8 / 29
第8話 新事実発覚!?
しおりを挟む
「う~ん」
食堂で出来立てのキッシュをフォークで突きながら、俺は魔法剣の授業での一幕を思い返していた。
痴漢被害に遭った女子生徒が次の瞬間には、加害者の男子生徒に恋心を抱く。
果たしてそんなバカなことがあるのだろうか。たとえ相手がエロゲの主人公アレスであったとしても、いくらなんでも不自然過ぎると思う。
【恋と魔法とクライシス】において、親密度の低いキャラにあのような変態行為を行えば、確実に好感度は下がって悪い展開に発展する。
しかし、実際にはなぜかいい感じになっていた。
思い返せば思い返すほどにあの光景には納得がいかず、俺は友人と食事をしている最中だというのに、険しい表情を作ってしまう。
「先程から一体何を唸っているのだ? 悩みがあるならば、私でよければ聞くぞ?」
男の俺がどれほど考えたところで、女心はわからない。ならばここは素直に女性のクレアに尋ねてみようと思う。
「変なことを聞くけどさ、女子は突然男子にスカートを捲られたりしても、嫌いになったりしないのか? 逆に好きになったりするとか?」
「リオニス、私たちはまだ知り合って間もない」
「そうだけど、それがなんだよ?」
「もちろんリオニスは男だ。そういうことに興味がある多感な時期だということも、私は友人として理解しているつもりだ。しかし、いくらなんでもそれは早急というものではないか? もう少しお互いに理解を深めあったその時は、私もお前にスカートの中を見せるやもしれん」
「……………」
うん。たぶんクレアは何かとんでもない勘違いをしている。
「が――今はダメだ。わかってくれ。もちろん私はお前の容姿が気にくわないというわけではない。私もダークエルフとのハーフ。そのようなことが言える立場でないことも重々承知している。それに、火傷の跡はたしかにひどいが、反対側はとても美しい顔をしていると思うぞ」
「それは、どうも」
火傷を負った10歳以降、人から褒められることなんてすっかりなくなっていた俺は、柄にもなく少しだけ恥ずかしさを覚えていた。
「そこで一つ思ったのだが、リオニスはなぜ火傷の跡を治療しないのだ?」
「へ?」
「ん、私は何か変なことを言ったか?」
この火傷の跡って、治るのか!?
俺は驚きと共に、無意識のうちに火傷の跡が無くなった自分の姿を想像してしまっていた。
もしも本当にそんな奇跡みたいなことが起こったなら、きっと俺の人生は激変すること間違いなしだ。
もう周りからこの醜い顔のことで後ろ指をさされることもなくなり、俺の卑屈さも消えてなくなるかもしれない。
変わりたい!
アスファルトのようなザラついた火傷跡に触れながら、俺は心からそう思った。
「私は何か余計なことを言ってしまったのだろうか?」
悲しげな声に夢からさめたように前を見ると、クレアが申し訳無さそうに眉を八の字にしていた。
「その逆だ!」
「逆?」
「クレアの言う通り醜い火傷跡など治療すれば良かったのだ!」
大海原で彷徨い続けていたような俺の胸の内側に、灯台みたいな大きな希望が灯った瞬間だった。
「教えてほしい! というか是非クレアに協力してほしい! この醜き火傷跡を治すためにはどうすればいいのだ!」
「これまでに何も試してこなかったのか?」
「愚かだと笑ってやってくれ。その発想がなぜか頭の中からすっぽり抜け落ちていたのだ」
そういう設定だから仕方ないのだと諦めていた。
されどこれはゲームではなく俺の人生!
全身全霊、全力を以て現状を打破していかなければならない。
ということでクレアの提案で人気の少ない湖畔へと移動した。
近くに誰もいないことを確認した俺は、早速自分の顔に回復魔法をかけていく。
「どうだ!」
が、一瞬顔が黄金色に染まっただけで、特に変化はない。
水面を覗き込む醜い顔がそこにはあった。
「失敗か」
「回復魔法癒やしの光は細胞を活性化させ、自然治癒力を極限まで高めて傷を癒やすというものだ。傷跡を治療する行為には不向きなのかもしれんな」
この顔の火傷跡は自然治癒力ではどうにもならんということか。
「他に何か方法はないのか?」
「そうだな……整形魔法という方法がある。その他にも荒療治になってしまうが、一度顔の皮膚を切除した上で、別の皮膚を移植するという方法もある。あとはかなり高度だが再生魔法とかになる」
「よし、ではそれらを片っ端から試すとしよう。クレアも協力してくれ!」
「もちろんだ」
外では不都合な点があるとのクレアの助言により、今度は魔法第二実験室に移動した。
そこでクレア協力の下、ありとあらゆる治療を試みた。
なのに―――
「なぜだ! なぜ移植した皮膚があっという間に爛れていくのだ!?」
切り取った皮膚に、予め採取していた健康な皮膚を移植した。皮膚は自分のものを時間魔法を駆使して培養したものなので、拒否反応などはなかった。
にも関わらず、綺麗な肌を保てたのはわずか数分。
その後はテーブルクロスにしみが染み込むように、再び悪夢のような火傷跡がくっきり浮かび上がる。
「リオニスが焦る気持ちもわかるが、しかし今のではっきりしたことがある」
「はっきりしたこと?」
深刻そうな表情で俺の顔を見つめるクレアが、この忌々しい火傷跡にそっと手を伸ばす。
「!?」
俺はどうしようもなく胸が騒めいて落ち着かない気持ちになってしまった。これまで誰にもこの醜い肌に触れられたことなんてなかったのだ。ましてや女性に触れられるなど。触れられた頬が熱い。
きっとこの時の俺の心臓のBPMは190を超えていたと思う。イザーク・クルッシュベルグなら音速から光速に進化していたところだ。
そして息を整えるように一呼吸置いたクレアが、小さく口を開く。
「これは呪いだ!」
「―――呪い!?」
予想外の言葉に、俺は顔を引きつらせてしまう。
「これ、火傷じゃないのか!?」
「リオニス、普通の火傷は移植した皮膚にまで移ったりなどしない」
それは、たしかにその通りだ。
だが、呪いだなんて信じられない。
と思ったが、あの時の痛み――ゲームの矯正力のことを思い出した俺は、一概に否定はできないという結論に至る。
「アルカミア魔法学校に入学した去年、そこではじめてリオニスのことを聞いたときから少し妙だとは思っていた。が、これで納得した」
「妙……ってなにが?」
「公爵家の令息の顔に火傷の跡があったのなら、本人がどうあれ周りが放って置くはずもない。にも関わらず、リオニスの火傷跡を誰も治療しなかった」
「それって……」
「うむ。皆ただの火傷跡ではないと気付いていたか、あるいは知っていた。そう考えるのが妥当な線ではないだろうか」
言われてみればたしかにそうだ。
というか、妙に納得してしまった。
「それは一体誰にやられたものなのだ?」
「暗殺者だ。それ以上は何もわからない」
相手は顔を隠していたのだ。
そもそも誰が雇った暗殺者だったのかも判明していない。
「暗殺者を捕えて吐かせなかったのか?」
「逃げられてしまったんだ。夜中の襲撃だったから俺も頭が働かなくてな」
「そうか。しかし困った。呪いとなると簡単にはいかない」
クレアいわく、呪いはデタラメに解こうとすれば却ってその効力を強める可能性があるらしい。解くためにはやはり、呪いをかけた張本人を捕まえることが一番手っ取り早いという。
がっくり落ち込む俺に、クレアは完全に呪いを解くことはできないが、一時的に効力を弱めることなら可能かもしれないと教えてくれた。
もし成功したなら、呪いによってできた火傷跡が薄まるとかなんとか。
「少し時間はかかるかもしれないが、私なりに魔法薬を調合してみよう」
「本当か!」
「他ならぬリオニスの頼みだからな――なッ!?」
嬉しさのあまりつい抱きついてしまった俺を、全力で突き放すクレア。
「まっ、まだ早いと言っているだろ!?」
「ご、ごめん」
耳まで真っ赤になったクレアが声を裏返し、貞操観念について説いてくる。
俺は何度もそういうつもりではなかったと弁明したのだが、彼女の説教は日が暮れるまで終わることはなかった。
食堂で出来立てのキッシュをフォークで突きながら、俺は魔法剣の授業での一幕を思い返していた。
痴漢被害に遭った女子生徒が次の瞬間には、加害者の男子生徒に恋心を抱く。
果たしてそんなバカなことがあるのだろうか。たとえ相手がエロゲの主人公アレスであったとしても、いくらなんでも不自然過ぎると思う。
【恋と魔法とクライシス】において、親密度の低いキャラにあのような変態行為を行えば、確実に好感度は下がって悪い展開に発展する。
しかし、実際にはなぜかいい感じになっていた。
思い返せば思い返すほどにあの光景には納得がいかず、俺は友人と食事をしている最中だというのに、険しい表情を作ってしまう。
「先程から一体何を唸っているのだ? 悩みがあるならば、私でよければ聞くぞ?」
男の俺がどれほど考えたところで、女心はわからない。ならばここは素直に女性のクレアに尋ねてみようと思う。
「変なことを聞くけどさ、女子は突然男子にスカートを捲られたりしても、嫌いになったりしないのか? 逆に好きになったりするとか?」
「リオニス、私たちはまだ知り合って間もない」
「そうだけど、それがなんだよ?」
「もちろんリオニスは男だ。そういうことに興味がある多感な時期だということも、私は友人として理解しているつもりだ。しかし、いくらなんでもそれは早急というものではないか? もう少しお互いに理解を深めあったその時は、私もお前にスカートの中を見せるやもしれん」
「……………」
うん。たぶんクレアは何かとんでもない勘違いをしている。
「が――今はダメだ。わかってくれ。もちろん私はお前の容姿が気にくわないというわけではない。私もダークエルフとのハーフ。そのようなことが言える立場でないことも重々承知している。それに、火傷の跡はたしかにひどいが、反対側はとても美しい顔をしていると思うぞ」
「それは、どうも」
火傷を負った10歳以降、人から褒められることなんてすっかりなくなっていた俺は、柄にもなく少しだけ恥ずかしさを覚えていた。
「そこで一つ思ったのだが、リオニスはなぜ火傷の跡を治療しないのだ?」
「へ?」
「ん、私は何か変なことを言ったか?」
この火傷の跡って、治るのか!?
俺は驚きと共に、無意識のうちに火傷の跡が無くなった自分の姿を想像してしまっていた。
もしも本当にそんな奇跡みたいなことが起こったなら、きっと俺の人生は激変すること間違いなしだ。
もう周りからこの醜い顔のことで後ろ指をさされることもなくなり、俺の卑屈さも消えてなくなるかもしれない。
変わりたい!
アスファルトのようなザラついた火傷跡に触れながら、俺は心からそう思った。
「私は何か余計なことを言ってしまったのだろうか?」
悲しげな声に夢からさめたように前を見ると、クレアが申し訳無さそうに眉を八の字にしていた。
「その逆だ!」
「逆?」
「クレアの言う通り醜い火傷跡など治療すれば良かったのだ!」
大海原で彷徨い続けていたような俺の胸の内側に、灯台みたいな大きな希望が灯った瞬間だった。
「教えてほしい! というか是非クレアに協力してほしい! この醜き火傷跡を治すためにはどうすればいいのだ!」
「これまでに何も試してこなかったのか?」
「愚かだと笑ってやってくれ。その発想がなぜか頭の中からすっぽり抜け落ちていたのだ」
そういう設定だから仕方ないのだと諦めていた。
されどこれはゲームではなく俺の人生!
全身全霊、全力を以て現状を打破していかなければならない。
ということでクレアの提案で人気の少ない湖畔へと移動した。
近くに誰もいないことを確認した俺は、早速自分の顔に回復魔法をかけていく。
「どうだ!」
が、一瞬顔が黄金色に染まっただけで、特に変化はない。
水面を覗き込む醜い顔がそこにはあった。
「失敗か」
「回復魔法癒やしの光は細胞を活性化させ、自然治癒力を極限まで高めて傷を癒やすというものだ。傷跡を治療する行為には不向きなのかもしれんな」
この顔の火傷跡は自然治癒力ではどうにもならんということか。
「他に何か方法はないのか?」
「そうだな……整形魔法という方法がある。その他にも荒療治になってしまうが、一度顔の皮膚を切除した上で、別の皮膚を移植するという方法もある。あとはかなり高度だが再生魔法とかになる」
「よし、ではそれらを片っ端から試すとしよう。クレアも協力してくれ!」
「もちろんだ」
外では不都合な点があるとのクレアの助言により、今度は魔法第二実験室に移動した。
そこでクレア協力の下、ありとあらゆる治療を試みた。
なのに―――
「なぜだ! なぜ移植した皮膚があっという間に爛れていくのだ!?」
切り取った皮膚に、予め採取していた健康な皮膚を移植した。皮膚は自分のものを時間魔法を駆使して培養したものなので、拒否反応などはなかった。
にも関わらず、綺麗な肌を保てたのはわずか数分。
その後はテーブルクロスにしみが染み込むように、再び悪夢のような火傷跡がくっきり浮かび上がる。
「リオニスが焦る気持ちもわかるが、しかし今のではっきりしたことがある」
「はっきりしたこと?」
深刻そうな表情で俺の顔を見つめるクレアが、この忌々しい火傷跡にそっと手を伸ばす。
「!?」
俺はどうしようもなく胸が騒めいて落ち着かない気持ちになってしまった。これまで誰にもこの醜い肌に触れられたことなんてなかったのだ。ましてや女性に触れられるなど。触れられた頬が熱い。
きっとこの時の俺の心臓のBPMは190を超えていたと思う。イザーク・クルッシュベルグなら音速から光速に進化していたところだ。
そして息を整えるように一呼吸置いたクレアが、小さく口を開く。
「これは呪いだ!」
「―――呪い!?」
予想外の言葉に、俺は顔を引きつらせてしまう。
「これ、火傷じゃないのか!?」
「リオニス、普通の火傷は移植した皮膚にまで移ったりなどしない」
それは、たしかにその通りだ。
だが、呪いだなんて信じられない。
と思ったが、あの時の痛み――ゲームの矯正力のことを思い出した俺は、一概に否定はできないという結論に至る。
「アルカミア魔法学校に入学した去年、そこではじめてリオニスのことを聞いたときから少し妙だとは思っていた。が、これで納得した」
「妙……ってなにが?」
「公爵家の令息の顔に火傷の跡があったのなら、本人がどうあれ周りが放って置くはずもない。にも関わらず、リオニスの火傷跡を誰も治療しなかった」
「それって……」
「うむ。皆ただの火傷跡ではないと気付いていたか、あるいは知っていた。そう考えるのが妥当な線ではないだろうか」
言われてみればたしかにそうだ。
というか、妙に納得してしまった。
「それは一体誰にやられたものなのだ?」
「暗殺者だ。それ以上は何もわからない」
相手は顔を隠していたのだ。
そもそも誰が雇った暗殺者だったのかも判明していない。
「暗殺者を捕えて吐かせなかったのか?」
「逃げられてしまったんだ。夜中の襲撃だったから俺も頭が働かなくてな」
「そうか。しかし困った。呪いとなると簡単にはいかない」
クレアいわく、呪いはデタラメに解こうとすれば却ってその効力を強める可能性があるらしい。解くためにはやはり、呪いをかけた張本人を捕まえることが一番手っ取り早いという。
がっくり落ち込む俺に、クレアは完全に呪いを解くことはできないが、一時的に効力を弱めることなら可能かもしれないと教えてくれた。
もし成功したなら、呪いによってできた火傷跡が薄まるとかなんとか。
「少し時間はかかるかもしれないが、私なりに魔法薬を調合してみよう」
「本当か!」
「他ならぬリオニスの頼みだからな――なッ!?」
嬉しさのあまりつい抱きついてしまった俺を、全力で突き放すクレア。
「まっ、まだ早いと言っているだろ!?」
「ご、ごめん」
耳まで真っ赤になったクレアが声を裏返し、貞操観念について説いてくる。
俺は何度もそういうつもりではなかったと弁明したのだが、彼女の説教は日が暮れるまで終わることはなかった。
0
お気に入りに追加
38
あなたにおすすめの小説

如月さんは なびかない。~片想い中のクラスで一番の美少女から、急に何故か告白された件~
八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」
ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。
蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。
これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。
一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜
みおな
ファンタジー
私の名前は、瀬尾あかり。
37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。
そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。
今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。
それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。
そして、目覚めた時ー
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる