もっとぉ」

口付けを止めると可愛いお強請りが来た。
にやりと笑って再び深い口付けをしながらノアの脇腹をさわさわと擦ると、ビクッと跳ねた。

「---んうっ!」

アークに口付けをされているので声は飲まれて出て来ないが、そこはノアが弱いところの一つだ。
背中も弱いし胸の尖りも華奢な鎖骨もへそも・・・アレ、何処も弱いか?

口付けを止めてクスリと笑って、今度は首筋をゆっくり手で擦って、反対側はねっとりと舐めあげる。

口付けが止んで文句を言おうとしたらしいノアよりも先にアークが舐めだしたので、ノアは嬌声をあげるしかなくなった。

「---っああ、やっ・・・ゾクゾクするぅ・・・」
「気持ちいい、だろう?」
「あ、ん・・・きもちい・・・あ、あ、どこもきもちい、よぉ」

すでに涙声でひくひくしながら懸命に応えるノア。
白い肌が上気して桜色に染まっていた。

それが煽情的でアークも理性の糸がキレそうになる。
それを堪えて、再びノアを攻めだした。

首筋から鎖骨の窪んだところを擽るように舐めたり指で擦ったりするとピクピクと震える。
見ると顔を真っ赤にして手の甲で口を塞いでいたので、そっと掴んで離させた。

「・・・っやっ・・・声、とまんなっ・・・あう!」
「可愛いんだからもっと聞かせろよ」
「あんっ! 舐めちゃぃやっ・・・!!」

アークが唐突にツンと尖った胸の飾りを口に含んで転がす。
発情期のせいで感度の良くなった性感帯はちょっとの刺激でもすぐに反応する。

無垢だった体はアークと初めて番った発情期から散々躾けられていて、普段でさえどこを触られても気持ち良くなってしまう。

まさに頭の天辺から爪先まで、アークに触れられるとたちまち性感帯になる。

ソコに発情期が加わるとなると、どうなるのか・・・。

ノアはどんどん頭が霞がかってきて、思考が止まっていく。

気持ちいい。
体が熱い。
熱を発散したい。
アークに触れて欲しい。
アークに挿入して欲しい。
アークに愛して欲しい。

アーク、アーク、アーク、大好き。

アークの薫りフェロモンに包まれて、アークに気持ち良くされて、幸せ。

俺もアークを気持ち良くしたい。

「アーク、早く挿入れてぇ」

ノアの後孔を今まさに解そうとしていたアークはグッとなったが、いくら発情期で濡れて泥濘んでいるとはいえ慣らさずにツッコむのはアークがイヤだった。

少しでも痛くないように、最初から気持ち良くしたい。
大切な番いを自分が傷付けるなんて許せない。
その一心で、堪えて後孔に指を入れるとぐちゅぐちゅとノアの良いところを触っていく。

2本、3本と指が増える頃にはノアは嬌声しか出なくなった。

「あっあっ、やっ・・・あん! だめだめイッちゃう・・・っん---?!」
「一度イっておいた方が楽だろ?」

そういってアークが前立腺をぐりゅっと強く押した瞬間、ノアはナカイキして伸びた爪先がシーツを蹴った。

体はビクビクと跳ねて、開いたままの口端からは唾液が銀色に伝って零れた。

「は、はっ・・・!!」

浅い息を繰り返しながらぴるぴるするノアの焦点が戻る頃、アークが自身の剛直をノアの後孔にぴとりとあてた。

「---っ」
「ノア、良いか?」

何が、なんて決まってる。
待ち望んだモノだ。

「---きて、アーク」

快感で蕩けた銀の瞳がアークを見つめた。
それに獰猛に笑って、アークはひと息に串刺した。





※長くなりそうなので次話に続きます。

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