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5話
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異世界3日目。
今日は戦闘組に混じる事になった。
若ちん曰く!
「妄想」はダメだったから今度は「召喚士」の部分を伸ばしていく!
らしい。
で。朝から他の魔法系のクラスメイトと混じって、この世界の本職の魔法使いさんに色々教えてもらった。
他のクラスメイトは、みーんな優秀で、小さな炎や水の玉を出したりしてる。カッコイイ!
早速私も教えてもらい、炎を出す呪文とかいくつか唱えたけど。うんともすんとも。
こっちの本職さん曰く。
「うーん。残念だけど貴女からは肝心な魔力の流れを感じないわ。だから魔法は多分使えないわね」
ガーン
魔法少女あかり、営業終了のお知らせだ!ショック!
魔女っ子になりたかったが仕方ない。
その後は、気持ちを切り替えて召喚系のクラスメイトに混じって、こちらの本職の召喚士さんに契約方法と呼び出し方を教えてもらった。
召喚する為には、あらかじめ対象と契約が必要らしい。ふむふむ。
初めてだからと、おススメの動物達を紹介してもらった。
見た目は子犬や子猫、子熊みたいだけど、私達の世界にいる動物とは少し色が違っていた。
例えば子犬は赤と金の2色。子猫は青と銀の2色。子熊はレインボーだ!可愛い!
思わず可愛い~と、手を伸ばしたけど。プイ、と全部の動物達にそっぽを向かれた。
ショック!
それを見たこっちの本職さん曰く。
「普通は一体位は波長が合う筈なのに。貴女はこちらで言う召喚士ではないかもしれないですね~」
なんと!能力に「召喚士」とついてるのに!召喚士も終了したみたいだ。チーン。
これ以上、出来る事はありません、と宣言されたわたしは。スゴスゴと、クラス全員のまとめ役の若ちんのとこへ行った。
「そっか!しゃーねーな!大丈夫、きっとお前にしか出来ないすっごい力がある筈だ!気長にやってこーぜ」
わしゃわしゃと頭を撫でられた。
若ちん…良い先生だな。
その優しさにちょっと泣きそうだ。
胸がじんわりあったかくなった所で余計な一言が出た。
「でもって早くシーマ頼むな!」
「だから何かわかりませんて!」
近くにいたクラスメイトが笑ってる。この漫才みたいなやりとりも昨日からずっと続いててちょっと恒例になってきたぞ!
その後は、気分転換に他の戦闘組でも見学するか?と若ちんに誘われたのでついて行った。
格闘組の練習は、異種格闘技戦みたいな事になっていた。
何か色々技の名前を叫んで、繰り出しながら練習試合をしている。
柔道や空手やボクシングを習ってたクラスメイト達がメインらしい。
だから向こうで取得していた技や技術から派生したスキルが多いと若ちんが話してくれた。
ふーん、と何組かの練習を見学していると、一際人が集まって盛り上がっている場所があった。
見ると客寄せ担当だったウサギとパンダが戦っている!!
しかも結構強い!高くジャンプして回し蹴りしたり、バク転して攻撃をかわしたりしてるぅ!
「若ちん!あれ!あれどうしたの!?」
「あぁ、何か着ぐるみ着たままこっちに来た時に、何か恩恵を受けたらしいぞ。本人達が楽しんでるからな。まぁいいんじゃねーか?」
おおー。まさか着ぐるみにそんな力が宿るとは。ここに来た当初はモンスターと間違われた彼らは、今では一目置かれる存在になったそうだ!
今日は戦闘組に混じる事になった。
若ちん曰く!
「妄想」はダメだったから今度は「召喚士」の部分を伸ばしていく!
らしい。
で。朝から他の魔法系のクラスメイトと混じって、この世界の本職の魔法使いさんに色々教えてもらった。
他のクラスメイトは、みーんな優秀で、小さな炎や水の玉を出したりしてる。カッコイイ!
早速私も教えてもらい、炎を出す呪文とかいくつか唱えたけど。うんともすんとも。
こっちの本職さん曰く。
「うーん。残念だけど貴女からは肝心な魔力の流れを感じないわ。だから魔法は多分使えないわね」
ガーン
魔法少女あかり、営業終了のお知らせだ!ショック!
魔女っ子になりたかったが仕方ない。
その後は、気持ちを切り替えて召喚系のクラスメイトに混じって、こちらの本職の召喚士さんに契約方法と呼び出し方を教えてもらった。
召喚する為には、あらかじめ対象と契約が必要らしい。ふむふむ。
初めてだからと、おススメの動物達を紹介してもらった。
見た目は子犬や子猫、子熊みたいだけど、私達の世界にいる動物とは少し色が違っていた。
例えば子犬は赤と金の2色。子猫は青と銀の2色。子熊はレインボーだ!可愛い!
思わず可愛い~と、手を伸ばしたけど。プイ、と全部の動物達にそっぽを向かれた。
ショック!
それを見たこっちの本職さん曰く。
「普通は一体位は波長が合う筈なのに。貴女はこちらで言う召喚士ではないかもしれないですね~」
なんと!能力に「召喚士」とついてるのに!召喚士も終了したみたいだ。チーン。
これ以上、出来る事はありません、と宣言されたわたしは。スゴスゴと、クラス全員のまとめ役の若ちんのとこへ行った。
「そっか!しゃーねーな!大丈夫、きっとお前にしか出来ないすっごい力がある筈だ!気長にやってこーぜ」
わしゃわしゃと頭を撫でられた。
若ちん…良い先生だな。
その優しさにちょっと泣きそうだ。
胸がじんわりあったかくなった所で余計な一言が出た。
「でもって早くシーマ頼むな!」
「だから何かわかりませんて!」
近くにいたクラスメイトが笑ってる。この漫才みたいなやりとりも昨日からずっと続いててちょっと恒例になってきたぞ!
その後は、気分転換に他の戦闘組でも見学するか?と若ちんに誘われたのでついて行った。
格闘組の練習は、異種格闘技戦みたいな事になっていた。
何か色々技の名前を叫んで、繰り出しながら練習試合をしている。
柔道や空手やボクシングを習ってたクラスメイト達がメインらしい。
だから向こうで取得していた技や技術から派生したスキルが多いと若ちんが話してくれた。
ふーん、と何組かの練習を見学していると、一際人が集まって盛り上がっている場所があった。
見ると客寄せ担当だったウサギとパンダが戦っている!!
しかも結構強い!高くジャンプして回し蹴りしたり、バク転して攻撃をかわしたりしてるぅ!
「若ちん!あれ!あれどうしたの!?」
「あぁ、何か着ぐるみ着たままこっちに来た時に、何か恩恵を受けたらしいぞ。本人達が楽しんでるからな。まぁいいんじゃねーか?」
おおー。まさか着ぐるみにそんな力が宿るとは。ここに来た当初はモンスターと間違われた彼らは、今では一目置かれる存在になったそうだ!
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