韓国ニュース おもしろい隣人

ちゃばしら

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第一章

北から見た世界

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あれはいつだったか。

僕がまだ自営で世界を結構飛び回ってた頃、たしか北京の空港にトランジットで数時間滞在してたときのことですかね。

やることもねーし、ぼーっとそとでタバコすってたら、二人組みの男がやってきて、火を貸してほしい、とジェスチャーで頼まれたから火を貸してやったんですよ。

そしたらライターをまじまじと見つめだして

「にっぽんじん?」

とたずねてきたんです。

こっちはおどろきです。

そしたら片言の日本語で、俺達は北朝鮮から旅行で北京にきたんだ、みたいなこと話はじめたんです。

片言でも日本語を話せることにおどろきましたが、たしか北の人は死ぬまでに一度は言ってみたい場所

それが北京だ、なんて話を聞いた事があります。

彼らは北でも裕福な層だったんでしょうね。海外旅行できるくらいなんですから。

そして記念にと、僕は日本のたばこを1本づつ差し上げたんです。

そしたらあっちは気前良く、北朝鮮のタバコを1箱くれたんです。

こちらも日本人、おもてなしの心で負ける訳にいかない。

僕はすかさず空港で買ったマイルドセブン(正確にはメビウス)を1箱差し出しました。

するとあちらもまけてません。

なんとタバコ1カートンを僕に寄越して来たのです。

“やるな、北の人”

こちらも負けてません。

僕は財布を取り出し、ありがとう、と口にして1000円札を取り出しました。

北にとって外貨は何より魅力的なことを僕はしっている。

そしたらどうした、あちらも負けていません。

財布を取り出し、世にもめずらしい北朝鮮の札を取り出してきたじゃないですか。

そしてそれを指差し、こういうのです

「将軍さま、将軍さまっ!」

その札に描かれた人物でしょうね。

これは珍しい。ゼロもいっぱいならんでる。

いくらくらいの価値があるのか?

僕には見当もつきません。

僕は思わず1万円札を彼にわたしてしまいました。

すると彼は笑顔でさらにタバコを1カートン、僕に寄越して

彼の分も寄越せと、僕の財布からもう1万円なかば強引に奪っていきました。

そして笑顔で二人は去っていきました。



まぁいいか。

僕は北のタバコを吸ってみる



「・・・あんまうまくねーな」



箱をよくみる



賞味期限 3年前になってた。



ふっざけるなっっ!!!



お札をよくみる。



「随分とちゃっちいな、これが北の造幣技術か・・・?」



否、偽札でした。



ざっけんなっっ!!!




僕は2万1千円とタバコ1箱とゴミを交換してしまったんです。


まぁ、いい経験できたんですけどね。


そんな北という隣人

北からアメリカを見た場合、それはまさに国家存亡の危機をもたらす死神みたいなもんなんですよ。

だから核に拘らざるを得ないんです。

北もバカではありません。

イラクという前例を見ているから、やめれないんです。

イラクも核兵器をつくって相互確証破壊の立場を得たかっただけなんです。

相互確証破壊、要はお互い核を持って対等にテーブルについて協議したいという客観的に見れば平等を望んでいる、ということ

北もなにも核兵器をつくって戦争しようなんておもってません、というかできません。

GDPいくらの国だっけか、正確な数字はわすれましたけど、日本の千分の1とか万分の1とか、そんなレベルの国力ですよ。


こんなこと書いたらテロに賛同するのかとか叩かれそうですが、無論そんなことを言いたくて書いてるわけではありません。

見る立場が違えば、同じ出来事でも違った意見になる、ということを知ってもらいたいんです。

それを欧米という強者が圧力をもってして押さえ込んでいるんです。自分たちの都合を優先したいから。
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