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たまご(6)
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射精を終えて、ダリスの中からそれを引き出した。
ぶぴッ♡と音を立て、中に出した精液が逆流する。さっきまで卵でぱんぱんだったお腹が、今度は俺の精子でいっぱいになっていると思うと興奮した。
ダリスに搾り取られた疲労感と、えもいわれぬ満足感を感じながら、俺はダリスの隣で横になった。
ぼんやり天井を眺めていると、ダリスが寝返りを打ってこちらを向いた。重たいお腹がぽて♡とシーツに垂れる。
「ふふ、いっぱい出されちゃった……♡」
ダリスは愛しそうにお腹をさすり、ふにゃりと笑った。
それだけでまた俺のものは硬さを取り戻す。いくらダリスが可愛いとはいえこれだけで勃つとは、と自分で呆れた。
ダリスもまた芯を持ち始めた俺のものに気がついたようで、困ったような、けど喜んでいるような何ともいえない表情でそれを見ている。余計に硬くなってしまうからあまり見ないでほしい。
「それ、ど、どうするの?♡」
返事に困る。これ以上ダリスに中出ししたらお腹が破けるのでは?という心配と、ここまできて一人で抜くのは癪だという欲。
悩んだ末、俺は一つの結論に辿り着いた。
「……挿れないから、少し体を貸してくれないか」
「これでいい?♡」
ぺたんと両膝と尻をシーツにつけた形で座ったダリスは、腕を上げた姿勢で聞いた。
「大丈夫。最高だ」
「最高って……」
苦笑するダリスの表情は普段とは思えないほど柔らかい。いつも可愛いが違う可愛さがある。このダリスに今から頼むのは少し気が引けたが、やはりそうでもしないと股間が鎮まらないので仕方がない。
「すまない、しばらく我慢してくれ」
「?、うん♡」
よく分かっていない様子のダリスに、ぴと♡といきりたった肉棒を脇に当てた。ダリスの体が跳ねる。
「っ♡!?、あはっ、くすぐったッ♡♡♡」
ダリスは下ろしていた左手で口元を押さえ、堪えきれないという様子で笑う。
脇の筋肉の凹みをなぞるように擦る。柔らかい肌と熱い体温が竿から伝わってくる。初めは笑っていたダリスもだんだんと静かになり、恥ずかしくなったのか俯いていた。
ずちゅ……♡
「っ、……ふっ♡♡♡」
我慢汁と脇汗でぬるぬるとしてきたそこを見て、そろそろ良いかと判断した俺はダリスの背中側に回る。
「腕、下ろして」
「……ん、はい♡」
ダリスが俺のそれを二の腕と脇でしっかり挟む。中とは違う種の圧で包まれ、血液がそこに集中している気がした。
俺は遠慮なくそれをダリスの脇で扱き始める。
「っふ……♡♡はっ、……ぅ♡」
口元を押さえて声を我慢するダリスだが、指先から漏れる甘い声で興奮しているのは丸わかりだった。
「は、ダリスっ、出すぞ……!♡」
びゅっ♡と音がして、精液が前方のシーツへと飛び散る。
ダリスは恥ずかしそうに俯いたままだった。
長いセックスを終えて、二人でベッドに倒れこむ。夜も深くなっており、この時間に帰るのも面倒でしょと引き止められたので厚意に甘えて泊まることにした。
疲れ果てていたダリスは早々に眠ってしまい、恋人のような甘い会話は楽しめなかったが、彼の愛らしい寝顔を見ていられるので良しとする。
どれほど時間が経ったか、閉じていたダリスの瞼がうっすら開いた。
「あれ、なんであんた……」
「泊まって良いと言われたからな」
「……、あぁ、そうだったね…………」
眠たそうな低い声でダリスが返事をする。
「……なんか全身がイカ臭いんだけど」
「色々したからなあ」
ダリスは少し不満げな表情を見せた。
「…………。まあ、勝手にやられるよりはいいから」
「はは」
「言っとくけど、あんたが前俺のトイレでシコってたのも気づいてるから」
「まさかバレていたとは」
ダリスは嫌そうな顔をしながら、流石に臭いでわかる、とぶっきらぼうに答えた。
「てか、あんたてっきり膣障かと思ってた」
「ちつしょう、とは」
「膣内射精障害。要はまんこの中でイけないってこと」
「?……ダリスの後ろはやはりおまんこということか?」
「ッッッ最っ低!!!もういい知らない……」
ばっと顔を赤くしながら言うダリスは、視線を落としながら慌てているようだった。
「……、やはりそういう風に言われたいのか?ダリスは」
「え、ぁ、いや……えと」
「なるほど?」
「何納得してんの」
「今日ノリノリだったもんな」
「やだやめて!違うもん」
「何故だ?」
「その、いろいろドーピングしてたからああだっただけで、勘違いすんな!やめてほんとに」
「ふーん……」
ぺたりと耳を寝かせながら拗ねるダリスを見てニヤつきがとまない。
「なに、ほんとにもう…………」
「どちらにせよズルだから、次からはそういうことしないようにな。」
「う……はい。」
再び沈黙が訪れる。微睡んだダリスにつられ、眠気が襲いかかってくる。
俺は目を閉じて、そのまま二人で深い眠りに落ちた。
ぶぴッ♡と音を立て、中に出した精液が逆流する。さっきまで卵でぱんぱんだったお腹が、今度は俺の精子でいっぱいになっていると思うと興奮した。
ダリスに搾り取られた疲労感と、えもいわれぬ満足感を感じながら、俺はダリスの隣で横になった。
ぼんやり天井を眺めていると、ダリスが寝返りを打ってこちらを向いた。重たいお腹がぽて♡とシーツに垂れる。
「ふふ、いっぱい出されちゃった……♡」
ダリスは愛しそうにお腹をさすり、ふにゃりと笑った。
それだけでまた俺のものは硬さを取り戻す。いくらダリスが可愛いとはいえこれだけで勃つとは、と自分で呆れた。
ダリスもまた芯を持ち始めた俺のものに気がついたようで、困ったような、けど喜んでいるような何ともいえない表情でそれを見ている。余計に硬くなってしまうからあまり見ないでほしい。
「それ、ど、どうするの?♡」
返事に困る。これ以上ダリスに中出ししたらお腹が破けるのでは?という心配と、ここまできて一人で抜くのは癪だという欲。
悩んだ末、俺は一つの結論に辿り着いた。
「……挿れないから、少し体を貸してくれないか」
「これでいい?♡」
ぺたんと両膝と尻をシーツにつけた形で座ったダリスは、腕を上げた姿勢で聞いた。
「大丈夫。最高だ」
「最高って……」
苦笑するダリスの表情は普段とは思えないほど柔らかい。いつも可愛いが違う可愛さがある。このダリスに今から頼むのは少し気が引けたが、やはりそうでもしないと股間が鎮まらないので仕方がない。
「すまない、しばらく我慢してくれ」
「?、うん♡」
よく分かっていない様子のダリスに、ぴと♡といきりたった肉棒を脇に当てた。ダリスの体が跳ねる。
「っ♡!?、あはっ、くすぐったッ♡♡♡」
ダリスは下ろしていた左手で口元を押さえ、堪えきれないという様子で笑う。
脇の筋肉の凹みをなぞるように擦る。柔らかい肌と熱い体温が竿から伝わってくる。初めは笑っていたダリスもだんだんと静かになり、恥ずかしくなったのか俯いていた。
ずちゅ……♡
「っ、……ふっ♡♡♡」
我慢汁と脇汗でぬるぬるとしてきたそこを見て、そろそろ良いかと判断した俺はダリスの背中側に回る。
「腕、下ろして」
「……ん、はい♡」
ダリスが俺のそれを二の腕と脇でしっかり挟む。中とは違う種の圧で包まれ、血液がそこに集中している気がした。
俺は遠慮なくそれをダリスの脇で扱き始める。
「っふ……♡♡はっ、……ぅ♡」
口元を押さえて声を我慢するダリスだが、指先から漏れる甘い声で興奮しているのは丸わかりだった。
「は、ダリスっ、出すぞ……!♡」
びゅっ♡と音がして、精液が前方のシーツへと飛び散る。
ダリスは恥ずかしそうに俯いたままだった。
長いセックスを終えて、二人でベッドに倒れこむ。夜も深くなっており、この時間に帰るのも面倒でしょと引き止められたので厚意に甘えて泊まることにした。
疲れ果てていたダリスは早々に眠ってしまい、恋人のような甘い会話は楽しめなかったが、彼の愛らしい寝顔を見ていられるので良しとする。
どれほど時間が経ったか、閉じていたダリスの瞼がうっすら開いた。
「あれ、なんであんた……」
「泊まって良いと言われたからな」
「……、あぁ、そうだったね…………」
眠たそうな低い声でダリスが返事をする。
「……なんか全身がイカ臭いんだけど」
「色々したからなあ」
ダリスは少し不満げな表情を見せた。
「…………。まあ、勝手にやられるよりはいいから」
「はは」
「言っとくけど、あんたが前俺のトイレでシコってたのも気づいてるから」
「まさかバレていたとは」
ダリスは嫌そうな顔をしながら、流石に臭いでわかる、とぶっきらぼうに答えた。
「てか、あんたてっきり膣障かと思ってた」
「ちつしょう、とは」
「膣内射精障害。要はまんこの中でイけないってこと」
「?……ダリスの後ろはやはりおまんこということか?」
「ッッッ最っ低!!!もういい知らない……」
ばっと顔を赤くしながら言うダリスは、視線を落としながら慌てているようだった。
「……、やはりそういう風に言われたいのか?ダリスは」
「え、ぁ、いや……えと」
「なるほど?」
「何納得してんの」
「今日ノリノリだったもんな」
「やだやめて!違うもん」
「何故だ?」
「その、いろいろドーピングしてたからああだっただけで、勘違いすんな!やめてほんとに」
「ふーん……」
ぺたりと耳を寝かせながら拗ねるダリスを見てニヤつきがとまない。
「なに、ほんとにもう…………」
「どちらにせよズルだから、次からはそういうことしないようにな。」
「う……はい。」
再び沈黙が訪れる。微睡んだダリスにつられ、眠気が襲いかかってくる。
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