堕ちろ!激かわ猫男子

芋谷

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慣らす(3)

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指を引き抜いた後もダリスは一人で喘ぎ続けていた。
これ以上はダリスも持たないだろうし、今ダリスと繋がって中でうっかりイってしまうわけにもいかないなと思い、これまでと同じように自分で処理することに決めた。
ただし、今日はいつもと違う。強制帰還を求められた初日と二日目。何かを企むには一杯一杯だった三日目。それらとは違い、今日の俺には謎の冷静さと余裕がある。
俺は迷うことなくダリス宅のトイレへと向かった。

概ね自宅と大差ないそこは、花のような優しい香りが漂っている気がした。
便器を前にして、腰まで衣服を下ろす。
この便器に毎日ダリスは尻を密着させているのか。

「っ……」

やや萎れかけていたそれが熱を取り戻す。好きな人が毎日排泄している空間で、そして鍵付き個室という安全が保障された環境でオナニーができる。
俺は芯を持った自分のそれに触れた。立ったまま足を軽く広げて上下に扱く。

「……ん、っ…………」

片手で扱きながら、空いた腕を口元に近づける。先ほどダリスに汚された腕。飛び散った飛沫はすでに乾いていたが、中央部はまだ微かに濡れていた。無色透明のサラサラとした液体からダリスの匂いは感じられないが、紛れもなく彼の体から出たものだと思うと興奮する。濡れたそこを下で辿る。ほのかなダリスの味が口に広がる。今すぐダリスのそこにむしゃぶりつきたい。

「ふっ、はッ、は……」

ダリスの汁と自分の唾液に濡れた腕を見ながら、快楽に伏していたダリスの姿に思いを馳せる。足を広げたまま派手に喘いでいた彼を思うほどに、一層動かす手は速くなる。

「っく、は……ッ……♡」

思いがけず射精してしまい、便器の中に吐くつもりだった精液が上げた便座の蓋にかかるが、今更止められない。

「あー…………♡」

ひとしきり吐精したそれが、くったりうなだれるように萎れた。


「はー……やったなこれは」

衣服を整えながらため息をつく。便器の蓋や便座に飛び散った精液の処理に困り、とりあえずとトイレットペーパーで拭き取る。

「何やってんの」

扉越しに冷ややかなダリスの声。いつの間に動けるようになったのだろうか。

「ああ、いや……」
「早く開けて!トイレ待ちなんだけど」

まずい。早く片付けなくては。

「え、ねぇ何してんの?遅くない?」
「大便してて遅れている」
「にしてもだよ?」
「腹を壊していて」
「そんな余裕そうに返答しておいて?」

慌てて散った精液を拭き取る。

「ちょ、ほんとに早くしてくんない?漏れそうなんだけど」
「まだ待ってくれ」
「ねぇほんと膀胱限界なんだけど!!ちょっと、ちょっと」

ばんばんとドアを叩かれる。便座の蓋の掃除は済んだが、まだ便器に散った分が残っている。

「え、ねぇはやく開けて!!!漏れる!!!!」
「後少しだから」
「どんだけデカいクソしてんだよバカ!!!!早くして!!!!」

まだ完全に拭けてはいないが、証拠を隠したい気持ちよりトイレに行かせてやりたい思いが勝った。

「お待たせ」

勢いよくドアを開ける。ドアとゼロ距離に立っていたダリスにクリーンヒット。

「あ、ぁ゛!?……ぁ、あ………………」

ダリスがお腹を抱えてしゃがみ込む。

「ぁ、あ……ぁ…………」

じょぱっ♡
下腹部に衝撃を与えられたダリスは、耐えきれずに失禁する。フローリングに流れ、ぴちゃぴちゃと水音が響く。膀胱がぱんぱんになるまで溜めていたのか、彼の周りに水溜りができるほどだった。

「……ッ…………」

恥辱にダリスは唇を噛む。怒りと涙を含んだ瞳は、訴えるように、睨みつけるように俺を見上げていた。

「ダリス……」
「寄んないで」

触れようとした手を払いのけ、ダリスは立ち上がる。黄色く匂う液体が跳ねる。隣の脱衣所へと向かう彼の脚からは、まだつう……♡と水が滴っていた。
先ほど抜いたばかりなのに、再び股間が熱くなる。

「ダリス、」

後ろからダリスに抱きつく。濡れた衣服に染みついたダリスの尿がじわじわと俺の服に移る。

「ひっ何!?!?!なに、え、なに、こわい、やめて、離して」

悲鳴を上げながらダリスは俺を突き飛ばす。か弱いダリスの力では俺の体は全く動かない。

「まだ、できるよな」
「嫌、やめて、ほんとにキモい、無理、むり、ねぇ」

震えるダリスを前に、さらに俺のそこは硬くなる。それを服越しにダリスに押し付ける。

「やめて、ほんとにむりだから、かえって」

ダリスは自分が尿でびしゃびしゃになっていることも気にせず、俺を玄関まで必死に押して追い出した。
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