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処女喪失!
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自警団のダリスは図体ばかりでかいメンバーの中で唯一小柄な、シンガプーラの猫種だった。明らかに自警団向きではないガリガリの体型で、正直のところ足手纏いであったが、愛くるしい容貌と高く透き通るような声に、俺はすっかり魅了されていた。
そんな彼がかなり深刻な面持ちで、何でもするから金を貸してくれ、と頼んでいる。渡せなくもないが決して安くない金額。
「何でも?」
「何でもする。お願いアイン、あんたにしか頼めない」
「……じゃあ、俺とセックスしろ」
心底意味のわからないといった表情を浮かべながらも、ダリスは承諾した。
そこから中をほぐし、全ての支度を終えるまでは早かった。終始ダリスに気持ち悪いと繰り返され、とても乗り気とは思えない表情で見つめられていたが、彼が俺だけを見ているという事実がすでに幸せそのものだった。
ただでさえ嫌そうな顔をしていたダリスの表情は、いきりたった自分のそれを露わにした時さらに悪化した。
「………ねえ、ほんとに無理、怖すぎ」
「大丈夫、痛くはしない」
「はいるわけないじゃん、バカなの?むり、ほんとに死ぬ、尻裂けて死ぬ」
「そう怖がるな」
「ごめんなさい怖い無理、手なら貸すしフェラも全然するから許して、死ぬ、死んじゃう」
恐怖に震え耳をへたらせて、壁に背をつけたダリスを強引に引き剥がす。
「待って、やめて、ごめんなさい、ごめんなさい」
自分の倍はあるような屹立を押し付けられ、ダリスの目元に涙が溜まる。
「大丈夫だから」
「やだほんと、あ、ひッ、ぁ゛、あ゛」
肉棒の先端がつぷりと入り、ダリスは痛みに悶える。
「もう少し踏ん張って、多少楽になるから」
「ッ、い、しぬっ、むり、」
腰をすすめカリまで入れる。
「ひぐっ、い゛、ぁ゛……」
奥まで俺を咥えたダリスの瞳から、ぼろぼろと大粒の涙がこぼれ落ちる。そんな姿も愛しくて堪らない。
ぎちぎちとしたダリスの肉が痙攣する。早く動きたい。そんな気持ちが高まるが、必死に押さえながらダリスを宥める。
「ぅ゛……っ、ひぅ゛……、っ」
「大丈夫、もう全部入った」
「むり……、ほんと、最悪、……っ……、いだい゛……」
「ゆっくり動くから」
「やだ……抜いて……抜いてよぉ゛……」
ぐずぐずと泣くダリスに欲をそそられ、耐えられなくなって腰を動かす。壊さないように慎重に彼を愛したい思いと、もう戻れないほどにめちゃくちゃにしてしまいたい思いがぶつかりあう。
「ぁ゛、ひぐッ……♡っぅ……」
軽くイったのか何なのか、ダリスの口から甘い声が漏れる。
「良くなってきたか?」
「きも……っ、抜いて、痛い」
俺を睨む視線は厳しかったが、明らかな熱を持っている。
「素質あるな、ダリス」
そのままゆっくりと彼の奥を突き始める。嗚咽と吐息と痛みの入り混じった声が、奥に触れるたびに漏れる。ストロークを繰り返す度に甘くなる声が愛しくて堪らない。
「慣れてきたか?」
「ッ……♡っ……ぃ……♡」
答えはなく、ただ抑えるような喘ぎばかりが返される。
「……、一旦抜くな」
「えっうそまっ、急に動かさな……ッあ゛っ!?♡ぁ、やめ、め゛く゛れ゛る゛!!ひ、む゛り゛っっ♡♡♡ね゛ぇ、だ、だめぇ♡♡♡♡♡♡♡」
ダリスの中が絡みつくが、構わずずるりと亀頭まで抜く。ぬちゃりと生々しい水音が立つ。ダリスの入り口は開いたまま、くぱくぱと収縮を繰り返している。やっと抜いてくれたという安堵からか、ダリスの表情が緩んだ。
「悪かった、動くにはもう少し慣らすべきだったな」
「へ、ひッ!?!♡♡♡♡♡」
閉じ切っていなかったダリスの中は挿入前に比べはるかに緩くなっていた。
「ひ、ぁッ♡♡♡あぁぁああッ♡♡♡♡」
中で指を動かしているだけなのに、準備の時とは打って変わったような嬌声が響く。
「ッッーーーー♡♡♡うそ、やだ、っ、ぁ゛ああ゛ぁあ゛♡♡♡♡♡」
びく、と体を震えさせたダリスの竿から勢いのないどろどろとした精液が垂れる。挿れたままの指がぎゅうぎゅうと、搾り取るように締め付けられる。
「っは……ッ♡」
射精を終えたダリスはだらりと脱力した。
「……その。挿れていいか」
「無理。嫌。最低」
「でも……」
「絶対嫌。今めっちゃ死にたいし最悪な気分だから話しかけないで変態。帰って」
しっしとダリスが手を払う。俺は痛いほどに勃起したままの物を収めて帰るほかなかった。
そんな彼がかなり深刻な面持ちで、何でもするから金を貸してくれ、と頼んでいる。渡せなくもないが決して安くない金額。
「何でも?」
「何でもする。お願いアイン、あんたにしか頼めない」
「……じゃあ、俺とセックスしろ」
心底意味のわからないといった表情を浮かべながらも、ダリスは承諾した。
そこから中をほぐし、全ての支度を終えるまでは早かった。終始ダリスに気持ち悪いと繰り返され、とても乗り気とは思えない表情で見つめられていたが、彼が俺だけを見ているという事実がすでに幸せそのものだった。
ただでさえ嫌そうな顔をしていたダリスの表情は、いきりたった自分のそれを露わにした時さらに悪化した。
「………ねえ、ほんとに無理、怖すぎ」
「大丈夫、痛くはしない」
「はいるわけないじゃん、バカなの?むり、ほんとに死ぬ、尻裂けて死ぬ」
「そう怖がるな」
「ごめんなさい怖い無理、手なら貸すしフェラも全然するから許して、死ぬ、死んじゃう」
恐怖に震え耳をへたらせて、壁に背をつけたダリスを強引に引き剥がす。
「待って、やめて、ごめんなさい、ごめんなさい」
自分の倍はあるような屹立を押し付けられ、ダリスの目元に涙が溜まる。
「大丈夫だから」
「やだほんと、あ、ひッ、ぁ゛、あ゛」
肉棒の先端がつぷりと入り、ダリスは痛みに悶える。
「もう少し踏ん張って、多少楽になるから」
「ッ、い、しぬっ、むり、」
腰をすすめカリまで入れる。
「ひぐっ、い゛、ぁ゛……」
奥まで俺を咥えたダリスの瞳から、ぼろぼろと大粒の涙がこぼれ落ちる。そんな姿も愛しくて堪らない。
ぎちぎちとしたダリスの肉が痙攣する。早く動きたい。そんな気持ちが高まるが、必死に押さえながらダリスを宥める。
「ぅ゛……っ、ひぅ゛……、っ」
「大丈夫、もう全部入った」
「むり……、ほんと、最悪、……っ……、いだい゛……」
「ゆっくり動くから」
「やだ……抜いて……抜いてよぉ゛……」
ぐずぐずと泣くダリスに欲をそそられ、耐えられなくなって腰を動かす。壊さないように慎重に彼を愛したい思いと、もう戻れないほどにめちゃくちゃにしてしまいたい思いがぶつかりあう。
「ぁ゛、ひぐッ……♡っぅ……」
軽くイったのか何なのか、ダリスの口から甘い声が漏れる。
「良くなってきたか?」
「きも……っ、抜いて、痛い」
俺を睨む視線は厳しかったが、明らかな熱を持っている。
「素質あるな、ダリス」
そのままゆっくりと彼の奥を突き始める。嗚咽と吐息と痛みの入り混じった声が、奥に触れるたびに漏れる。ストロークを繰り返す度に甘くなる声が愛しくて堪らない。
「慣れてきたか?」
「ッ……♡っ……ぃ……♡」
答えはなく、ただ抑えるような喘ぎばかりが返される。
「……、一旦抜くな」
「えっうそまっ、急に動かさな……ッあ゛っ!?♡ぁ、やめ、め゛く゛れ゛る゛!!ひ、む゛り゛っっ♡♡♡ね゛ぇ、だ、だめぇ♡♡♡♡♡♡♡」
ダリスの中が絡みつくが、構わずずるりと亀頭まで抜く。ぬちゃりと生々しい水音が立つ。ダリスの入り口は開いたまま、くぱくぱと収縮を繰り返している。やっと抜いてくれたという安堵からか、ダリスの表情が緩んだ。
「悪かった、動くにはもう少し慣らすべきだったな」
「へ、ひッ!?!♡♡♡♡♡」
閉じ切っていなかったダリスの中は挿入前に比べはるかに緩くなっていた。
「ひ、ぁッ♡♡♡あぁぁああッ♡♡♡♡」
中で指を動かしているだけなのに、準備の時とは打って変わったような嬌声が響く。
「ッッーーーー♡♡♡うそ、やだ、っ、ぁ゛ああ゛ぁあ゛♡♡♡♡♡」
びく、と体を震えさせたダリスの竿から勢いのないどろどろとした精液が垂れる。挿れたままの指がぎゅうぎゅうと、搾り取るように締め付けられる。
「っは……ッ♡」
射精を終えたダリスはだらりと脱力した。
「……その。挿れていいか」
「無理。嫌。最低」
「でも……」
「絶対嫌。今めっちゃ死にたいし最悪な気分だから話しかけないで変態。帰って」
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