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慣らす(2)
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「んっ……く……♡」
ぐちゅ♡
二本目となると苦しいのか、ダリスの動きは鈍っていた。
「……っは♡……っぅ♡」
遅々としてはいるが、それでも少しずつ指は進んでいく。
「手伝ってやろうか?」
「うるさいぃ……♡だまれッ♡」
きっとダリスが睨みつけてくるが、赤面し濡れた瞳で睨まれても全く怖くない。いや、エロすぎて怖いかもしれない。
「っぁ♡は、はぁ……♡」
やっとのことで奥まで指をはめたダリスは、手を止めて息を整えた。指を動かさないままぼうっとしているが、体は物足りないのか、奥へと誘い込むように肉がめりこんでいく。
「もう挿れても……」
「まて♡……まだ、慣ら……すっ♡」
ダリスは再び指を動かす。ぐちゅぐちゅ♡と音が鳴るたび身をよじらせて、わざとらしく喘ぐ。
「んっ……っ、♡っふ♡ぁ♡♡、いい、よ……っ♡」
ぬちゅ♡と水音を立てダリスが指を引き抜く。体液とローションが入り混じったそこはすでにびしゃびしゃに濡れていた。俺は堪らず彼に覆い被さり、すぐさま彼の後孔に屹立を押し付ける。
「……や、やっぱ怖……いぃ……♡」
あてがわれてすぐ、ダリスは弱音を吐いた。
「デカいし太いし長いぃ゛……♡無理、むりってこんなの゛っ……」
初夜の時のように目に涙を浮かべがちがちと震えながらダリスは訴える。無理もない。たかがダリスの細く小さな指二本で、俺のモノの太さまで慣らせるわけがないのだ。
「もう良いんじゃなかったのか?」
「だって……ぇ゛……♡ぐすっ……」
俺はそれをダリスの穴から離した。挿れたいのも山々だが、あれだけ刺激的なダリスの自慰を見せつけられた手前、うっかりイってしまわないとも限らない。そうしたらこの関係も今日で終わり。それは何としても避けたかった。
「……なら」
「ぇ゛、なに……♡」
「俺が指貸すから、それで慣らさないか?お前よりもゴツいし長いから丁度良いだろう?」
そう言いながら俺は中指と薬指を立てて差し出す。
ダリスは複雑そうな表情を浮かべていたが、しばらくして頷いた。
「……うごかさないで、ぜったい」
「分かってる」
ダリスは俺の腕を小さな両手で握りながら、自分の恥部にゆっくりと挿れた。空気の動く音と、中を満たす液体のぬちゃぬちゃした音が鳴る。ダリスの体温と体液がきゅう♡と俺の指を包み込む。
「ぐ♡……ッ♡♡っん♡♡♡」
半分ほど指を挿れたところで、彼は手を離した。それからゆっくりと腰を浮かせて、俺の手をさらに深くへ招き入れる。
「あ゛、ふ♡ふとぃ゛い゛……♡ッ♡♡」
整った顔が台無しのだらしない表情でダリスは腰を揺らす。たどたどしく前後に尻を振るが、指が中で動く感覚はしない。
「ねぇ、うごかすなって♡♡ゆったよね゛ぇ゛ッ、ずぷずぷ♡できないんだけどッ、ちょっと♡♡」
「ダリスが締めすぎてて指ごと持ってかれてるだけだが」
「なわけ……あ゛ッ!?!♡♡♡ッひ♡!?!?ぉ゛♡」
じゅぷん♡♡
急に中の締まりが緩まったのか、一気に指が引き抜ける。
「ア゛、ひ、ォ゛ッ♡♡♡ォお゛ッ♡♡♡♡♡♡♡」
ダリスが口を目一杯開けて、腹の底から喘ぐ。
「ッふ……♡まって、まだぁ♡まだするッ♡♡」
また俺の手を掴み、ダリスは後孔へと押し挿れる。今度は躊躇いなく、一気に奥まで。
「ぉへッ゛♡♡♡あ゛~ッ♡♡♡♡ぁア゛~~~♡♡」
ひぃひぃ喘ぎながら、ダリスは動きを止める。その間もダリスの中は収縮し、ちゅっ♡と指に吸い付いてくる。
「……。指動かすのと、もう一本入れるのと、どっちにするか?」
「んぇ……ッ?♡」
「どっちかと聞いている」
「へ……ぁ゛♡♡」
ダリスの瞳が期待に揺れる。
「遅い。動かす、でいいな」
「え、ぁ゛♡ぁへッ♡♡♡♡♡♡ぁ゛♡お゛ぐ♡♡き゛て゛るッ♡♡ァ♡♡♡ひッ♡♡」
抜いて挿すたびにきゅんきゅん中が締まり、濁音混じりの喘ぎ声が響く。
「ひぎゅッ♡♡♡♡ォ゛ッ♡ッお゛♡♡♡♡」
「もう少し我慢しろよ。また最後まで終わらないままになるぞ」
「ぉ゛♡ッぐ、ぉ゛♡♡♡ぁ゛♡ぁ゛……ッ♡♡♡♡」
透明な液体が勢いよく吹き出る。
貸していた腕が生温かいダリスの体液で濡れる。
「へ、ぁ゛♡♡♡ぁ………………♡」
「ダリス?」
「……ぅ…………♡」
問いかけるが、返事はない。
俺はため息をついた後、彼の額にキスをした。
ぐちゅ♡
二本目となると苦しいのか、ダリスの動きは鈍っていた。
「……っは♡……っぅ♡」
遅々としてはいるが、それでも少しずつ指は進んでいく。
「手伝ってやろうか?」
「うるさいぃ……♡だまれッ♡」
きっとダリスが睨みつけてくるが、赤面し濡れた瞳で睨まれても全く怖くない。いや、エロすぎて怖いかもしれない。
「っぁ♡は、はぁ……♡」
やっとのことで奥まで指をはめたダリスは、手を止めて息を整えた。指を動かさないままぼうっとしているが、体は物足りないのか、奥へと誘い込むように肉がめりこんでいく。
「もう挿れても……」
「まて♡……まだ、慣ら……すっ♡」
ダリスは再び指を動かす。ぐちゅぐちゅ♡と音が鳴るたび身をよじらせて、わざとらしく喘ぐ。
「んっ……っ、♡っふ♡ぁ♡♡、いい、よ……っ♡」
ぬちゅ♡と水音を立てダリスが指を引き抜く。体液とローションが入り混じったそこはすでにびしゃびしゃに濡れていた。俺は堪らず彼に覆い被さり、すぐさま彼の後孔に屹立を押し付ける。
「……や、やっぱ怖……いぃ……♡」
あてがわれてすぐ、ダリスは弱音を吐いた。
「デカいし太いし長いぃ゛……♡無理、むりってこんなの゛っ……」
初夜の時のように目に涙を浮かべがちがちと震えながらダリスは訴える。無理もない。たかがダリスの細く小さな指二本で、俺のモノの太さまで慣らせるわけがないのだ。
「もう良いんじゃなかったのか?」
「だって……ぇ゛……♡ぐすっ……」
俺はそれをダリスの穴から離した。挿れたいのも山々だが、あれだけ刺激的なダリスの自慰を見せつけられた手前、うっかりイってしまわないとも限らない。そうしたらこの関係も今日で終わり。それは何としても避けたかった。
「……なら」
「ぇ゛、なに……♡」
「俺が指貸すから、それで慣らさないか?お前よりもゴツいし長いから丁度良いだろう?」
そう言いながら俺は中指と薬指を立てて差し出す。
ダリスは複雑そうな表情を浮かべていたが、しばらくして頷いた。
「……うごかさないで、ぜったい」
「分かってる」
ダリスは俺の腕を小さな両手で握りながら、自分の恥部にゆっくりと挿れた。空気の動く音と、中を満たす液体のぬちゃぬちゃした音が鳴る。ダリスの体温と体液がきゅう♡と俺の指を包み込む。
「ぐ♡……ッ♡♡っん♡♡♡」
半分ほど指を挿れたところで、彼は手を離した。それからゆっくりと腰を浮かせて、俺の手をさらに深くへ招き入れる。
「あ゛、ふ♡ふとぃ゛い゛……♡ッ♡♡」
整った顔が台無しのだらしない表情でダリスは腰を揺らす。たどたどしく前後に尻を振るが、指が中で動く感覚はしない。
「ねぇ、うごかすなって♡♡ゆったよね゛ぇ゛ッ、ずぷずぷ♡できないんだけどッ、ちょっと♡♡」
「ダリスが締めすぎてて指ごと持ってかれてるだけだが」
「なわけ……あ゛ッ!?!♡♡♡ッひ♡!?!?ぉ゛♡」
じゅぷん♡♡
急に中の締まりが緩まったのか、一気に指が引き抜ける。
「ア゛、ひ、ォ゛ッ♡♡♡ォお゛ッ♡♡♡♡♡♡♡」
ダリスが口を目一杯開けて、腹の底から喘ぐ。
「ッふ……♡まって、まだぁ♡まだするッ♡♡」
また俺の手を掴み、ダリスは後孔へと押し挿れる。今度は躊躇いなく、一気に奥まで。
「ぉへッ゛♡♡♡あ゛~ッ♡♡♡♡ぁア゛~~~♡♡」
ひぃひぃ喘ぎながら、ダリスは動きを止める。その間もダリスの中は収縮し、ちゅっ♡と指に吸い付いてくる。
「……。指動かすのと、もう一本入れるのと、どっちにするか?」
「んぇ……ッ?♡」
「どっちかと聞いている」
「へ……ぁ゛♡♡」
ダリスの瞳が期待に揺れる。
「遅い。動かす、でいいな」
「え、ぁ゛♡ぁへッ♡♡♡♡♡♡ぁ゛♡お゛ぐ♡♡き゛て゛るッ♡♡ァ♡♡♡ひッ♡♡」
抜いて挿すたびにきゅんきゅん中が締まり、濁音混じりの喘ぎ声が響く。
「ひぎゅッ♡♡♡♡ォ゛ッ♡ッお゛♡♡♡♡」
「もう少し我慢しろよ。また最後まで終わらないままになるぞ」
「ぉ゛♡ッぐ、ぉ゛♡♡♡ぁ゛♡ぁ゛……ッ♡♡♡♡」
透明な液体が勢いよく吹き出る。
貸していた腕が生温かいダリスの体液で濡れる。
「へ、ぁ゛♡♡♡ぁ………………♡」
「ダリス?」
「……ぅ…………♡」
問いかけるが、返事はない。
俺はため息をついた後、彼の額にキスをした。
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