【完結】壊された女神の箱庭ー姫と呼ばれていきなり異世界に連れ去られましたー

秋空花林

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第三章 空を舞う赤、狂いて

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ーーー



「は?え?何で…」
「セーヤくるしい」

 オレビョーキ?シヌの?泣きながらショーキがセーヤを見つめてくる。

「違う、これは自然現象だ!抜けば治る!」
「ヌク?」

 ショーキが泣きながら首を傾げた。

 も、もしかしてショーキは、抜き方を知らない!? まさかの事態に太陽は慌てた。

「悪男は…」
「ワルオリねてる」
「~~~っ」

 これはどう考えても自分のせいだ!
 太陽は仕方ないと覚悟を決めた!

「やり方教えてやるから…ズボン脱いで」

 ショーキは立ち上がって躊躇なくズボンを脱いだ。下着は履いて無かった為、固くなったソレは立ち上がり腹まで反っていた。

 先端から我慢できないかの様に汁が溢れていた。

 恥ずかしくなって思わず視線を逸らす。

 悪男…ごめん! 心で謝る。
 ある意味、主人格の悪男で無くて良かったかもしれない。

 目線は逸らしたまま、握ってこうやって、と教えるが、ショーキがわからない、と泣く。

 仕方なくショーキの背後に立って、右手で自分のナニを握らせて、更にその上から太陽が手を添えて、ゆっくり前後に動かした。

「こんな感じで前後に動かすんだ」
「ア、キモチいい」
「そう、上手だ。ショーキ、そのまま続けて」
「ア!ア!セーヤなにコレへん」

 何で俺こんな変態みたいな事してんだろう。どうか悪男が目を覚ましません様に!

 祈りながら、太陽はショーキの左手を掴んで、コッチも触ってみろ、と先端へ誘導した。

「ハッ、ハッ、きもちイイ!ん」
「そのまま続けて。そしたら治るから」

 少しずつ辺りが薄暗くなっていく中、ショーキの息づかいと擦る音が辺りに響く。
 
 ショーキの腰がくねり出した。背後から身体を添えていた太陽自身にも、ショーキの尻が当たって刺激を与えてくる。

「や、やめろ、腰動かすなよ」
「セーヤ、なんかゾクゾクする、んん」

 ショーキの声や息遣い、それにショーキの尻からの刺激でだんだん太陽も変な気分になってくる。

「くっ。そのまま強く握ってスピードあげて」

 ショーキの尻からの刺激に耐えながら、太陽はショーキの手を強く握って動かした。

 アー、とショーキが甲高い声を上げ身体をブルッと震わせた。その後、はぁはぁと息を繰り返す。

 その様子に太陽は安堵の息を吐いた。あのまま続けたら太陽自身もヤバかったかもしれない。

 念の為、確認しようとショーキの背後から覗くと、ショーキのナニの先端は薄黒く汚れていた。

「黒い、何で?」

 恥ずかしさも吹き飛んで、ショーキの正面に回った。先端と出た液体は黒っぽい色をしていた。

「もしかして…」

 瘴気が出たのか?

 太陽が確認する為、しゃがんで先端に顔を近づけるとムクムクと再び反り出した。

「え?また?」
「セーヤのイキ」

 どうやら太陽の息が刺激してしまった様だ。一度出したのに再び固さを取り戻している。

「…ごめん。じゃあもう一度やってみろ。やり方はわかったな?」
「ん!」

 こう?とショーキがやはり慣れない手つきで自分自身のを触る。

 そのぎこちなさに、しゃがんだまま太陽が正面から再び手を添えた。
 
 もっと強く握って、こんな感じで、と言いながら、一緒に前後に動かす。

「セーヤ、またくる」
「いいから我慢するな。だせ」

 再びショーキの息遣いが響く。

 時折、んー、と悩ましげな声が太陽の耳を刺激した。

 うっすら涙を浮かべて自慰を見せるショーキの姿に、自身の下半身が疼き出したのがわかった。
 
 ヤバい、このままだと俺までその気になっちまう。

 太陽は立ち上がってその場を離れようとしてー。何故かショーキにグイと服を掴まれた。

 引っ張られた勢いで、その場に尻餅をつく。見上げれば目の前にショーキが居た。

「セーヤもイタイ?」
「え?」
「ココイタイ?」

 ショーキが手を伸ばして来たのは太陽の股間だった。そこは先程からのショーキの痴態を見せられて既にー。

「あ、駄目だよ、触るな」
「セーヤきもちイイ?」

 膨れ上がったズボンの上からショーキがぎこちない手の動きで太陽のモノを触ってくる。

「あ…ん…」

 その微妙な快感をやり過ごす為、顔を上にのけ反ったり、俯いたりしてみたがー。

 無理だった。

 何故なら。

 ショーキが下手くそ過ぎた!

 ズボンの上から微妙な力加減で触って来るので、それ以上高まりもせず、落ち着きもしない微妙な塩梅だった。

 これは…もう一度出さないと無理だ!
 身体も興奮して落ち着く様子も無い。太陽ももう限界だった。

「ショーキ、俺自分でやるから!」

 ショーキの前にも関わらず、太陽はズボンをずらして自分のモノを取り出した。先程からの微妙な刺激でソコは既にピクピクとしていた。

 たまらず手の平で上下に扱き出す。

 はぁはぁと、無意識に出る自分の息が、やけにいやらしく聞こえた。

 でも構ってられない。

 やはり無意識に、もう片方の手で胸をいじっていた。そこは空やルースに開発され、太陽は充分快感を感じられる様になっていた。自分でキュッと摘むだけで気持ちよさが高まっていく。

「気持ちいい…んぁ…」

 自分で触りながら、閉じた瞼の裏にはルースが思い浮かぶ。

「ルースさん、ルースさん」

 あぁ、もうイキそう。うっすら目を開けると、太陽をジッと見ているショーキの姿が目に入った。

「……っ」

 太陽の痴態を見て、ショーキも息を荒げて自分のモノを扱いていた。

 見られてる。こんな恥ずかしい姿を。太陽にそんな趣味は無いのに、恥ずかしさと共に興奮が高まっていくのが分かった。

「あ、俺、もう…限界…イク…っ」
「セーヤ、なんかクル」
「そのまま…続けて」

 ショーキが、あー、あー、といやらしい声を上げながら、自身を扱くスピードが早めた。それに合わせて太陽も自分の快感に集中した。

 ありえないシチュエーションに太陽の興奮が最高潮に達っした頃、同時にショーキからも黒い液体が放たれた。
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