堕ちろ!激かわ猫男子

芋谷

文字の大きさ
上 下
14 / 19

たまご(3)

しおりを挟む
「……ね、ねぇ、ほんとにしたいこと、それなの?♡……もっと好きにして、いいんだよ……?♡♡」

はあはあと息を整えながらダリスが言う。
情欲に濡れた瞳で見つめられは敵わない。俺は観念した。

「……いいんだな」
「そういってるでしょ……♡」

俺はダリスから離れて冷蔵庫へ向かい、プラスチックの包装を取り出す。
振り返れば疑問符でいっぱいの表情を見せるダリスがいた。

「……えっと、な、なに…………?♡」
「なんでもしてくれる、だろ?」

ぺり、とパックの剥がれる音。

「え、それ、え、え……?♡♡」
「大丈夫。ダリスならきっと入る」

そう言って、真っ白なそれをダリスの穴に押し当てる。
ゆで卵。

「つめた……ぁ、あ゛!?♡♡♡♡♡♡」

ぬりゅっ♡
紡錘を潰したような丸い先端がダリスの中へ侵入する。初めは難なく入ったが、円周が大きくなるにつれて入りにくくなり、ついには突っかかってしまった。

「これも入らないとか、俺の挿れる気あるのか?」
「へっ♡♡は、ふっ♡♡♡だってぇ♡♡♡いつも一気に挿れるからぁ♡♡♡♡♡♡」
「俺は入ってない現状について言っているんだが」
「ぅ゛♡♡♡ひぅ、ご、ごえんらしゃ……♡♡♡ぁ゛♡♡♡♡♡」

一進一退とはこのことか、卵は入りそうでなかなか入らず、少し押してはぷり♡と中の肉を晒しながら押し戻されを繰り返していた。いつまで経っても呑み込まないダリスに少々苛立ってはいたが、卵の白とダリスの真っ赤な媚肉のコントラストは美しかった。

「なんでもするって言ったのに全然呑み込まない」
「ぅ♡♡♡ご、ごめんなさいッ♡♡♡♡がんばって♡た、たべましゅ♡♡♡」

ふうふう♡と荒い息を繰り返しながらダリスは続ける。

「お、おして♡♡♡おれっ、がんばってたべる、からッ♡♡♡♡♡」
「偉いな」

卵が潰れないよう気を遣いながら、さらに押し込む。

「ひぉ゛ッ♡♡♡あ、きてる、きてりゅッ♡♡♡♡♡ぁ゛、ォオ゛ッ♡゛♡♡♡」

ずぷん♡と音がして、ようやく卵が一つ呑み込まれた。

「は、ふーッ♡♡♡ふーッ♡♡♡♡♡」
「まだ入るよな?♡」
「……ぅ、、は、はぃ……♡」

嫌そうな顔をしつつもダリスは両手で尻を掴んで、穴を広げる。

「いい子だ」

微笑んで、二つめの卵を穴に呑ませる。
一つめで中が広がったのか、遅くはあるが先ほどよりスムーズに呑み込んでいく。

「っく、は、ふーッ♡♡♡♡ぁ、♡」

そのままの調子で三つめを呑み込ませ、四つめを手にするが、流石に入らないと泣きつかれた。

「何でもするんじゃないのか」
「む゛り゛ぃ゛♡♡♡はいんなぃ、おしり♡♡やぶけるッ♡♡」
「……分かった。ちゃんとやめてくださいって言ったら、止めてやる」
「!♡ありがとうございましゅッ……♡♡♡」

ダリスの表情が少し和らいだ。

「もう卵♡入れないでくださいッ♡」
「もっと丁寧に」
「へっ……あ、ぅ、……?♡……、おれのおしりにっ♡たまご♡入れないでくださ……い……♡」

俺は一つため息をついて、口を開く。

「おしりじゃなくて、もうまんこだろ。毎晩毎晩最後までイかせてくれないで勝手に気持ち良くなってるし。不正確だ」
「ぇ……え、ゃ…………♡」

動揺したような声を溢したダリスは、相当屈辱なのか目を涙でいっぱいにする。

「早く言った方がダリスのためだぞ」

ダリスは覚悟したように息をのんでやっと口を開いた。

「っ……、だ、だりすのおまんこにっ♡たまごいれないでくださぃ……♡♡もう入んない、おねがいしますっ♡♡♡」

満足感に、自然に口角が上がる。

「よく出来た」

手元の卵をプラスチックのパックに戻す。振り返ってみてもダリスの目元はまだうるんでいる。
俺は彼のもとに戻って、食べ物と卵でふっくらとした薄い腹を撫でた。

「え、あの、……抜いてくれるんじゃ、ないの?♡」
「なぜ?俺はそんなこと一言も言っていないが」

ダリスの腹は普段にないゆるい曲線を描いていて神秘的だった。細い手足に見合わないまんまるのお腹はまるで妊娠しているかのようだ。今にも胎動が聞こえそうなそこに耳を近づける。当然ながら彼の脈動しか聞こえないが、とくとくと鳴るその速い鼓動はよく聞こえた。

「あ、あんま見ないで……おなか…………♡」

眉を寄せて顔を赤らめたダリスが弱々しく言う。

「すまない、孕んでいるみたいで可愛くて」

口で謝ったのだし良いだろう、とまたダリスの腹をさする。びく、と反応したその体が愛しくて、その膨らんだ腹にキスをした。

「だ、だしてくださっ♡♡おまんこからたまごっ♡♡だしてぇ♡」

ひぃひぃとお腹を抱えながらダリスがそうこぼす。
先ほどの指示を覚えていることに、満ち足りた気分になる。

「それほど言うのなら。自分でそれ、産んでくれ」
「……え…………?♡」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

俺は触手の巣でママをしている!〜卵をいっぱい産んじゃうよ!〜

ミクリ21
BL
触手の巣で、触手達の卵を産卵する青年の話。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

処理中です...