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公開初夜?

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クーン王国に到着したアイリーンは王城でエイダンの隣室に案内された
王太子の婚約者として早々に夫婦の部屋を与えられた

この国では先に初夜を立会人の元迎え、無事結ばれた事を国民に明かした後、婚姻する流れとなっている
初めその事を聞かされたアイリーンは、誰かに見られながらする事に戸惑いを隠せなかったが、国のしきたりに従わざるを得ないと納得した

迎えた初夜
侍女達の手で準備を整えられたアイリーンは夫婦の寝室ではなく、広間のような場所に連れてこられた
儀式を行うと言った感じの広間は大理石の床で出来ており、部屋の角毎に水晶の塊りが置かれていた
神官なのだろう長衣を纏った長い髭を携えた老人と、長衣のフードを目深に被った者達がそれぞれ水晶にてを翳し何かを唱え始めた

「アイリーン、おいで」
エイダンに伴われ、広間の中ほどに置かれた天蓋付きのベッドへ向かった
天蓋からは薄く透ける生地が下がっていた

「緊張してるね。この状況では無理もないか。だが、国民達に私達が真に結ばれたことを明かし認めて貰うことが必要なんだ。許して欲しい」
「…恥ずかしいですが、エイダン様とのことを認めて貰う為…受け入れます」
「ありがとう、アイリーン。他の者達が居ることも気にならなくなるぐらい、私を感じて欲しい」
「……はい。よろしくお願い致します」
「アイリーン…」

蕩けるような口付けをエイダンはした
アイリーンの口から涎が溢れだしてもそれは続けられ、ゆっくりと布越しに胸に手を沿わせた
尖り始めた部分を指で刺激し、足元から衣を捲りすっと太腿を撫でた
「…エイダン、さま」
「怖いかい?大丈夫。ほら、まだ触れてもいないのに、濡れてる」
エイダンの手がアイリーンの付け根に辿り着きそこに触れた
エイダンの言う通り、キスをし、胸を触られただけにも関わらず、アイリーンは蜜を溢れさせていた
クチュクチュとワザと音が聞こえるかのように蜜を指に絡ませツプリと中に挿入れた
片方の手は胸に触れたまま、エイダンは顔を蜜の方に近づけた
「いやっ」
アイリーンは恥ずかしさも有り、身体を少し捩った
エイダンはそれを抑えるかのように両の太腿を開き蜜を舐めだした
頭をどかそうとアイリーンは手をやるが、執拗にそこを攻められ続けるだけだった

少しグッタリとしたアイリーンの着衣を脱がせ、自身の纏っていた物を脱ぎさり準備の整ったエイダンはアイリーンに宛てがった
「アイリーン、いよいよ一つになるよ。アイリーン、愛してる。この命が尽き、次の命になろうとも永遠に愛してる」
「エイダン、私も、私も愛してます。永遠の愛をエイダンに誓います」
ズプ、ズプリとエイダンはアイリーンの中に挿入った
「ンッ、アッ、ンッン、」
初めては痛いと聞いていたが、アイリーンは挿入ったエイダンの形を感じることが出来る程、気持ち良さがあった
アイリーンは背中に手をやりしがみ付いた

段々と激しくなる動きと音、声を我慢し切れなくなり嬌声を上げ始めた
「アイリーン、気持ち、良いっ?」
「ンッ、アッ、ンッ、アッ、ンッン、エイダン、さまぁンッ、私、初めてっ、なのにっンッ、アッ、アッン」
「痛く無い、ようだね、アイリーン、このまま、一緒に、イこうっ、くっ」
周りに人が居ることも気にならなくなるぐらい、アイリーンは気持ち良くなり、声を上げ続けた

「ンッーっ!」
一際大きく身体を退け反らせたアイリーンを見やり、エイダンもググっと奥に腰を進めた
ドクドクと胎に放たれたことを感じながら、アイリーンの意識は遠のいていった

そして薄れ行く意識の中、アイリーンは何故か前世での最期の時を思い出していた




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