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1 出会い
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オレの親友の話をしよう。
コウちゃんこと、浦川光。
小学校低学年の時、お隣に引っ越して来た同い年の男の子だ。
コウちゃんは、体があまり丈夫じゃないから、同い年にしては小さくて。肌も全然日に焼けていなかった。目もパッチリしてて、可愛いって思ったのを覚えてる。
「うりゃかわ、ひかり、です。よろしくおねがいします」
緊張のあまり、自分の名前なのに噛んだコウちゃんを見て、何だか自分が守ってあげなきゃ、という気持ちになったんだ。
◆◆◆
ぼくの親友の話をしよう。
たっくんこと、有川卓。
ぼくが幼い頃に引っ越した家のお隣さん。
身体の弱いぼくと違って、背も大きくて、同じ年なのにお兄ちゃんみたいだった。
「うりゃかわ、ひかり、です。よろしくおねがいします」
ぼくはまだ、うまく自分の名前が言えない。それでいつも笑われる。
でもたっくんは笑わずに、そのまま握手して、よろしくねって言ってくれたんだ。
それがとても嬉しかった。今でも覚えてる。
ーーー
本日は2話投稿してます。
コウちゃんこと、浦川光。
小学校低学年の時、お隣に引っ越して来た同い年の男の子だ。
コウちゃんは、体があまり丈夫じゃないから、同い年にしては小さくて。肌も全然日に焼けていなかった。目もパッチリしてて、可愛いって思ったのを覚えてる。
「うりゃかわ、ひかり、です。よろしくおねがいします」
緊張のあまり、自分の名前なのに噛んだコウちゃんを見て、何だか自分が守ってあげなきゃ、という気持ちになったんだ。
◆◆◆
ぼくの親友の話をしよう。
たっくんこと、有川卓。
ぼくが幼い頃に引っ越した家のお隣さん。
身体の弱いぼくと違って、背も大きくて、同じ年なのにお兄ちゃんみたいだった。
「うりゃかわ、ひかり、です。よろしくおねがいします」
ぼくはまだ、うまく自分の名前が言えない。それでいつも笑われる。
でもたっくんは笑わずに、そのまま握手して、よろしくねって言ってくれたんだ。
それがとても嬉しかった。今でも覚えてる。
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本日は2話投稿してます。
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