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序章 理不尽と無力、そして希望
閑話休題2
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三人の前の少年は自らを神と名乗った?
「つ...月読命...って日本の神様の月読命様ってことですか?」
「その通りだよ、倉木龍司。そして残りの二人は黒澤華と東条渚だね?ようこそ。僕の世界に」
「本当に...神様が私の目の前に...」
「え...エェェェェェ!!うっそでしょお」
「とりあえず落ち着け二人とも」
「うん」
「わかったわよ」
「気遣いありがとう龍司君。龍司君の眼を見るに何で会いに来たのかを聞きたいんだろうね。」
「お見通しですか...」
「神様だからね。とりあえず、僕は長時間ここに居れないからね。手短に済ますよ。」
「「「はい」」」
「まず、君ら含めこの世界に呼ばれたもの全員が現在催眠状態にある。君たちも体が動かない状態を体験しただろう?とりあえず、君たちの催眠状態は解いておいた。けど、君たちにすぐ行動してもらうわけにはいかない。」
「なぜですか?」
「そう怒った顔をするな。理由は二つ。君たちは経験不足だ、この世界を生き抜くには力が足りない。もう一つは、君たちを危ない目に合わせたくないとうちの姉が言っているからだ。」
「でも...!それじゃ宗ちゃんが!」
「安心してくれ。彼には僕の加護をかけておいた。しばらくは死なないだろう」
「しばらくって...どのくらい...何ですか?」
「一年だ。」
「一年...それが過ぎるとどうなるんですか?」
「分からない。でも本人の実力が無ければ死ぬだろうね」
「そんな...」
「そして君たちにはこのフリスト王国で実力を付けろ。手っ取り早い手段はこの国の団長を頼れ。奴にはお前たちのサポートをするよう言っておいたからね」
「分かりました」
「ほかに何か聞きたいことは無いか?」
「あの...最後に一つ。お願いが」
「なんだい?」
「何で私たちなんですか?」
「それは姉からの要望。プラスで君たちならできるって思っているから、かな」
その言葉を聞いた三人は顔を見合わせ、笑顔を浮かべた。
「「「ありがとうございました!」」」
「どういたしまして。どうか君たちの行く末に幸があることを祈るよ」
その言葉を最後に三人の意識は目ざめた
そして昼の訓練で会った三人は顔を見合わせ団長のいる部屋に向かっていった
「クリストフ団長はいらっしゃいますか」
「やぁ、待っていたよ。倉木龍司君、黒澤華さん、東条渚さん。
とりあえずそこにかけたまえ。紅茶を出そう」
クリストフは入ってきた三人を部屋の中に招き入れ紅茶をだした
「ありがとうございます」
「どういたしまして。この部屋には今防音の魔法がかけてあるから、何を話しても大丈夫だよ」
「分かりました。クリストフさん、単刀直入に言います。「僕たちを強くしてくれ、だろ?」
はい」
「分かっているよ。僕にも君たちにそれを伝えた神様の声が聞こえているからね」
「では!」
「待ちたまえ。そのまえにまずは謝罪を」
「何を謝るって言うんですか?」
「君たちの友人の小鳥遊宗太君を今日ダンジョンまで連れて行ったのは僕だ。すまない。」
「大丈夫です。彼には加護があるらしいですから。それにあなたは何も悪くありませんから」
「そうなのか...。あともう一つ
彼には私の協力者になってもらった。彼がもし生き延び私に手紙を寄こしたら君たちにも伝えよう」
「分かりました。」
「ちなみに私は君たちに強くなってもらわなければ困るからね。ビシバシいくよ」
「大丈夫ですよ。な!渚、華!」
「わかってるわよ!」
「うん、私頑張るよ」
そう決意した三人の眼は輝いているようだった
「いい目だ」
クリストフはここにはいない彼の無事をもう一度強く願った
____________________________________________________
閑話休題、これにていったん終了です。
次回から主人公パートに戻ります
お楽しみに
「つ...月読命...って日本の神様の月読命様ってことですか?」
「その通りだよ、倉木龍司。そして残りの二人は黒澤華と東条渚だね?ようこそ。僕の世界に」
「本当に...神様が私の目の前に...」
「え...エェェェェェ!!うっそでしょお」
「とりあえず落ち着け二人とも」
「うん」
「わかったわよ」
「気遣いありがとう龍司君。龍司君の眼を見るに何で会いに来たのかを聞きたいんだろうね。」
「お見通しですか...」
「神様だからね。とりあえず、僕は長時間ここに居れないからね。手短に済ますよ。」
「「「はい」」」
「まず、君ら含めこの世界に呼ばれたもの全員が現在催眠状態にある。君たちも体が動かない状態を体験しただろう?とりあえず、君たちの催眠状態は解いておいた。けど、君たちにすぐ行動してもらうわけにはいかない。」
「なぜですか?」
「そう怒った顔をするな。理由は二つ。君たちは経験不足だ、この世界を生き抜くには力が足りない。もう一つは、君たちを危ない目に合わせたくないとうちの姉が言っているからだ。」
「でも...!それじゃ宗ちゃんが!」
「安心してくれ。彼には僕の加護をかけておいた。しばらくは死なないだろう」
「しばらくって...どのくらい...何ですか?」
「一年だ。」
「一年...それが過ぎるとどうなるんですか?」
「分からない。でも本人の実力が無ければ死ぬだろうね」
「そんな...」
「そして君たちにはこのフリスト王国で実力を付けろ。手っ取り早い手段はこの国の団長を頼れ。奴にはお前たちのサポートをするよう言っておいたからね」
「分かりました」
「ほかに何か聞きたいことは無いか?」
「あの...最後に一つ。お願いが」
「なんだい?」
「何で私たちなんですか?」
「それは姉からの要望。プラスで君たちならできるって思っているから、かな」
その言葉を聞いた三人は顔を見合わせ、笑顔を浮かべた。
「「「ありがとうございました!」」」
「どういたしまして。どうか君たちの行く末に幸があることを祈るよ」
その言葉を最後に三人の意識は目ざめた
そして昼の訓練で会った三人は顔を見合わせ団長のいる部屋に向かっていった
「クリストフ団長はいらっしゃいますか」
「やぁ、待っていたよ。倉木龍司君、黒澤華さん、東条渚さん。
とりあえずそこにかけたまえ。紅茶を出そう」
クリストフは入ってきた三人を部屋の中に招き入れ紅茶をだした
「ありがとうございます」
「どういたしまして。この部屋には今防音の魔法がかけてあるから、何を話しても大丈夫だよ」
「分かりました。クリストフさん、単刀直入に言います。「僕たちを強くしてくれ、だろ?」
はい」
「分かっているよ。僕にも君たちにそれを伝えた神様の声が聞こえているからね」
「では!」
「待ちたまえ。そのまえにまずは謝罪を」
「何を謝るって言うんですか?」
「君たちの友人の小鳥遊宗太君を今日ダンジョンまで連れて行ったのは僕だ。すまない。」
「大丈夫です。彼には加護があるらしいですから。それにあなたは何も悪くありませんから」
「そうなのか...。あともう一つ
彼には私の協力者になってもらった。彼がもし生き延び私に手紙を寄こしたら君たちにも伝えよう」
「分かりました。」
「ちなみに私は君たちに強くなってもらわなければ困るからね。ビシバシいくよ」
「大丈夫ですよ。な!渚、華!」
「わかってるわよ!」
「うん、私頑張るよ」
そう決意した三人の眼は輝いているようだった
「いい目だ」
クリストフはここにはいない彼の無事をもう一度強く願った
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閑話休題、これにていったん終了です。
次回から主人公パートに戻ります
お楽しみに
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