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9 本番1

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 オレとコウちゃんの本番は。

 一言で言えば最高の夜だった。



 コウちゃんはオレから道具を受け取ると、準備してくるって居間から出て行った。
 
 オレはソワソワして。とりあえず先に風呂に入って、身体中を綺麗にした。もちろん歯磨きもして。

 その後は自分の部屋で待機してた。

 期待でなんか落ち着かなかったけど、結構な時間の後、コウちゃんは部屋にやって来た。

「お待たせ…」

 コウちゃんはお風呂に入ったせいで、髪も少し濡れてた。

「コウちゃん」

 オレは堪らず、ベッドから立ち上がってコウちゃんを抱きしめた。オレの両腕にすっぽり入るコウちゃんは、とても良い匂いがした。オレと同じシャンプーの匂い。

「身体は大丈夫?」
「うん、平気」

 コウちゃんの顔が照れて赤い。可愛い。

 オレはコウちゃんに軽く口づけた。最近気づいたけど、コウちゃんは軽いキスを好む。だから、最近はあまり深いキスはしない様に気をつけてる。

 そんなオレの口に、コウちゃんから舌を入れてきた。驚いて目を開けると、目を閉じたコウちゃんが必死に下からオレに口づけている。オレの服を掴む手が少し震えていた。

 オレは唇を離すと、コウちゃんを横抱きにしてベッドに寝かせた。

「コウちゃん無理してない?」
「してない。緊張はするけど。でも僕もたっくんとの事、楽しみにしてたの」

 コウちゃんの目は迷いなくオレを見ていた。

「わかった。出来るだけ優しくするから」

 オレはコウちゃんの服を脱がした。



 ちゃんとしたオイルを使うのは初めてだった。ネットリと粘着性のあるそれを指につけて、コウちゃんの中に差し込む。

 キュッと閉まっていたソコが少しずつ解れていく。まるでオレを迎えてくれるみたいに。

 オレの指がコウちゃんの敏感なとこに触れると、コウちゃんの身体がビクビクした。

「はあ、たっくん、あまり感じさせないで…」
「わかった」

 たっぷりと解した後に、オレは買ったモノをコウちゃんの穴にあてがった。オレのサイズより細めのディルドだ。

「挿れるよ」

 コウちゃんの穴を広げて、ググッとディルドを差し込んだ。少しずつ中に入っていく。コウちゃんが、あぁ!と声を上げた。のけぞって、涙を流してヨガっている。

 コウちゃんの尻に…こんな太くて長いのが入ってる。

 その光景にオレはもう痛くてはち切れそうだった。

「たっくん」

 ビクビクと身体を震わせたコウちゃんがオレを呼んだ。

「たっくんの舐めたい。こっちに来て」



◆◆◆



 僕とたっくんの本番は。

 一言でいえば素敵な夜だった。今思い出しても照れちゃう位、乱れた夜だった。

 たっくんに弄られて、お尻から快感が上がってくる。イキそうなった所を止めてもらった。イッたら最後までする前にまた気絶しちゃう、そう思ったから。

 その後、差し込まれた大人のオモチャは、すごい圧迫感で僕の中に侵入して来た。途中、感じる場所を擦られて、僕はその快感に軽くイッてしまった。

 ふぅふぅ、とたっくんの荒い息が聞こえて。見ればたっくんはアソコをギンギンに固くして、僕のお尻に入ってるオモチャを見てる様だった。

 あんなに固くしてー。

「たっくんの舐めたい。こっち来て」



「んん、はぁ、美味しい」

 僕は夢中でたっくんのを咥えて舐めた。コレが、こんな大きいのが、この後僕に入ってくるんだ。嬉しくて、愛しくて。僕は夢中でしゃぶった。

 僕にしゃぶられてる間、たっくんは僕の頭を撫でたり、乳首をいじったりして触れてきた。たっくんにキュッて摘まれると、気持ち良くて快感にゾクゾクしちゃうんだ。

 思わずたっくんのモノに強く吸い付いた。

「コウちゃん、オレもう出そう」

 たっくんが慌てて口から引き抜くと、そのままビュッと白いのが出て来て、僕の顔にかかった。

「コウちゃん、ごめん」

 慌ててティッシュで拭こうする前に、僕は顔にかかった液体を指で取って舐めた。

「ん、苦い」
「コウちゃん…何で」
「でも、美味しい」

 そのまま、目の前にあるたっくんのモノを口に含んで、ついたままの精液ごと舐めた。

「はぁ、美味しい、たっくんの」
「コ、コウちゃん」
「んん、もっと、ちょうだい」
「くっ」

 口の中でムクムクとたっくんのモノが膨らんできた。欲しい。たっくんのもっと。

「たっくん。もう挿れて」

 自分でも驚く位、甘い声でたっくんにおねだりした。



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