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莉子はネオのことが受け入れられるず、ヒィヤルフで過ごした時のことを絵に描き始めた
寝る間も惜しんで描き続け、ついには体調を崩してしまった
「莉子、根の詰めすぎよ。体調まで崩して…」
「…ごめんなさい」
「治ってもほどほどにしなきゃね」
「うん、ありがとうお母さん…」
莉子の体調はなかなか戻らなかった…
いつまでも微熱が続く莉子を心配して家族は病院で検査を受けささた
ーーーーーー 大変お辛い選択ですが…
莉子の利き腕である右腕に病巣が見つかり、取り除くことができないため、莉子にとって最も残酷な手術をしなければならないと医師に告げられた
莉子は自分より辛そうな家族を前にして気丈に振る舞った
「右腕で描けなくても、左腕があるもの、たとえ両腕共描くことができなくても、口に咥えてでも描き続けるわ!大丈夫、生きてるんだもの!」
家族は莉子の代わりのように泣いた
手術の前にどうしても仕上げておきたい絵があると
莉子は点滴を受けながら病室で描いた
仕上がった絵を手渡し
「お母さん、この私の後ろに立ってる人がネオ、私の未来の旦那さん…、家具職人さんなの…。私が座ってるこの椅子はネオが作ってくれたんだよ…」
「そう、…この人が未来の旦那さんなのね…。カッコいいわね。退院して元気になったらネオくんのこともっと聞かせてね…この素敵な椅子のことも」
「うん…」
そして莉子は手術室に向かった…
手術室の前で待っていた家族の横を看護師達が慌ただしく入っていった
その日莉子は容態が急変し、家族の元へ帰ることは叶わなかった…
あの絵について語ったことが最期の言葉となった…
寝る間も惜しんで描き続け、ついには体調を崩してしまった
「莉子、根の詰めすぎよ。体調まで崩して…」
「…ごめんなさい」
「治ってもほどほどにしなきゃね」
「うん、ありがとうお母さん…」
莉子の体調はなかなか戻らなかった…
いつまでも微熱が続く莉子を心配して家族は病院で検査を受けささた
ーーーーーー 大変お辛い選択ですが…
莉子の利き腕である右腕に病巣が見つかり、取り除くことができないため、莉子にとって最も残酷な手術をしなければならないと医師に告げられた
莉子は自分より辛そうな家族を前にして気丈に振る舞った
「右腕で描けなくても、左腕があるもの、たとえ両腕共描くことができなくても、口に咥えてでも描き続けるわ!大丈夫、生きてるんだもの!」
家族は莉子の代わりのように泣いた
手術の前にどうしても仕上げておきたい絵があると
莉子は点滴を受けながら病室で描いた
仕上がった絵を手渡し
「お母さん、この私の後ろに立ってる人がネオ、私の未来の旦那さん…、家具職人さんなの…。私が座ってるこの椅子はネオが作ってくれたんだよ…」
「そう、…この人が未来の旦那さんなのね…。カッコいいわね。退院して元気になったらネオくんのこともっと聞かせてね…この素敵な椅子のことも」
「うん…」
そして莉子は手術室に向かった…
手術室の前で待っていた家族の横を看護師達が慌ただしく入っていった
その日莉子は容態が急変し、家族の元へ帰ることは叶わなかった…
あの絵について語ったことが最期の言葉となった…
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