ジェーン、君が好き

まめ

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バッドエンド A

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庭園でミシェルに父親に紹介することを告げそのまま父の姿を探した



父親が伯爵邸にほど近い別邸に向かったあとを訝しんだエルディラは後を付けた


窓から1人の見覚えのある顔をみつけ、父親が家来に何かを言付けている間にエルディラはその部屋へ向かった


そこには感情が無い美しい人形のような以前妹と紹介されたエルザがいた


何か嫌な物を感じ取ったエルディラは、こっそりとエルザを裏口から出し、自分の乗ってきた馬車に乗せた

父親を問い詰めようとエルザが居たその部屋に戻った


パンっ!と部屋に入るなり頬を叩かれたエルディラは
いつもの優しい顔とは違う目に仄暗さを宿した初めて見る父親の顔があった

「エル!今日の男は誰だ!」

ミシェルのことを言われているのであろうが、怖さの余り声を出せなかった


「あぁ、すまない…エル。怖かったね。
いつもの父親に戻ったと思ったのも束の間

「大丈夫だ。誰かに奪われてしまう前にエルを私の物にするよ。安心しておくれ。」

再び恐怖に襲われた

「いや、いやー!っ」


その声は誰にも届くことは無かった…



エルディラはその日からこの部屋をでることは無かった


後日行方の分からなくなったエルディラの捜索願いを出した父親によって、ミシェルを含む騎士隊達に救助されたエルディラは人形のようになっていた


自らの手でエルディラを人形と化し、その人形を取り上げられた伯爵は、犯罪者の入る精神療養院で生涯を閉じた




パッドエンドA



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