【完結】カワイイ子猫のつくり方

龍野ゆうき

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13:終わりは始まりの合図

13-7

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昨夜のことを振り返れば、どうしたって思い浮かぶのは朝霧のことばかりで。

(気付いたら眠っちゃってたからなぁ…)

あの後、朝霧と守護霊さんがどうしたのか。部屋を出て行ったことさえ自分は知らない。
子猫も病室にはいなかったし、多分朝霧が一緒に連れ帰ってくれたんだろうとは思うけれど。


『ちゃんと連れて行くから心配するな』


そう言ってくれた朝霧の顔を微かに…ぼんやりとだが覚えている。

普段のクールな雰囲気とは少し違う、どこか心配気な優しい顔。

(その顔を見たら、どこか安心しちゃって…。眠気が一気に襲って来ちゃったんだよね…)

どちらかというと、眠気というよりは極度の脱力感といった感じで、僅かに顔を動かすことさえままならなかったのだけれど。

(まぁ、ネコちゃんのことは朝霧に任せておけば大丈夫だよね。あんなに猫好きなんだもん。きっと、ネコちゃんのことをずっと可愛がってくれるよ)

そこら辺は全然心配していない。
だけど…。

(私…ちゃんと、お礼言えてないよ)

こうして無事に戻れたのは二人の協力があってのことだ。
せめて感謝の気持ち位は、ちゃんと伝えたかった。

本当は、ここに来てみれば守護霊さんには会えるかな?と僅かな期待をしていたのだけど。

でも、今の自分は子猫ではないし、果たして幽霊である守護霊さんの姿が自分にえるのかどうかは微妙なところだ。

(実際、見えない…んだろうなぁ…)

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