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スタンとメリッサの婚約は解消となった
メリッサが修道院に向かうため、今日王都を離れると報せが入った
トラバスはとにかくメリッサと会って話がしたかった
メリッサを乗せた馬車が見えた
「メリッサ!、メリッサ!、お願いだ話を聞いてくれ!頼む話をさせてくれー!」
早馬で駆けつけ馬車に手を伸ばしたが馬同士のスピードの違いでバランスを崩し、あと少しで馬車に手が届くというところでトラバスは落馬した
馬車の窓からトラバスを目にしていたメリッサは目の前で落馬するさまを見てしまった
「キャー!!!!っ」
悲鳴と共に場所の足元で鈍い音が聞こえた…
………
ルナは小さな頃から時々夢に出てくる自分によく似た女と、王子然りの男がずっと気になっていた
その物語のような夢は最後にはいつも、2人で薔薇の蔦に絡めとられていく
絡められながらも抵抗もせず、2人は抱擁しながら口付けていた
ルナはその光景に不思議と嫌悪感を抱かず、逆に安堵するような感覚があった
メリッサが修道院に向かうため、今日王都を離れると報せが入った
トラバスはとにかくメリッサと会って話がしたかった
メリッサを乗せた馬車が見えた
「メリッサ!、メリッサ!、お願いだ話を聞いてくれ!頼む話をさせてくれー!」
早馬で駆けつけ馬車に手を伸ばしたが馬同士のスピードの違いでバランスを崩し、あと少しで馬車に手が届くというところでトラバスは落馬した
馬車の窓からトラバスを目にしていたメリッサは目の前で落馬するさまを見てしまった
「キャー!!!!っ」
悲鳴と共に場所の足元で鈍い音が聞こえた…
………
ルナは小さな頃から時々夢に出てくる自分によく似た女と、王子然りの男がずっと気になっていた
その物語のような夢は最後にはいつも、2人で薔薇の蔦に絡めとられていく
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ルナはその光景に不思議と嫌悪感を抱かず、逆に安堵するような感覚があった
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