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第1章 終わりの始まり、そして気づき
第13話
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「へいへいへーい。そんなもんかい?機械神サマ?」
俺はやつの放つ魔力弾をよけながら撃ち合っていた
「そういう貴様はよけてばかりではないか!先程から避けてばかりで攻撃も弱い!なにがしたい!?」
「怒りなさんな。初めての強い相手なんで攻略法をね!探してるわけですよっと」
魔力弾はそこまで効果なしか、やっぱ物理か?嫌でも絶対固いしそもそも論近づけるのかってとこなんだよね。まぁやれるだけやりますか
「貴様がどんな策を立てようが!無駄だ!大地魔法<ガイアインパクト>」
大量の岩が俺目掛け飛んできた
「でかいねぇ!風魔法<ヴォーパル・ソード>」
俺は剣を抜き風魔法で剣全体に風を纏わせた
「近接と行こうぜ!機械神サマ!」
「ぬかせ!雷魔法<ウラノス>」
デウス・エクス・マキナに近づく俺の目の前に閃光が走った
「ちょっとさぁ。この距離で雷魔法ぶっ放すってマジぃ?」
「ほう、今のを防いだか」
「まぁな。」
あっぶねぇ!ヘルメスが守ってくれなきゃ死んでたわ。たぶん
『全く注意してください。私が闇魔法を展開していなければ今頃...』
『わかったわかった!ありがとうなヘルメス!』
さて今のを加味して戦闘プランを見直すか。とりあえず生半可な魔法は効かなさそう。近付けば雷か。あれこれ積みか?うーんどうしようかなぁ
「貴様何を固まっている!」
こんな状況で考え事をしてることに腹を立てたデウス・エクス・マキナが魔力弾を放ってきた
「うぉっと!ちょ!ちょっとは考える時間くれません!?もうすぐ攻略方法が浮かびそうなんだよ!」
「それを聞いて待つと思うか?」
「ですよねー」
あーくそ!あの野郎いつまで撃ってくるんだよ!しょうがねぇ!制御できるか知らんがあれやるか!うんそうしよう!
「機械神サマー。今から全開で行くからな!」
「ほうそれを使わせるとでも?」
「残念!準備はもう整った!魔力は全開!今ここで俺は己の敵の命を貫く最速の槍と成る!魔装<槍神クー・フーリン>!」
風と雷二つの魔力が物質化し俺の体を包み込む鎧となり、手には一本の禍々しい槍が握られていた
「それが貴様の全力か」
「そうだよ!ただ難点は出力調整できないことだな!」
俺は一歩で奴に近づき槍で貫こうとしたが、奴はそれをよけたが槍を放ったことにより生じた暴風に吹き飛ばされた
「グっ!!貴様ぁ!何をした!」
「ただ槍で突いただけだよ。それよりもやっぱこの技余波がひどすぎるわ。ってことで上行きましょ!」
そう言って俺は奴の顔をつかみ空高くまで昇って行った
「きっさまぁぁぁ!!!なにをする!」
顔をつかまれた機械神サマはいきなりのことで全く抵抗できずに空高くまで連れていかれた
「はいはい。もうすぐ上だよっと」
「はぁはぁ...貴様何が目的だ!」
「いや言ったじゃないですか。余波がすごいって。あのままやってたらこの街滅んでたよ」
「ゆってくれる!貴様ごときにそんなことができるわけがないだろう!」
「できるから言ってるっての。まぁ長引かせたくないんで一気に行きますよ」
「ほざけ!」
お互いが急激に加速しぶつかり合う拳。その拳をすぐさま離し、今度はデウス・エクス・マキナが蹴りを放つがそれを小鳥遊は片手で防ぎ、その足を握ったまま相手の腹に膝蹴りを放つ。デウス・エクス・マキナはそれを足がつかまれてるのを利用しジャンプしながらよけ、その勢いで小鳥遊の顔を膝蹴りしようとするがつかんだ足ごとデウス・エクス・マキナを投げることで回避。これはほんの数秒間で行われたやり取りである。そんな高度な殴り合いが続いた。
その均衡が崩したのはデウス・エクス・マキナだった。小鳥遊の魔装の出力が下がった一瞬で小鳥遊を殴り飛ばしたのだった。
「どうした。その程度か?」
「あーくそ、出力下がってきた。あと持って数分ってとこだな」
「それを言っていいのか」
「ばれてるでしょ?」
「その通りだ。まぁ最もそんな不安定な魔力行使が長引くはずがないのは自明だったがな」
「解説ありがとさん。ってことは俺の次の行動はわかるか?」
「一撃で勝負を決めるってところだろうな」
「その通りだよ。大正解だ」
「私がそれを避ければ、私の勝ちだな」
「ああ、その通りだ。ただし、避けれるならだけどな。」
「どういうことだ?」
「俺が魔装するとき言ったろ?最速の槍になるって」
「まさか...!!」
「そのまさかだ。覚悟しな」
「なら私がこの場から高速で移動し逃げればいい!風魔法!」
デウス・エクス・マキナが魔法を使い移動しようとした瞬間
「おせぇ!穿て<ゲイ・ボルグ>!!!」
俺のほぼ全魔力を込めた槍が奴の腹を貫いた
「ガハッ!!だが貫いたところで私を殺せると...!!?」
「気づいたか。今の槍はただ貫いただけじゃない。お前の魔力炉の核となる部分を汚染し破壊するための俺の魔力が込められている。どうやらこの世界の生物は魔法をとおしてじゃないと他者の魔力を受け付けないらしいからな。お前にも適用されてるルールで助かったよ」
「いつそれに気づいた?」
「お前に魔力弾を撃ってる時だよ」
「そうか、そんなところから気づかれていたとはな」
「まぁ偶然だよ。」
「私はここで死ぬのか」
「ああ、あの女神の守護者お疲れ様。」
「女神ヴァールを知っているのか?」
「俺はあいつに嫌われたもの。そしてあいつの神としての力を奪い殺すものだ」
「そうか。貴様ならもしかしたらできるかもしれないな...」
「いいのか?そんなこと言って」
「もういいだろう。私は死ぬのだから」
「お前さんは強かったよ。」
「それは...良かった...」
そういって機械神デウス・エクス・マキナは粒子となりこの世界から消え去った
「何とも後味悪い初勝利だな。まぁ勝ちは勝ちだ。あの王子の所に戻りますかね」
____________________________________________________
魔装の名前は主人公が考えたものです。そもそも魔装自体主人公のオリジナルスキルです。だから、名前が無かったため主人公が付けました。ちなみに口上も主人公が考えたものです。つまり主人公は厨二...これ以上はやめときます。それではみなさん、次回の投稿もお楽しみに~
俺はやつの放つ魔力弾をよけながら撃ち合っていた
「そういう貴様はよけてばかりではないか!先程から避けてばかりで攻撃も弱い!なにがしたい!?」
「怒りなさんな。初めての強い相手なんで攻略法をね!探してるわけですよっと」
魔力弾はそこまで効果なしか、やっぱ物理か?嫌でも絶対固いしそもそも論近づけるのかってとこなんだよね。まぁやれるだけやりますか
「貴様がどんな策を立てようが!無駄だ!大地魔法<ガイアインパクト>」
大量の岩が俺目掛け飛んできた
「でかいねぇ!風魔法<ヴォーパル・ソード>」
俺は剣を抜き風魔法で剣全体に風を纏わせた
「近接と行こうぜ!機械神サマ!」
「ぬかせ!雷魔法<ウラノス>」
デウス・エクス・マキナに近づく俺の目の前に閃光が走った
「ちょっとさぁ。この距離で雷魔法ぶっ放すってマジぃ?」
「ほう、今のを防いだか」
「まぁな。」
あっぶねぇ!ヘルメスが守ってくれなきゃ死んでたわ。たぶん
『全く注意してください。私が闇魔法を展開していなければ今頃...』
『わかったわかった!ありがとうなヘルメス!』
さて今のを加味して戦闘プランを見直すか。とりあえず生半可な魔法は効かなさそう。近付けば雷か。あれこれ積みか?うーんどうしようかなぁ
「貴様何を固まっている!」
こんな状況で考え事をしてることに腹を立てたデウス・エクス・マキナが魔力弾を放ってきた
「うぉっと!ちょ!ちょっとは考える時間くれません!?もうすぐ攻略方法が浮かびそうなんだよ!」
「それを聞いて待つと思うか?」
「ですよねー」
あーくそ!あの野郎いつまで撃ってくるんだよ!しょうがねぇ!制御できるか知らんがあれやるか!うんそうしよう!
「機械神サマー。今から全開で行くからな!」
「ほうそれを使わせるとでも?」
「残念!準備はもう整った!魔力は全開!今ここで俺は己の敵の命を貫く最速の槍と成る!魔装<槍神クー・フーリン>!」
風と雷二つの魔力が物質化し俺の体を包み込む鎧となり、手には一本の禍々しい槍が握られていた
「それが貴様の全力か」
「そうだよ!ただ難点は出力調整できないことだな!」
俺は一歩で奴に近づき槍で貫こうとしたが、奴はそれをよけたが槍を放ったことにより生じた暴風に吹き飛ばされた
「グっ!!貴様ぁ!何をした!」
「ただ槍で突いただけだよ。それよりもやっぱこの技余波がひどすぎるわ。ってことで上行きましょ!」
そう言って俺は奴の顔をつかみ空高くまで昇って行った
「きっさまぁぁぁ!!!なにをする!」
顔をつかまれた機械神サマはいきなりのことで全く抵抗できずに空高くまで連れていかれた
「はいはい。もうすぐ上だよっと」
「はぁはぁ...貴様何が目的だ!」
「いや言ったじゃないですか。余波がすごいって。あのままやってたらこの街滅んでたよ」
「ゆってくれる!貴様ごときにそんなことができるわけがないだろう!」
「できるから言ってるっての。まぁ長引かせたくないんで一気に行きますよ」
「ほざけ!」
お互いが急激に加速しぶつかり合う拳。その拳をすぐさま離し、今度はデウス・エクス・マキナが蹴りを放つがそれを小鳥遊は片手で防ぎ、その足を握ったまま相手の腹に膝蹴りを放つ。デウス・エクス・マキナはそれを足がつかまれてるのを利用しジャンプしながらよけ、その勢いで小鳥遊の顔を膝蹴りしようとするがつかんだ足ごとデウス・エクス・マキナを投げることで回避。これはほんの数秒間で行われたやり取りである。そんな高度な殴り合いが続いた。
その均衡が崩したのはデウス・エクス・マキナだった。小鳥遊の魔装の出力が下がった一瞬で小鳥遊を殴り飛ばしたのだった。
「どうした。その程度か?」
「あーくそ、出力下がってきた。あと持って数分ってとこだな」
「それを言っていいのか」
「ばれてるでしょ?」
「その通りだ。まぁ最もそんな不安定な魔力行使が長引くはずがないのは自明だったがな」
「解説ありがとさん。ってことは俺の次の行動はわかるか?」
「一撃で勝負を決めるってところだろうな」
「その通りだよ。大正解だ」
「私がそれを避ければ、私の勝ちだな」
「ああ、その通りだ。ただし、避けれるならだけどな。」
「どういうことだ?」
「俺が魔装するとき言ったろ?最速の槍になるって」
「まさか...!!」
「そのまさかだ。覚悟しな」
「なら私がこの場から高速で移動し逃げればいい!風魔法!」
デウス・エクス・マキナが魔法を使い移動しようとした瞬間
「おせぇ!穿て<ゲイ・ボルグ>!!!」
俺のほぼ全魔力を込めた槍が奴の腹を貫いた
「ガハッ!!だが貫いたところで私を殺せると...!!?」
「気づいたか。今の槍はただ貫いただけじゃない。お前の魔力炉の核となる部分を汚染し破壊するための俺の魔力が込められている。どうやらこの世界の生物は魔法をとおしてじゃないと他者の魔力を受け付けないらしいからな。お前にも適用されてるルールで助かったよ」
「いつそれに気づいた?」
「お前に魔力弾を撃ってる時だよ」
「そうか、そんなところから気づかれていたとはな」
「まぁ偶然だよ。」
「私はここで死ぬのか」
「ああ、あの女神の守護者お疲れ様。」
「女神ヴァールを知っているのか?」
「俺はあいつに嫌われたもの。そしてあいつの神としての力を奪い殺すものだ」
「そうか。貴様ならもしかしたらできるかもしれないな...」
「いいのか?そんなこと言って」
「もういいだろう。私は死ぬのだから」
「お前さんは強かったよ。」
「それは...良かった...」
そういって機械神デウス・エクス・マキナは粒子となりこの世界から消え去った
「何とも後味悪い初勝利だな。まぁ勝ちは勝ちだ。あの王子の所に戻りますかね」
____________________________________________________
魔装の名前は主人公が考えたものです。そもそも魔装自体主人公のオリジナルスキルです。だから、名前が無かったため主人公が付けました。ちなみに口上も主人公が考えたものです。つまり主人公は厨二...これ以上はやめときます。それではみなさん、次回の投稿もお楽しみに~
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