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第三章 黄巾の反乱と漢王朝の衰退

第三十一話 長社の戦い 

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朝廷から呼び出され、謁見えっけんの間で皇帝に拝謁はいえつした孟徳に、勅使ちょくしからみことのりが言い渡された。

「曹孟徳を騎都尉きといに任命す。官軍を率いて速やかに長社ちょうしゃへ向かい、籠城ろうじょうする皇甫嵩こうほすう将軍を救援せよ。」

「謹んで、拝命致します。」

皇帝からの直々のめいである。背く訳には行かない。
孟徳は眉一つ動かさずそう答え、皇帝に礼をした。


曹家の屋敷へ戻り、早速、身支度を整える孟徳を、家人かじんたちは手を貸しつつも、心配そうな目で見ている。

「黄巾討伐へきたくない孟徳様に、白羽の矢が立つとは…」
「与えられた兵は寡兵かへいだとか…朝廷からの、嫌がらせでは…!?」
「孟徳様、やまいと称して、お断りなされば宜しいのではありませんか…?」
家人たちは皆、口々に、孟徳を思いとどまらせようと声を掛けたが、彼は手を休めず家人らに微笑を向けた。

「心配は要らぬ。兵は、少ない方が統率がれて良い。それに俺は、黄巾党を討伐に行くのでは無い…」
一振りの剣を手に取った孟徳は、鞘から引き抜いてその剣身を見詰めた。

朱公偉しゅこうい殿の元には、虎淵こえんが居る…俺は、虎淵の為に行くのだ…!」

そう言うと、今度は素早く剣を鞘に収め腰にいた。

虎淵は、朱儁しゅしゅん将軍の幕下ばくかで兵を指揮し、黄巾討伐にも参加している。
その朱儁率いる軍が、黄巾党の波才軍に打ち破られたのである。

その知らせに、孟徳は、真っ先に虎淵の身を案じずにはいられなかった。
朝廷からのちょくが下ったのは、ただの偶然とは思えない。
虎淵を助けよと、天から告げられているのだと感じた。

それ故、孟徳は躊躇ためらわずに援軍を率いる事を引き受けたのである。
その日の内に軍備を整えた孟徳は、騎馬を中心とした部隊を率い、直ぐ様、長社へと向かって進軍した。



その頃、長社の県城で籠城を続けていた皇甫嵩こうほすうは、自軍の兵士たちを必死に励ましていた。

朱儁と皇甫嵩は、それぞれおよそ二万の兵を率いて来ている。
それに対し黄巾軍は、十万を越える兵数で、籠城する皇甫嵩の軍を包囲したのである。
このままでは、敗北が目に見えている…
否応無いやおうなく兵士たちに恐怖心が募り、士気は下がって行く一方であった。

皇甫嵩は、眼前に広がる草原に、隙間無く陣を張っている波才の軍を城壁の上から遠望しながら、援軍の到来を待ちびていた。

その時、援軍派遣の伝達をたずさえた伝令兵が、朝廷から帰還して来た。

「援軍は、議郎の曹孟徳殿か…!」
派遣された援軍の数はそう多くはないらしく、指揮官に関しても物足りなさを感じたが、それでも少しは兵士たちの士気は上がる筈である。
皇甫嵩は、指揮官に援軍の到来を兵士たちに告げさせ、自軍の士気を高めた。

皇甫嵩としては、曹孟徳とは余り面識が無く、その軍略については推し量れない。

「曹孟徳が、凡庸ぼんような将でない事を、祈るばかりだ…」

そう言って、再び城壁へ上がった皇甫嵩は、自分の指を舌でめ、それを風にさらした。


雒陽から長社までは、凡そ三百里(約130km)の距離である。
通常の行軍なら、六日は掛かるであろうが、その距離を孟徳の軍は二日半で走破した。

長社に辿り着いた時には、既に日は傾き始めていた。
丘を越えた所で戦場を見下ろすと、孟徳の眼下にはおびただしい数の黄巾軍が広がっている。

成るほど、これは中々壮観そうかんな眺めである…
感心している場合では無いが、孟徳にはそう思える余裕があった。

「朱将軍の行方ゆくえつかめたか…?」
孟徳は先行させた偵騎ていき兵と合流し、詳細を尋ねた。

先ずは、敗走した朱儁を探し出さねば成らない。
自軍の援軍部隊だけでは、重厚な黄巾軍の囲みを突破するのは難しい。

孟徳は、彼の軍と自軍とを合わせて敵に当たりたいと考えていたが、その時点ではまだ、朱儁の行方を掴めていなかった。
敗走した兵たちは、恐らく既に朱儁の元に集結している筈である。

「皇甫将軍には、援軍派遣の連絡は既に届いているであろう。だが、我々が既に此処へ来ているとは思っておらぬ筈…それに、あの黄巾軍の布陣を見れば、直ぐに戦闘とは成るまい。我が軍は此処まで強行軍で来ている…今の内に、兵たちを休ませておこう…」

「何故、まだ戦闘に成らぬとお分かりに…?」
孟徳が馬首を返すと、指揮官の一人が問い掛けた。

「皇甫将軍なら、きっと俺と同じ事を、考えておられる筈だからだ…!」

そう言って孟徳は振り返ると、指揮官たちに微笑を投げ掛けた。


長社の県城から、凡そ十里(4.15km)離れた山で行軍を停止し、兵たちをそこで休ませた。
やがて日は完全に落ち、辺りは暗闇に包まれたが、孟徳は兵を動かす事無く、そこに伏せたままであった。

「孟徳殿、兵たちは充分休みました。進軍はしないのですか?」
「ああ、進軍はまだだ…焦る事は無い。今の内に、皆も英気えいきを養っておいた方が良いぞ…!」
孟徳はそう言って笑うと、問い掛ける指揮官の肩を軽く叩き、自身も草の上に横になった。

「まさか…あの黄巾軍の多さに、怖気付おじけづいたのではあるまいか…?」
「やはり、ただの豎子じゅしに過ぎぬ…兵を指揮した事も無い者に、兵を預けるとは…」
それを見た指揮官たちは皆眉を寄せ、そう言って互いの顔を見合わせた。


五月とはいえ、夜間はまだ寒さが残り、吹き付ける風は冷たい。
その風が草木をなびかせ、山に伏せている孟徳の援軍部隊の間を吹き抜けた。

孟徳の髪が風に吹かれ、頬をでる。
浅い眠りに落ちていた孟徳は、咄嗟とっさに目を開き、くさむらから飛び起きた。

それとほぼ同時に、黄巾軍を探っていた偵騎兵がせ戻って来た。
「黄巾軍の間に、火の手が上がっているのが見えます…!」

それを聞いた孟徳は、一瞬で眠気から覚めた顔で瞳を見開いた。

「来たか…!」
そう叫ぶと、直ぐ様馬に飛び乗り、全軍に響き渡る大声たいせいを放った。

「これより全軍、進撃を開始する!遅れを取るな…!」

言い終わらぬ内に、孟徳は馬首を戦場へ向け、全速力で馬を走らせ始めた。

総指揮官が脇目も振らず、一直線に敵陣へ向けて疾走して行くのである。
残された兵たちは慌てて馬にまたがり、必死になってその後を追った。

やがて丘を越えると、眼下には、草原をめる様に広がって行く真っ赤な炎が見えた。
折からの風にあおられた炎は、見る見る黄巾軍を蹂躙じゅうりんして行く。

「やはり、皇甫将軍の秘計ひけいは火計であった…!」

赤々と広がる炎を瞳に映し、孟徳はそう叫ぶと、今度は自軍の兵たちを振り返り、腰にいた剣を抜き放って天高くかざした。

「天は我らに味方している…!今が好機だ!敵陣を突き破り、皇甫将軍を助けるぞ!!」

おおーーーーー!!

兵士たちは一斉に喊声かんせいを上げ、"曹"の文字の書かれた軍旗を天高くかかげると、一気に丘の斜面を駆け降りた。

火攻めにより、波才軍は大混乱におちいっていた。
そこへ、突如現れた援軍部隊が、後方から噛み付いて来たのである。
波才軍は完全に崩壊し、兵たちは四方八方へ逃げ始める。

皇甫嵩の部隊も、城門を開いて敵陣へ討って出ると、混乱する敵を次々にぎ倒し突き破って行く。
やがて、前方に"曹"の旗がなびいているのを発見した皇甫嵩は、そこを目指して馬を走らせた。

「曹孟徳殿か…!?既に戦場に辿り着いていたとは…!」
皇甫嵩は孟徳の元へ走り寄り、馬を並べた。

「皇甫将軍が、草原に布陣した黄巾軍に必ず火を放つと信じ、兵を伏せて待っておりました…!」

それを聞いた皇甫嵩は瞠目どうもくして、そのうら若い指揮官の顔を見た。
「何と…!わしの策を見抜いていたと申すか…!?」
いぶかる皇甫嵩に、何も言わず笑貌しょうぼうを向ける。
その時、前方に"朱"の旗を掲げた部隊がこちらへ向かって来るのが見えた。

孟徳の放った偵騎兵が朱儁を見付け出し、援軍到来を知った朱儁は、仲間を掻き集めて皇甫嵩の元へ向かったのである。
戦場へ辿り着いた時には、黄巾軍の間に炎が上がり、既に戦闘が始まっていた。
朱儁は直ぐ様、それに呼応こおうして部隊を突入させ、黄巾軍を壊乱かいらんさせた。

義真ぎしん殿!ご無事でしたか…!」
朱儁はそう叫びながら、皇甫嵩の元へ走り寄った。
「ああ、見ての通りだ!今こそ好機である、この機を逃さず敵を壊滅させる…!」
そう言うと、皇甫嵩は孟徳を振り返った。

「孟徳殿、このまま我々と共に追撃してくれるな…!?」
「はい、かしこまりました…!」

孟徳が皇甫嵩に拱手きょうしゅすると、三人は再びそれぞれの部隊を率い、敗走する黄巾軍の追撃を開始した。


この戦いで、劣勢を強いられていた官軍は、あざやかに形勢をくつがえした。
敗走する波才と黄巾軍の残党たちは南東へ向かい、長社から凡そ六十五里(約27km)離れた陽翟ようてきまで落ち延びて行く。

逃げる波才を追いながら、皇甫嵩たちは黄巾軍の残党を捕らえ、捕虜は万に上った。
その捕虜たちを、管理する役目を買って出たのは、孟徳である。

孟徳は、黄巾軍の捕虜たちを検分して回った。
黄巾党の女子供や老人の多くは、非戦闘員であるが、中には武装し、張角に従って戦闘に参加する者も数多くいる。
捕虜の中には、まだ年端としはの行かない童子や若い娘たちの姿も見られた。

あの様な、幼い童子や女たちまでもが、り所を失い、張角の太平道を信じて黄巾党と成るとは…

言い知れぬ感情が沸き上がり、複雑な思いで胸が締め付けられる。
そんな中、孟徳は一人の少女に目をめた。

農民の娘であろうか、年齢は十代半ばで、肌は良く焼けた小麦色をしており、逞《たくま》しさと精悍《せいかん》さを備えている様に思われる。

頭に黄巾を巻き付け、顔は泥や埃で汚れてはいるが、良く見ると美少女である。
孟徳は少女に近付き、声を掛けた。

「お前、名は何と申す…?」
少女は鋭い目を上げ、黙って孟徳を見上げた。
冷ややかだが、その少女の目には澄んだ美しさがある。

孟徳はその少女の目に、どことなく惹かれるものを感じた。

「私は、翠仙すいせん…兄は黄巾党の兵士として、勇敢に戦っている…!」
少女の声はよどみ無く、美しい響きであった。



「皇甫将軍…!孟徳様…曹孟徳様は、何処におられるか、ご存知ですか!?」

走り寄り、膝を突いて拱手する若者を、幕舎ばくしゃから現れた皇甫嵩は見下ろした。
「曹孟徳殿なら…朝から黄巾の捕虜たちと一緒に、何やら語り合っておる。そろそろ出陣の時間だと申すのに、いつまでやっている積もりだか…」

皇甫嵩は、多少呆れた様な口調である。
それを聞いた若者は立ち上がり、皇甫嵩に礼をすると、急いで捕虜たちの置かれた陣営へと向かった。

即席で組み建てられた陣営の中には、捕虜たちが詰め込まれている。

「我らは皆、王朝の民だ。仲間同士で争っていては、本当の敵を倒す事には成らぬ。我々が倒すべき相手は、この戦には無い…!皆が安心して暮らせる世を実現させるには、王朝の不正を正し、正義が行われる様、皆で協力する事が大事である…!」
帳幕ちょうばくを張り巡らせたもと、集まった捕虜たちを前に孟徳は語り合っている。

「…孟徳様…!」
幔幕まんまくを開いて入って来る若者に気付き、孟徳は振り返った。

「虎淵…!!」
そう叫ぶと、孟徳は弾かれた様に立ち上がり、彼の元へ走り寄った。

「孟徳様…!お久しぶりです!」
「無事で良かった…!」

虎淵が孟徳に向かって拱手すると、孟徳は瞳を潤ませながら、虎淵の肩を引き寄せて強く抱き締め、互いの背を叩き合った。


空は朝日に輝き、どこまでも青く広がっている。
二人は幕舎から外へ出ると、吹き抜ける爽やかな風に吹かれながら、肩を並べて歩いた。

「孟徳様がこの戦に参加されているとは、思ってもいませんでした…」
「俺は、お前の為に此処へ来たのだ…!黄巾討伐が目的な訳では無い…」
「それで…彼らに降伏するよう説得を…?」

「出来れば、彼らを殺したくは無いからな…皆、王朝の大切な民たちであろう…」
孟徳はそう言って、捕虜たちがいる幕舎を振り返った。

捕虜たちにも、朝の食事が用意されている。
捕虜へ食べ物を配る役目をしている者の中に、あの少女の姿があった。

「あの少女を見ろ…美しいと思わないか?」
孟徳に言われ、虎淵も振り返って少女を見た。

「ええ、確かに…でも、孟徳様が女装した方が、もっとお綺麗ですよ。」
「おい、虎淵…!褒めてる積もりか?!」

虎淵が声を上げて笑うと、孟徳は少し眉間みけんしわを寄せ、彼の脇腹を肘で突いた。
その声に気付いたのか、少女が二人の方を振り返る。

二人に見詰められ、少女は少し恥じらう様な目付きで俯いた。

「あんな娘が、黄巾を巻いて戦場にいるなんて…ひどい話しではないか…俺は、一刻も早くこの乱を鎮めたいと、今、本気で思っている…お前が居なければ、俺は此処へは来なかったろう。お前のお陰で、この戦場へ来て良かったと思う…」

孟徳はそう呟いて、懐かしい虎淵の顔をしみじみと見詰めた。


皇甫嵩は、降伏した黄巾党の兵士たちを再編成して自軍に組み込み、孟徳の援軍部隊も新たに編成された。
降伏兵の他は、引き連れて行く訳には行かぬと言う事で、残った捕虜はここで解放する事となった。

黄巾の少女、翠仙は、手に大きなかごを持ち、捕虜へ食糧を手渡している。

「俺も手伝おう。」
突然、隣に現れた孟徳が、翠仙の籠を手に取って、食糧を配るのを手伝い始めた。
翠仙は驚いた表情で孟徳の横顔を見たが、黙ったまま再び作業に戻る。

籠に手を入れた時、翠仙の手に孟徳の手が重なった。
翠仙が思わずその手を引っ込めたので、孟徳は慌てて謝り、笑いながら翠仙を見詰めた。

翠仙は表情を変えなかったが、その頬は紅潮し、見る間に赤くなる。

「孟徳殿、皇甫将軍がそろそろ進軍を開始します!」
幕舎の外から、指揮官が呼び掛けて来た。

「ああ、分かった!今行く!…すまぬ、俺はもう行かねば成らぬ…翠仙、達者でな…!」
孟徳は、指揮官に答えながら翠仙を振り返り、籠を手渡すと幕舎から足早あしばやに出て行った。


新たに編成された部隊には、朝語り合った黄巾党の者が数多く居た。

「孟徳殿の説得で、我らに味方する者が、日に日に増えている。中々やるではないか…!」
皇甫嵩はそう言って笑い、孟徳の肩を力強く叩いた。
孟徳は皇甫嵩に微笑を返し、自軍の兵士たちを振り返った。

皆が俺の言葉を信じ、付いて来てくれる…
これまで、一人で巨大な敵に立ち向かっていたが、今は違う…生死を共にする仲間が居るのだ…!

この乱を鎮め、必ず夢を実現させる…!

孟徳は新たな決意を胸にいだき、颯爽さっそうとして馬にまたがった。

その時、突然、孟徳の馬の前に走り寄って来た者がある。
孟徳は咄嗟に馬の足を止め、その人物を見下ろした。

「孟徳様!私も、一緒に連れて行って頂けませんか…!?」
そう言って地面に膝を突き、孟徳を見上げるのは、翠仙である。

頭に巻いた黄巾は既に取り去り、黒く長い髪を風に靡かせている。
黒い大きな瞳を輝かせ、孟徳をじっと見詰めていた。

「翠仙…!?お前はもう、解放されたのだ…故郷くにへ帰れ…!」
そう言うと孟徳は、馬首を進行方向へ向け直し、翠仙の横を通り過ぎようとした。
しかし、立ち上がった翠仙は、孟徳の馬に追い付こうと走り出す。

「私には、帰る場所は有りません…!兄は黄巾党の兵士として、今も戦場で戦っているでしょう…一緒に行けば、兄とも再会出来るかも知れない…!どうか私も、連れて行って下さい…!」

「駄目だ…!俺の部隊に、一人だけ女の兵士を入れる訳には行かぬ…!諦めろ…」
孟徳は冷たく言い放ち、馬の足を速めた。

翠仙は、その美しい瞳から大粒の涙をこぼし、頬を濡らしながら、目の前を通過して行く孟徳の部隊を見詰めた。
やがて全部隊が通過し終わる頃、前方から騎馬が一騎、せ戻って来た。

「兄が見付かるまでの間だ…!それまでなら、一緒に行っても良い。ただし、俺のそばから決して離れるなよ…!」

馬上の孟徳に言われ、翠仙は濡れた瞳のままで強くうなずき、引いて来た馬に素早く跨がった。
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