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第35話 幸せの絶頂
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セドリックたちの襲撃から一夜が明けた。
現在、レーヴェンたちはポセル村に避難し、村人たちがが手厚くもてなしてくれている。
俺はゴーレムを活用して、焼け落ちた屋敷の修復作業に取り組んでいた。
「ここはゴーレムたちに任せ、主も村でお休みになられては?」
「あー、うん。でも、な……」
「何か問題でも?」
「んー……」
二つ問題があった。
一つは、ブランキーを使い魔だと知ったメイド長が怖いということ。最近は毎晩、レーヴェンと一緒に寝ていた(ブランキーとして)。これだけでも、俺が彼女に近づきたくないのは言うまでもない。あの浴室の件だってあるのだ。
メイド長に捕まったら、俺は恐らく命を奪われてしまう。想像しただけでも恐ろしい。
もう一つの問題は、なぜあのような言葉を口にしてしまったのかだ。
『だってほら、まだ返事をもらっていなかったから』
と言ってしまったのは、久しぶりに直接会ったことで、感情が高ぶってしまった結果だ。一人でめちゃくちゃ盛り上がり、とんでもない黒歴を作り上げてしまった。
できることなら、あの瞬間だけなかったことにしたい。
「ぬぅおおおおおおおおっ!! あれでは告白の返事を催促している痛い奴じゃないか!」
「お、落ち着いてください、主っ!」
「落ち着いてなどいられるか! 平民が皇女殿下に告白しておいて、その上厚かましくも返事を迫っているのだぞ!」
考えれば考えるほど、あの瞬間の自分をぶん殴りたくなる。俺は羞恥から地面を転がった。
「やっと戻って来れたのに、これじゃまた繰り返しじゃないか!」
もしレーヴェンから正式に断られてしまえば、俺はどうすればいい? 次こそ、潔く身を引くしかないのか? それともまた穴蔵からこそこそ彼女を覗き見するのか? それでは本当にストーカーではないか。
その前に、精神的なダメージを受け、俺はきっと立ち上がれなくなる。
「完全に墓穴を掘ってしまった!」
「お気を確かにッ!」
屋敷のことはゴーレムたちに任せ、俺は湖で途方に暮れていた。
「ん……?」
突然、背後から冷たい風が吹き抜け、ほんのり甘美な香りが鼻先をかすめた。それは薔薇の香りだった。
……まさか!?
そう思いながら身を振り返ると、風になびく艶やかな黒髪を持つレーヴェンが立っていた。
「レーヴェン!」
彼女は片耳に髪を掛け、わざとらしく遠くを見つめている。
「ラ、ランスも来ていたのか!」
よそよそしく、どこかぎこちない彼女は、決してこちらを見ようとはしなかった。
「う、うん」
「隣……いいか?」
「あっ、うん」
「………」
「…………」
俺の隣に座った彼女は、膝を抱えながら湖を眺めている。
形の整った眉毛と真っすぐな鼻梁は、彼女を見る者に高貴な印象を与える。長いまつ毛は女性らしく、雪のように白い肌は俺の視線を釘付けにした。彼女の美しさはそれほど魅力的だった。
「私はいつも、ランスに助けられてばかりだな」
遠くを見つめる彼女に、「そんなことないさ」と言うのが精一杯だった。俺の鼓動は今にも破裂しそうで、胸がざわめいていた。
「ランッ……ブランキーがランスの使い魔だと知った時は驚いた」
「だっ、騙すつもりはなかったんだ!」
取り繕うように言葉を吐き出す俺に、レーヴェンは「別にいいのだ」と言った。
「私を守ろうとしてくれたのだろ? ならば感謝することはあっても、私がお前を責めることはない」
「……」
レーヴェンはそう言ってくれるが、それでも後ろめたい気持ちが消えることはない。実際には、浴室で彼女のあんな姿を見てしまったり、毎晩のように彼女と添い寝していたのだ。普通ならば、殴られて罵られても仕方のない行為だということを、重々理解している。
「私はな、皇帝になりたい」
「それは、父親に認められるため?」
「確かに初めはそうだった」
「初めは?」
「こんな私にもな、数少ないが友人と呼べる者がいたのだ。その者は伯爵家の令嬢だった」
「だった……今は違うの?」
「うむ、違う」
「……?」
印象的で、悲しみに満ちた横顔だった。
「彼女は14歳の頃に、別の伯爵家に嫁いだのだ」
「14か……。随分早くに婚姻したんだな」
「相手は50過ぎの伯爵だった」
「50……か」
少なく見積もっても36歳差ということになる。しかし、貴族同士の政略結婚には良くあることだ。同じ伯爵という立場でも、序列は存在する。
「彼女には好きな男がいてな、彼は子爵家の嫡男だった」
俺は黙って彼女の話に耳を傾けた。
「当時は帝国も色々とバタついており、伯爵家とはいえ彼女の家は相当苦しい財政状況に追い込まれていた。そんな折り、友人に婚約の話が舞い込んできたのだ」
レーヴェンは深く長いため息を吐いた。その頃を思い出してしまったのだろう。
「彼女の父は伯爵家を守るため、婚約の話を勝手に進めたのだ。当然彼女は反発したが、結局両親には逆らえず、婚約してしまった。それからはあっという間だった。翌年には嫁いでいたのだから」
「……」
「彼女は最後まで結婚を拒んでいたよ。最後には私に泣きつき、助けを求めてくるほどだった。だが、私に友人の婚約を無効にする力などない。私はたった一人の友人を助けることさえ、できなかったのだ」
レーヴェンはさぞかし悔しい思いをしていたのだろう。無意識に握った手が白く染まっていた。
「彼女が嫁いで三ヶ月ほど経った頃だった。彼女が身を投げたと聞いたのは……」
「………っ」
かける言葉が見当たらなかった。ただ目を伏せ、俺は深いため息を吐き出した。
「ランス、私は力がほしい。女の尊厳を守るためには、力が必要なのだ!」
「……! そのために、皇帝になるつもりなのか?」
「この国では女に平等な権利は与えられない。私はな、女が家畜のように扱われるこの国にも、この国の男たちにも嫌気が差している。私はこの国の根本的な変革を望んでいる」
俺は彼女の野心を聞いて、内心驚いていた。率直に言って、それはあまりに無謀だと思った。たとえ皇帝になれたとしても、それを成し遂げるのは非常に困難であり、途方もない道のりだと思う。
彼女の野望を否定するつもりはないが、それは皇帝になるよりも難しい道なのだ。
「世界の在り方そのものを変える気なのか?」
「そのためにも、私は皇帝にならねばならない。もう二度とあのような悲劇を繰り返させないために」
レーヴェン・W・シュタインズをここまで強くしたのは、間違いなく亡くなった友人だろう。彼女への想いが、レーヴェンを戦場の死神へと変えたのだ。
『人は自己のためにはそこまで強くなれない。しかし、誰かのためなら、人は果てしなく強くなれる』と、賢者な師匠の言葉が脳裏に浮かんだ。
「だから、その……だな」
突然、レーヴェンがもじもじし始めた。
どうしたのだろうと小首をかしげる俺を横目に、レーヴェンはサッと立ち上がり、真っ赤な顔で全身に力を込め、湖に向かって叫び出した。
「わっ、私が皇帝になるまで待ってくれ!」と。
「……………へ?」
俺はやはり首をかしげながら、彼女の言葉を思案していた。
彼女は再び大声で叫んだ。
「こ、これが私なりの返事だ!」
「……」
返事……?
数瞬思考が停止していた俺だったが、彼女が放った言葉の意味を理解したとき、
「――――!?」
全身が熱気に包まれていくようだった。
俺は即座に立ち上がり、レーヴェンの肩を掴み取っていた。
「こ、ここ皇帝になったら俺と結婚してくれるってことかっ!」
「け、け、結婚っ!? ま、ま、まずはその……こ、交際からが一般的ではないのか?」
真っ赤な顔でうつむいた彼女が告白の返答をくれた。条件つきとはいえ、まるで奇跡のようなオッケーだった。
俺は走りまわって叫びたい衝動を必死に抑え、今一度彼女に伝えた。
「レーヴェンがこ、皇帝陛下になった暁には、おっ、おお、俺と結婚を前提にお付き合いしてくださいっ!」
「……はぃ」
恥ずかしそうに俯いた彼女は、たしかにYESと頷いてくれた。
「うぅ~~~~~ッ、やったぁあああああああああああ!!!」
喜びを爆発させる俺と、照れくさそうに微笑むレーヴェン。
101回目の人生にして、俺の初プロポーズは大成功に終わった。
しかし、この誓いを実現させるためには、非常に険しい道のりが俺たちを待っている。
とはいえ、今は握りしめたこの幸せを大切にしたいと思う。
――――
お知らせ。
ここまでお読みくださり誠にありがとうございます。
この物語は一度ここで完結とさせて頂きます。
続きを期待してくださる声があった場合、二章という形を取りたいと思います。
何卒、御了承ください。
現在、レーヴェンたちはポセル村に避難し、村人たちがが手厚くもてなしてくれている。
俺はゴーレムを活用して、焼け落ちた屋敷の修復作業に取り組んでいた。
「ここはゴーレムたちに任せ、主も村でお休みになられては?」
「あー、うん。でも、な……」
「何か問題でも?」
「んー……」
二つ問題があった。
一つは、ブランキーを使い魔だと知ったメイド長が怖いということ。最近は毎晩、レーヴェンと一緒に寝ていた(ブランキーとして)。これだけでも、俺が彼女に近づきたくないのは言うまでもない。あの浴室の件だってあるのだ。
メイド長に捕まったら、俺は恐らく命を奪われてしまう。想像しただけでも恐ろしい。
もう一つの問題は、なぜあのような言葉を口にしてしまったのかだ。
『だってほら、まだ返事をもらっていなかったから』
と言ってしまったのは、久しぶりに直接会ったことで、感情が高ぶってしまった結果だ。一人でめちゃくちゃ盛り上がり、とんでもない黒歴を作り上げてしまった。
できることなら、あの瞬間だけなかったことにしたい。
「ぬぅおおおおおおおおっ!! あれでは告白の返事を催促している痛い奴じゃないか!」
「お、落ち着いてください、主っ!」
「落ち着いてなどいられるか! 平民が皇女殿下に告白しておいて、その上厚かましくも返事を迫っているのだぞ!」
考えれば考えるほど、あの瞬間の自分をぶん殴りたくなる。俺は羞恥から地面を転がった。
「やっと戻って来れたのに、これじゃまた繰り返しじゃないか!」
もしレーヴェンから正式に断られてしまえば、俺はどうすればいい? 次こそ、潔く身を引くしかないのか? それともまた穴蔵からこそこそ彼女を覗き見するのか? それでは本当にストーカーではないか。
その前に、精神的なダメージを受け、俺はきっと立ち上がれなくなる。
「完全に墓穴を掘ってしまった!」
「お気を確かにッ!」
屋敷のことはゴーレムたちに任せ、俺は湖で途方に暮れていた。
「ん……?」
突然、背後から冷たい風が吹き抜け、ほんのり甘美な香りが鼻先をかすめた。それは薔薇の香りだった。
……まさか!?
そう思いながら身を振り返ると、風になびく艶やかな黒髪を持つレーヴェンが立っていた。
「レーヴェン!」
彼女は片耳に髪を掛け、わざとらしく遠くを見つめている。
「ラ、ランスも来ていたのか!」
よそよそしく、どこかぎこちない彼女は、決してこちらを見ようとはしなかった。
「う、うん」
「隣……いいか?」
「あっ、うん」
「………」
「…………」
俺の隣に座った彼女は、膝を抱えながら湖を眺めている。
形の整った眉毛と真っすぐな鼻梁は、彼女を見る者に高貴な印象を与える。長いまつ毛は女性らしく、雪のように白い肌は俺の視線を釘付けにした。彼女の美しさはそれほど魅力的だった。
「私はいつも、ランスに助けられてばかりだな」
遠くを見つめる彼女に、「そんなことないさ」と言うのが精一杯だった。俺の鼓動は今にも破裂しそうで、胸がざわめいていた。
「ランッ……ブランキーがランスの使い魔だと知った時は驚いた」
「だっ、騙すつもりはなかったんだ!」
取り繕うように言葉を吐き出す俺に、レーヴェンは「別にいいのだ」と言った。
「私を守ろうとしてくれたのだろ? ならば感謝することはあっても、私がお前を責めることはない」
「……」
レーヴェンはそう言ってくれるが、それでも後ろめたい気持ちが消えることはない。実際には、浴室で彼女のあんな姿を見てしまったり、毎晩のように彼女と添い寝していたのだ。普通ならば、殴られて罵られても仕方のない行為だということを、重々理解している。
「私はな、皇帝になりたい」
「それは、父親に認められるため?」
「確かに初めはそうだった」
「初めは?」
「こんな私にもな、数少ないが友人と呼べる者がいたのだ。その者は伯爵家の令嬢だった」
「だった……今は違うの?」
「うむ、違う」
「……?」
印象的で、悲しみに満ちた横顔だった。
「彼女は14歳の頃に、別の伯爵家に嫁いだのだ」
「14か……。随分早くに婚姻したんだな」
「相手は50過ぎの伯爵だった」
「50……か」
少なく見積もっても36歳差ということになる。しかし、貴族同士の政略結婚には良くあることだ。同じ伯爵という立場でも、序列は存在する。
「彼女には好きな男がいてな、彼は子爵家の嫡男だった」
俺は黙って彼女の話に耳を傾けた。
「当時は帝国も色々とバタついており、伯爵家とはいえ彼女の家は相当苦しい財政状況に追い込まれていた。そんな折り、友人に婚約の話が舞い込んできたのだ」
レーヴェンは深く長いため息を吐いた。その頃を思い出してしまったのだろう。
「彼女の父は伯爵家を守るため、婚約の話を勝手に進めたのだ。当然彼女は反発したが、結局両親には逆らえず、婚約してしまった。それからはあっという間だった。翌年には嫁いでいたのだから」
「……」
「彼女は最後まで結婚を拒んでいたよ。最後には私に泣きつき、助けを求めてくるほどだった。だが、私に友人の婚約を無効にする力などない。私はたった一人の友人を助けることさえ、できなかったのだ」
レーヴェンはさぞかし悔しい思いをしていたのだろう。無意識に握った手が白く染まっていた。
「彼女が嫁いで三ヶ月ほど経った頃だった。彼女が身を投げたと聞いたのは……」
「………っ」
かける言葉が見当たらなかった。ただ目を伏せ、俺は深いため息を吐き出した。
「ランス、私は力がほしい。女の尊厳を守るためには、力が必要なのだ!」
「……! そのために、皇帝になるつもりなのか?」
「この国では女に平等な権利は与えられない。私はな、女が家畜のように扱われるこの国にも、この国の男たちにも嫌気が差している。私はこの国の根本的な変革を望んでいる」
俺は彼女の野心を聞いて、内心驚いていた。率直に言って、それはあまりに無謀だと思った。たとえ皇帝になれたとしても、それを成し遂げるのは非常に困難であり、途方もない道のりだと思う。
彼女の野望を否定するつもりはないが、それは皇帝になるよりも難しい道なのだ。
「世界の在り方そのものを変える気なのか?」
「そのためにも、私は皇帝にならねばならない。もう二度とあのような悲劇を繰り返させないために」
レーヴェン・W・シュタインズをここまで強くしたのは、間違いなく亡くなった友人だろう。彼女への想いが、レーヴェンを戦場の死神へと変えたのだ。
『人は自己のためにはそこまで強くなれない。しかし、誰かのためなら、人は果てしなく強くなれる』と、賢者な師匠の言葉が脳裏に浮かんだ。
「だから、その……だな」
突然、レーヴェンがもじもじし始めた。
どうしたのだろうと小首をかしげる俺を横目に、レーヴェンはサッと立ち上がり、真っ赤な顔で全身に力を込め、湖に向かって叫び出した。
「わっ、私が皇帝になるまで待ってくれ!」と。
「……………へ?」
俺はやはり首をかしげながら、彼女の言葉を思案していた。
彼女は再び大声で叫んだ。
「こ、これが私なりの返事だ!」
「……」
返事……?
数瞬思考が停止していた俺だったが、彼女が放った言葉の意味を理解したとき、
「――――!?」
全身が熱気に包まれていくようだった。
俺は即座に立ち上がり、レーヴェンの肩を掴み取っていた。
「こ、ここ皇帝になったら俺と結婚してくれるってことかっ!」
「け、け、結婚っ!? ま、ま、まずはその……こ、交際からが一般的ではないのか?」
真っ赤な顔でうつむいた彼女が告白の返答をくれた。条件つきとはいえ、まるで奇跡のようなオッケーだった。
俺は走りまわって叫びたい衝動を必死に抑え、今一度彼女に伝えた。
「レーヴェンがこ、皇帝陛下になった暁には、おっ、おお、俺と結婚を前提にお付き合いしてくださいっ!」
「……はぃ」
恥ずかしそうに俯いた彼女は、たしかにYESと頷いてくれた。
「うぅ~~~~~ッ、やったぁあああああああああああ!!!」
喜びを爆発させる俺と、照れくさそうに微笑むレーヴェン。
101回目の人生にして、俺の初プロポーズは大成功に終わった。
しかし、この誓いを実現させるためには、非常に険しい道のりが俺たちを待っている。
とはいえ、今は握りしめたこの幸せを大切にしたいと思う。
――――
お知らせ。
ここまでお読みくださり誠にありがとうございます。
この物語は一度ここで完結とさせて頂きます。
続きを期待してくださる声があった場合、二章という形を取りたいと思います。
何卒、御了承ください。
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